置いてけぼりなの可愛いね。
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囲んだ
満天の星々も月明かりすら肉の影響でかすんでしまう場に、ユキは青系のサングラスを装着し食卓に
青系の色は人が
小松は優しい光だと言うが、カメラが白飛びする程の光量は暴力的ですらなかろうか。
(
涙ぐんでいるのは小松も同じだが、彼は第1ビオトープへ向かうヘリの中でも古代の食宝への憧れを
(小松は理解できるけど・・・サニーはなんで泣いてんだろ?)
リン
口もとを手で
一人前に切られ大皿に山盛りにされた肉を前に、ユキは皆が
(なんでっ、どーいう仕組み?!)
誰も自らが光る事実を問題視していない。
ユキは思わず給仕のスタッフに問いかける。
「えぇーと、なんで光るんでしょう・・・?」
「申し訳ありませんが、存じ上げず・・・」
(っ!!みんなもっと疑問持とうよ!この世界では食えるか食えないか、美味いか
生物が発光するメカニズムは、総称である
自ら光る自家発光と、発光バクテリアを体内に住まわせる共生発光がある。
リーガルマンモスがどちらにせよ、なぜ
グルメ細胞の影響と言われれば、それまでだが。
イカは死後、体表の発光バクテリアが増殖することで光るが、その頃にはもう食べられない。
付け合わせに用意されたご飯やスープ、野菜を口に運びながらユキが考えを巡らせ続けていると、肉に手を付けていない事に気付いたトリコが気を
「どーした?ほら、ユキも食ってみろって。すんげぇうまいぞ!」
「う、うん・・・」
100%善意で目の前の取り皿に肉が置かれ、いよいよ腹をくくるしかなくなった。
肉を食べることで、皆と同様に光るのかそれとも―――。
光った際は、異境人のユキのカラダに悪影響はないのか。
(こんな時のかけ声って、なんて言うんだっけ。・・・ええいっ、ままよ!?)
こういうものは勢いが肝心だと取り分けられた肉にナイフを入れ、決死の覚悟で口に運ぶ。
「―――っ・・・おいしい・・・」
口の中に広がる繊細な肉の甘みに、ユキは思わず目を
「!だろっ!?」
自然に
美味しいものを皆で囲んで食べる喜びを、トリコは肌で感じているようだった。
大柄な
(口の中でやわらかくほどけてく・・・。そういえば今回も調味料なしでいけちゃったよ・・・。ホントどーなってん・・・)
ガララワニ
フグ鯨の時だって、どう見ても醤油や塩が欲しいビジュアルだった。
食材の味のインパクトが強過ぎて、調味料がぼやけてしまうんだろうか。
調味料の
(珍しい・・・。柑橘系とシナモンか・・・エキゾチックな香りが旨みを引き立てる・・・のかも?)
ノーマルな岩塩やソース等で味変したいと思うのは、元の世界の食文化が忘れられていない証拠だろう。
付け合わせを片手にゆっくりと肉を
「ユキは食が細いのに、他のもん食ってたらあんま肉が食えねーんじゃねえか?」
「別に細くは―――・・・まあ、みんなに比べたら細いんだろうけど」
小柄な小松も意外と量を食べるし、病み上がりのリンの食欲にだって遠く
「私の居たとこだと一品ずつ食べるスタイルって、コース料理以外であんまりなくてね。焼肉でもご飯ものや麺類、スープやサラダなんかの付け合わせって色々あるから」
「定食やセットみたいなもんが多いのか」
「そうそう。もちろん単品で食べることもあるけど―――」
トリコとユキの会話内容は聞こえないが、
(・・・・・・。やっぱかなり打ち解けてんだよなあ)
サニーが右隣に座るリンの様子を盗み見れば、テーブルを挟んでちょうど対角に位置するユキの様子は、山盛りの肉で見えていないようだった。
(ココもキャラ変わってね?ってくらい態度が妙だったし、め・・・っちゃ気になる)