【トリコ夢】赤い宇宙へ   作:らぴ=どらみ

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無題で投稿してから、500文字程の情報が増えました。
・・・ややこしくなってきて頭抱えてる。
なにしてくれとんねん自分。

一次創作の方でも、なぜか色の違うサングラスを2月末に登場させる事態になってて「???」状態。


33豹変

ユキから打ち明けられた内容に、度肝(どぎも)を抜かれながらも徐々に真実として腹に落とし込んでいく3人。

「別世界の人間に、遭遇(エンカウント)するとかあるんだ・・・」

「私は宇宙人かソレに匹敵(ひってき)するレアモンスターか?」

唖然(あぜん)としたリンの声に、ユキ自身は真面目に返しているつもりで、その実ボケに回ってしまっている。

 

「聞いてた『世界への興味』ってのも・・・」

今一度、確かめるようなサニーにココも同調する。

「あぁ、ボクも似たようなこと聞いたな。『(じか)に世界がみたい』って」

ココはトリコと小松の物言いにも、なにかおかしいと不自然なものを感じていたらしい。

「?私サニーにそんな話したっけ?」

身に覚えが無かったユキがキョトリと聞き返す。

「トリコから聞き出したんだよ。(だい)っっ()はぐらかされたが・・・」

ジトリとサニーは(うら)めし気にトリコを()め付けてから、やっと疑問が解けたと続ける。

「他の世界出身ってんなら、見知らぬ土地について知ろうとするのは当たり前か」

「美食屋の仕事について回るのは、一般人でも知らない世界の真髄(しんずい)(せま)れるかもね」

サニーとココの会話に、ユキは目を(しばた)かせ困惑を(のぞ)かせる。

「そんな大きな話だったん・・・??」

いつの間にそんな壮大(そうだい)な話になっていたのか。

 

「そうだユキちゃん。今度一緒に食材捕りに行かない?」

「この世界を知りてぇってんなら、オレも案内してやるよ」

ココとサニーの申し出に、リンが「キャッ」と小さな声で反応した。

「!ホントっ?―――トリコ、行ってもいい?」

「―――あぁ。色んなパイプ持ってるに()したことねーだろ」

(これでもう、ココとサニーから(かん)ぐるよう視線を向けられる心配も無ぇな)

ユキの出自(ルーツ)を明かした事で、心配事が1つ消えたとトリコは(ひと)安心していた。

 

ユキがトリコに確認を取る(さま)を見せつけられ、少なからず複雑な感情が()ぎるココとサニー。

(―――まずはトリコの許可を得る、か・・・)

(なんっっか面白くねぇなー・・・)

 

「ところで、周りの誰も彼もが光っている状況で気付き(にく)いが・・・ユキちゃんだけが宝石の肉(ジュエルミート)の影響を受けていないのも、他の世界出身だからなのかな・・・?」

気になっていた事に触れて仮説を立てるココに、どういうことだとサニーがユキを見る。

「影響・・・?っ、カラダが光ってねえ?!」

「えっ?!」

サニーの指摘にトリコも声を(うわ)ずらせ、リンと小松も驚愕(きょうがく)の様子を見せる。

「!ホントだしっ」

「気付きませんでした」

ココ以外には気付かれていなかった事実に、ユキは乾いた笑みを浮かべる。

「はは・・・マジか。薄々(うすうす)そんな気はしてたけど」

5人は自ら発光し周囲を照らしている。

ユキを除く人数分の光源と、肉の圧倒的光量が支配するこの場では、それも(いた)し方無いことのかもしれない。

 

サングラスの下で光を(さえぎ)るようにユキが目を細めていれば、サニーがずいと顔を寄せる。

「あの肉食って光らねえとか、どーなってんだ?」

「うぐっ、光が・・・っ!」

距離を詰めて心底不思議そうにユキのカラダをチェックするサニー。

「光って当たり前って考えがまずおかしい・・・ってか、目が(くら)むーーーっ!!」

サニーの強い光を間近に浴びて、ふらついたユキの足元に硬質な音と共に小さなものが落下した。

 

「!なにか落ちたよ」

いち早く気付いたココが、拾おうと(かが)んで手を伸ばす。

「ぁ、ココっ、ソレ手に取っちゃダメ・・・」

「えっ」

ユキの制止は間に合わず、ココが指先に取った小さな花から放射状に光が一瞬にして走り抜ける。

「―――なんだ?今の光・・・」

トリコが周囲へ目を向けるが、(すで)になんの痕跡(こんせき)もない。

「・・・!ココ、そんなトコ膝付いてどしたの?」

今気付いたとばかりに近付くユキの反応に、周りが疑問を抱きかけた時。

「~~~触るなっ!!」

周囲を揺さぶるようなココの叫び声は、感情の高ぶりがそのまま声量に比例したようだった。

「っ?!」

放たれた声に驚いたユキがよろめき、後ろに倒れそうになったのを咄嗟(とっさ)にサニーが支える。

ココの突然の剣幕(けんまく)に、ユキだけでなくこの場の全員が刮目(かつもく)する。

「・・・ボクに、近付かないでくれ・・・っ!」

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