μ(ミクロン)と㎛(マイクロメートル)はどちらも1㎜の1000分の1、1μ=0.001㎜。
国際単位系に基づいた表記が「㎛」。現場で使われる通称や旧表記が「μ」。
髪の毛の太さは平均して50~100㎛。
「!!なんだコレは・・・っ」
浮かぶ水球にココが思わず
「ユキは魔法使いらしいし」
「魔法っ?!」
予備知識なしにもたらされる情報に、ココが目を
「あ、そーいう
ややこしい真実より
結論として
「―――・・・なんて言うか、忘れてる過去の写真とか見てる気分?」
「ぁー・・・ここドコだろ、こんなとこ行ったっけ?って記憶が
ユキが抱いた感想に、身に覚えがあると言うリンに「そうそう」と同意が返される。
「やっぱり、さっきの光が原因で、お2人の記憶が飛んじゃったんでしょうか」
「ピンポイントでココはユキを、ユキはあの花について忘れたってのか」
信じがたい状況だがココもユキも、こんな冗談を言う様な
小松とトリコは、実際に目の前で起こっている異常事態にどう対処したものか悩む。
「―――たぶん、あの花は‵忘れ
ユキは実感が湧かないながらも花の名称を口にすれば、サニーが外見が大きく変わっている事に触れる。
「ワスレグザ・・・花を手にした時も言ってたな。けどココが拾ったのは小さく硬いもんだったろ?」
「様々な術が込められた道具を術具や宝具と呼ぶんだけど、その形状は制作者の意図によって自在なの。持ち運びや保管の為に、完成後も組み込まれた設計に
「便利ですねえ」
ユキの説明に小松が
「でも本来の道具の形状を知ってても、小さく変化した時の状態も知らないと、事故に繋がるんじゃない?さっきみたいに」
リンの指摘に、ユキは
「術具によっては意思が
意思は力の強い術具に偶然
「だから暴発を防ぐ為の安全
「けど?」
言葉を
「術具を回収したら、勝手に起動しないよう保管すると思うんだけど・・・なんで落としたんだろうって」
落とさなければ、こんなややこしい状況にはそもそも
「私の場合は、身に付ける宝飾品の中に術具を収納・保管してるの。ちなみにこのネックレスも術具で形状を好きに変えられる」
ユキは自身の首もとのペンダントトップに手をかざし、
「ロッドを通じて術を発動させたり、収納している術具自体を取り出したり。・・・でも私自身になにかない限り、勝手に転がり落ちる様なものじゃないんだけどなあ」
「なにかって・・・例えば?」
どうしてだろうと困り顔のユキに、小松が確認する。
「体調が悪かったり、力を使い過ぎた時。他にも心身に強いショックがあった場合にも注意が必要で・・・って、どしたん?」
「「「・・・・・・・・・」」」
トリコ、小松、リンの3人が気まずそうに目を泳がしてから、サニーへ視線を向けた。
「・・・サニー」
「サニーさん」
「お兄ちゃん・・・」
ユキの話では常時勝手に転がり落ちる様な保管ではないというのなら、考えられる原因はひとつだった。
「えっ、オレか?!」
動揺するサニーに、トリコとリンが他に考えられないと迫る。
「ひと
「それだけユキに取ってお兄ちゃんの光は、刺激強かったんだし!」
詰め寄るトリコとリンのセリフに、小松は引きつった笑みを浮かべた。
「・・・ここだけ聞くと、推しの尊さに動悸とかパニックになったみたいですね」
「実際クラクラするよ。光量が強過ぎて、ちょっと疲労感が・・・」
疲れた表情を見せるユキに、トリコがサニーに無茶な注文を付ける。
「サニー、光
「出来るかっ・・・って言いてえとこだけど。・・・ふぅ~~~―――」
サニーは感情を落ち着かせるように、深呼吸で大きく息を吐いた。
「すごい!サニーさん、ホントに光量を下げれてますよ」
細胞レベルの制御を
「・・・なんでそんな自在なん」
「ユキ、それ
リンに突っ込まれてしまったが、思い返せば応急処置の
「そうかなあ・・・」
触覚の操作精度の誤差は0.3