えっとなんかゴメンやで。他にも…なんやろ?
不屈の精神とか猛進する情熱とかね。感じてるよ?うん…。
マッシュルームウッドでの出来事は、17話『空恐ろしさ』を参照。
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小松は裏表がなく、フレンドリーで前向きだ。
けれどココに対する
醤油バッタへの
小松には
ジワリと内に広がる緊張からか、胸元に冷気を感じた。
心臓が嫌な早さで鼓動し、口が乾く。
考え込んで、思い詰めた顔をしていたのだろうか。
「―――ギャゥウ?」
感情の
巨体に似合わぬ
「あぁ、なんでもないよーっ」
ユキは慌ててリッキーの口周りの皮膚をぐにぐにとマッサージするように動かす。
白い歯と健康的な歯茎が覗いて、ユキは息をするようにリッキーを
「歯がキレイだし大きいね~。近付いて来たの、全然わかんなかったよっ」
やり取りを見ていたのか、上空を飛んでいたリッキーも下りてきて構って欲しそうに身を寄せてきた。
「おや可愛いコ。―――この辺かな~?キッスも付き合ってくれてありがとうねー」
2度目ともなれば互いに慣れたもの。
ずぼっと首もとに腕を差し込めば、キッスもかいて欲しい場所にユキの手が触れるよう首を
(えぇええっ!??!キッス!?)
少し前から成り行きを近くで見ていたココが、キッスの甘えた態度に
信じられないと口を開けるココの存在に、サニーは早くから気付いてた。
ココが近くに居るのを承知の上で、なに食わぬ顔でユキにココの話を振ったのだ。
「―――・・・なあココ。その見え見えの警戒心、なんとかならねーわけ?」
面と向かわず、
「!・・・・・・みんなの態度もそうさせているんだが?実際、彼女自身
「術の事か?
自分達の体質を引き合いに出され、言い返す言葉も見付からない。
「・・・・・・・・・」
喉元の筋肉が引きつり難しい顔で黙り込むココに、サニーがようやく顔を向けた。
「お前の
よそよそしさに拍車がかかり、ずっと空気をピリ付かせていたココ。
ユキの存在を用心し、
「ユキはお前の負担にならねえよう、一緒の記憶についての話題を意図して避けてたろ。同じ経験通した思い出を忘れられても、お前に配慮してんだ」
自己紹介でも最低限の内容で済ませ、トリコと小松に振られた共通の記憶についての話を、ユキはわざわざ割り込んで中断させていた。
「オレは気ぃ
サニーが苦悩し
「・・・
「うっせ・・・。なにがあったか知んねーけど、コッチが言うの
「え・・・。ボクが・・・?どういう事だ・・・いや待て、聞きたくない」
サニーの言葉に
ココが挙動不審に
「―――忘れたお前に罪はねーが、キキへの態度は美しくねーぞ。後できっと後悔する」
真剣な横顔で忠告したサニーは話を切り上げ、意図してココとユキから離れていった。