大酸化イベント/大酸化事変/大酸化事件・・・古原生代に微生物のシアノバクテリアの光合成により、待機中の酸素濃度が上昇。酸素は嫌気性生物にとって有毒であり、大量絶滅を引き起こした。
『すべての物質は毒であり、毒でないものなど存在しない。その服用量こそが、物質を薬たらしめるのだ』16世紀の医師・化学者パラケルススの言葉。
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ココが調子を狂わされているのは、今に始まった事ではない。
草原でユキに接触してから、更に言えば研究所の屋上でユキに会ってからずっとだ。
(コチラばかり、かき乱されているのは
「そもそもこの辺りに、ココに近付いてくる猛獣っているの?」
(!彼女はボクの毒の
「猛獣も近寄らない毒を持ったボクが、コワくないのか?」
「・・・恐怖は、真実から遠ざけるっていうけど・・・」
真剣味を
毒が自身に向けられ、生命が
けれど今は、ココの方がいつ足元が崩れてもおかしくないような、
突き放すような、あえて距離を取ろうとする言葉を放ちながら、なにを
ユキの
(今はココの
大事な事なので、脳内だろうと繰り返す。
しかし正直に毒は恐ろしいものだと、圧を感じていると伝えれば、ココ自身の存在を恐れていると
どう答えたものかと悩み
「毒・・・か。―――前に毒を持つ生物の展示会に行った事があってね。クモとか巨大ヤスデとかは予想の範囲内だったけど、カメまで居て・・・驚いたなあ」
「・・・・・・っ?」
予期せぬユキからの話題に、ココは付いて行けない。
過去を懐かしむユキの穏やかな顔が、ココを振り返る。
「―――毒ってね。人を
「――――――っ!!?!」
(嘘
ユキの本心からの言葉に、ココはくすんでいた視界が本来の色を取り戻したような錯覚を覚えた。
「そもそも酸素だって太古には猛毒だったわけだし・・・。ん?話
光合成の副産物として排出された酸素の急増に伴い起こった、酸素が嫌いな
論点がズレてしまったかと首をひねったユキは、ザックリと意見をまとめる。
「けどまあ化学的に見れば、毒と薬に違いは無いんだから、そんなに気にする必要ないんじゃない?」
(どれも彼女の・・・本心からの言葉だ)
ココは、とぐろを巻いていた暗いモノが、