これがゲシュタルト崩壊・・・?
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ヨハネスが用意した大型のマッハヘリに搭乗し、そろそろ丸1日が経過する。
外はすでに豪雪地帯。
窓から見える
(これは何年も見付からないのも
ヨハネスからの依頼内容は、食材で出来た山脈を見付け出す事。
聞いた当初、なにを言っているのかと切り返したい思いを飲み込んで、ユキは問うた。
『・・・山脈―――・・・なにかの
もしくは、目指す食材が山脈のどこかにあるという話だろうか。
『いえ。まさに山となって連なっている食材を見付けて欲しいのです』
ユキが真顔で尋ねれば、ヨハネスも
なぜそんな巨大なものが見付からないのか。
寒冷地の
ヘリの中のテーブル上には、山脈を発見したという美食屋とIGOが捜索したエリアが可視化された地図が表示されている。
現にこの辺りだろうと目星をつけて、
今回の捜索エリアも2日で回れる範囲では
もっと効率的に探す範囲を絞れないかと考えたところで、ユキはある方法を思い出す。
「ユキ、なにしてるの~?」
思い出した方法を試そうと術具のネックレスを手に地図に向かっていたところに、リンが顔を出した。
「ペンダントトップを
「それって木の枝とか曲げた棒使って、鉱脈や水脈なんかを探すやつ?ウチもやってみていい?」
興味
そうして向かった最初の場所で、ユキは
*********
「・・・・・・マジか・・・」
「きゃあ~~~っ!ユキやったし!!」
「やってのけたのはリンで・・・。まさか一発で見付けてしまうとは・・・」
2人の眼前に広がるのはバニラやチョコレートにストロベリーなど、様々なフレーバーのアイスクリームで出来た山脈だった。
リンがサニーに行き先を伝えなかった理由の大半は、捜索する対象にあったのではないか。
(アイスの・・・山脈??・・・え~~~っ、存在していいもの?どうやって形成されるの)
「どしたのユキ?なんだか遠い目してない?・・・あ!嬉し過ぎて
「・・・・・・・・・」
(おかしい・・・私達、同じものを目にしてるはずだよね・・・?)
価値観の違いに、ユキは静かに打ちのめされる。
信じられない気持ちでユキがぎこちなく首を横に振れば、更に目を疑う光景が飛び込んでくる。
「・・・嘘だろ・・・、トッピングかかってるんだが・・・???」
アイスクリームの山脈というだけでも驚きなのに、アイスに合う各種トッピングでデコレーションまでされている。
クッキー生地の棒状の巻き菓子に、色とりどりのチョコレートでコーティングされた粒状のパールクラッカン。
ワッフルに
クッキー、カラースプレーに銀色の砂糖菓子アラザン。
「チョコアイスがあるなら、もしや・・・チョコチップがある。え、ナッツ??フルーツソースらしきものまであるの、なんなん・・・???」
現実離れした状況を前に動揺の
「ひゃっほ~!どれから味見しよ~っ?」
「は?・・・待ってくれ。アイスの下のコーンみたいなの、逆さについてる・・・?ねえリン―――ってダメだ。共感してくれる相手がない」
ユキはこの場に居ない小松の存在を
「ツッコミ仲間が欲しいよう・・・」