今さらですが。
アイスクリームの山脈はアニメ3話冒頭のナレーション「誰かが言った」ネタです。
連絡手段のくだりは41話『趣旨』を参照。
シリアスで終わりそうだったから最後付け加えたった!
ワイにシリアスは向かないっ!!
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幻のアイスクリーム山脈の発見を、ヨハネスから大いに感謝された。
「見付けたのはリンで―――」
恐縮するユキに、成果への対価は支払う義務があるとリンが続ける。
「ユキの力があったからでしょっ。依頼は成功したんだから。
食材の発見報酬と買取金額を合わせると相応の額になる為、後日ヨハネスから振り込まれる
「報酬は持ち帰られる分の食材とは別に、振込先が決まれば私にご連絡下さい」
ヨハネスとリンに見送られ、ユキはトリコへの土産を積んだ輸送機でビオトープを後にした。
*********
第1ビオトープからトリコの家までの移動時間を考慮するのを、ユキはすっかり忘れていた。
「やっば!ココとの約束の日取り、間に合う!?」
加えて帰路に利用する機体の重量、積載量共に増えた事で飛行時間が押してしまった。
(トリコへの家賃と生活費替わりのアイスクリームを手に入れられたのは良かったけど、振込先の相談するヒマ無かったなあ・・・)
ほとんど移動に時間が費やされ、当初予定していた休日も設ける事は叶わず。
「長距離移動に慣れない・・・」
*********
ココとの待ち合わせの場所は、小松の勤めるホテルグルメからほど近いという駅。
電車を降りて指定されていた改札を抜ければ、先に到着していたココと無事に合流出来たユキは短く息を吐く。
(連絡手段も、その場で経路を調べたりも出来ないから冷や汗もんだよ・・・)
駅を出て歩きながら、ココからこの1週間どうしていたのか聞かれたユキ。
トリコへのお礼や
「え!?リンちゃんと食材を探しに行ってた?!一体どこに・・・っ、大丈夫だった!?」
ココは
「詳しい話は後でね。それで口座を作らなきゃって話を、トリコとする暇がなくて・・・そもそも作れるのか」
(真っ先に相談して頼るのはトリコか・・・仕方がないとはいえ・・・)
トリコの名前が出たことで、複雑な心境を抱えるココ。
「・・・・・・ユキちゃん。トリコが後見人って事は、アイツに保護してもらったって事だよね。IDとか作ってるの?」
「ID・・・身分証的なもの?」
「うん。今後必要になってくるだろうし、今日はIDと口座を作りにいかないかと誘ったんだ。トリコはそういった細かいところザルだろう?」
言い返せる材料が無くて、ユキは苦笑う。
「IDはセキュリティの厳しい場所に入る時も必要になってくるんだ。場所によっては入場料を支払う事で入れるところもあるけど」
「・・・それって、戸籍無くても作れるもの・・・?」
当然の疑問を上げるユキに、ココは少し考える素振りをする。
「!―――・・・そうだね。・・・戸籍
「なるほど。この世界の人と結婚―――・・・するにはまず籍がいるんでない?」
ココの提案に
「おや、鋭い」
「おい」
ケロリと答えるココに、ユキは短く突っ込んだ。
(
「ゴメンゴメン」
(・・・ちょっと攻め込み過ぎたか)
ココは思わず滑った自身の口に首を
「ボクら四天王も孤児だった訳だけど・・・。無戸籍でも
シレっとシリアスな事情を聞かされて、ユキはそれ以上文句を口に出せなくなった。
「街はこんなに
「IGO非加盟国には貧しい国も多くある。ボクらは会長に拾われて運がよかったよ」
国際連合を大きく上回る360ヶ国が加盟するという
「―――すごい人だね。みんなのお父さんは」
「・・・ああ」
(―――ん?
(・・・おとうさん???)
ユキとココは、それぞれ強い引っかかりを覚えいていた。