好きが溢れて書いてるはずなのに、原作を知る程コワいモノが増えていく・・・。
ヒトは時に恐怖という刺激を求めてしまうものなのか・・・。
ファンブックに
公転周期は(星の質量や直径ではなく)「太陽の重力」と「太陽からの距離」で決まる。
『大手グルメバンク』というのは、あの世界に在りそうな名前を付けた妄想です。金銭以外にも、保存が利く高級食材とか預けれそう。
『
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IGOの管理運営する施設を訪れたユキとココ。
グルメID作成の為の必要書類を記入する際に、日付のところでユキの手が止まる。
「―――ん?今って西暦何年?」
「せいれき?年代なら
(なんてキリのいい・・・。そしてキリスト紀元ならぬグルメ紀元―――『美食の時代』ときたか)
ちなみにそれ以前は紀元前ではなく
現在の住所と名前、生年月日は年齢を引いた年を記入しながらも、ユキの中で様々な雑念が生じる。
(
証人の
肝心の個人を識別する為の認証システムとは、一体どんなものなのか。
血液でも採るのだろうかと考えいていたユキは、職員からの事前説明を聞いて心ここに在らずとなった。
「グルメIDは、脳から読み取る最高機密の
(た、食べたモノやその時間だけじゃなく、
内心であたふたしているユキに、職員は3年に1度の更新義務がある事などを伝えていく。
目を白黒させているユキを見かねたココが、更新検査はほとんどの者が拒否する事実を小声で教えてくれた事で情緒が少し落ち着いた。
(あ、いくらなんでも・・・ね?みんな必要に迫られて作ってんのかな・・・?)
その後ユキは1人小さな個室に通され、頭に電極を取り付けられる。
「リラックスしてください。今から脳の潜在的な食情報を読み取ります」
(??なんなん?潜在的な食情報って・・・)
職員の説明に、意味不明だと眉を寄せた直後。
「はい、終了です」
「えっ、もう終わり!?」
*********
個室を出て程なくして作成されたグルメIDを受け取り、施設を出たユキとココは次の目的に向け移動する。
「・・・ホントに一瞬で作れた」
「ね?心配いらなかったろう?」
「にしたってIDがどんなものか、事前に教えて欲しかったんだが?」
「取り急ぎIDを取得した訳だけど、基本は他人にデータを見られる心配はない。IGOがデータを保有しているけれど、幹部でも特殊なケースを除き、閲覧は出来ないからね」
カードの複製、データ持ち出しや改ざんは
「さて、次は口座だ。大手グルメバンクなら、どこに行っても大抵ATMや銀行があるし、使い勝手もいいよ」
ココの
ロビーに足を踏み入れると、コンシェルジュが出迎えてくれる。
「いらっしゃいませ。ご用件をお
「口座の新規開設と一緒に、カードも申し込みたい」
「ご案内いたします」
銀行内は重厚感のあるダークトーンで統一され、落ち着きのある洗練されたラグジュアリーな空間が広がりを見せ―――。
「―――・・・???」
(パーテーションで区切られた個別の受付窓口で・・・飲食している??)
信じがたい光景に釘付けになるユキ。
「銀行の規模やランクによっては、『
縫い付けられそうなユキの視線の先を見て察したココによって、疑問が解消される。
「はあ~~~、
ユキは驚きが一周回って、放心したような声しか出せなかった。