追憶の剣士   作:arumikan

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「前書きは私アリサ・ローウェルがお送りします」

「えーっと・・・朝食?食事ネタ連続ですか?」

「ノエルさんでも助けられないんじゃしかたないわよね」

「それでは、短い本編開始です」


第三話

翌朝。

 

「ん~よく寝た」

 

(仮想世界なのにほんと現実と変わらないなぁ・・・)

 

「恭也!どうした!もうこないのか!」

 

「くそ!」

 

(二人は朝起きたらすぐに鍛錬始めちゃうし・・・私も型の練習するか・・・ん?)

 

雫の目の前に文字が浮かんでいる。

 

「メールが一通?・・・触ればいいのかな?わっ!?」

 

雫が文字に触れると目の前に一枚の紙にが現れた。

 

「えーっと・・・。これは・・・お母さんから!?」

 

そこにはこう書かれていた。

 

私の部屋の物に不用意に触れた娘へ

 

(その前にこんなものおかないでよ!えっと・・・)

 

今ノエルがシステムに介入して雫を助けようとしています。

 

・・・が。このシステムは外部から強制終了できないみたいなので、

 

自分で何とかするように。

 

もう気づいてるかもしれないけど恭也

 

・・・アンタのお父さんの記憶を元にその世界は創られています。

 

一度お父さんに実験台になってもらったから何が起こるかも知っています。

 

何が起こっても・・・たとえ恭也の大切な人が亡くなってもアンタのせいではありません。

 

・・・ということで無事に戻ってくるように。

 

ほんとに死ぬかもしれないから・・・試してないけど。

 

これから私はこの機械を処分してなかったことで恭也とノエルからお説教だから連絡できません。

 

以上 忍ちゃんからでした。

 

(ちょっ!?自分でなんとかしろって・・・はぁ。ん?なんだろこれ?)

 

雫の目の前に赤い文字が浮かび上がっていた。

 

「ミッションスタート?堕ちた御神の剣士から殺されないようにがんばろう?なんじゃこりゃ?」

 

「ん?場所が結婚式場跡?・・・これから向かうところ?」

 

「おーい!」

 

「へ、うわっ!?」

 

「どうしたんだ。ぼーっとして?」

 

「いえ。なんでもないです」

 

(士郎さんからはこれが見えていないのか・・・。あ、触ったら消えた)

 

「そうか。ならいいが。そろそろ朝飯を調達しよう。向こうに川があったから魚を釣ろう」

 

「あ、はい!」

 

「恭也!」

 

「ん、もう釣りの準備はできてる」

 

「早いな。じゃあ行こうか」

 

「はい」

 

 

「・・・なぜ釣れんのだ」

 

「魚が父さんに食われたくないからじゃないか」

 

「そんなことはない!」

 

「俺はもう10匹だ」

 

「くっ!」

 

「私は5匹」

 

「な!?」

 

「早く釣らないと・・・朝飯がなくなるな。父さん」

 

「く~。こうなったら川に入って神速で・・・」

 

「こんなことに奥義を使わないでください!」

 

「雫ちゃん。・・・これは命の問題だ。生きるか死ぬかなんだ!」

 

「・・・はぁ」

 

「・・・俺は火をおこしてくる」

 

その後1匹も釣れなかった士郎さんに半分分けてあげた。

 

「雫ちゃんはやさしいな~。それに比べてわが息子は・・・血も涙もない」

 

「父さん。この世は弱肉強食だ」

 

「だれがそんなこと教えたんだ」

 

「・・・父さんだよ」

 

「く、昔は昔、今は今だ」

 

朝食後。

 

「さて、そろそろ結婚式に向かうとするか」

 

「もう終わっちゃってますけどね」

 

「ああ、これから行けば皆酔いつぶれていてお小言も少なくて済むはずだ」

 

(それでゆっくりしていたんですね)

 

「そして余った酒と飯をいただいていくとしよう」

 

「結婚式・・・ですよね?」

 

「ん?そのとおりだが?」

 

「いや、不思議そうな顔しないでください」

 

「出された食事を楽しむのも礼儀だろう」

 

「そういうことはまともにでていたらじゃないですかね」

 

「そうなのか!?」

 

「・・・はぁ」

 

「雫さん。大丈夫。今のも全部報告するから」

 

「そうね。私も証人になるわ」

 

「さ、さぁ行こうじゃないか!ち、遅刻してしまったから急がないと!」

 

目指すは山ひとつ越えた先の結婚式場。

 

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