魔法少女達ノ短編集   作:はぐれめんたる

4 / 7
※第2章のネタバレあり

今回めちゃくちゃ難産でした…
私の書くハンナの口調に違和感を覚えたり…ミリアの喋り方がこれで合っているのか自問自答したり...
かと思えば長くなりすぎたので今回でヒロエマ編が完結しなかったり…
プロットって大事ですね()

それからですが、めちゃくちゃ謝罪しなければならないことがありました。

エマの一人称は皆さんご存知の通り「ボク」なのですが、ずっと「私」って書いてました…。
謝罪します。申し訳ありません…現在全話修正済みです。
もし、修正されてない箇所がありましたらお手数ですが感想や誤字報告、XのDM等で教えていただけたら幸いです。

…長くなりすぎましたね。
では、どうぞ。


あったかもしれない平和な世界線~ヒロエマの場合④~ ※若干のネタバレあり

 

ヒロエマ&ミリアン

~あったかもしれない平和な世界線~

 

 

時はヒロがノアと会話する以前まで遡る…

 

 

「エマさん!やっぱり貴女はヒロさんを探しだしてちゃんとお話しするべきですのよ!学校から一緒にお帰りになったんですのよね?ならまだ牢屋敷の何処かにいるはずですわ!」

 

「ええ…でもボクはヒロちゃんと一体なにを話したら…?それに、ヒロちゃんは善意で指輪を贈ってくれたんだろうし…」

 

「あーもうっ!ごちゃごちゃうるせーですの!善意だけで指輪なんていう重いモノをプレゼントするハズがないですわ!」

 

「でも…」

 

「"でも…"も"しかし…"もあーりーまーせーんーのー!!」

 

「あ、ちょ、ちょっとハンナちゃん…!」

 

「いいですの!?ヒロさんを見つけてお話してくるまでわたくし、この食堂のドアは開けませんのよー!!」

 

「え、えぇ…!?そんなぁ…!」

 

「いいから、貴女は、ヒロさんと話してきてくださいましっ!!」

 

「わ、分かったよハンナちゃん…」

 

「ええ!それでいいのですわ!

…お二人の幸福を心から願っていますわー!!」

 

ギィィ…バタン…

 

 

…ハンナちゃんに食堂から追い出されちゃった。

でもヒロちゃんと会ってボクはなにを話せばいいんだろう…?

 

ボクはヒロちゃんのことが…す、すすすす、すき…です……とか…?

い、いやいやっ!そんな、急に告白しても…

 

それに、きっとヒロちゃんは…

ボクのことなんて…友達としか…

 

「あれ、エマちゃん…?どうしたの、そんな暗い顔して…」

 

「あ、ミリアちゃん…」

 

「エマちゃんが元気ないなんて珍しいね。

…あの、さ…もし良かったら、だけど…おじさんが相談、乗るよ…!」

 

「え…?」

 

「あ、あぁ!嫌とかだったら、全然!気にしなくていいんだけどさっ!

…人に悩みを話すと案外気持ちの整理がついたりするものだからおじさん、役に立てるかなぁ…なんて…。

でも…人に悩みを打ち明けて!とかおじさん、デリカシー無かったよね…ごめん、ね…?」

 

「…ぷっ、あははっ!ミリアちゃんってやっぱり優しいねっ!」

 

「…え、えぇ?」

 

「ありがとう、ミリアちゃん!ミリアちゃんさえ良ければだけどお話、聞いてくれるかな…?」

 

「…!うんっ!おじさん、いくらでもエマちゃんの相談に乗るよ!それで一体、なにがあったの…?」

 

「実は、ね…」

 

 

 

「…そっか、ヒロちゃんが指輪を」

 

「うん…。でもあくまでそれはボクがこれ以上他の人から告白されないために...って。」

 

「…うーん。おじさん、それはちょっと違うんじゃ無いかな、って思うんだ。」

 

「…え?」

 

「だってさ、エマちゃん。そんな都合良くエマちゃんが告白された日に告白避けとして渡せるモノなのかな…?」

 

「…あっ!たしかに…!」

 

「ヒロちゃんって、エマちゃんが前にも告白されたことがあるのは知ってたみたいだけど…でも、それは小学生の頃が最後…だったんだよね?」

 

「う、うん。高校生になってからは今日が初めてだったよ…?」

 

「なら、さ。やっぱり告白避けで指輪を渡すなんて、後付けの理由…だったんじゃないかなぁ…?…あっ!もちろん、これはおじさんの考えだからね!ひょっとしたら間違ってるかも…」

 

「ううん!ミリアちゃん、ボクもそう思うよっ!

ヒロちゃんから誕生日プレゼントとしてアクセサリーを貰ったことは前にもあったんだ。

だけど、今日はボクの誕生日でもなんでもなくてさ…。

だから偶然告白された日に偶然指輪を持ち歩いていて、たまたまその日のうちに告白避けとして指輪を渡せた…っていうのは少し無理があると思うよ!」

 

「だ、だよね!おじさんの勘違いじゃない、よね!

しかも、さ…その指輪のデザイン、すごくエマちゃんの雰囲気に似合ってるんだ。

それこそ、告白避けとして渡すには勿体無いくらい綺麗で…。

だから、さ?きっと他に渡したい理由があったんじゃ、ないかなぁ…?」

 

 

他にヒロちゃんがボクに渡したい理由…かぁ…

どうしよう、思い付かない…。

 

でも。

 

でも、もし、勘違いじゃないんだったら…

 

…ヒロちゃんも、ボクのことが…?

 

 

「…きゅぅ」ボフッ…バタンッ!

 

「え、えええエマちゃん!?ど、どうしたの!?!?」

 

「あ、あははは…ごめんっ!なんでも、ない…!」

 

い、言えない…!

ヒロちゃんもボクのことが好きなのかもしれない…

なんて考えて頭がショートしちゃったなんてっ!

は、はずかしすぎるよっ…!

 

「急にエマちゃんが倒れちゃったからおじさん、すごくビックリしちゃったよ…大丈夫?立てそう…?」

 

「う、うん!ありがとうミリアちゃん!」

 

「よいしょ…っと。あ、エマちゃんのお洋服が、ピンク色に…!」

 

「あれ、ホントだ…もしかしてこれ、ノアちゃんの…?」

 

「た、たぶん。…あはは、ノアちゃん、またヒロちゃんに叱られちゃうね…」

 

「ふふっ…でもヒロちゃんってノアちゃんにはすごく甘いからそこまで大事にはならないんじゃないかなぁ…?」

 

「あはは!ヒロちゃんならありえそうだね!…ってエマちゃん!お顔にも塗料がっ!」

 

「え"っ"…どうしよう…さすがにこの状態で出歩くのは…」

 

「うーん…そうだなぁ…あっ!シャワールームに行けば替えのお洋服を用意してくれてるかも…!そこならお顔も洗えるし…!」

 

「あっ!確かに!…ヒロちゃんを探し回ってたら汗かいちゃったし、シャワーも浴びてこようかな…?ミリアちゃんも一緒に入る?」

 

「おじさん、は…今は大丈夫かな…

あ、そうだ!そう、ご飯!

ご飯食べてからお風呂にしようかなって…」

 

「あ、言われてみればボクもお腹空いたかも…?シャワー浴びたらボクも食堂に…」

 

 

…ってそうだ!ヒロちゃんとお話しないとハンナちゃんに食堂に入れてもらえないんだった…!

 

 

「…?エマちゃん…?」

 

「…ところでミリアちゃん…ひ、ヒロちゃんのいそうな場所って心当たりあったりするかな…?」

 

「え?ヒロちゃんの…?うーん…ごめんね、おじさんは思い付かないや…」

 

「そっか…うぅん!ありがとう!後は自分で探してみる!」

 

「…うん、…よ、よーしっ…!お、おじさんもっ!ヒロちゃんを見つけたら、その…ち、チャットっ!送るからっ…!」

 

「…!でも、ミリアちゃんは…!」

 

 

ミリアちゃんはたしかSNSで酷い目にあったって…!

 

 

「お、おじさんはだいじょうぶ、だよっ!ずっとこのまま…ってのも良くないし…ちょっとだけっ、だけど…頑張ってみる…!」

 

「ミリアちゃん…!ボクなんかのために…!ホントにっ、ほんっとうにありがとう!!」

 

「い、いいのいいの!…エマちゃん達とならおじさんも、頑張れる…気がするんだ。むしろお礼を言いたいのはおじさんの方だよ…!」

 

「ミリアちゃん…ボクは、ボクたちはずっと応援してるからねっ!」

 

「ありがとうエマちゃん…!よ、よしっ!早速みんなにヒロちゃんをどこかで見掛けなかったか聞いて…ってあれ?」

 

「…ミリアちゃん?どうかした?」

 

「あはは…自分の部屋にスマホ、置いてきちゃってたみたい…今から取りに行ってくるよ…。」

 

「そっか...じゃあここでお別れ…かな?」

 

「そうだね、…もしどこかでヒロちゃんを見掛けたら教えるよ!」

 

「ミリアちゃん、辛くなったら無理しなくても大丈夫だからね…?」

 

「だ、だいじょーぶ!お、おじさん、張り切っちゃうよーっ!」

 

 

…ミリアちゃん、心なしか顔が青い気がする。

ああ言ってるけど本当はかなり無理してるんじゃないかな…?

どうしよう、気持ちは嬉しいけどすごく心配だ…

 

 

「あ、はは…ごめん。心配、させちゃったかな…?

…ところでさ、エマちゃん。

ヒロちゃんを探してるみたいだけどさ、会った時に話す内容って多分さっきのこと…なんだよね?」

 

「う、うん。そうだよ…?」

 

「…そっか。

…その時は二人にとってすごく大事な時間になると思う、よ。だから…悔いの無いように…ね?」

 

「え…?う、うん。ありが、とう…?」

 

 

…いったいどういうことなんだろう?

でも、ミリアちゃんが意味もなくそんなことを言うとは考えられない…

…大事なことな気がする。覚えておかないと。

 

 

「ってご、ごめんねっ!こんな長い時間引き留めちゃって…!エマちゃん、速くお風呂に入らないと塗料が取れなくなっちゃうかも…!」

 

「あっ!そうだ!お風呂に行かないとだった…!あはは、ボクも忘れちゃってたよ…じゃあ、ミリアちゃん!ボクはもう行くね!」

 

「う、うん!おじさん、二人のこと応援してるからね!」

 

「ありがとうミリアちゃん!また明日!」

 

 

 

…そうして、ボクはミリアちゃんと別れてシャワールームに向かったんだ。

 

…まさかこの後、あんな出来事が待ち受けているなんて想像もしてなかったんだ。

 

きっとこれが、ミリアちゃんの言っていた「二人にとってすごく大事な時間」ってものだったんだと思う…。

 

そんな出来事が待ち構えてるとは微塵も考えていなかったこの時のボクは、呑気にメロディを口ずさみながらシャワーを浴びていたんだ。

 

 

 

…そういえば、シャワーが済んだタイミングでアンアンちゃんにも会ったんだ。

 

「エマ…!先ほどミリアとなにを仲良く話していた…っ!」

 

…って凄く睨まれちゃった…。

ヒロちゃんのことで少しお話してただけだよっ!

って誤解を解こうとしたんだけど…完全には解けなかったみたい。

 

アンアンちゃん、ミリアちゃんのこと大好きだからかな…?凄く疑われちゃった…

アンアンちゃんもお風呂に入りにきたみたいで、どこかでヒロちゃんを見掛けなかったか聞いてみたんだけど…ぜんぜん知らないみたいだった。

 

ヒロちゃん…どこにいるんだろう…?

 

「…って、あれ…?」

 

…中庭に通じるドアが空いてる。

シャワーを浴びる前までは閉まってたのに...

 

もしかしたらヒロちゃんが中庭にいるのかも…!

 

そう考えたボクは、中庭のドアを開いた…





…はい。あと1~2話ほどヒロエマ編は続きます。
次回こそは最終回にしたい…!

そういえばハンナの口調を考えていることをXで呟いたんですが、なんとまのさばSS界の巨匠の一人、弾劾事務所さんにいくつか案を出していただきました…!めちゃくちゃ嬉しいです!

本当にありがとうございます!
私の考えていたセリフだとしっくり来なかったので非常に助かりました!改めて感謝です!

※「一緒にお帰りになったんですのよね?」の一文だけです。そのまま使わせていただいております。
もちろん弾劾事務所さんからも許可をいただきました。

知らない方に弾劾事務所さんを軽く説明いたしますと、
「毎日(ココ大事)」まのさばのSSやシチュエーションを
「複数(ココも大事)」Xで呟いてる方なんですけれど、
そのどれもが「素晴らしすぎる(ココが一番大事!)」んですよ!

ハーメルン以外でまのさばのSSを読みたくなったらpixivに行くかXの巨匠三人集の弾劾事務所さん、ロリコンルルさん、芹さんを調べれば間違いはないと思います!
(巨匠三人集は私が勝手に言ってるだけです。他にもX上で素晴らしいSSを投稿してらっしゃる方は沢山います!)

…と、布教に熱が入りすぎて後書きが長くなってしまいました。
申し訳ないです。
今回もお楽しみいただけたのなら良かったです。ではまた。

リメイク前の小説の置場所をどうするか

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  • 2. 別の小説を作りそこに投稿しなおす
  • 3. そも没を残す必要が無い、読まない
  • 4. 作者の好きにしてー!(お任せ)
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