ウイポソウル娘・プリティトレーナー   作:ウイポ馬主

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原作とキャラが違うなぁ
会話文が多すぎる


第5話

 小さな、部室。

 それが、彼女等に与えられた部屋である。

 

 「うわ、小さ!?奈瀬トレーナーの部室とは全然違うな」

 「そりゃ、ターフの魔術師って、すげえ異名を持っているトレーナーの部室と、新人トレーナーの部室を比べたら逆に失礼ですよ」

 「うん、そうだね、最初はみんなこれ位の広さらしいし。コツコツ頑張りますか。さて、カツラギエース。契約するにおいて大事な話をするので、しっかりと話を聞いて、気になる点は遠慮無く質問してね」

 「え、あたしは契約する気でいたんですけど」

 「私も、勿論契約するつもりだけどね。新人トレーナーだから、色々あるからね、キッチリ説明しないとね」

 

 そう言う、彼女は目元のテープを外す。

 

 「わぁ、開放感すご。改めて、トレーナーの高松夢見です。この学園で、私の正体を知っているのは片手で数えられる人数だから、くれぐれも正体を漏らさないように注意してくださいね、面倒だから。さて、私が新人トレーナーである事で、貴女に提供できるメリットと貴女が被るデメリットを説明しますね。まずデメリットから言うと、まず育成能力が不明慮です。そして、新人で実績も無いのでコース・坂路・プール・ジムといったトレーニングに必要な施設の順番をかなり待ちます。で、メリットなのですが、自分で言うのも何ですが、G1を幾つも勝ったウマ娘から直接マンツーマンで指導を受けられます、新人トレーナーで初の担当の特権ですね。併走も全部はちょっと良くないけど、大体一緒に走ります。新人トレーナーは併走相手を探すのに苦労するらしいですから、相手が居ないという事にはなりません。っとこう言ったデメリットとメリットが有りますし、予想だにしないデメリットが有るかも知れないという事を承知して下さい」

 

 「……」

 「どうしましたか?一気にしゃべり過ぎましたか?」

 「いえ、その急に、ド、高松トレーナーのキャラが変わったから面食らってしまって……しまいまして」

 「楽な喋り方で構いませんよ?私の方は、一番最初のトレーナーとしての仕事なので、ビシッ!と決めときたい思いが有るので。やりづらいのなら元に戻すけど?」

 「お願いします。あと、あたしの喋り方なんですけど、暫くは無理です。貴女が何を成し遂げたのかを知っていると緊張してしまって」

 「あのクラブによく来るOG連中のメンツ、私とどっこいどっこいだと思うんだけど、まぁ仕方ないか」

 「いつも、萎縮させられていました」

 

 トレーナーは、静かに天を仰ぐ。

 これから、様々なウマ娘とレースを走るのに、一々何もしていないトレーナーに緊張していてはこの先が思いやられるというもの。

 だが、その様子は外見の印象と違っていて、ギャップを感じて可愛らしいとも思う。

 

 「おいおい慣れてね?そうじゃないと、G1レースに勝つなんて夢のまた夢だよ」

 「はい、頑張ります。所で、質問何ですが……」

 「おっ!何々?」

 「色々な、トレーニング施設の順番を待たなきゃならないって話ですけど。待っている間はどうするんですか?流石に、休養と座学ばっかりは困りますよ」

 「良い質問ですね。幾つか、考えが有ってね。サブトレの時に、私が併走して結果を出したから、他のチームから併走の依頼が有ると思う。その交換条件として、一緒にコースを使わせて貰うんよ、幸い君一人だけだから簡単にねじ込めるよ。それとね、この部屋でも出来るトレーニングを思いついたんだ!いや、このトレーニング法を編み出した私って超天才じゃね?って自画自賛できる位、すんごいトレーニングだから、こうご期待!」

 「凄い自信ですね。それなら、あたしからもう聞きたい事は無いです」

 「なら、この書類に必要な事を書いて、後日持って来て」

 「はい」

 「あと、課題と言う程の事でも無いけど。さっきのレースで自分の良かった点と悪かった点を、適当なノートとかメモ帳に書いて来て。レポートとか作文みたいなのじゃ無くて、箇条書きで良いよ」

 「はい、やります」

 

 後日、カツラギエースは入部届けと課題を持って来た。

 課題の内容が問題だった。

 

 良かった点

・内枠を取れた運

・同レベルのウマ娘しか出走しなかった運

 

 悪かった点

・周囲を気にし過ぎて、自身のレースに集中出来ていない

・色々な事を考えすぎていた

・技術がまるで無い

 etc...etc...

 

 この内容には、トレーナーはビックリ仰天である。

 書いてある内容自体は、正鵠を得ている。

 が、彼女はメイクデビュー前なのだ。

 出来ない事が多くて当たり前で、出来ている事が多いのが異常なのである。

 トレーナーとしては、もっと自己肯定感が有る分析を提出して貰い、肯定して問題無い内容だったら頷こうと思っていたのだ。

 簡単に言うと、ネガティブ過ぎる。

 良かった点が、良かった点として機能していない。

 君そういうキャラだったのか、という言葉をなんとか飲み込んで。

 貰ったノートの良かった点に、考察・分析が上手いという文言を追加した。

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