ブルーアーカイブ:〜ACⅥ Fires of Kivototh編〜 作:とある渓流にいるかわうそ
621:さて、ここは…:
ウォルター:ブラックマーケットと呼ばれる
地域だろう。
お前の話であった、連邦生徒会も取り締まり
切れない違法売買と犯罪の温床地だ。:
ほう、なるほど。ここがそうか。
と、言うことは連邦生徒会がある場所も
近くということか。
違法商人「ひぃ!?また来たああぁぁぁぁ!!」
不良「死にたくない…死にたくない!!」
こいつらの反応からして、ここにも侵略が
来ているらしいな。
ベイラムの依頼が出たのは30分前なので、
侵略に来ているのはアーキバスと考えるのが
妥当か。
ウォルター:ドローンからのレーダーで確認
した。そこら周辺にざっと100人ほどはいる。
621、スキャンを使い、捕虜の正確な位置を
把握し、生存者たちを出来る限り殺さない
ように捕縛しろ。:
621:了解だ。だが、一つ間違いがある。
出来る限り殺さずじゃなく、【全員
傷つけずに】捕縛するだ。:ピコーン
ウォルター:……なに?:
ビュン!!
ウォルターに何か言われる前に俺は
QB※クイックブースト※で高速で
前方の生存者どもの固まりに
突っ込む。
もちろん、スキャンも忘れてはいない。
スキャンの情報からすると、右の建物内に
34人の生存者が隠れ、左の路地を12人が
散り散りに逃げ、俺の後方にも20人が俺から
少しでも離れようと我先へと逃げ出している。
まずは、前方の58人の生存者どもからだ。
ガガガガガガガガガガガガ!!!
俺は一気に30人の生存者の頭を小突いて、
気を失わせた。
昨日のホシノの戦闘で、どの程度の力なら
キヴォトス人に大きな障害を与えず、
無力化出来るかは、ある程度頭で検証済みだ。
不良「え!?な、なんだ!?何でいきなり
後ろの奴らが
621:利口だ。そのままじっとしてくれると
仕事が捗る。:
残った生存者どもの逃亡しようとする道の先に
回り込んでいた俺は残る半分をーーー
ガガガガガガガガガガガガ!!!
不良「かっは……」
悪徳業者「あべっ!」
違法仲介人「こぺっ!」
同じように割れ物に触るような慎重さで
拳で軽く小突き、気絶させた。
ウォルター:な、なんだと!?:
違法商人「うわああぁぁぁぁ!!?
あのロボット!他のロボットと違う!!」
不良「あんなでけえのに!あいつらが
何をされたかすら分かんなかったぞ!!?」
違法銀行員「やばいぞ!!は、早く逃げろ
おおおおお!!!!」
621:大馬鹿ども。逃すわけないだろう。:
AB※アサルトブースト※を使うまでもない。
俺は今度はQBを2回吹かして一瞬で後方の
20人の逃げようとする連中の真ん前まで躍り出て
ガガガガガガ!!!
生存者たち「きゅう…」
また同じように、全員気絶させてやった。
ウォルター(何という操作技術だ…… 多少身体が
丈夫とは言え、殺さないように加減することですら
針の穴に糸を通すという表現でも生温い繊細な
技術というのに、生身の人間をほぼ傷つけること
のない完璧な加減で、気絶させるとは……!)
建物内の奴らに動きはない。スキャン機能が
あることなど知らんから、中でおとなしくして
いればやり過ごせると思っているわけだ。
…ならばこいつらは後回しにして
621:左の路地を逃げ惑う生存者どもを攫いに
行くか……:
身体能力が高いせいだな。ほんの数秒程度だと
いうのにもう元の位置から200m以上はなれた
場所にいやがる。
こいつはABを使わないと追いつけんな。
9人は比較的固まって逃げていて、残る3人は
完全に別方向に逃げているか……
3人程度なら見逃してもいいだろう。
ENエネルギーは既に満タンに回復。
そこから逆算してスキャン持続時間は残り4秒
程度。
ボッ!!シュゴオオオオオオオ!!!!
俺はABを吹かし、左の路地の9人が固まって
動いている場所に向かう。
スキャンは生体だけじゃない、地形も無機物も
完璧に把握してくれる。
奴らがスキャン範囲外に出る前に追いつきたい
ところだ。
一度スキャンした物体は持続時間が切れるまで
ずっと捕捉し続けられるが、構造はそうは
いかない。そもそも動かんからな。
よって、地図を把握できるのもACのスキャン
範囲内に限定される。
また、スキャン機能はHEADによって性能の
良し悪しが異なる。
俺のHEADは『若い頃に既存パーツを改造した』
もので、距離とスキャン効果が持続する時間を
大きく伸ばしている。
その代わり、スキャン待機時間がかなり伸びって
しまったが、問題はない。
スキャン距離は現代のパーツなら1kmは保証されて
おり、それ以上から各HEADごとに性能が
左右されるようになる。
俺のは1.5kmまでスキャンが可能だ。
今、逃げている連中は俺の元いた地点より、現在
800mの所を逃走中。
だが、既に俺からの距離は200m以内だ。
これなら先に回り込んで捕えられるな。
シュゴオオオオオオオ!! ボッ!
そして、俺は余裕を持って奴らの逃走先の上空に
たどり着いた。
そして、そのまま真下に落下しーーー
ガシャアアアアン!!!
建物と路地ごとACで踏み潰して奴らの目の前に
降り立った。
不良「うわあああぁぁぁぁぁ!!!
何だああぁぁ!?」
不良「何で!?目立たない場所を逃走してた
ってのに!!」
621:残念だったな。GAME OVERだ。:
おっと、待機時間が終了している。
忘れずにスキャンをしとかなければな。
ピコーン
621:おやすみ。:
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!
不良たち「うぎゅっ…」
621:次目が覚めた時のお前たちの運命に
同情するよ。:
さて、スキャンによると、建物立て籠っていた
連中はまだ中にいるままだが、何人か外に
出ようとしている連中がいるな。
動きからしてパニック状態ってところだろう。
しかし、どんなに焦っていても、奴らがいる
場所から外に出るまでに5秒はかかる。
そして、残り4秒……ENエネルギーは
既に満タンになっている。
621:行くか。:ボッ!
シュゴオオオオオオオ!!!!
ABを吹かし、俺は元の場所まで帰って
くる。ちょうど4秒だ。
621:お出迎えありがとう。:
違法銀行員「う!うわああぁぁぁぁ!?
戻ってきたああぁぁぁぁ!!!」
俺の予測した時間ぴったりに、連中が
自動ドアから飛び出してきたところだ。
621:さっさと寝ろ。:
ゴゴゴゴゴゴッ!!!
生存者たち「かはっ…」
621:……ちっ、面白くねぇな…:
あまりにイージーな仕事だ。退屈すぎて
あくびが出そうになる。
ACやMTとやり合いたいんだがな。
621:まぁ、それはそれだ。仕事はきっちり
やらせてもらう。:
ズバアアアアアン!!
左手のパルスソードで建物の上部を切り開き、
縮こまって震えている生存者どもの姿を
露わにした。
不良「ひいっ!!?」
悪徳業者「な、何でここの居場所が!!?」
621:息を潜めていたら見つからんとでも
思ったか?:スッ
俺は銃を振り上げる。
子連れの市民「待って!待ってください!!」
すると、子連れの母親らしき奴が何やら
声をかけてきたが……
子連れの市民「私はどうな
621:知るか:ブォン
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
命乞いやら「子供は助けて〜」だとか
叫ぶだけだろう。
そんなもんに耳を貸すつもりは毛頭ない。
無視して任務を遂行するだけだ。
不良「……………」
悪徳業者「……………」
子連れの市民「……………」
621:これで124人…いや、3人逃したから
121人か。少しACに乗っていなかったから
腕が鈍っているかもしれんと思っていたが、
この分なら大丈夫そうだな。:
ウォルター(操作技術、状況把握、判断能力、
作戦組み立て……そして、容赦のなさ。
どれをとっても1級品だ。
特に、人間を殺さないだけでも熟達した
操作技術と呼ぶに差し支えないというのに、
傷つけずに気絶させるほどの繊細な操作は
常軌を逸している。
621はACの操作技術では特に抜きん出た能力を
持っている…!)
ウォルター:なるほど…、お前がこれほどのAC
パーツと設備を持っているのも頷ける。
俺は、とんでもない奴を拾ったかもしれないな:
621:かもじゃないぜ。大当たりだったろ?:
ウォルター:あぁ。……仕事に戻るぞ。気絶させた
連中を全て拾い集めてこい。
お前が今いる広場なんかちょうどいい広さだな。
そこをお前が捕らえた捕虜たちの集積場にするぞ。
621:了解。:
ブオオオオォォォォォ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜12:10〜〜
ドサッ
621:集めたぞ。次はどうすればいい?:
ウォルター:よし、では西の方角に向かえ。
そこにアーキバスから依頼を受けたであろう
独立傭兵たちがこの地の生存者たちを襲って
いるようだ。
ACが3体ほどだが、やれるか?:
くくっ、ようやくか。これでやっと少しは
ACに乗った充実感を味わえるというものだ。
621:大丈夫だ。すぐに向かう。:
ウォルター:621、お前の名を売る好機だ。
アーキバス勢を撃墜すればベイラムはお前に
注目するはずだ。:
シュゴオオオオォォォォォ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜12:15〜〜
621:あれか…:
遠くで、3体のACが暴れているのが見える。
621:…チッ、ド下手くそどもが……:
こっからでも分かる。3流のAC乗りだ。
周りが赤い液体で広がってやがる。
大怪我をさせないどころか、生殺与奪すら
まともに出来ん腕前のようだな。
これ以上俺たちの、………いいや、ウォルターの
金を減らされては敵わん。
とっとと3流のモブどもには冥土へお越し
いただくとするか。
シュゴオオオオオオオ!!!!
独立傭兵A:ちくしょう…こいつもダメか…:
独立傭兵B:こいつらすばしっこくて攻撃を
ろくに当てられねえんだよな…:
独立傭兵C:まだ身体が普通より遥かに頑丈で
いてくれるだけマシだろ…
普通の生身の人間だったら、ぜってぇ殺さず
捕えるとか無理だぜ?:
独立傭兵A:こいつは行けるか?:
独立傭兵B:いや無理だろ…。下半分が
なくなってんじゃねえか… これじゃ
輸送途中で衰弱死してしまうから
受け取ってくれねえよ:
独立傭兵C:結局、生きてて、口が動きそうな
奴らは合計12人ってところか。:
シュゴオオオオォォォォォ!! ボッ
独立傭兵A:それでも12万か。労力としては
中々美味えじゃねえか。
もっと他の生存者どもを
621:おい。:
俺は真正面から3流どもに声をかける。
まぁ、俺は声が出ないから、ウォルターが
ネストを使って備え付けてくれた音声ソフトに
タイピングしているのだが。
独立傭兵A:……あぁ?何だこいつ?:
独立傭兵B:やけに声が機械っぽいが… AIか?:
621:生身の人間だ。声を出せなくってね。:
独立傭兵C:なるほど、音声ソフトか何かを
使ってるってわけか。だが戦闘中や咄嗟の時には
喋れねえわけだろ? そんなの独立傭兵と
してやっていけるのか甚だ疑問だな。:
621:ごちゃごちゃうるさい。とっとと
本題についてやらせてもらおうか?:
独立傭兵A:本題についてやる?:
621:信用を獲得するのも仕事なんでな。
悪いが死んでもらおう。:
独立傭兵B:あ〜?欠陥傭兵のくせに何を
ほざいてやがる?:
独立傭兵C:タイマンならまだしもこっちは
3人だぞ?:
独立傭兵A:………いや、落ち着け。舐めて
かからねえ方がいい。:
……ほう?
独立傭兵B:は?何言ってやがる?:
独立傭兵C:声も出せねえような傭兵など…
独立傭兵A:何かしらの障害を負ってしまうこと
自体、この世界で生きていたらよくある事だ。
こいつは不運なことに声がいかれちまったって
だけの話だ。
それより、相手の装備をしっかりと見ろ。
中々贅沢な装備をしてやがる。
と、言うことはこいつは【稼げる独立傭兵】って
事だ。
……俺たちうだつの上がらん三下とは違う。
おそらく、俺たち3人相手でも奴は十分相手どれる
実力を有しているだろうし、むしろヤバいのは
俺たちだと思った方がいい。:
独立傭兵B:……………:キッ
独立傭兵C:…………すまねえ。そうだな。:
なるほど、両隣の独立傭兵どもは比較的
浅いが、真ん中のこいつはそれなりに
鉄の世界で生きてきたベテランらしい。
洞察力が違う。
そして、こいつの発言で横2人が態度を
改めたって事はリーダーと見ていいだろう。
独立傭兵A:よし、いいだろう。俺たちの
捕らえた生存者どもは持っていけ。:
……ほほう?
独立傭兵B:は!?何言ってやがる!!
せっかく苦労して捕らえたってのによ!:
独立傭兵C:さすがに無条件でってのは
独立傭兵A:無条件じゃねえ。【命を助けて
もらう】対価だ。
俺たちの惨めでちっぽけな労力で命を買える
ならむしろ安いぐらいだ。
こいつとやり合えば、間違いなく誰かは死ぬし、
誰か死ぬってのは楽観的思考で、おそらく全員
死ぬと見ていい。………どうだ?:
なるほど。評価を改めないといけないようだ。
真ん中のやつは、この世界で長く生きてきた
【大ベテランの弱者】だ。
確かに独立傭兵には、危機を察知する勘と
時にはその危機を上手く回避する機転も
必要とされるが……
今までもそうやって生きてきたのだろう。
弱者には弱者の生き方がある。
だが、大ベテランなら今から俺が言う言葉の
内容にも納得が行くだろう。
621:断る。そんなはした金、俺はすぐに稼げる。
さっきも120人ほど稼いできたところでね。
そもそもだ、取引として成立していない。
俺は信用を獲得したいと言ったはずだ。
【信用】ってのが、時に【大金】よりも
重いってのは理解していると思うが?:
独立傭兵A:…くくくっ……… あぁ……
あんた、【良い】独立傭兵だな。
俺はそのことに気づけるのに随分と
かかっちまったよ。
今なら【大金】、……いいや【ただの金】よりも
軽い【木端の独立傭兵の命】なんぞ取引材料にも
なり得ないってのも分かるよ
お前たち、構えろ。:ジャキン
独立傭兵B ジャキン
独立傭兵C ジャキン
621 ジャキン
もう言葉はいらん。『災い』だからな。
独立傭兵A:レックス、お前はあまり前に出るな
セブル、お前もだ。:
独立傭兵B:分かった、オーロさん。:
独立傭兵C:3人揃って、生きて帰ろうぜ:
ほら?『こんな風にな』。
ウォルター:621、囲まれたらまずい。周りの
建物を遮蔽として上手く…
621:いいや、そいつは悪手だ。:ビュン!!
ウォルター:なっ!?621!!:
俺はウォルターの言葉を無視して早速奴らに
突っ込んで行った。
狙いは頭の足らなさそうな右の奴からだ。
ドドドドドドドドドド!!!
俺は左の奴に10連ミサイルを撃ち込みつつ
右の奴にQBで急接近する。
オーロ:しまった!!レックス!距離を取れ!:
独立傭兵C:何だこれ!?こんな数のミサイル
見たことねえよ!!:ビュン!ビュン!
オーロ:セブル!むやみにQBを使うな!:
また『言ってしまったな。』オーロさん?
独立傭兵B:くそったれ!!来るならきやがれ!!:
ドン!ドン!
右の奴がランセツRFを乱射して来た。
ランセツRFは使えば光る燻し銀のように
中々しぶい武器だが、使い手と『クソみたいな
機体』ではただのゴミだ。
ヒュン、ヒュン
最小の動きで俺はランセツの弾を避ける。
その距離からじゃランセツの弾はとろいぜ。
奴の前方50mのところで
ビュン!
奴のサイドにQBを吹かし位置取りした。
独立傭兵B「え!?」
そりゃそんな反応になるわな。
パイロットの熟練もなけりゃ、そんな
【オンボロFCS】じゃあ、カメラも照準も
追いつくわけがない。
ズドォン!!
独立傭兵B:がぁ!?:ドゴオン!
真横から、チャージしたカーティスの
弾丸をお見舞いしてやった。
オーロ:レックス!!くそぉ!!:ドォン!!
オーロがXUANを撃ってくる。
悪いがそいつも予想通りだ。……いいや、俺の
考えの中で1番良いものを撃ってくれたな。
俺はすでにABの体勢に入っている。
シュゴオオオオオオオ!!
俺はACを右の奴の背後へと向かわせて捻り
くるっ、ドガアアアン!!
回し蹴りをするような形で【ブーストキック】を
喰らわす。しかもオーロの放ったバズーカ弾の
方に向けて蹴り飛ばしてやった。
ABが乗った【ブーストキック】は決して
侮ってはいけない。
繰り出した機体が重けりゃそれなりのダメージも
出るし、そうでなくとも衝撃と、特に一瞬発生
する【硬直】が発生する。
この硬直には、近接攻撃は無理だが一部の武器の
射撃なら通る。
特に、俺の好きな繋げ方はハリスのチャージ
ショットを撃ち込むことだ。
タイミングはシビアだが、すでに溜めてさえ
いれば、蹴った後の硬直に入る。
俺は全く信じられんのだが、この事を知らん奴が
多い。……というか、俺しか使ってるやつを
見たことが無い。
まぁ、今回はそんな事をする必要はないがな。
独立傭兵B:えっ?:ヒュルルル
ドカアアアアアン!!
独立傭兵B:うわああああ!!!:ビーッ!ビーッ!
ACS限界
オーロ:し、しまった!!レック
ズボォ
………ス………:
独立傭兵B:…え?なにこ
ズバアアアアアン!!
俺は一気にブッタを斬り上げ中の奴を
始末した。
やはりブッタは良い。みんな他の近接武器に
乗り換えやがるがこいつの良さが分からん
もんかね?
使いやすく、火力も手数も申し分ない通常攻撃、
総火力は落ちるが範囲を大きく伸ばせ、堅実に
ダメージと衝撃値を稼げるチャージ攻撃。
……そして、チャージ攻撃はスタッガー状態の
ACなら装甲に限らず、確実に【コアごと搭乗者を
始末できる】攻撃だ。
…なのに、『あいつ』は「いや、でもブッタは
近接武装の基本である通常攻撃でもスタッガー中
ならどんな装甲でも貫けるという最低条件を
満たしてないせいだと思いますよ?」とか
言いやがる。
なら、チャージ攻撃を当てりゃ良いだけなのに
全く、訳のわからん事を言いやがったものだ。
ヒュルルルルルル、ドシャアン!!
独立傭兵B AC:バチバチバチ
物言わぬ棺桶と化して、 右の奴のACは
真下に落下していった。
まずは一人だ。
オーロ:レック…ス………:
独立傭兵C:…は?レックス?……
何が起きて……:
621:そら、オーロさん?よそ見してる
場合じゃないぜ:ドシュウン!!
俺はチャージし切ったFASANのプラズマ砲を
オーロに向けて撃ってやった。
オーロ:しまった!!:シュウウウ
ドン!バチバチバチバチバチバチ!
オーロ:ちぃっ!!:シュワン!
一呼吸遅れてオーロはパルスシールドを
張る。
なるほど、タキガワハーモニクスのSU R8か。
生存意識の高い奴らしいシールドだ。
まぁ、悪くはないチョイスだ。
だが、FASANのチャージ弾速が群を抜いて
速い部類としても、撃ってくる事を予測
していなかった時点で奴も3流だ。
そもそもだ、そいつは目眩しに撃ったので
あって、俺の次の標的は左の奴だ。
ズドン!
独立傭兵C:当たるかよ!!:ビュン!
奴はQBでカーティスの速弾をかわす。
そんなものは何の問題はないがな。
むしろ【狙い通り】だ。
621:ほう、やるな。じゃあもう一回10連
ミサイルをプレゼントだ。:
ドドドドドドドドドド!
独立傭兵C:ちっ!面倒な奴をまた撃って
きやがって!!
だがな!数が増えたところで無駄だっての!:
ビュンビュン!
左のやつはまたQBを吹かせて回避行動に移る。
だが
スカッ
独立傭兵C:なに!?…し、しまった!!
ENエネルギーを全部使い果たしたか!:
4度目のQBは空吹きし
チュドドド!
独立傭兵C「くそっ!!」
放ったミサイルの3発が左の奴にヒットした。
621:聞きたいんだが、そんな状態で次の
俺の猛攻をどう凌ぐつもりだ?:
シュゴオオオオオオオ!! ドンドン!
俺はABを吹かしつつ、カーティスを
撃ちながら左の奴に急接近する。
AB中の射撃は、衝撃力が増す。
相手のACSゲージをより効率よく溜められる
わけだ。
独立傭兵C:くそったれ!!くるんじゃねえ!!:
ドドドド!
左の奴がラドローを乱射してくるが、AB中は
相手から放たれた特定の射撃銃からの弾丸の
威力と衝撃力を軽減してくれる効果もある。
小銃の豆鉄砲では痛くはない。
オーロ:くそっ!!やめろおおおお!!!:
ドォドォン!!
馬鹿が、ただでさえそろそろ来ると警戒を
しているというのに、叫んだら余計相手に
タイミングをはからせやすくするだけ
だろうが。
シュゴン! スカッ
オーロが放ったニードルミサイルを俺は
AQBでかわす。
ニードルミサイルは超高速の鉄甲弾に微弱な
追尾性能があるため、見てからかわすというのは
中々難しいが、逆に撃つタイミングさえ分かれば
速さが仇となって、かわすことは難しくない。
オーロ:バカなっ!?見ずにかわしただと!?:
そりゃ音を聞けばな。正確さが逆に仇となること
もある。『FCSの性能だけに頼りきっている』
のが丸わかりだぜ。
621:詰めだ: ドンドン!
独立傭兵C:くそっ!早く戻れ戻れ!:ガン!ガン!
スゥ
独立傭兵C:よし!ENが戻った!!:
ビュン!
左の奴がバックQBで距離を取ろうとするが、
そんな『貧弱ジェネレータ』じゃ回復し
始めてすぐだろう。
1回のQBしか出来んはずだ。
シュゴオオオオオオオ ビュン!
俺も同じように前方へのAQBで左の奴との
距離を更に潰す。
もうカーティスは撃つのをやめて、チャージ
してある。
独立傭兵C:くそっ!来るな!来るんじゃねえよ!!:
ドドドド!
ブォン!!!バッカあああぁぁぁ!!!
独立傭兵C:うわああぁぁぁぁぁ!!!:
左の間抜けにブーストキックを喰らわす。
狙いはもちろん俺の黄金コンボだ。
ズドォン!!
独立傭兵C:あああぁぁぁぁぁ!!!:ドコォン!!
ビーッビーッ! ACS限界
621:あばよ:シュオン!
俺はブッタのチャージを間抜けに向けて
突き出した。
狙いはもちろんコアコックピットだ。
独立傭兵C:あ、あぁ!?助け
ズドオオオオオン!!!!ズボォ!
独立傭兵C AC:バチバチバチ
621:これで2人目……:
オーロ:そんな……セブルまで………
ちくしょう……!:
ウォルター:な、なんだと……!?未熟さが
あった傭兵としても、20秒とかからず
AC2機を撃破するとは…!!:
621:ウォルター、別にそこまで驚くほどの
事じゃない。こうなって当然の結末だ。:
ウォルター:なに?:
俺はオーロに向けて奴が最初にしてしまった
『災いの言葉と一連』を指摘してやる。
621:オーロ、あんた、俺と交戦に入る前に
他2人に「前に出るな」って言ったな?
それだけで分かったよ。
……まぁ、【口は災いの元】とは言うが
こればかりは仕方がなかったかもしれんな。:
オーロ:なに…?:
621:奴ら、【JOSO】を積んでたんだろう?
MTに搭載するような時代遅れのゴミジェネ
レータだ。
高機動が売りのACにとって、全ての行動の
基盤となるENエネルギーの管理は必須だ。
だが、【JOSO】はEN容量が低けりゃ、
回復も、息切れも早くて長い。
超激しい運動を80齢の老人にさせるような
ものだ。
……だが、ACに乗るには高機動で動かなきゃ
ならない。機動力のないACなど、MTと
大差ないゴミみたいなものだ。
だから、まず最初にACにとっての心臓と
言えるジェネレータを真っ先に変えるのが
俺たち独立傭兵界隈では当たり前なんだが、
教えてやらなかったのか?:
俺の指摘に対し、オーロは少し沈黙して、
嘲るように笑って俺の言葉に肯定した。
オーロ:…お見通しか…。さすがは腕利きの
傭兵様だ。洞察力が違う。
………言ったさ。何度も。「見かけにこだわる前に
ジェネレータだけは絶対先に変えろ!」ってよ…
そうしなかった俺がどれほど苦労したかも
散々言ったよ……。
だが、あいつらは耳を貸さなくてよ……。
…くそったれ……、くそったれ!!!
だからあれほどまずはVP-SかYABAを
買えと言ったのに……!!!:
621:歳は20か?それ以下か?……若い奴は見た目に
真っ先にこだわりがちだからな。
……内部パーツを軽視して、見た目だけを一丁前に
揃えてくる初心者の話はよくある事だ。
俺も新調したてのハイエンドACがすぐに息切れ
して、そこを突かれてACS限界を起こし、コアごと
殺られた独立傭兵を腐るほど見てきた。
あの分ならFCSもろくなもんを積んでいなかった
だろう? 思うにファーロンの初代か?
安いからな。:
オーロ:……そうだな。俺たち熟した独立傭兵は
そういう奴を【ハリボテ野郎】と呼んでるものな。
……あいつらも脱落する傭兵の例のようになったに
すぎないだけだ。:
621:もし、あいつらがちゃんとしたジェネレータ
だけでも積んでいたら、俺もまずは遮蔽に隠れて
様子見をせざるを得なかったんだがな…。
後、俺のご主人様にも既に伝わってると思うが、
一応言ってやる。あんたが用意した機体も
【JOSO】を積んでいただろう?
自分のペットを殺したいなら最適解なパーツだが
そうでないなら、2度とあんなゴミジェネレータ
なんぞ買って積むな。
金がないならどんなに装甲を削ってでも
良いジェネレータを買え。
……チャティがそっちに来たら、ジェネレーターも
ネストの在庫にある【YABA】に変えてやれ。
外見が変わらなければアビドスの奴らに気づかれる
事もないだろ。:
ウォルター:…すまない。勉強になる。:
621:……さて、おしゃべりは終わりだ。そろそろ
あんたにも死んでもらおうか。:
オーロ:あぁ、俺はそう簡単にはやられんぞ。:
621:いいや、俺にとっては結局あんたも奴らに
毛が生えた程度だ。:ドシュ!
ブーストを吹かし、俺は【奴の射程内】に
入る。
奴の構成もあらかた分かる。特にジェネレーター
は色と音を聞けば何を使っているのかは分かる
からな。
ジェネレーターは【MINGTANG】にブースターは
シュナイダーの【FLUEGEL】か。
FCSだけは、はっきり分からんが予想は出来る。
おそらくは近距離に重点を置いた【ABBOT】
だろう。
先ほどの動きと武装を考えると、オーロが
前に出ることによって、未熟2人どもに攻撃が
向かないようにしていたんだろう。
もし交戦相手が向かったとしても、衝撃力が高い
ニードルミサイルやバズーカでカバーしていた
と見る。
後は使いやすさ重視のラドローと盾のsu R8。
堅実に近中距離で削る中2脚だな。
621:盾持ちは少しめんどくさいな…:
盾持ちの1番良い対策としては盾が機能しない
横からか後ろから攻撃を加える事だが、高速で
横や背後に回ろうとしても優秀な近距離FCSが
それを許さない。
【FCS】は照準補正はもちろん、カメラの追従や
【姿勢固定時の追従】にも影響してくる。
特に【ターゲットカメラ】と【姿勢固定追従】は
FCSの近距離アシストが強く影響してくる。
まぁ、【大して問題はないがな。】
621:ビュン!
俺は奴のラドローの銃弾を掻い潜り、
QBで奴の背後へとまわる。
そして、すれ違いざまに身体を捻って
背後に
ズドォン!!
オーロ:!?:ドコォン!!
ウォルター:な!なんだと!?:
カーティスのチャージショットを1発
ぶち込んでやった。
奴のACはこちらに振り向き切れていない。
よって、シールドでカーティスの射撃も
軽減させることはかなわない。
……だが、さすがにABBOTだな。
普通ならこのままブッタのノンチャ1発も
ぶちこめるんだが、もう俺の方に身体を
向けて来やがった。
…………まぁ
ビュン!!
オーロ:なっ!?:
同じことをするだけだが。
俺は奴に【背を向けた】状態でまた奴の
反対方向へとQBした。
フォン。
ーーーそしてすれ違い様に
ズバアアアアアン!!
オーロ:つぅっ!!:
奴にチャージしたブッタで1撃刻んでやった。
ウォルター:なんだ…あの動きは……!?
まるで………:
オーロ:どうなってやがる…!?ACなのに、
人間のような……!:
ドンドン!
オーロ:ちぃっ!:ガンバシュ!
ドドドドドドドド!!
オーロから距離を離しつつ、更に2発カーティス
の弾を放った。
1発は直撃し、2発目はシールドで防がれて
しまった。
タキガワハーモニクスのSU R8は【通常ガード】
のダメージカット率63%、衝撃カット率48%と
中々高い。
だが、衝撃値が溜まらないわけではないし、
先ほどの2撃でかなり衝撃値も溜まって
しまったことだろう。
更に弾を撃ち続けることで衝撃値が溜まって
しまっている奴は簡単にシールドを
引っ込めるわけにもいかない。
シールドにだって活動限界はある。ずっと
展開し続けていればいずれオーバーヒートして
しばらくは使えなくなる。
ドドドドドドドド!
ドンドンドンドン
俺とオーロは80m前後の所で撃ち合いに
雪崩れ込む。
俺も被弾はしているが有利なのは俺の方だ。
カーティスを撃ち続けていればオーロの方が先に
スタッガーする。そして、この距離はブッタの
チャージ攻撃の範囲内だ。
ここでスタッガーしてしまえば、待っているのは
確実な死だ。
そして、シールドの活動限界も迫って来ている。
その事はオーロの奴も分かっているはずだ。
となると、取れる手段は2つだ。
いちかばちかの博打でバズーカを撃って、
スタッガーレースに逆転する。
XUANは【近接信管】という、相手が
一定の爆発範囲内に入っていれば弾が反応して
自動的に爆発するという特性がある。
この距離で不意のバズーカは中々にかわしづらい。
621(ま、俺は余裕で避けれるがな)
いちかばちかの博打というのはシールドを
構えながら左手武器は使えないため、
シールドを解除する必要があるという事だ。
つまり、その隙を狙ったさっきから溜めている
FASANの一撃をもらえば、奴さんは一気に
スタッガーしてしまうことになる。
オーロ(これ以上ACSゲージを溜めてはまずい…
一旦距離を取らなければ…!)
まぁ、そんな博打に臆病者のオーロさんが
溜まっているFASANも見えているのに
打って出れはしないわな。
となると、選んでくるのはもう一つの【安牌策】だ。
ドシュン!
やはりな。奴さんたまらず後方にQBをしやがった。
…残念だが、俺はそれを狙っていたんだよ。
ドッシュウウウウウウン!!
オーロ:!!しまった!:
俺は奴がQBした瞬間に既にFASANの砲撃
体勢に入っていた。
FASANのチャージした砲撃は全武装の
中でも群を抜いている。その上プラズマ弾だ。
この距離で多少離れたところでよけきれは
しないぞ。
バッガアアアアアン!!!
見事、FASANのチャージショットはオーロに
命中した。
オーロ:くっそおおおお!!!:シュワワワワ!
ドシュン!
オーロはシールドをしまう事が出来ず、
シールドでFASANのチャージショットを
受けつつ、更にQBで後方へと下がる。
621:逃さんぞ:ボッ!
ドシュウウウウ!!
ドドドドドドドドドド
ガコン
俺はABを吹かし、10連ミサイルを放つ。
ついでにカーティスもリロードしておく。
オーロ(まずい…!もうシールドの活動限界だ…!
あの10連ミサイルは受け切れん!
……後方には下がれない!)
シュン ドシュン!
オーロはシールドを格納し、サイドへのQBを
選択した。
だが、横に逃げようが後ろに下がろうが【奴は
もう既に終わっている。】
10連ミサイルを使わなかったのはな、この時の
ためだったんだよ。
後ろに下がって、離れたところでスタッガーする
事を選んでも、10連ミサイルの全てに当たれば、
無視できないダメージとなる。
そして、チャージブッタは間に合わなくても
ノンチャなら十分に入れられる時間がある。
今までのダメージと、10連ミサイル分の
ダメージが合わされば、高い直撃補正を
持つブッタの斬撃に、ACのAPが持たない。
そして、サイドにQBして10連ミサイルを
かわしたところで
スチャ
チャージしたカーティスを構え
ドシーーー
ズドン!!
奴がQBをした瞬間に、カーティスの溜めた弾丸を
撃つ。
ーーーュン!
オーロ:!!?:
ドッゴオオオオオオオオン!!!
オーロ:がああぁぁぁぁぁぁ!!:ビーッ!ビーッ!
ACS限界
カーティスの弾丸は、見事オーロのACに直撃した。
俺の【Fade crow】に積んでいるFCSは
【TALBOT】。ベイラムが開発した優秀な近中距離用
のロングセラー高級品だ。
【ABBOT】ほどではないが優秀な近距離アシスト
性能に、それなりに優秀な中距離補正。そして
これまた優秀なシングルミサイルロック機能。
【ABBOT】には出来ないスピードの中距離以遠の
照準計算も、【TALBOT】なら難なく出来る。
ドシュン!フォン
621:さぁ、お別れだ。:
オーロ:あぁ……:ビーッ!ビーッ!
ズッドオオオオオオオオン!!
俺は、チャージしたブッタを奴のコアコックピット
に突き立てた。
オーロAC:バチバチバチ
オーロ:あ…ぁ……、生き汚かった…俺の傭兵…
生…活……も…………これ…で………
やっ……と…………
ズバアアアアアン!!
オーロAC:バチバチバチ!キュウウゥゥゥン………
ブッタを斬り上げ、完全にとどめを
刺されたオーロのACは、眠るように
静かにその機能を停止させた。
621:ありがとうな、良いウォーミングアップには
なったよ。……そして、また評価を改めてやる。
………オーロ、あんたの筋は、悪くはなかったぜ。:
ウォルター:終わったか…621。……お前の
あの動き、姿勢固定をしていないだけでなく
まさか【全体カメラ】で戦っていたのか…?:
621:何バカなこと言ってやがる。成熟してない
AC乗りならともかく、熟練のAC乗りが
正面方向しかカメラを向けられない【メイン
カメラ】なんぞ使って戦うわけがないだろ?:
ウォルター:いや、そんなことは……まぁいい。
お前の実力、今回の戦闘で改めて見させてもらった。
……これならば、単に依頼を受けるより、もっと
いいお前の宣伝方法を取れる。:
621:ほう?:
ウォルター:だが、まずはブラックマーケットの
捕虜たちの確保と、今しがたやってきた
アーキバスのMT部隊の掃除をするぞ。
マーカー情報を送った。赤がアーキバスMT部隊
で、青が現存する生存者の集まりだ。:
621:……すごいな、これは。ネストって、
こんな事まで出来たのか……。
………真面目にセッティングをしてやるべき
だったかな。:
ウォルター:今さら愚痴っても仕方ない。
こういう事は俺に任せておけ。
優先順位は赤と青のマーカーが近い場所からだ。
アーキバスは捕虜の状態を問わないからな。
奴らの無茶で資金を下げられてはかなわん。
アーキバスが生存者と接触される前に、手際よく
処理していくぞ。:
621:全てを接触される前に阻止しろってのか?
そいつはちょっと無理難題と思うんだがな。:
ウォルター:問題ない。各地のアーキバスのMTの
兵力もドローンで確認済みだ。
こちらで組んだ最適なルートをそっちに表示する。
そのルートに沿えば、お前の実力なら十分に
アーキバスを生存者たちに会わせることなく
処理出来る。
お前はただ、実力を発揮することだけを考えれば
いい。:
621:……それもネストの機能か?:
ウォルター:俺の立案を、ネストは口頭で理解して
そのルートを、作成してくれた。
ネストも完璧な仕事をこなしてくれている。:
ネスト:お褒めいただき光栄です。マスター
ハンドラーウォルター:
621:…………すごいな、ネストは………:
ウォルター:…………はぁ。行くぞ、621。:
621:了解だ。:
ウォルター:それと、俺は【例の案】で少し
席を外す。以降はネストが案内する。:
ネスト:お任せください。マスターレイヴンの
お仕事を完遂出来るよう、ネストは役割を
果たします。:
621:頼むぞ。:
ネスト:ではルート案内を開始します。
まずは表示しました矢印の方向に向かってーーー
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
プルルップルルッ
ウォルター「久しぶりだな。ミシガン。」
ミシガン:その声は…いつ以来だ、ハンドラー・
ウォルター。どうやらうちの依頼を受けている
ようだが、何の用だ?:
ウォルター「提案があって、連絡した。依頼にも
はっきりと明示していたが、アーキバスとの
【
ミシガン:…貴様の猟犬にはクソほど煮湯を
飲まされた。
よくもぬけぬけと連絡をしてこれたな。
嫌味を言いに来ただけなら切るぞ。
貴様の言う通り、いつもだったらその嫌味に
リボンを返してやるところだがそれすらも
出来る余裕はないからな。:
ウォルター「待て、提案があると言っただろう。
……621を、お前が指揮するベイラム主力部隊の
侵略活動の応援に回そう。
621は、俺が使ってきたどのAC乗りとも一線を
画している。
621も加えれば、アーキバスとの戦況をひっくり
返せるだろう。」
ミシガン:ほう。お前の新しい猟犬を随分と
豪語するものだな。お前らしくはあるが。
だが、お断りだ!
お前の新しい猟犬はまだあまり実績がない。
今回の作戦はとても重大だ。
産まれたての子犬を信用するのは大間抜けの
やることだ!:
ウォルター「それなら安心しろ。その実績を
今から見せてやる。
送った位置情報の場所にベイラムの捕虜回収
部隊を送ってくれ。」
ミシガン:…いいだろう。起用するに足る
猟犬かどうか見定めさせてもらうぞ。:
プツ
ウォルター「さて、621、進捗はどうだ」
621:おかげさまで俺も驚くスピードで
アーキバスどもの全てを殲滅出来たよ。
今は、捕虜どもの確保に集中している
ところだ。:
ウォルター「さすがだな。俺の予想していた
時間より更に短い時間で殲滅し終えたか。
オペレートに戻ろう。そこを終えたら次は
北側の市場に向かえ。そこに1番生存者が
集まっているようだ。」
621:了解だ。……さて、覚悟してもらおうか?:
不良「あぁ、お慈悲を
ゴッ!
ネスト:マスターハンドラーウォルターに
報告。ゲストチャティがこちらに訪問して
来ています。中に入れますか?:
ウォルター「来たか。入れてやれ。」
ネスト:了承。マスターハンドラーウォルターの
権限により、ゲストチャティの入場を許可します。:
チャティ:やぁ、ハンドラーウォルター。
ビジターの仕事の調子はどうだ?:
ウォルター「すこぶる好調だ。621、あいつは
普通のAC乗りとは違う。
少なくとも俺の見て来た中であいつより習熟した
AC乗りは見たことがない。」
チャティ:それは素晴らしいな。…早速だが:
ウォルター「あぁ。ネスト、伝えていたように
こいつに武器の貸与とジェネレーターを
交換してやれ」
ネスト:了承。ゲストチャティに
【RF-024 TURNER】と【HI-32: BU-TT/A】
を貸し出し、ジェネレーター【AG-E-013 YABA】
への換装作業を実行します。:
ウィィィィィ、ガチャン、ガチャン
ネスト:貸与と換装完了。お疲れ様でした。:
チャティ:やはり何度見ても素晴らしい
設備だな。この【レイヴンズネスト】は。
ボスも詳しく調べたがっていた。
…では、任務に戻るとしよう。:
ウォルター「あぁ、引き続き頼む。」
チャティ:…いや、その前に、ウォルターに
伝えておくべきことがある。:
ウォルター「…?何だ?」ーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー
〜〜12:45〜〜
ベイラム隊員MT:何だ…!?これは…!!:
621:よう、遅かったじゃねえか。:
俺は最初に訪れた広場に、気絶させた生存者
たちを山と積み上げ、ベイラムの木端を出迎え
てやる。
MTだから表情はわからんが、きっと、最高に
間抜けな顔をしていることだろう。
ここに集めた捕虜の数は5426人。全員無傷だ。
ベイラム隊員MT:負傷らしい傷は見当たらないが…
まさか、全員無傷で気絶させたと言うのか…!?:
621:見れば分かるだろう? 質問や、驚くことに
リソースを割く暇があるならさっさと捕虜の人数を
確かめて、勘定を決めてもらいたいもの
なんだがな。:
別ベイラム隊員:こちら、オオサワです!報告が
あります! わ、私が確認いたしてます持ち場
にて、無数のアーキバスのMTの残骸が転がって
います!
他部隊も各地で同じように残骸を確認している
との報告があがってきております!
それらを合わせますと…ゆうに1000体を
超えているものと…!
しかも!アーキバスが雇ったと思われる独立傭兵の
ACも3機、何者かにより撃墜されたものも
確認されております!
オールバニー隊員、独立傭兵レイヴンに確認を
願いたく思います!:
ベイラム隊員:なんだと…!?1000体を超える
MTが……!?
ど、独立傭兵レイヴン!! 他の隊員からの
報告で各地でアーキバスのMTの残骸が多数と
AC3機の撃墜機体が確認されたと報告が来た!
まさかとは思うが……お前1人でやったのか!?:
621:正確には1584体だ。流石に骨が折れた。
どいつもこいつも大したことはなかったが、
何せ数のせいで弾がすっからかんだ。
最後の方はほぼブッタだけで戦ったよ。
それより、早く確保した捕虜が申告と合致して
いるか確かめろ。:
ベイラム隊員:あ、えっ……と………:
621:……お前の歯切れの悪さを当ててやろうか?
最初は情報をはかすための【拷問用】として
無事な部位を多く残してほしいためかと思ったが…
なるほど、ACで捕虜に重傷を負わせることなく、
捕えることは不可能と判断して、捕らえた捕虜の
値段を値切るためだったわけか。
言っておくが、俺はビタ一文も安くする気はない。
【ほぼ無傷で捕らえた場合12000COAMを支払う】
とお前たちが決めたんだ。
1500体以上のMTを1人で破壊した傭兵さんの
機嫌を損ねさせるのは賢いと思えないが?:
ベイラム隊員:だ、だが………この人数を全て
12000COAMで支払うと……ベイラムの
資金が………
ミシガン:構わんオールバニー!そこの捕虜ども
を全て12000COAMで換算して俺に報告
してこい!:
ベイラム隊員:あ、え…!?この声は、総長!!?
し、しかし、こんな大勢の人数をそのような
高額レートで換算したら、うちの資金が…!:
ミシガン:よし、オールバニー。貴様にはミシガン
による節穴を讃えた勲章をくれてやろう!
その独立傭兵はAC単騎でブラックマーケット
を制圧した上に、アーキバスの戦力を大きく
削いだのだぞ!
5000人の無傷の捕虜と1500体の敵方MTの
壊滅とAC3機の撃墜。
一体貴様の何人分の働きになるのかそのスカスカの
脳みそで考えてみろ!!:
ベイラム隊員:えっと…200人くらいでしょうか?:
ミシガン:ほう、大きく出たな!オールバニー!!
貴様の自信に、俺は感涙ものの衝撃を受けている!
よし!帰って来たらこのミシガンが直々に貴様の
実力の確認も兼ねて、スパーリングをしてやろう!:
ベイラム隊員:ひぃ!!う、うそです!!桁をひとつ
間違えていました!2000人です!:
ミシガン:答えてないでそこの独立傭兵と俺と通信を
繋げ!:
ベイラム隊員:え!?ひどくないですか!?総長!:
ミシガン:やかましい!さっさとしろ!それとも
ミシガン流特別スパーリングを所望しているか!?:
ベイラム隊員:ひいいいい!!してませんしてません!
す、すぐにお繋ぎします!!:
ガチャ
ミシガン:お前がウォルターの飼い犬だな?:
621:なるほど、あんたが有名なベイラムの
歩く地獄のミシガン総長か。:
ミシガン:報酬の事なら心配するな。ビタ一文
ピッタリと貴様の飼い主に送りつけておいて
やる。:
621:いいね。さすがは総長様だ。目の前の木端
とは器が違うねぇ。:
ベイラム隊員:……………:ぐすっ
ミシガン:…………………:
621:………なんだ?察するに俺に直々に声を
おかけくださったのは、別の意図があるん
じゃありませんか?:
ミシガン:………ふんっ、『相変わらずだな。
貴様の皮肉ぶりは』。:
621:なに?:
ミシガン:いいだろう。ハンドラー・ウォルター、
貴様の提案に乗ってやる。
どうせ聞いているのだろう? ならここで
作戦概要のブリーフィングを行う!一字一句
聞き漏らすな!!:
621:なんだと?おい!俺はまだ上手く状況を
飲み込めて…
ミシガン:やかましい!ワンと吠えておけ!
文句なら貴様の飼い主に噛みつけ!
では作戦概要だ!我々ベイラム主力部隊は
早くも俺たちの喉元にまで迫って来たアーキバス
勢力に対抗するため、ベイラム本拠点周辺の
迅速な制圧に出ている!
次の目標地点は【百鬼夜行】だとかと
呼ばれている自治区だ!
立地と地形的にうちのMTと武装倉庫にうって
つけの場所と言えるだろう!
ベイラムの主力MT部隊を率いるのはレッドガン
の【G4】と【G5】の2名の役立たずだ!
貴様はうちの役立たずどもにつける安い
おまけとして、働いてもらう!:
621:……はぁ、具体的に何をすればいい?:
ミシガン:さっきまで従事していた依頼と
変わらずだ! 貴様は惨めに這いずり回る
大間抜け共を捕らえ、アーキバスのMTを
うちの役立たずどもと一緒に撃破しろ!
ただし、アーキバスも主力としてヴェスパー
を投入して来ている。
そいつらの相手はレッドガンの役立たずどもに
任せておけ!:
621:了解だ。:
ミシガン:よし!では貴様に1昨日空きが出た
ラッキーナンバー、コールサインG13を貸与
する!
G13!復唱!:
621:……G13、レイヴン:
ミシガン:復唱したな! 次の遠足は15分後に
開始だ!遠足に遅刻は厳禁だ!
時間通りに必ず来い!! 以上!:
プツッ!
621:……くそったれ、言いたいことだけ言って
切りやがって。これがあんたの策か?
ハンドラー・ウォルター?:
ウォルター:あぁ、ベイラムの歩く地獄も
お前の実力の爪痕を見て無視出来なかった
わけだ。 俺たちにとっていい方向に向いて
来ている。これもお前の仕事ぶりが運んできた
結果だ。:
621:……次の仕事でもっと声と信用を稼いで
やるさ。【
ウォルター:あぁ、期待しているぞ。:
621:だが、まずはそっちに戻って補給しないとな。
アーキバスとの戦闘で機体は損傷軽微でも残弾が
重症だ。:
ウォルター:それなら心配するな。【既にそっちに
送っている。】:
621:なに?何を送ったって
シュゴオオオオオオオ!
621:!?:
シュウウウゥゥゥ、ドン
621:な、何だこれは?:
ウォルター:補給物資だ。近づいてみろ。:
621:………:
ピコーン!機体反応一致しました!
ドシュウウウウゥゥゥ
621:こ、これは!! 完全修復キットに
俺の武装の弾まであるじゃないか!
こ、これもネストの機能だっていうのか!?:
ウォルター:そうだ。持ち主はお前なのに
俺よりお前の方が驚くことが増えて来たな。
さぁ、早く補給を済ませろ。621。:
621:……はぁ、こんな機能があるなんて知って
いたらもっと楽になっていた仕事があったな。
……了解。:
スチャチャチャチャチャチャ
キュウウン!
621:補給完了。文字通りの全快だ。:
ウォルター:よし。ではすぐに向かえ。:
621:了解。……その前に、そこのベイラム野郎:
ベイラム隊員:…へ?私のことか?:
621:間抜け野郎。お前しかいないだろうが。
捕虜の数は5426人だ。多少は減っているかも
しれんが、大きく数を減らして勘定したら
地獄の果てまで追いかけて【お話】する
からな? 俺は算数なら出来るからな。:
ベイラム隊員:は、はい……:
621:よし。じゃあさっさと行くか。:
シュゴオオオオオオオ!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シュゴオオオオオオオ!!!
サオリ「……あれは」
ミサキ「ここを単騎でたったの30分ほどで
攻め落とした、1番やばいロボットだね。」
アツコ「あのロボット、おそらく向こうの
世界で照らし合わせてみても普通じゃないはず。
全てはよく聞こえなかったけど、【AC単騎で
これだけのMTを相手どれるなんておかしい】と
いうような会話をしていた。
……しかも結果的にそのMTの部隊の方を
全て壊滅させたわけだし。」
サオリ「その上で、あれだけの数のロボット
を相手にして、最後まで被弾らしい被弾を
していなかった。
……おそらく、あのロボットが今キヴォトスで
侵略しに来ているロボットたちの中で、1番
脅威となるロボットだろう。」
アル「そ、それだけじゃないわよぉ〜」
サオリ「便利屋68だったか?ここで偶然
鉢合わせられたのは今の状況にとっては
良かったが、お前たちも何か見たのか。」
カヨコ「あいつ…あのMTと呼ばれている
軍勢が来る前に、同じ種類と思われる
ACっていうロボットの3機と同時に
交戦していたんだけど、2分とかからずに
3機とも撃墜していた。」
ハルカ「本当に怖かったですぅ…!」
ムツキ「くっふふ〜!見つかってたら
私たちなんて1秒もかからず制圧されてた
かもね〜? 本当に見つからなくて良かったね?
アルちゃん?」
アル「なっ!?私は別にっ!?
………うぅ、嘘。今回ばかりは本当に
見つからなくて良かったわああぁぁぁ!!」
サオリ「聞けば聞くほど異常だな……。
本当に中に乗ってるのが人間なのか疑いたく
なってくる。」
ヒヨリ「ほ、本当に何処かに行ってくれて
良かったですぅ〜……」
ミサキ「そうかな。代わりにあいつの仲間と
思われるMTだとかの量産ロボットのような
奴らが大勢来た。私たちの武装はあのロボット
たちに全く効かないのも証明済みだし、逃げる
事しか出来ない今の状況におけば、むしろ
もっと厄介な事態になってしまったかもね。」
ヒヨリ「うぅ……」
サオリ「……みんな、ここを脱出して、何と
してでも先生に会うぞ。」
ミサキ「先生、モモトークに反応しないけど…」
サオリ「大丈夫だ。あの人が死ぬわけがない。
きっと今頃は今回のロボットの大侵略に対抗
するため、動いているはずだ。」
アツコ「…そうだね。私たちも生きて先生に
会って、【
ならない。
おそらく、あのロボットが、私たちの、この
キヴォトスの命運の鍵を強く握ることになる。」
カヨコ「そうだね。ロボット兵たちと同レベルで
あのロボット本体への対策案を別途用意しな
ければならないほどに、あのロボットはまずい。」
アル「そ、そうね!とにかくまずは物騒な場所
から脱出することよ!」
ムツキ「アルちゃん?物騒じゃないところなんて
今のキヴォトスで探す方が困難だと思うよ?」
アル「うぅ!」
サオリ「……連邦生徒会に行くぞ。あそこなら
先生の所在について何か情報を持っているはずだ。」
カヨコ「そうだね。それがいいと思う。」
アル「ふっ!き、決まりね!私もそう考えていた
ところよ!アリウススクワッドだったかしら?
ここは協働してここから脱出しようじゃない!」
ムツキ「くっふふ〜、アルちゃん脚ガクガク
だよぉ〜?そんなんでちゃんと走れる〜?」
ハルカ「アル様!例え死地だろうと私はアル様に
どこまでもついていきます!」
サオリ「すまない。頼りになる。では行くぞ!」
------------------
スキャン機能について
はい、勝手に強化してます。まぁいいでしょ!
どうせみんなそんなに使わないっしょ!
近接武装についての補足。
近接武装も、エネルギー射撃武器と同様
使う回数や時間によってオーバーヒートする
という設定です。
原作のように、一度出したら即オーバーヒート
ではありません。
それを踏まえた上で、原作では最強格に近い
ブッタがどうしてfiers kivototh人たちに評価
されにくいかと言いますと。
・本文でも記してあったように、近接攻撃
の基本である通常攻撃でもスタッガー中に、
装甲無視で確殺出来ないため。
・621はチャージすりゃええやんって言って
ますがそもそもチャージするのに1秒未満の
一瞬の溜めが必要なので、スタッガー中の硬直
時間にチャージ攻撃を当てるとか不可能に近い
ため。(私の小説では原作よりもスタッガー
硬直が短めというのもあります。)
・不可能に近いというのはキッチリスタッガー
計算をした上で、スタッガーするタイミングを
予測すれば、十分チャージ攻撃を当てられるが、
621のようにアセンに深い知識を持っている人は
ほとんど存在していないので、スタッガー予測
とか出来る人もほとんどいない。
というか、しても、不確定要素はある。
・それは621も理解しているが、実はスタッガー
してからでも硬直中にチャージ攻撃を当てる事が
出来る。……-が、スタッガー確認してから
チャージ攻撃を当てるには強化人間込みで人間
やめてるレベルの反応速度がいるため、これまた
621にしか出来ないため。
ここから記述する事が最大の理由ですが…
・そもそも【世間一般的には】完全上位互換の
LBというレザブレがあるため。
原作では高低差に弱く、いまいち使いにくい
レザブレですが、この小説では普通に縦振りも
出来るので、高低差に弱いとかいう概念がない。
性能としても原作では1回しか振れませんでしたが
ここではオーバーヒートするまでなら何回でも
振れるという設定である。
・射程
ブッタ=LB<チャージブッタ<<<チャージLB
・冷却時間
LBより約2倍ブッタが長い
・発熱
ブッタ=4/3LBなので大きな差がない。
チャージすると
ブッタ×2=チャージブッタ
チャージLBは1発オーバーヒート
なのでチャージには明確にブッタに
軍牌が上がりそうですが
・総火力
チャージLB>>>>>>>>通常ブッタぶんぶん
>通常LBぶんぶん>チャージブッタ
出始め
通常ブッタ>>通常LB>チャージブッタ=チャージLB
つまり、この小説でのチャージLBは原作の
ような広範囲薙ぎ払い攻撃も出来るかつ、
高低差にも対応出来るかつ、範囲もバカ広くて
火力もすんげえ痛い。その代わり放った後の
硬直がかなり長く、明確な隙になる。
ただし出はチャージブッタと変わらない。
そのため、LBは通常攻撃とチャージ攻撃とで
明確に役割分担が出来ており、通常の接近戦で
使える通常LB、カウンターや、重い一撃を
与えたい他にも、周りの雑魚を一掃するのにも
使えるチャージLB、というように使い分けが
しやすい。
それに比べ、ブッタはチャージしたらLBより
長くはなるけど通常と使用感変わんねーし、
てゆーか、そもそも通常攻撃でスタッガー
した奴を確実に殺せねーし(近接武装の
基本なので、レザブレは可能。
もちろんスタッガー見てから振るの余裕
なので、ブッタより確殺難易度が遥かに低い)
………というのが、世間でのブッタの評価です。
ただし、使用時間はブッタの方が長めなので
防御性能(この小説では近接ソードで相手の
弾丸を弾いたり相手のソードを受け止める
事ができます)に限って言えばブッタの方が
優れてはいる、と評価されてます。
「うん、それで?」というのも世間様の
評価ですが。
・621的には安定した火力を出しやすく、チャージで
周りの雑魚を一掃することもできる。
隙が少なく振りやすく、当てやすいチャージブッタに
火力の出しやすさに比肩するものはなく、手数も
多く、射程の長さも申し分がない、最強の近接の
通常ブッタ……という評価であり、この小説でも
結論的には【本当はLBより明らかにブッタの方が
強い】のですが……あくまで理論値を出せればで
あり、これまた【強化人間含めて人間やめて
なければ】ブッタの真価は発揮出来ないです。
よって、『今のところ』621しかブッタを
使いこなせる人はいません。
『ヒナちゃんあたりが持ったらやばそうですね』
【AQB】について
この小説ではサイドだけでなく、前への
AQBも可能としています。
そのため、原作より遥かに機体への距離詰めが
やりやすくなっております。引き機涙目ですね!
察しの方もいるかと思いますが、この小説では
引き機は不利気味です。
ただし、普段僕たちが殴り合っているネスト
アリーナと違ってありとあらゆる状況が
あり得るAC世界。むしろタイマン戦闘などは
中々なく、大抵は多対一が想定されます。
なので、近寄らなきゃ始まらない格闘機
より、身の安全を確保しやすい引き機の
方がこの小説のAC乗りたちには需要が
あります。
ちなみに後方AQBもありますが、しても
前へのAB推力と相殺されてただスピードが
遅くなるだけなので、需要もやる価値も
全くありません。
【カメラについて】
イグアスパイセンがACは360°カメラで
見渡せると言ってましたが、実はカメラ
モードというのがあり
360°全てを見渡せるカメラを【オールカメラ】
ACのヘッドカメラのみを使う【メインカメラ】
の2タイプがあります。
メインカメラモードは要は人間の目と同じと
思っておいてください。この状態の時は
普段のように顔や瞳を動かせばそれに合わせて
カメラが追従してくれるので、カメラを
操作するリソースを省けるというのが
利点であり、AC戦闘をする時は【メインカメラ】で
戦うのが常識という認識です。
【オールカメラ】は普段の周囲警戒時などに
用いるカメラです。
つまり、イグアスパイセンはツルギたちとは
【戦闘】にすらならないと思っていたので
【オールカメラ】の状態でいたわけですね。
【姿勢固定】ってなんぞや。
またまたオリ設定をぶっ込んでますが、
ACを正面に向いた状態で固定させる
という意味です。
この小説のACではより人間の構造に近く
なっており、ゲームでは出来ない、体を
正面に向けたまま横に撃ったり、体を捻って
背後に撃つとかも出来ます。
姿勢固定するとは要はゲームの状態にすると
いう認識でいてくれたらOKです。
また、左親指部分に、ACの身体の向きを
操作できるスティックのようなものが
ついています。
【姿勢固定の追従】とは、メインカメラに
身体の向きを合わせ続ける能力のことです。
ちなみにAC戦をする時は普通に【姿勢固定】
させるのが常識です。
要はオーロさんとウォルターさんは
【メインカメラ】を使っている様子も
【姿勢も固定せず】戦っており、それにも
関わらずものすげえ正確な射撃と戦闘を
してくるので「こいつおかしいんか?」って
事を言っております。
そりゃそうですね。人間的な動きは
出来るけど、あまりにも難易度が
高いので身体ごと向きを変えさせながら
戦闘するのが常識なのに、人間の動きと
全く変わらない動きかつ、目で見もせずに
すげえ正確に射撃してくるわ人間なら完全な
死角からの攻撃にも対応してくるわで、
マジでこの621はイカれています。
まぁ、原作はそれ以上にイカれてる評価
なのでモーマンタイでしょう!