ブルーアーカイブ:〜ACⅥ Fires of Kivototh編〜   作:とある渓流にいるかわうそ

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資格の勉強をしていたため、投稿が遅れてしまい
ました……


17話 結集1

 

 

〜〜13:40〜〜

 

 

チャティ:さて、マーカー情報によれば

ここのはずだが:

 

俺は現在ビジターとウォルターの作戦の

うちの一つ、連邦生徒会に赴き、生徒会

メンバーの救出に向かっているところだ。

ウォルターたちの目的は企業たちと同じく

コーラルの在処の情報の入手。

そこに辿り着くために彼女たちから情報を

引き出さなければならず、故に彼女たちには

死んでもらっては困るのだ。

 

チャティ:ビジターは先に彼女たちをアビドスに

連れてきてから話をしろと言ってたな…

ミスをしてしまったな。:

 

混乱を防ぐために先に説明をしたが、

この一刻も争う中で彼女たちの連行が遅れて

しまったというのは中々に許されざるミス

だったかもしれない。

随分とここに来るのに時間がかかってしまった。

一つは輸送するための入れ物を探すのに手間取って

しまった事と、もう一つは思ったより『厄介』な

事態になっていたためだ。

果たして、彼女たちは無事だろうか…。

……いや、それは杞憂だったようだ。

本部と思われる大きなビルの前に、人溜まりが

出来ているのが見える。

あれが連邦生徒会か。このキヴォトスでの、

秘匿情報を有していると目される組織。

こうして『実際に会うのは初めてだな。』

 

 

ドシュ!カシュウウウゥゥゥゥゥ…

 

 

彼女たちの前に私は降り立つ。

 

リン「お待ちしておりました。ロニーさん。」

 

さて、演技をしなくてはな。

 

チャティ:……俺が来るまで、中に篭ってろと

言ったはずだが?:

 

率直な疑問だ。どうやらまだここまで侵略の

魔の手が来てないのは幸いだったが

何故危険なのに外に出ているのだろうか。

 

リン「いましたよ。それだけ目立てば遠くから

でも十分視認できます。」

 

チャティ:……確かに言われてみればそうかも

しれんな。:

 

盲点だったな。普段からACサイズの作り物を

触っているものだからその辺は麻痺している

かもしれない。

さて、早速『厄介な事』について話さなければ

ならないか。

 

チャティ:…すまないな。思ったより時間が

かかっちまった。:

 

リン「……え?そうでしょうか?アビドスから

来たのであれば、むしろ早いぐらいでは…」

 

チャティ:ACなら航行モードにして最高速で

飛ばせば15分もかからずアビドスからここまで

来れる。:

 

リン「えぇ!?そ、そんなにスピードを出せる

のですか!? やはりACとは規格外ですね…」

 

アオイ「それを考えれば、逆算すれば確かに

不自然なほど時間がかかっていますね。

私たちを入れるためのその列車を探すのを

加味しても、6倍ほど時間がかかってるのは

何故でしょうか?」

 

チャティ:……あんたは?:

 

アオイ「あぁ、申し遅れてしまいました。

私は連邦生徒会で財政を担当する財務室長、

【扇喜アオイ】と言います。アオイとお呼び

ください。よろしくお願いします。」

 

チャティ:……それは素のしゃべり方か?

しゃべりにくければ別に畏まらなくても

いいぞ。:

 

アオイ「そうですか。では遠慮なく。

それで、どうしてこんなにも時間がかかって

しまったのかしら。」

 

リン「アオイ!せっかく私たちのために協力

してくださっているロニーさんに少し失礼

ですよ!」

 

アオイ「あぁ、ごめんなさい。責めてるつもり

で聞いてるつもりは微塵もなかったけれど、

そう聞こえたなら謝るわ。

……私はここまで遅れてしまうほどに状況が

悪化しているのではないかと不安になって

いるのよ。」

 

リン「え……」

 

チャティ:……アオイは鋭いな。お察しの通りだ。

………企業たちの侵略が思った以上に早い。

もうすぐそこまで来ているほどだ。

そして、アーキバスとベイラムの領土合戦が

本格化してきている。どこもかしこももう

戦火に包まれている。:

 

そう、これが【厄介な事だ。】

 

チャティ:俺は、お前たちの味方をしている。

奴らからしてみれば所属不明の傭兵というわけだ。

つまり、見つかれば俺はアーキバスからもベイラム

からも双方に攻撃を加えられてしまう。

企業は自分以外の所属のACは全て攻撃する

からな。

奴らに隠れてここまでやってくるのに苦心

した。:

 

リン「………」ギリ

 

アオイ「そう……人様の土地を我が物顔で

めちゃくちゃに踏み荒らしているのね…

本当に最低な奴ら……!」ギュッ!

 

チャティ:さぁ、出来る限りこの列車の中に

乗り込んでくれ。時間がない。

おそらく戻りはもっと時間がかかることになる。:

 

 

ドン!

 

 

そう言って、俺は手に持つ列車をリンたちの

前に置いた。

 

リン「……では、皆さん。乗りこみましょう。」

 

アオイ「……覚悟はしてたけれど、これだけ

大きな列車を持ってきてくれたなら、予定

していた人員は乗り込めそうね。」

 

チャティ:…………すまないな。:

 

アオイの言葉で俺は察する。

おそらく、ここを守るために何人かは残るの

だろう。まさに死地に置いていかれるわけ

だが、全員が覚悟の決まった顔をしている。

 

リン「謝らないでください。ここを奴らに

易々と明け渡すわけにはいきませんから。」

 

アオイ「ここにはキヴォトスの最重要機密が

眠っているからね。そして、そこの場所を

知っている者、特にアクセス権限を持つ者は

絶対に奴らに捕まるわけにはいかないわ。」

 

リン「だからここに残るのは、そう言った

情報を知らない生徒会役員です。」

 

チャティ:……お前たちの覚悟に敬意を表そう。

さぁ、早く

 

 

「待ってくれ!!」

 

 

その時、後方から大きな声が響くのが

聞こえた。

 

チャティ:誰だ!!!:スチャ!

 

俺はすぐさま声が響いた方向に右手の

アサルトライフルを構える。

そして、構えてから気がついた。

先ほどの声は無線から発せられる特有の

機械音が混じっていない、完全な人の声帯のみの

肉声であったと。

現に、俺が向ける銃口の先には複数名の

生身の少女たちが立っているだけだ。

 

ヒヨリ「ひいぃっ!!」

 

アル「ちょちょちょっ!ま!待ちなさい!?

話を聞いてちょうだい!!」

 

ムツキ「くっふふ〜、アルちゃんビビりまくって

るぅ〜」

 

アル「び!びびびびびびってなんてなな

なないわよ!?」

 

サオリ「話を聞かせてもらった!すまないが、

私たちも連れて行ってくれないか!!

先生にどうしても伝えたい事があるんだ!!」

 

ミサキ「まずは話を聞いてくれないかな?」

 

チャティ:……知り合いか?:

 

俺は8人の少女の正体について知っているか、

リンに質問する。

リンも俺から自分に質問を向けられるだろうという

事を予想していたらしく、すぐに問いに答える。

 

リン「えぇ。この際詳しいことは省きますが、

全員が腕の立つ生徒です。」

 

アオイ「スクワッドの4人はまだ仮釈放という

形だけれどね。でもこのような事態になった以上

些末な事ね。問題は彼女たちを受け入れるなら

その分私たちが乗れない人数が増えることだけれど…」

 

連邦生徒会役員「問題ありません。私たちも覚悟は

出来ています。」

 

連邦生徒会役員「今、求められる生徒は戦闘の

腕が立つ者です。アリウススクワッドの皆さんや

便利屋68の皆さんは私たちよりよほど腕の立つ

生徒さんです。彼女たちこそ行くべきでしょう。」

 

リン「…すみません。皆さん。」

 

チャティ:決まりだな。アリウススクワッドに

便利屋68と言ったか?いいだろう!早く乗れ!:

 

サオリ「すまない!!」

 

ミサキ「…元犯罪者の私たちを説得するまでもなく

受け入れてくれるなんてね。」

 

カヨコ「さすがに連邦生徒会の生徒たちは優秀だね。」

 

ムツキ「そうだね〜。こぉーんな胡散臭そうな

企業も受け入れてくれるなんて生徒会長代理を

務めるだけあって器が大きいね!」

 

アル「う、胡散臭くないわよ!?私たち便利屋68は

誰もが怖れる立派なアウトロー集団よぉ!!」

 

ムツキ「はいはい(笑)」

 

アル「キーーーーーッ!!ちょっとバカに

してるでしょう!?ムツキ室長!!」

 

ハルカ「アル様!例え皆から侮られようとも

私だけはいつまでもアル様に尊敬を捧げ続け

ます!」

 

アツコ「…………」

 

リン「私たちも、早く乗りこみましょう。」

 

アオイ「えぇ。」

 

俺は乗り込めるだけの連邦生徒会と先ほど来た

8人の生徒たち全員が列車に乗り込むのを確認

して、出発の合図を出す。

 

チャティ:乗り込んだな?では行くぞ。

悪いが乗り心地には期待しないでくれよ?

むしろ、想像する限りの最悪で考えていて

くれ。 何しろ、これから来る道中よりももっと

激しくなっている戦場のど真ん中を突っ切ら

なければならないからな。

最悪、俺が戦闘する事態もあり得るかもしれない。:

 

リン「お願いします。ロニーさん。あなたは

私たちのことはお気になさらず、出来る限り

急いでアビドス高校に向かってください。」

 

チャティ:あぁ。:

 

 

ブオオオオォォォォォ

 

 

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〜〜14:00〜〜

 

 

………どれだけの時間が経っただろうか。

ロニーたちはまだ帰って来ない。

何かあったのだろうか?

………いや、何もない方が今となっては可能性が

低いだろう………。

対策委員会のテレビからはどのチャンネルでも

報道ばかりが流れていたが、今となっては

モノクロの粒嵐と耳に障るノイズ音が流れ

続けるだけ。

連邦生徒会の公式チャンネルもニュースは

おろか、機能そのものが完全に停止してしまった。

電車などの交通機関はもちろん、水道や電気などの

インフラだってもうまともに使えない場所が

出始めているだろう。

目にこそ見えないが、戦火は広がり続けている。

美しかったキヴォトスは、血と汚い欲望を孕んだ

鉄錆に侵食され続けている。

力ない私に出来る事は、せめて彼らが鉄錆に飲み

込まれてしまわない事を祈るだけだ……

 

セリカ「………あ」

 

突如、セリカが間の抜けた声をこぼす。

そして、すぐにこの部屋の全員に呼びかけた。

 

セリカ「せ、先生!みんな!!あれ!!

来た!ついに来たよ!!」

 

先生「……?」

 

セリカの声に、力なく振り向くしか出来ない

私は、しかし、次の言葉で一気に活力を

取り戻す事となる。

 

セリカ「生存者だよ!!」

 

先生「!!!!!」ガバッ!

 

私を筆頭に、セリカ以外の皆が一斉に窓に

駆け寄る。

 

シロコ「ん、あれは……ファウスト……じゃ

なかった、ヒフミ。」

 

ノノミ「あっちは……格好からしてゲヘナの

方々でしょうか…?」

 

セリカ「……ゲヘナとトリニティが仲良く

行進するなんてね…」

 

アヤネ「仕方ないよ…… ゲヘナとトリニティは……

最も被害を受けた自治区だから……」

 

ホシノ「……ここから数えてみても、生存者は100人

にも満たなさそうだね…。キヴォトスでも、屈指の

力と範囲を持つ自治区なのに………」

 

先生「みんなっ!!!」ダッ!

 

皆の姿を確認した私はすぐに反転し、脱兎のような

スピードで対策委員会の部屋から飛び出した。

 

シロコ「先生っ!」

 

シロコの声が聞こえるが、関係ない。

私は一刻も早く、被害を受けた生徒たちの元に

向かわずにはいられない。

何度も何度も転びながらもすぐに跳ね起きる。

私の脳は、足をどれほど早く前に出せるか、

その事以外の安全装置(転ばないこと)やらセーブ機能(スタミナ)やらは

度外視だ。

私の心は、ただただ1秒でも早く心身に深い

傷を負ったであろう生徒たちの元に辿りつく

事だけで支配されている。

 

先生「みんな!!!!」

 

まるで暴走機関車の様相で、間違いなく過去

最高速度の走力を出したであろう私は1分と

満たない時間でここに来たトリニティとゲヘナの

皆の前に辿り着いた。

 

ヒフミ「せん…せい……」うるる

 

アズサ「あぁ……本物だ……」

 

カズサ「うぅ……せんせぇ…!」

 

私の顔を見た途端、ただの1人も欠ける事なく

全員が目に涙を浮かばせる。

……なんて酷い…。皆、年頃の女の子なのに

顔はすすだらけで、服もあちこちが破れている。

その様子を見るだけで、皆が経験したであろう

凄惨な状況を容易く想像出来てしまう。

心が張り裂けそうな私だが……私は大人だ。

生徒たちが安心出来るように、私は強く

あらねばならない。

 

先生「みんな…無事?」

 

あぁ、ちくしょう…… 私は大人なのに、私だけは

強くあらねばならないのに……

絞り出た言葉は、定型文のようなお粗末なものだし

目から涙を出すことを堪えきれない……

 

だが、生徒たちは私の言葉で、ずっと苛み続けていた

不安が、安心に変わったかのようにーーー

 

 

「「「「うわあああぁぁぁぁん!!!!」」」」

 

 

堰を切ったように、一斉に私に駆け寄ってきた。

 

ヒフミ「うえぇぇぇぇぇ!!!!

せんせええぇぇぇ!!!!!」ボタボタ

 

コハル「怖かったんだから

あああぁぁぁ!!!」ボタボタ

 

セリナ「うあああぁぁぁぁぁぁ!!!」ボタボタ

 

チナツ「辛かったです……本当に本当に!!

あぁ、先生の温もりを感じますぅ…!」

 

先生「あぁ……皆……! 酷い状態だ…。

かわいい顔も真っ黒だし、服もボロボロだ…。

辛かっただろう…!もう、もう大丈夫だからね。

先生が、ついているから……!」ボロボロ

 

あぁ、本当に情けない大人だ、私というやつは。

涙が、涙が止まらない。全く、堪えることが

出来ない…!

私の中に生じた安堵と憐憫が、私の涙を

加速させ続ける。

 

ジュンコ「ううううぅぅぅ!!!先生の

温もりが伝わるよ…!すごく、安心出来る…」

 

ウイ「ずっと……こうしていたい…です……」

 

それでもこんな情けない大人の懐でも、みんなは

安心してくれているようだ……。

本当に、みんな、みんな、良い子たちだ。

……それだけに、純粋で善良な生徒たちが悲壮に

満ちた顔をしていたことが、何よりも悲しく、

かわいそうでならない。

皆の顔を見れば、見るほど、安堵の気持ち以上に

星外からやってきた企業への怒りが、どんどん

煮えたぎって行く。

 

ホシノ「うへぇ…先生速すぎだよぉ〜……」

 

セリカ「キヴォトス人の私たちでも追いつけない

とか…ヤバすぎ……」

 

遅れて、アビドスのみんなもやって来た。

 

ノノミ「………皆さん、よく頑張りましたね…」

 

アヤネ「ここにいては日も照って暑いでしょう…。

皆さん、早く校内に………」

 

シロコ「……んぅ?」

 

シロコが首を傾げ、疑問を孕んだ声を漏らした。

その目は……私に寄ってきていない生徒たちの

方へと向けられていた。

私も、シロコの目に釣られ、同じ方向を見ると

違和感を感じた。

その違和感をシロコが口にする。

 

シロコ「えっと…… 誰かよく知らないけど、

それ、何をおぶっているの?」

 

その疑問に、さっきまで安堵に満ちていた生徒たち

の顔は一気にどん底のように暗い影を落とした。

シロコが質問を向けたアカリの他に、ハルナや

ハスミ、ハナコ、ハナエ………多数の生徒が

背に何かを背負っていた。

……いや、まさか……… いや、ちがう…ちがう!!

そんな、そんな残酷な事など…!

 

シロコ「せんせ?…………え、ま、さか…」

 

ハナコ「………………」

 

シロコは私の反応を見て、何かを察したように

言葉を口にする。

 

シロコ「人、なの……?それ………!?」

 

フルフルと信じられない顔でシロコが

質問すると

 

チナツ:カクッ

 

私の目の前で、チナツは膝から崩れ落ちた。

 

チナツ「あぁ…ごめんなさい、ごめんなさい

ヒナ委員長、イオリ…… 私だけが………

私が、鈍臭いために……アコも………

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

あ、うううぅぅぅぅぅ!!!!」

 

ポロポロ

 

そんな事を呟きながらチナツは目から滝のように

涙をこぼし始める。

周りも先ほどまでの感動は嘘のように霧散し、

悲壮と涙だけが辺りを支配していた。

 

先生「………………」

 

私は呆然と立つしか出来なかった。

先生としての責務や大人の責任なども完全に

置き去りにして、ただただ信じたくない現実を

直視する事しか出来ない。

 

ハスミ「……アビドス校の皆さん。失礼を承知で

お願いします。……せめて、重傷を負っている方々

たちだけでも、部屋と医療品の供与をしていただけ

ませんか?

……もう、私たちには借りを返せる資産など

皆無ですが、このままでは、ツルギも、イチカも

ゲヘナの皆さんだって…どうか……どうか……」

 

目尻に涙を浮かべてはいるものの、ハスミは

比較的冷静さを保っているように見える。

シロコの反応はいたって通常通りの反応だ…。

……背中におぶっているものが私の生徒だなんて、

思いたくない……。

だって、あまりにも、惨すぎるだろう……!?

ハナコがおぶっているのは、ミカだろうと

分かる。……いいや、間違いなく、ミカなのだと

確信できるが……

私は……私は、その確信を全力で否定したい……。

今も何か一欠片でもミカではないという要素を

必死に探している……。

こんな、こんなものを……現実として受け止めろ

と言うのか…?

 

腕が、足が、か、身体、から………

人として、ありえないものだろ?

他の、みんなだって……

ハスミ、が、背負っているのは……

まさか、ツルギ…か?どこもかしこも…

身体らしいパーツが………

その赤黒く染まっているのは……イチカなのか?

な…んだ?それ…?ミネ……!?何をされたら……

そんなことに……!!?

あぁ……イオリ……何で、こんな………

犠牲になった生徒たちを見れば見るほど、企業

たちがもたらした惨劇を……いいや、想像、

出来ない……。

だって、だって……頑丈な彼女たちが、ここまでの

惨状になるなんて、考えられるのは、ロニーも

乗っていた、ACで………

 

ハルナ「……出来れば、ヒナを最優先にして

欲しいです。他の皆さんも、命に関わる

重傷を負っているのは重々承知していますが、

ヒナは、怪我のレベルが………」

 

先生「………え?」

 

ヒナ……?そう、いえば………

チナツもイオリもいるのに………

ヒナとアコがいない……。

 

先生「えっと…… ヒナはどこに…?後、

アコも見当たらないけど……」

 

ハルナ「………えと…」

 

チナツ:ビクゥ!!

 

ガバァ!

 

チナツ「あああぁぁぁぁぁ!!!!

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!

許してええええぇぇぇぇぇ!!!!」

ガタガタガタガタガタガタ

 

先生「……チナツ…?」

 

ハルナ「……先生、アコさんは……ゲヘナを

襲った、侵略者たちに………」

 

先生「……………」フラ

 

シロコ「先生!!」キャッチ

 

残酷すぎる事実に、打ちのめされた私は

よろめき、倒れそうになる。

アーキバスに捕まったということは……

もう、アコの命……は………

 

先生「ヒナ……は…………?」

 

それでも、私は何とか微かな希望に縋ろうと

ヒナの安否を聞く。

そんな私に返されたのは、ただただ真っ黒に

染まった絶望だった。

 

ハルナ「……これ、です………」ポロポロ

 

あのハルナが、涙をこぼして私に自身に

背負っている【モノ】を見せた。

それは、真っ黒の人型サイズの炭のような

ものだった。

………………………………は?

 

先生「………は?」

 

シロコ「……先生が、こんな状態なのに、

冗談を言うのは…!」

 

ハルナ「冗談じゃないんです。………冗談で

あってくれたらどれほど良かったか……!

でも……でも……!こんな状態でも、まだ

ヒナは生きているんです!!

この場にいる皆さん!どうか…どうか……!

ヒナを最優先にしてください!!

このままでは、ヒナは……!!!」

 

…………………はぁ?

ハルナは、何、言ってるんだ……?

それ、が……ヒナ、だって……?

細長めの、炭にしか、見え……

うそ…だ……。うそだうそだうそだ!!

そんな!そんなのが!!人だって……!?

それが…それが!?ヒナだなんて!!?

あり、えない、、、だろ……

 

シロコ「…………ちょっとごめんね」

 

シロコが、ハルナがおぶっているものに

指を当てる。

そして、フラフラと後ろに下がって、尻もちを

ついた。

その一連のシロコの動作を見て、私は何かが

胃の奥から込み上げてきそうになる。

 

シロコ「う、そ……!?なにを……されたら……

そんな状態に……!?」フルフル

 

アヤネ「……へ?」

 

ホシノ「そん、な……嘘でしょ?」

 

ハスミ「それが……本当にゲヘナの風紀委員長だと

言うのですか…!?」

 

ヒフミ「う…そ……!?」

 

ハナコ「それで、まだ生きてるって言うんですか!?」

 

アズサ「どんなことをされたら…… そこまで

惨いことになるって……!?」

 

チナツ:ガタガタガタガタガタガタ!

 

ハルナ「はい…!生きているんです!!

だから、一刻も早く処置して欲しいんです!

お願いです!!ヒナを救けてください!」

 

先生「…………!!!」

 

そう…だ……! こんなことをしている場合

じゃない……!

指示を、指示をくださないと…!!

 

先生「アヤネ!アビドス校の医務室に負傷者を

抱えているみんなを案内してあげて!!

ホシノとシロコとセリカとノノミも運ぶのを

手伝ってあげて!!

……そして、セリナ、ハナエにセナは……

心労も溜まっていて、本当に申し訳ないん

だけど、負傷者のみんなを出来る限り

治してあげて欲しい。

特に最優先するべきはヒナだ!

……全員が一刻を争うけど、ヒナは、今ここで

死んでもおかしくないほどだ!!」

 

シロコ「うん…!」

 

ノノミ「はい!私はトリニティの皆さんを!」

 

セリカ「私はゲヘナのみんなだね!」

 

ホシノ「この数を受け入れられるほど、医務室に

スペースはない!でも、使ってない部屋なら山ほど

あるから負傷者のみんなはそこに担ぎ込むよ!」

 

アヤネ「はい!問題はアビドスには医療品や設備は

お粗末なものしかないことですが…」

 

セリナ「私たち救護騎士団の手持ちに、医療品

なら整っています!!」

 

ハナエ「と言っても応急処置に毛が生えた程度の

医療処置しか出来ないけど…!」

 

セナ「ゲヘナの救急医学部として、私も手伝う!

ヒナ風紀委員長は絶対に死なせはしない!」

 

先生「私も救急の手伝いをするよ!!」

 

しかし、私の提案に首を振ったのは

当事者であるはずのセリナだ。

 

セリナ「いいえ、私たちなら大丈夫です。先生。」

 

ハナエ「だから……先生は、彼女たちを癒して

あげてください……」

 

先生「……え?」

 

……強烈な嫌気が背中に突き刺さる。

おそるおそる振り返った先にはまた別の

絶望があった。

 

サクラコ「……………」

 

マリー「あひゃひゃひゃひゃ♪皆さん♪

どうしたんですかぁ? こぉーんないい天気

なのにぃ♪ 顔が暗いですよぉ?

ほーらスマイルスマイルゥ♪」ケラケラポロポロ

 

ヒナタ「うぅ…サクラコ様…マリー……」

 

魂が抜けたように、虚ろな目をしてヒナタに

人形のように寄りかかる、ボロボロの

サクラコの姿は、見るだけでも痛ましい

姿だったが……

それ以上に壊れたように涙を流しながら

笑い続けるマリーは薄寒ささえ感じさせる

ほどだった。

そこに溢れる、狂気もまた、彼女たちに

齎したであろう真っ黒な絶望を想起させるに

十分だった。

 

マシロ「あははははははは!」

 

正実モブ「……………」ポケーッ

 

正実モブ「神様神様神様神様神様」

 

その隣には、狂ったように笑い続けるマシロと

魂が抜けて、死んだように瞳孔を開いている

エレ、手を合わせてひたすら祈りの言葉を

言い続けるチネ……

彼女たちも、凄惨な経験を体験させられたことは

すぐに分かる。

それほどまでに…狂い方が尋常ではない……

 

先生「…………ごめん、一つ聞かせてくれないかい?」

 

セリナ「…………はい。」

 

先生「マリーは、マシロたちは……何を見たんだ…?

ヒナは…何をされたんだ……!?

いいや、ヒナだけじゃない!!!ミカも!ツルギも!

イチカ、ミネ、イオリやサクラコだって!!」

 

セリナ「…………………」

 

セイア「私から説明しよう、先生…… と言っても、

全ての現場を見たわけじゃないし、ゲヘナの方は

所属も違うようだったからもっとわからないが…

 

私たちトリニティを襲ってきたロボット兵たちは

私たちに立ち退きの警告を出し、素直に従わ

なかった私たちに、まず最初に見せしめとして、

相対したリーダー格の生徒たちを捕らえて

ひたすらに嬲り始めた…… 少なくとも私がいた

ところではだが…… ツルギ嬢やサクラコ嬢の

惨状を見るに、トリニティ全域で私が見た惨劇が

行われていたようだな……」

 

先生「…………………」

 

セイア「思えば……あそこで、私たちも素直に

白旗をあげておくべきだった…。

本当に、バカだったな……! 力の差など歴然だと

言うのに、諦めなかったばっかりに………!」

 

先生「………へ?」

 

ホシノ「………見せしめの後は、奴らは何をして

きたの……?」

 

セイア「………………他のところはどうかは

知らないが… 私のところでは、武器を使用して

きた。手に持った私たちよりはるかに大きい

銃でだ……。

放たれた弾も、私たちより大きかったよ……

その弾に晒された、私たちのところで抵抗を

していた正義実現委員会の方達は、肉片すら

残さず全員バラバラになった……」

 

先生「………」くらり

 

シロコ「先生……」キャッチ

 

セリカ「何よ…それ………」

 

ノノミ「同じ、ACに向けて使う武器を人に向けて

きたって言うんですか…?」

 

ホシノ「は、はは……ロニーの言った通りだよ……

人間が……やる事じゃない……」

 

セナ「……ふふ、警告してくれただけ、まだマシじゃ

ないですか……」

 

セイア「…………なんだと?」

 

アヤネ「何てことを言うんですか!?」

 

セナ「だって、私たちの方は…ゲヘナの侵略者たちは

いきなり、武器を撃ってきたんですよ…?」

 

アヤネ「……え?」

 

ハナコ「…………………」

 

セナ「警告はもちろん、話すら聞く耳を持っては

くれませんでした。

慈悲も一切かけてはくれません。

ただただ、無情に、非情に、中にいる者ごと

ゲヘナの建物を青白く光る閃光爆弾のような

ものを放つ武器で、跡形もなく崩し……

いいえ、瓦礫すら残さず消し去ったと言葉に

する方が正確でしょうね…。

比喩や、表現などではありません。

言葉通りの現実が、ゲヘナで起こりました。」

 

アヤネ「………………」

 

セナ「私はもう……負傷者のことはちゃんと

負傷者と呼ぶことにします……

本物(死体)】をそこかしこで無数に見ましたから…

これも……おかしな話なんですよ……

【死体と分かるもの】は、50にも満たなかったん

ですよ…!? ゲヘナに住む住人の数を考えたら

千単位でも全く足りないのに……

私が見たほとんどは…… 赤黒いシミでした……

そこで、肉片すら残さずに蒸発させられてしまったと

分かる死者の痕跡ばかりでした……」ポロポロ

 

セイア「…確かに、惨いな………………」

 

ハルナ「……詳しいことは言えませんが、ヒナは

生存者を守るために侵略者のロボットの殴打を

何度も何度も受け続け、最後は右手に持っていた

青白い閃光を生み出す銃で撃たれました……。」

 

シロコ「それ、で……ここまでの状態に………」

 

イブキ「うえええええぇぇぇぇぇ!!!」

 

先生「あ…あぁ!?イブキ!!? 両脚が……

……………何て、惨いことを…!」

 

イブキ「うぅん!いいの!イブキはまだ、

いいのぉ……! でも、マコト先輩が!

マコト先輩がああぁぁぁ!!!」

 

先生「………え?マコトが、どうなったって…?」

 

イブキ「くすんくすん……イブキを助けるために、

イブキの代わりに、あいつらに自分の身を……

でも、でもぉ!!あいつは、あの男……ひどいよぉ!

うわあああぁぁぁぁぁん!!!」

 

イロハ「普段はバカなことしかしでかさないんです

けどね………。あの人ったら、イブキを助ける

だけでなく、ゲヘナ校舎にいる生徒の身の安全も

嘆願していました。それも、自分の身を差し出す

代わりにです…。

正直、マコト先輩を見直しましたよ。多分初めて

なんじゃないでしょうか。

………あの男は、それを約束、したのに……

奴は…………奴はぁ!!!」ギリィ!

 

ホシノ「………約束を守らなかったんだね。

ロニーの話に聞く、アーキバスらしいやり口だ。」

 

イロハ「……これは確信を持って言えます。

初めて見ました。マコト先輩のあそこまで真剣に

憤怒に染まり切った顔は、その時に張り上げた

怒声も聞いたことありませんでした。

そんな、マコト先輩を……あの男は、耳障りと

言って……!!」ギリギリィ!

 

ホシノ「……何をしたんだ?」

 

イブキ「ううぅぅ!うわあああぁぁぁぁぁ!!!

虫でも潰すみたいにぃ!マコト先輩の事をロボットの

大きな足で踏み潰したのおおお!!

ぐすんぐすん…… ねぇせんせぇ……!

どうして…?どうしてこんなひどいことが

出来るのぉ!?

イブキたち、何か悪いことしたのかなぁ…?

神様に天罰を与えられても仕方ないぐらいのこと…

うええええええええん!!!

罰するなら!イブキにしてよおおおおお!!!

マコト先輩のことは許してよおおおおおお!!!」

 

先生「あっ……がっ………………」こひゅっ

 

私は、ついに耐えきれず、前のめりに倒れ

こんでしまう。

情けない姿だ。私は先生なのに、生徒たちを

癒やさなければならないのに……!

 

先生「なん、なんだよこれは……?私はいま、

地獄にいるのか…!?

だとするなら……頼む………罰を与えるのなら

私にしてくれ…… 業火で焼くのは………私だけに

してくれ!!!

生徒たちを……私の大切な生徒たちを!!!

これ以上苦しめないでくれええええええ!!!」

 

 

情けない大人が果たさなければならない

責務を放り出して、ただただ齎された現実に

打ちのめされ、絶望を高く高く、私は慟哭する

のだった-------

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

???「………………………」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

--------------

 

 

〜〜14:30〜〜

 

 

何で、どうして、こんな理不尽がまかり通る

んですか? 神様は、そんなにも私たちの

ことが嫌いですか? 

 

イグアス:ったく、こんな廃墟だらけの土地、

ホントに占領する価値あんのかよ。:

 

ヴォルタ:ねぇが、ここは俺たちが構えた

本拠点のすぐそこだからな。アーキバスに

抑えられちゃ戦術的にも立地的にも厄介

ってことなんだろうよ。:

 

621:現に、アーキバスどももここに侵略して

きているようだしな。……ほら、早速お出ましだ。:

 

 

ドドドドドドドド!!!

 

 

それとも、まだ私たちに罰が足りないと?

まだまだ苦しみ足りないと、そうおっしゃりたい

わけですか?

 

ヴォルタ:へっ、MTしかよこさねえとは、

レッドガンも舐められたもんだぜ。:

ズドォン!!

 

イグアス:いいや、さっき向こうの主力の2人を

潰したから怖気づいてんじゃねえか?

はっ、アーキバスも大したことねえ。:

ババババババ!

 

621:お前たちが拠点に陣取ったのはよりにもよって

隣同士だからな。

そりゃ自陣の守りを疎かには出来んだろうよ。:

ドン、ドン、ドン

 

 

……結局、教えは正しかったというわけですか…

許せない感情や、怖い感情、そんな複雑な心境でも

前を向いて歩いていこうと決意した、すぐ先に

待っていたのは、虚しい現実だけ………

………虚しい、結局はどこに行っても、どこまで

行っても、あるのはただただ虚しいだけ。

こんな、ことなら……希望など見なければーーー

 

マイア「スバル先輩!!!」

 

スバル「っっっっ!!??」

 

 

【アリウス自治区】

 

 

マイア「諦めたら終わりですよ!!!」

 

スバル「……マイア………………。

でも、だからって、一体どうしろって

言うんですか……」

 

こちらの武器は向こうのロボット兵には何も効かず

ただただ一方的にアリウスのみんなを捕らえられる

ばかり。

あんなにでかいのに、私たちの肉眼で動きを

捉えることは出来ず、気づいたらあの灰色の

ロボットにアリウスの生徒たちは気絶させられ、

捕らわれている。

 

もう、この場にいる者たちしか無事な生徒は

いない。

 

マイア「逃げましょう! ここから逃れて、

先生と合流して、体勢を立て直すしかありません!」

 

スバル「逃げる……?私たちの最後の居場所まで

捨てろって言うんですか…?」

 

マイア「それしかありません!!ロボットたちが

別のロボットたちと戦っている今がチャンスです!

ここを逃したらもう逃げるチャンスは巡って

きませんよ!?」

 

スバル「………ここから、逃げ出したところで

私たちを受け入れてくれるところなんて…」

 

マイア「います!!先生ですよ!!」

 

スバル「!」

 

………不覚にも、胸の奥が温かくなってしまい

ました。

さっきまで、無駄な希望を見せてきた元凶と、

呪いたくなっていたぐらいなのに。

言葉に聞けば、私の中でまた見ても無駄な希望が

湧き上がってきてしまうのがはっきりわかって

しまいます。

………あぁ、私はこんなにもあの方のことが……

あぁ、ここで諦めた方が楽だと分かっているのに

それを選ぶ気になれなくなってしまったじゃ

ないですか。

……はぁ、これも先生のせいですよ。

責任、とってほしいところです。

 

深呼吸をし、私はその場のみんなに指示を

出します。

 

スバル「みなさん、聞いてください。ロボット

たちが、次の射撃戦を始めると同時に、ここから

急いで離脱します。

合図は私が出します。先頭はマイアが、殿は私が

務めます。いいですね?」

 

マイア「!!!!はい!!」

 

そうして私たちは息を潜め、機を伺います。

 

イグアス:おーおー、最後の抵抗か?無駄なこと

しやがって。:ババババババ!

 

スバル「今!!マイア!!!」

 

マイア「はい!!皆さん!!ついてきて

ください!!」

 

私の合図と共に、全員がその場から飛び出し、

最後の1人が飛び出した後で私も飛び出します。

 

ヴォルタ:往生際が悪い奴らだぜ。:ドォドォン!

 

621:全くだな。もう大勢は決してるだろうに。

ミシガン流に言えば、直近に自殺の予定でも

入れてるんだろうな。:ドドドドドドドドドド!

 

イグアス:くははっ!ちげえねえなぁ!:

ドドドド!

 

ロボット兵たちは気づくことはありませんでした。

……私たちが、最後の拠り所としたアリウス。

その最後の居場所さえ無情に奪い去られ、胸の内に

広がる虚しさ。……その中に光るもう一つの、本当に

最後の居場所に向かって、私たちは戦場となった

アリウス自治区から離脱しましたーーーー

 

 

 

 

 

 

 




思ったより長くなったのと、前の投稿から間が
空いてしまったので、途中で一旦投稿することに
しました。
資格試験のため、楽しみに待ってくれていた
読者様を待たせてしまったこと、重ねて
お詫び申し上げます。

…………………………………………

おえええええええええ!!!!
筆者のSAN値がゴリゴリ削れる!!
何が辛いって、鬱描写を書き切った、書き切ったと
思うたびに、後から後からまだいる被害者たちの
ことを思い出してしまうんですねぇ……
マリーしかり、マシロしかり……
救いは……救いはないんですか!?
先生虐がしたいわけでは………

アリウス自治区の人たちをちょっと描いたのは
侵略の描写をちょっと書きたかったのも
あるのですが………
というか、なんかあっさりした感じで終わって
いますが、本来ならスバルとマイアたちは
621にブーストキックで遥か彼方まで蹴り飛ば
される予定でした。
しかし、散々の鬱描写を書いた筆者の死んだ心で
書くのは辛すぎたので路線変更しました。

いやね、かわいい女の子たちをグチャグチャに
するのは書いてる側もしんどいんですよ!!
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