ブルーアーカイブ:〜ACⅥ Fires of Kivototh編〜   作:とある渓流にいるかわうそ

27 / 29
26話 レッドガン『作戦』軍事会議、盗聴

 

 

〜〜20:00〜〜

 

〜〜ベイラムインダストリー〜〜

 アーキバス基地集合監視施設

 (元【アリウス自治区】)

 

〜〜部屋の一室〜〜

 

 

 

「では、議題の前に、列席の変動処理を

施したことを報告する。

対象は五花海。奴は私の指示を無視し、

独断でアビドス高校にてシャーレの先生の

捕縛を決行。

結果、依頼を受けた独立傭兵レイヴンによって

返り討ちに遭い、脱出したところを

逆にキヴォトス側に捕縛され、

身柄を取り戻すためにキヴォトス側からの

要求に応える形で、捕えた捕虜と資金を

譲り渡す運びとなり、ベイラムに損害を

出した。

よって、その失態に対する処罰として

レッドガンの列席番号をG5へと降格

処分とし、それに伴いヴォルタとイグアスを

それぞれ1つ繰り上げ処置を施したものとする。」

 

 

 

【G2 ナイル】

 

 

 

----------------

 

 

 

ユウカ「今話してるのは? 感じからして

上位の立場にある人間と思えるけど。」

 

ホシノ「G2ナイル。今来ているベイラム軍の

NO.2。副長様だよ。」

 

ユウカ「へぇ、通りで……」

 

セリカ「ふふん!それよりあのいやらしい

クズメガネ!出世どころか降格されてる

じゃないの!!」

 

シロコ「ん、ざまぁ。」

 

ノノミ「朗報です〜☆」

 

アヤネ「汚い欲をかくからです!」

 

 

ガラガラガラ!!!

 

 

ネル「おい!!先生!!けがは大丈夫か!?」

ガタタッ!

 

アスナ「ご主人様〜!来たよー!!」

 

モモイ「せんせぇ〜!具合はどう……

って、思ったより酷いじゃん!!」タタタッ!

 

アリス「アリスも見舞いに来ました!

先生は肩部に大ダメージを受けてます!!

ベホマをかけるべきです!」

 

ケイ「アリス、大袈裟です。あ、あんなもの

唾をかけるだけで先生には十分です。」

 

トキ「嘘です。目に涙を溜め込んで一目散に

出て行ったのに説得力がありません。」

 

ケイ「ははははぁ!!??な!泣いてなど

いませんが!!??」

 

エイミ「やっほー。先生、来たよー。」

 

ヒマリ「リオは呼んでおいて私は呼ばないとは

どういう了見ですか!!

この流れゆく清らかな清涼のごとき澄み切った

びしょ

 

エイミ「はいはい。分かったから黙ろ?部長。」

 

 

先生「………いっぱい来たなぁ…」

 

ユウカ「ちょっと!!今大事なところなのに!

ガヤガヤうるさくしないでって!!」

 

ネル「せ、せんせえ!!??肩抉れてんじゃ

ねえか!!!! くそっ…!! アタシが

ついてりゃ…!!!」

 

カリン「大人数で先生のそばについておきながら、

揃いも揃って何してたんだ?」ギロッ

 

ミドリ「ううぅぅぅ!!!ひどい…!」ぐすっ

 

モモイ「………………」シュン

 

エイミ「………ちょっと、許せないかな。

誰がやったの?」ハイライトオフ

 

トキ「余裕あるパーフェクトメイドのトキちゃん

でも、これは許せません。すぐにC&Cを動員し、

犯人を調査するべきです。」

 

アスナ「いや、犯人はもう分かってるんじゃ

ないの〜? ………ま、殺りに行くなら

私も行くけど。」ハイライトオフ

 

ケイ「皆さん、血気盛んすぎです。この人には

いつもの事じゃないですか。

バカバカしいですよ……」

 

ネル「んだと……? てめえ最近うちの学校に

入ったっていうチビんところにいる奴か…

もっぺん言って!!!!

 

 

リン「静粛に!!!」

 

 

ネル ビックゥ!!!!

 

ケイ ピクッ

 

リン「……とても重要な会議です。静かにして

くださいませんか?」

 

ネル「会議……?怪我人で溢れかえってる

ここでか? 連邦生徒会ってのは常識が

ねえのか? しかも重傷の先生を会議に参加

させるなんて、どんな神経してやがるんだ?」

ギヌロ!

 

アオイ「……それだけ、大事な会議なのよ。」

 

ケイ「………あなたたちの、無神経さには

怒りを覚えます。もちろん常識に外れている

事に関してで、決して先生は関係

ありませんが。」

 

先生「………ケイちゃんは手厳しいなぁ…」

 

ケイ「誰がケイちゃんですか。」

 

ネル「……てめえ、そんなに喧嘩売りてえか。

いいぜ。表に出ろ。アタシが相手を

 

先生「まぁまぁ、ネル落ち着いて?私の

ために喧嘩はしないで欲しい。

……それに、会議と言っても私たちじゃ

なくて、侵略してきたベイラム軍の幹部の

軍事会議を盗聴してるんだ。

ちょうど私に怪我を負わせた企業のね。」

 

ケイ ピクッ!!!

 

ネル「っ!!!何だと!!!!」

 

先生「良かったら、ネルたちにも見て欲し…

 

 

シュバァ!!!!

 

 

ネル「ぅおっ!!??」

 

先生「いいいいい!!!!」

 

ユウカ「うわっ!」

 

ノア「きゃっ!」

 

シロコ「ん!」

 

セリカ「ちょっ!あぶなっ!!」

 

ドン!

 

リン「いたっ!」

 

 

ケイ「どいつ!どいつですか!!

先生に大怪我を負わせた奴は!!」

 

 

ケイ「……はっ!?」

 

 

ネル「……………」ジト

 

先生「……………」ニマニマ

 

周囲のみんな「「「………………」」」

 

 

ケイ「ちっ!?ちちちちちち

ちがいますが!!??

こここここれは!!!!」

 

 

ネル「いや、まだ何も言ってねえだろうが……」

 

先生「ケイちゃん〜。もしかして

私のこと心配してくれてたの〜?」

 

ケイ「ちっ!?違うって言ってるでしょうが!!

こ、これは!そう!これはですね!!

先生の肩を抉ってくれた奴の顔がどんな顔

してるか!ち、知的好奇心が沸いただけでして!

決して!この人に大怪我を負わせたのが

許せないとかそういうのじゃなくてですね!!」

 

ネル「ほとんど答え言ってんだろそれ…。

それで先生の事どうでもいいって言われても

説得力無さすぎだぞ…」

 

アリス「アリス知ってます!ギャルゲーに

よくいるツンデレの自爆って奴ですね!

ケイはとっても優しくて本当は先生の事が

大好きって事もアリスは知ってます!」

 

ケイ「アアアアリス!!??あ、ありえません!

わ、私が!この人のことが好きだなんてぇ!?」

 

トキ「大丈夫です、ケイ。あなたが実は先生の事は

とっても信頼していて好きだということは

周知されています。」

 

ケイ「だ、だから!違いますってぇ!!」

 

ネル「…………なーんか、このチビ見てたら

自分が怒りまくってたのがバカバカしく

なってきたぜ…」

 

エイミ「自分以上に怒りまくっている人が

いたら、逆に冷静になるって、本当だったん

だね〜」

 

ヒマリ「ふふふふ♪ やっぱりケイはかわいい

ですね♪」

 

ケイ「バカにしてます!?ねえ!バカにしてる

でしょう!!」

 

モモイ「もー、素直になりなよー!ケイー!

部室で涙目でうろうろしてた時点で

強がっても無理だって!」

 

ミドリ「この世の終わりみたいな顔してた。」

 

先生「いや〜!こんなにケイちゃんに

想われていたなんて〜、先生感激しちゃうなぁ!」

 

 

ケイ「はぁ!?そんなわけ

ありませんが!!??

勘違いしないでください!!!」

 

 

先生「え…そうなの…。そんな……ケイちゃんに

私嫌われてるんだ…。くすんくすん。」

 

ケイ「なっ!?な、何でそうなるんですか!!??

べ、別に嫌いなんて言って……!!」

 

先生「ごめんね…。そりゃそうだよね……。

ケイちゃんに好かれてるって勘違いして

いたキモいおっさんなんて愛想を尽かして

当然だよね……

ぐすぐす… ごめんね。ケイちゃん……

責任持って私はもうケイちゃんの前に

二度と姿を現さないようにするからっ…!

ぐすんぐすん……!」

 

ケイ「え!?ちょっ!ちょっと!!ど!

どうしてそんなに飛躍して…!

そ、そんな、そんなの………

そんなのいやぁ!!!!!」

 

 

ケイ「……… はっ!!!???」

 

 

先生「…………♪」ニマニマ

 

ユウカ  くすくす

 

 

ケイ「あ、あ、ま、また嵌めましたね!!??」

 

先生「いやーそっかそっかー。いやかぁ〜。

良かったぁ〜!嫌われてるわけじゃ

なさそうで!先生嬉しい!」にぱっ

 

ケイ「〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

 

モモイ「ひゅーっひゅーっ!先生

愛されてるぅ〜!!!」

 

先生「いやーはっはっはっ!!照れるなー

モモイくん!! ケイちゃんに愛されてる

だなんてぇ! ね!ケイちゃぁん♪」

 

 

ケイ「んあーーーー!!!!」ダッ!

 

 

モモイ「ひょっ!?」

 

先生「おおおおぉぉぉぉぉ!!??」ドシーン!

 

ケイ「よ!よくも!!辱めてくれましたね!!

もう許しません!!あなたを殺して!!

私も死にます!覚悟しなさぁい!!」ポカポカ

 

先生「ちょっ!!いた!いたい!ごめん!

ごめんって!! ケイ様!調子に乗りすぎ

ました!許してください!!」

 

 

ネル「……何やってんだ…」

 

アスナ「あっはは!ご主人様と戯れてるの

楽しそー!! 私も混ざろっかなぁ?」

 

アカネ「ややこしくなりそうなので

やめてください。先輩。」

 

ユウカ「ふふふ…、いいわねぇ。」

 

ヒマリ「微笑ましい限りです♪」

 

リオ「……………」

 

ヒマリ「……ねえ?リオ?」

 

リオ「え?何かしら?」

 

ヒマリ「何?ですって?………ケイがこの学園に

馴染んで先生とも楽しそうにしているのに全く

関心はないのですか?

……鋼鉄大陸を通して、あなたのドブ川の

心も少しはマシになったと意識を改めたの

でしたが… 撤回するべきですか?

そんなくだらない映像にうつつをぬかすより、

少しぐらい、ケイに興味を持ってあげたら

どうですか?」

 

リオ「え?いや、くだらなくはないと

思うけれど…… むしろ、絶対に

見逃してはいけない重要な内容の

はずよ?」

 

ヒマリ「……そうですか。あくまで、そちらの

方が大事と。

ふふふふ、ホントにあなたの【合理主義】には

反吐が出ますね。

やっぱりあなたなんかを少しでも見直した

私がバカでした。」

 

ユウカ「〜〜〜!!リオ会長!! 少しぐらい、

ケイちゃんやアリスちゃんに関心を持って

あげてください!! どちらもリオ会長の

ことを慕ってるんですよ!!」

 

リオ「……そうね。私は【合理的】で、人と

接するのが下手だから……

私がケイやアリスにお節介を焼いても

迷惑なだけね……」

 

ユウカ「っっ!!!そんなわけありません!!

リオ会長は!!!周りのことが見えて無さすぎ

です!!! ノアも!何か言ってやって!!」

 

ノア「え?…ん〜〜〜、とりあえず、ユウカ

ちゃん何か忘れてないですか?」ニコッ

 

ユウカ「え?忘れてるって…

 

リオ「…だから、この場は私が責任を持って

【ベイラムインダストリーの軍事会議】の

内容を聞いて、把握しておくわ。」

 

ユウカ「…………………あ!?」

 

 

ヒマリ「はあっ!!!???」

 

 

ネル「忘れてたぜ!!??」

 

 

モモイ「ぬあああぁぁぁ!!!」

 

 

ケイ「あ!!そうでしたぁ!?」

 

 

先生「しまったああぁぁぁぁ!!!」

 

 

リオ「……だから、この場はケイの事は頼むわ。

ヒマ

 

ヒマリ「ふっ!ざけんなっ!!!です!!」ズイッ

 

リオ「……え?」

 

ヒマリ「こんの性悪女ぁ!!!なに抜け駆け

しようとしてるんですか!? こんな大事な

敵方の軍事会議の様子を!このせせらぎに

揺蕩う清涼の風のように清廉な天才美少女

明星ヒマリを差し置いて!!!自分だけ

確認しようとは!! なんてドブ川みたいに

汚い女なのでしょうか!!」

 

リオ「……何を言っているのか理解できないの

だけれど… ケイが、先生のことを

 

 

ヒマリ「ケイの夫婦コントなんて

どうでもいいのです!!!

とっととベイラムの軍事会議の

様子を見せなさい!!!

性悪女ぁ!!!!!」

 

ケイ「誰と誰が夫婦ですか!!!」

 

 

リオ「…………………」!?

 

エイミ「部長、さっきまで言ってた主張と

真逆のこと言ってるけど?」

 

ヒマリ「えぇい!だまらっしゃい!!

今の私の興味は星外企業のブリーフィングの

様子のみです!!

今はケイもアリスも1mmも興味など

ありません!!」

 

アリス「ヒマリ先輩さすがです!!

誰が本当にドブ川なのか、ハッキリ

ワカンネ!というやつですね!」

 

ヒマリ「んなっ……!」ガーン!

 

ネル「お、おい!!つーか!アタシらに

黙って何勝手にそっちで敵の重要そうな

会議の様子を見てんだよ!!

アタシも混ぜろ!!」

 

アスナ「私も気になるなー!混ぜて!」

 

カリン「私も気になる。」

 

アカネ「同席させていただきましょう。」

 

ユウカ「もーー!!!あなたたちがギャアギャア

騒ぎ立てるから!

ちょっと!ノア!!今どこまで行ってるの!?」

 

ノア「そろそろ相手の副長の報告が終わりそうな

感じですね。ユウカちゃん。

ふふっ♪大丈夫です♪ あまり大したことは

報告していませんでしたから♪」

 

ユウカ「そ、そう!?あー!良かった!!」

 

モモイ「ふっふっふっ!! 悪の巨大結社の

秘密の会議…… それを盗聴する正義のスパイ

ヒーロー…!!

ロマンあるっ!!私にも聞かせてもらうよっ!!」

 

ミドリ「まぁ…巨悪の組織の会議が、実際は

どんな様子なのか、私も興味ある。」

 

モモイ「今度作るゲームのシナリオの

参考にさせてもらおーっと!!」

 

リン「……先生?」ビキビキ

 

先生「申し訳ございません。リン首席行政官殿。

今度は誠実に拝聴いたしますのでどうか

穏便にお済ませくださいませ!」

 

ケイ「あーっ!もう!!とりあえず!!

私が今1番腹を立てているのは星外から

やってきたっていう恥知らずどもです!

先生のことは今はどうでもいいです!」

 

先生「え、そんな、ケイちゃん……

うぅ、ぐすっ…やっぱり、私なんて

 

アオイ「先生?反省文何枚書きたい

かしら?##」

 

先生「うそですうそです!!アオイ様!!

ちゃんと職務に臨みます!!!」

 

 

ホシノ「………あっ、今度は今日制圧活動を

行った主力2人が話すみたいだよ!」

 

 

ヒマリ「何ですって!?」ガタッ!

ネル「何だと!?」ガタッ!

モモイ「ホント!!!」ガタタッ!

 

ホシノ「うへ!」むぎゅ!

 

 

 

------------------

 

 

 

「妥当だろ。そんだけ無様晒してレッドガン

AC部隊から除席されてねえだけでも

温情があるっつうもんだ。」

 

「ケッ!そもそも俺は大した実力もねえくせに

3席目に居座ってやがったのが気に食わなかった

んだよ! 俺なら100回あいつと殺りあったら

100回殺せるぜ。」

 

 

【G3 ヴォルタ】 【G4 イグアス】

 

 

イグアス「だが、まだ気に入らねえ。

何で俺様がヴォルタの下なんだよ!

ヴォルタも今日無様を晒してやがってた

じゃねえかよ!

任務をキッチリ遂行したのは俺様だけだ。」

 

ヴォルタ「なんだと!イグアスぅ!!」

 

イグアス「事実だろうが。てめえアーキバスに

ボコボコにやられて、ピーピー泣いてたところを

あの野良犬に助けられたんだろ?

生身の人間に遅れを取った犬ごときによぉ!

それに比べて俺様は単独でヴェスパーを撤退

させて、雑魚MTどもを蹴散らしたんだ。

どっちが武勲をあげてるか、てめえの

スカスカの頭でも分かるだろぉ?」

 

ヴォルタ「………ちっ!」

 

ナイル「そこまでにしろ!イグアス!

軍の決定につべこべ文句を言うな!

それより、ここの土着どもと最も交戦した

のはお前たち2人だ。

お前たちの目からキヴォトスの生徒と

呼ばれる者たちの脅威は如何程か、

報告しろ。」

 

イグアス「脅威にもならねえ、鬱陶しいだけの

ムシケラだぜ。」

 

ヴォルタ「カスだ。」

 

 

 

-----------------

 

 

 

シロコ「ん、腹立つ」

 

ネル「舐めやがって…!」

 

ヒマリ「ふむ、随分とお相手はこちらを

侮ってくれますね。」

 

リン「…まぁ、それに関しては無理も

ありませんね。」

 

アオイ「正直、正しい評価と思うわね。」

 

ユウカ「……言わせておけば、ミレニアムの

科学力を舐めてもらっては困りますね。」

 

ノア「えぇ、アリスちゃんが持っている

スーパーノヴァやアビ・エシュフをパーツ

てして流用、新たにリテイクされた

アリスちゃんの武装もありますし♪」

 

ユウカ「ミレニアムの資金を吹っ飛ばして

くれた奴ね!##

先生もその能力のほどは実際に見て知って

いますよね?

星外企業だか何だか知らないけどミレニアムの

科学の真髄を見せつけてやるんだから!」

 

先生「…………う、ん。そうだね……」

 

ユウカ「な、何ですか!?先生!何で

そんなに歯切れが…

 

 

リオ「無理ね。」

 

 

ユウカ「え?リオ会長?」

 

リオ「あんなものでは、【AC】に太刀打ちは

出来ないわ。ダメージぐらいなら与えられる

かもしれないけれど…

せいぜい1体のMTを相手どれる程度かしら。」

 

先生「え…!?リオ? まだロボットのことに

ついて話していないのに、どうしてACの

名前を…!?」

 

ノア「……その話し方は何です?それだと

まるで、リオ会長が以前から今侵略に

来ているロボットの事について知っていた

というように受け取ってしまいますが…」

 

リオ「……知って、いたわ。」

 

ユウカ「え!?」

 

先生「リオ…!?」

 

トキ「リオ様……!?」

 

ヒマリ「………そうですか。では、この大侵略に

関しても知っていたと?」

 

リオ「いいえ、それに関しては私も

知り得ない事よ。……でも、私は『6年前に

外の世界でACを確かに見た。』」

 

ヒマリ「……初耳ですね。リオ。それも

秘密にしている事の内の一つですか?」

 

リオ「大部分を占めているわ。それが

『あの方』との約束だもの。

そこでACの性能を見た時、まさに

圧倒された。私の中の世界が根本から

変わったことを感じたわ。

……実は、アビ・エシュフもあの地下都市も

私なりにACを再現しようとして作ったものよ。

『あの方』は作り方はおろか、構造すら

一切教えてはくれなかったから…

 

結局、私には劣化品と表現することすら

おこがましい程度の物しか作れなかったけれどね。」

 

モモイ「え?れ、劣化品…?」

 

トキ「私がC&Cの皆さんと交戦した

時に搭乗した、あの時のアビ・エシュフも

比較対象にならないのですか?」

 

リオ「ええ。特に演算能力に関しては

私が目指したACの性能の半分すら

満たせなかったわ。」

 

ネル「はぁ!?」

 

カリン「わ、私たちが総出でもまともにやったら

勝ち目のなかったあのチート武装が!?」

 

アカネ「た、確か、チヒロ先輩は未来予知を

しているようなものって評価するほどの

演算能力だったかと思いますが…」

 

リオ「ACは少なく見積もってもエリドゥ

全ての3倍は演算能力を有しているわ。

そして、実際にACと交戦した先生たちなら

理解していると思うけれど、ACは常時

展開しているバリアによって、銃火器や

汎用兵器は効かないわ。

少なくとも、キヴォトスに現存する兵器ではね。

アリスが持っているレールガンの全開出力の

放射でようやく、ダメージを与えられるか

どうか…といったところかしら。

言っておくけれど、当てるのはまず無理よ。

私が見た戦闘時のACの動きは、キヴォトス人

の動体視力を持ってしても到底捉えられる

スピードではなかったのだから。」

 

--------------------

 

※FCSの事を言っていますが、【火器管制】

なので、相手の動きを計算して照準を合わせる

演算しか出来ません。

よって、アビ・エシュフのように非発射体を

計算する能力はありません。

そこはパイロットの腕前に左右されます。

リオはその事を知らず、目に見えないレベルの

高速飛行する物体をACが難なく撃ち落とした

のを見て、【エリドゥ全ての3倍はACは演算能力を

有している】という評価になってしまっています。

まぁ、カーラさんがあえて『そういう勘違いを

してしまう』ように誘導した事が1番の原因です。

 

--------------------

 

ケイ「あの、色々と信じられない情報が

出てきてまだ飲み込みきれていないの

ですが…… 映像で見た限り、少なくとも

ACってやらの巨大ロボットは10mを

超えていましたよね?

それほどの巨体を見失うなどあり得るのですか?」

 

リオ「……実際にACと相対すれば分かるわ。

あの兵器が、どれほど無慈悲で絶対的かを…」

 

ユウカ「………………」

 

モモイ「うんうん!それでこそロマンがあるって

ものだよ!巨大ロボットってのはそう

でなくちゃ!」

 

ユウカ「何喜んでるのよ!モモイ!!

そんなとんでもない巨大ロボットが明日

ここに攻め込んでくるのよ!?」ポカッ

 

モモイ「いたーっ!?」

 

ヒマリ(あの方……?)

 

 

ガタタッ!

 

 

ミヤコ「先生!!」タッ

 

サキ「おい、ミヤコ!」

 

モエ「やっほー」

 

ミユ「せ、せんせ…!」うるる

 

 

ダキッ!

 

 

先生「あっ、ミヤコ…」

 

ミヤコ「先生……ご無事で良かったです。

あなたの身にまで何かあったら私は…」

 

先生「ミヤコ…ミヤコもがんばったって

聞いたよ。」

 

ミヤコ「いえ、私など不甲斐ないばかりです…

SRTで訓練を受けたにも関わらず、避難民の

方々を救ける事も叶わず、ただやられてしまった

だけですから……

なので……慰めてはくださいませんか?

ウサギは人の体温を感じると安心する…

とは聞いたことはありませんが、私は

ウサギではありませんので…

先生も私を抱きしめて、私を先生の温もりで

癒して…

 

 

ガシッ!

 

 

シロコ「離れて?発情ウサギ?温もりを

感じたいなら私が与えてあげるからっ。

そのまま抱き締めて天国へと昇らせて

あげるっ。物理的に。」ハイライトオフ

 

ミヤコ「は、離しなさい!私は重傷者ですよ!

私には先生に甘やかしてもらう権利が

あるのです!」ジタバタ

 

サキ「すまない、助かる。アビドスの生徒。

私は今こんなだからこの発情ウサギの

暴走を止められなくて…

ほら、ミヤコ。怪我人は怪我人らしく

自分たちのベッドにもど

 

ホシノ「あ、確かラビット小隊だっけ?

ちょうど君たちをそんなふうにした

レッドガン隊員が会議でその事に

触れるみたいだよー。」

 

 

ミヤコ「何ですって!?」ガタッ!

サキ「何だと!?」ガタッ!

モエ「何何!?そのおもしろ

そうな展開ぃ!!」ガタッ

ミユ「うぅ〜……」ぐすっ

 

ホシノ「うへっ!」むぎゅ!

 

 

------------------

 

 

イグアス「チッ…いちいちうるせえな……

じゃあそのラビット小隊だとかっつう

キヴォトスの特殊部隊って奴で報告するがよ…

さすがはクソガキだぜ。特殊部隊を名乗るには

お粗末な有様だったぜ。

……まぁ、連携自体は悪くはなかった。

頭のウサギの指示でウサギ3人が

キッチリ動いていたわけだからな。

特殊部隊を育てる学園だけあって

指揮命令系統はしっかり仕込んでるって

ことだろうなぁ。

銃火器の扱いもプロ顔負けだ。

特にスナイパーの狙撃の腕は人間を辞めてる腕前だ。

が、そこ止まりだ。

肝心の頭が全く足らねえ。ACに何したって

効かねえってのは少し交戦したら分かったはずだ。

なら、さっさとそいつを踏まえた行動に

切り替えるべきだ。

避難民を救けるだけならいくらでも

やりようはあったはずだぜ。

状況的に俺たちはアーキバスMT部隊と

交戦している最中で、奴らどもに

集中しねえといけねえ状態だった。

いくらMTとは言え、アーキバスに

背を向けてウサギどもに構う余裕

なんぞねえわけだからな。

戦いが激化した時点を狙って避難民の

救出に踏み込む。

ウサギどもがやるべきだったのは俺たちの

邪魔をする事じゃなく、自分たちの動きを

悟られねえように隠密に徹することだった。」

 

 

------------------

 

 

ミヤコ「隠密に徹するべきって……

スモーク弾を焚いてもあなたちは普通に

動いていた上に私たちの居場所も感知して!

 

 

------------------

 

 

ヴォルタ「隠密に徹するって、ACには

スキャンがあるのによぉ、いくら隠れたって

無意味だろうが。」

 

イグアス「あいつらは小粒みてえに小せえ

だろうがよ。アーキバスと戦闘してる最中に

アリみてえに小せえウサギの動きを

把握して構ってられねえだろうがよ。」

 

ヴォルタ「あー、そう言われてみりゃ

そうかもなぁ。

うんじゃ、あのスモーク弾は完全に

悪手だったじゃねえかよ。

スキャンのねえMTには効き目あっても

俺たちにゃあ効き目がねえからな。

ベイラムの制圧活動を助けてくれた

ようなもんか。」

 

イグアス「くはははははっ!ちげぇねえな!

全く、マジで間抜けなウサギどもだったぜ!」

 

 

------------------

 

 

ミヤコ「………………」ギュウウウゥゥゥゥ!!

 

サキ「言いたい放題言いやがって…!!」ギリ!

 

 

ガラッ

 

 

サオリ「先生、具合はどうだ…って

それは何を見ているんだ?」

 

先生「あ、サオリ。実は、あいつらに

返還したACにシッテムの箱の力で

盗聴出来るように仕込んでいてね。

今、ベイラムのレッドガン幹部の

軍事会議を映して見ているところだよ。」

 

ミサキ「なに…?」

 

スバル「私たちを襲った、レッドガンの

軍事会議…!!」

 

先生「ちょうど、アリウスを含んだ

キヴォトスの制圧を担当したレッドガンの

主力の2人が話しているところだよ。

…サオリたちも見るかい?」

 

サオリ「あぁ、ぜひ見させてほしい。」キリッ

 

スバル「私たちの地区を奪った2人の

顔を拝めるならぜひ見たいです。」キッ!

 

 

------------------

 

 

イグアス「ま、俺が言いてえのはキヴォトスは

ガキらしい思考能力しか持っていねえ。

兵力も頭も備わってねえ文字通りのムシケラ

集団だってことだ。」

 

ヴォルタ「そういやその話で気になる事が

出てきたんだが……

キヴォトスの司令系統ってのはどうなって

やがるんだ?

特殊部隊なら普通司令を出す組織があるはずだろ?

連邦生徒会がそれを担っているんじゃねえのか?」

 

イグアス「あ?」

 

ヴォルタ「てめえも話していただろうがよ。

あのウサギどもがやろうとしていたのは

あくまで俺たちを潰し合わせようと

していたってことだ。

そんな間抜けな行為、まともな司令官が

いればすぐさまやめさせるだろうがよ。」

 

イグアス「その司令官も組織も無能だったって

だけだろ。」

 

ナイル「いや、それについては捕虜に

吐き出させる最中で、手に入れた情報の

中に少し判明した。

…どうやら、特殊部隊を育てるSRT特殊学園

と呼ばれる軍を兼ねる組織は廃止、解体

されたようであり、本来ならそれを司令する、

連邦生徒会の防衛室もクーデター事件によって、

そこの室長は折檻。機能を停止している。

事実上、軍に司令出来る司令系統は

瓦解していたようだ。」

 

ヴォルタ「……冗談だろ?有事の際、

どうするってんだ?」

 

ナイル「警察組織にあたるヴァルキューレの

公安部がどうにかするらしいが…」

 

ヴォルタ「公安部って……SWATって事か?

おいおい…警察で戦争が出来るわけねえだろうが……

ここキヴォトスってのは各自治区が一つの

国家レベルで力を持っているんだろ?

……そんな有様で他自治区から反乱でも

起こされて、攻め込まれたらどうする

つもりなんだ。」

 

イグアス「十分じゃねえのか? トリニティを

攻めた時も、奴らが持ち出してきたのは

何世紀も前の化石だっただろうがよ。

これだけ物騒な地なんだ。

警察と言っても化石ぐらいは持ってるだろうよ。

つまり、警察の特殊部隊でどうにかなる程度には

他も大したことがなかったんだろ。」

 

ヴォルタ「チッ……… 学園都市の頭を張る

連邦生徒会がここまでの無能とはな…

根本から腐り切っているぜ。

キヴォトスってのは頭がお花畑過ぎて

もう救いようがねえな。」

 

 

------------------

 

 

リン「………………」目逸らし

 

アオイ「……はぁ、痛いところを突いて

くるわね。」

 

サキ「それに関してはレッドガン隊員の

言う通りだな。

だからSRTを廃止するべきじゃなかったんだ。

お前らの無能の行いぶりのせいで

敵にキヴォトスそのものを大笑い

されてしまってるぞ。」

 

ミヤコ「これを機にSRT特殊学園を再興することを

強く推薦します。

…まさか、ここまで無様な有様を晒しておいて

まだ首を縦に振るつもりがありませんか?」

 

リン「では、逆にお聞きしますが、

仮にSRT特殊学園を廃止していなかったならば、

あなたがたがこっぴどくやられてしまった

目の前のレッドガン隊員たちを制圧して

くれました?」ニコッ

 

サキ「SRTにACを配備してくれたなら制圧したぞ。」

 

アオイ「バカ言わないでくれる?」

 

サキ「じゃあ無理だ。」

 

リン「はぁ…… まぁもしこの大侵略を解決

したなら、大真面目に議論させていただき

ましょうか。

ここまでの事態になって、もはや連邦生徒会

内にも反対意見を挙げる役員はいないでしょうから。」

 

 

------------------

 

 

イグアス「脅威に感じろって言う方が無理あるぜ。

おいミシガン。いつまで無駄な事を

議論するつもりだ?

キヴォトスっつう兵力も頭も空っぽの

無能のムシケラどもより、アーキバスに

ついて話し合う方がよほど有意義だろうがよ。」

 

「なるほど。中々に的確な分析力だ。

悪態の裏でその惨めな頭を回すことを

忘れてはいなかったようだな、G4。

G3、貴様もいい着眼点だ。

ドッペルゲンガーか? どうやら

ようやく考えなしに敵に突っ込む

ダチョウからは脱却出来たようだなぁ!

だが貴様ら、一体いつ貴様らの脳みそが

空っぽでなくなった?

貴様らの脳みそもクソガキどもと変わらん!

どんぐりの背比べをするより頭をスクワット

でもして更に鍛えておけぇ!!」

 

 

【G1 ミシガン】

 

 

------------------

 

 

モモイ「おぉーーーー!!!」

 

ケイ「な、何ですか、モモイ…いきなり

大声出して…」

 

モモイ「鬼教官だ!まさしくゲームの軍隊に

出てくる鬼教官だよ!!」

 

ミドリ「確かに、こういうキャラはたまに

見るかも…」

 

セリカ「一応言っとくけどこの人教官じゃ

なくて、レッドガンのトップにして

キヴォトスに攻め込んできているベイラム軍の

トップだからね。

ミシガン総長よ、総長様。」

 

モモイ「むしろいいっ!!最高だよ!!

これぞロマン!って感じだよ!」

 

アリス「アリス感激です!現実で「頭の

中にクソをぶち込まれたかぁ!」って

奴を見れるなんて!」

 

ケイ「え、ちょっ、アリス!?なんて

汚い言葉を覚えてっ!!

モモイ!!あなたですね!?

アリスに変なことを覚えさせたのは!!」

 

モモイ「いやいやいや!!私知らないって!!

後、変なことじゃないよ!!これは

鬼教官の文化!伝統の激励だよ!!

ゲームではたくさん見てきたけど実物を

見るのは初めてだよぉ!

これはこれからのキャラ作りの参考のため

にも、しっかりとメモを取らないとね!」

 

アリス「アリスも!この軍人さんの発言を

一字一句聞き逃さず、インプットします!」

 

ケイ「ダ!?だめです!!アリス!!!

そんな知性に欠けた言葉を覚えては

いけませんーーー!!!」

 

 

------------------

 

 

ミシガン「イグアス!貴様は報告の最中に

ぴょんぴょん跳ね回るウサギ野郎の腕前を

どう評価した?」

 

イグアス「あ?」

 

ミシガン「射撃に関してだ!貴様が言ったのだろう。

もう一度一字一句違えずに報告しろ!」

 

イグアス「……プロ顔負けの射撃の腕だ。

スナイパー野郎は人間を辞めてるレベルだ。

だがそんなもん何の価値にもならねえだろ。」

 

ミシガン「G4……貴様は耳にクソでも

詰められたか? 貴様の脳みそにクソほど

詰まっているクソが流れ落ちてきたか?

とりあえず貴様の先ほどの報告で分かった事は

貴様には語学の勉強が必要だということと、

貴様が舌で相手の顔を舐め回すのが大好物の

カエルだという事だ!

……つまり、まともな指揮官がいればウサギ

たちはぴょんぴょん跳ね回るだけの無害な

草食動物から顔面にその跳ね回る足で

蹴りをぶち込んでくる肉食動物になれる

可能性があるということだ。」

 

 

------------------

 

 

モモイ「G4……貴様は耳にクソでも

詰められたか? 貴様の脳みそにクソほど

詰まっているクソが流れ落ちてきたか?」

メモメモ

 

アリス「とりあえず貴様の先ほどの報告で

分かった事は貴様には語学の勉強が

必要だということと、貴様が舌で相手の顔を

舐め回すのが大好物のカエルだという事だ!」

復唱中

 

ケイ「やめてアリス!!これ以上変な事を

学ばないでください!!!」

 

 

------------------

 

 

ヴォルタ「だから何だってんだ?軍事組織を

解体して防衛力をスカスカにする間抜け野郎

どもにまともな指揮が出来る奴なんて

いるわけねえだろうが。」

 

ミシガン「G3、その発言だけで貴様が手元の

教材を予習してこなかった事は分かったな。

G4、貴様はどうだ?

G6!G7!貴様らは読んできただろうな?」

 

イグアス「読んでねえ」

 

レッド「も、申し訳ありません!自分も

読んできておりません!」

 

ハークラー「あ、すみません。自分もです。」

 

ミシガン「貴様らぁ? どうやらシゴキが

足りないようだな? それとも揃いも揃って

漢字が読めなかったか?

いずれにしろ貴様らはこのミシガンが

直々に頭を叩き直してやる!!

バカは殴らんと直らんからなぁ!!

 

だが、とりあえずはこの俺自らが監修してやった

資料を朗読する!

一字一句聞き逃すなぁ!

今晩を子守唄を復唱してぐっすり眠れるように!

貴様らのスカスカの脳みそに歌詞を一字一句

間違わずに叩きこめ!役立たずどもぉ!!」

 

 

------------------

 

 

モモイ「くぅ〜〜〜〜〜〜っ!!

これこれぇ!!^^ 私の想像通りだよぉ!

了解です!ミシガン総長!!

モモイ!任務遂行します!」メモメモ

 

ミドリ「やっぱり実物は違うね。

私もワクワクしてきた。」

 

ユウカ「何を盛り上がってるのよ…ただの

罵詈雑言じゃない……」

 

モモイ「失礼な!!ユウカは鬼教官の

伝統を知らないの!?

鬼教官の言葉は!罵詈雑言の中に的確な

アドバイスと愛がこもっているんだよ!

少しはそのスカスカな脳みそを

働かせて考えてみろぉ!」

 

ユウカ「はい?###」

 

モモイ「ひぃ!!」

 

セリカ「………っ!」

 

アリス「了解です!ミシガン総長!

アリス!一字一句聞き逃しません!

総長のお言葉を完璧にインプットします!」

 

ケイ「やめて…お願いだから

これ以上変なことを覚えないでください…(TT)」

 

ノア「というか、今更ですがこの人

総長だったのですね。」

 

リオ「知性の欠片も感じないわね。」

 

ヒマリ「あら、私は好きですけれど。

こういうウィットに富んだ物言いは。」

 

ハナコ「改めて聞くと本当に強烈な

罵詈雑言の羅列ですね。」

 

リン「どうやら普段からあのような調子

のようですね。」

 

 

------------------

 

 

ナイル「…では、五花海から聴き取った

報告を元に作成した資料を読み上げていく。

-------

 

 

------------------

 

 

モモイ「お前が読むんかーーーい!!!」

 

アリス「そんなぁ!総長!アリスは

そんなこと聞いていません!」

 

ケイ「よかった…」ホッ

 

ミドリ「でも、こういう展開も私は

好きだけどな。まさにトップの右腕って

感じがして…」

 

モモイ「確かに!」

アリス「確かに!」

 

 

------------------

 

 

ナイル  ーーー以上のことから結論づけられる

のは、シャーレの先生には自分が指揮下に

入る者の能力を底上げする能力を持っており、

ACをも例外ではない、すさまじい能力である。

まだ不可解な点が多く、全容が見えてこない。

また、ACを鹵獲する事より、それを引き換えに

して、資金を要求してきた事から、奴らは

明日、独立傭兵を雇うつもりであると推察できる。

つまり、先生の能力で機体を強化されたACと

戦うことを想定しておくべきということ…

 

しかし、最も注意するべきは先生の指揮能力の

高さである。

五花海の報告を伝えた時でも話した通り、

彼の指示は的確そのものであり、まさに

未来を見ていると評価できるほど、シャーレの

先生は優秀な司令官である。」

 

ヴォルタ「……つまり、普通よりも機体スペックの

高えACを、未来予知レベルの的確さで動かして

くる、先生を指揮官にしたキヴォトスの連中どもを

明日相手にしねえといけねえって事か?」

 

イグアス「そうやって聞きゃあ中々骨が

折れそうに感じるが……

だが、奴らには肝心の資金がねえんじゃねえのか?

俺らが渡してやった800万COAMがある

とは言え、俺たち【企業】を相手に喧嘩を

売るバカはそうはいねえ。

金を積めば命知らずのバカが請ける

可能性はあるが……

それでもせいぜい10人に満たない程度

だろうよ。」

 

ナイル「普通に考えればそうだ。

だが、キヴォトスに味方をする物好きな傭兵は

どこか自信がありそうな様子だった。

他に資金のあてがあるのか、それとも

もっと別の何かを持っているのか…

いずれにしろ、策は相手に1分も悟られずに

隠してこそ価値があるというもの。

舐めてはかかるな。」

 

ヴォルタ「そんじゃ、シャーレの先生は

ぶっ殺せばいいのか?

重要機密は連邦生徒会の誰かをとっ捕まえて

拷問して吐かすとしてよぉ。」

 

 

------------------

 

 

先生「……………」

 

ネル「あ?」ギヌロ!

 

アスナ「ご主人様を、殺す?」ハイライトオフ

 

エイミ「やっぱ、許せないね、こいつら。」

ハイライトオフ

 

ホシノ「……やっぱり死んでもらうしか

ないね。」ハイライトオフ

 

シロコ「ん、死ぬのはお前たち。」ハイライトオフ

 

ミドリ「………………」ハイライトオフ

 

ケイ「とことん舐めてくれますね。この人を

そう簡単にやらせると思いますか?」

ハイライトオフ

 

モモイ「こ、こわいよー…!」ガタガタ

 

アリス「アリス!知ってます!ヤンデレって

奴です!

つまり!ケイはやはり先生が大好き

 

ケイ「違います!!アリス!」

 

 

------------------

 

 

ミシガン「本当はそうしたいがそうも

いかなくなった。ボテボテのクソダヌキから

指令がくだった。

【シャーレの先生は生け捕りにしろ。】

……上のほんぽこりんどもはどうやら今日の

ベイラムの快勝を受けて、もう【事後】の事を

考えているらしい。」

 

ヴォルタ「なに?【事後】っつーのは……

コーラル発掘のことか? 先生を人質にして

キヴォトスのガキどもを発掘のための奴隷に

しようってか?

チィ!相変わらずのノータリンどもが…

まだ勝利もしてねえのに、もう勝った後の

事を考えてやがるんじゃねぇよ!」

 

ミシガン「頭の中身がソフトクリームで

出来ている連中だ。

まだ、脳にクソの詰まった貴様やここの

クソガキどもの方がマシと分かる良い例だ。」

 

イグアス「クソが………てめえの私腹を

肥やすためにガキまで酷使しようってか…

相変わらず上層部のクソどもには吐き気

がするぜ…」

 

ミシガン「吐いてもかまわんぞ?イグアス。

ついでに貴様の頭に詰まったクソも

ひり出しておくか?ケツからでもいいぞ!

そうすれば、頭がスッキリする。」

 

 

------------------

 

 

先生「クズ…野郎どもがぁ…!!!」ギリギリィ!

 

シロコ「ん、上層部殺す。」ハイライトオフ

 

ホシノ「ベイラムもレッドガンも幹部は

1人残らず殺す。」ハイライトオフ

 

セリカ「ホント、心底吐き気がするわ。

ベイラムの上層部には。」ハイライトオフ

 

ノノミ「逆にそいつらのいるところまで行って

ぶっ殺します?」ハイライトオフ

 

アヤネ「先生を人質にしようなんて……

ベイラムの上層部さんは相当のおバカさんの

ようですね?」ハイライトオフ

 

 

------------------

 

 

ナイル「とりあえず、だ。シャーレの先生に

関しては『生かして捕縛が絶対だ。』

次に、私からも果たすべき任務を提案したい。

トリニティ総合学園、補習授業部に所属する

【浦和ハナコ】の抹殺。

これも何としても果たしておきたい。」

 

 

------------------

 

 

先生「……っっっ!!!」

 

トキ「何か、随分と敵視されていますが…

ハナコさんは何かやったのですか?」

 

ハナコ「ただの買い被りだと思うのです

けれど……」

 

 

------------------

 

 

ナイル「【浦和ハナコ】は、G5との身柄の

引き渡しの交渉の際、情報戦に置いて、

私が圧倒的に有利であったにも関わらず、

ロニーという独立傭兵から伝えられた

たった一つの情報で、私の思考を全て、

完璧に看破してみせた。

これほどまでに頭のキレる人間は……

【ハンドラー・ウォルター】ぐらいか。

100年に1人産まれる策謀家の才能の

持ち主と言っても過言ではない。

今はまだ年相応に熟慮の足らない節も

見受けられるが……

放置していると、この戦争を通して

成長し、稀代の策略家となるだろう。

厄介なことに…いいや、【手がつけられなくなる】

前に、彼女は排除しておきたいところだ。」

 

ミシガン「確かに、その野郎は何としてでも

ぶっ潰しておきたいところだ。

……浦和ハナコ、こいつは危険すぎる。

今は憎しみに捉われていて、冷静さに

欠いている状態だが…

乗り越えられでもすれば、これから先、

この上なく手を煩わせてくれること間違いなしだ。

しかも、アドバイスまで送っちまったからな。

憎しみに捉われいる今が好機だ。

G2の提案とおり、確実に【浦和ハナコ】を

抹殺する。」

 

 

------------------

 

 

ウォルター「ベイラムも明確に浦和ハナコを

排除対象としたか。」

 

カーラ「そんなにやばい奴なのかい?

少なくともあんたを知略で上回れるとは

とても思えないが…」

 

ウォルター「買い被るな。俺など大したもの

ではない。 浦和ハナコ、この少女は

やはり確実に消しておくべきだ。」

 

カーラ「あたしは正しく評価していると

思うんだが… ビジターはどうだい?」

 

621:ウォルター、あんたは自らの力量を

正しく認識するべきだな。

過信するのが愚かな行為であれば、

逆もまた然りだ。:

 

ウォルター「………………」

 

 

------------------

 

 

イグアス「いい加減アーキバスについても

話そうとしようぜ。

明日の俺たちの最もな脅威となるのは間違いなく

【ヴェスパー】だろうよ。」

 

ナイル「そうだな。奴らについても話すとしよう。

本日の制圧活動により、我々は各地で

アーキバスMT部隊のことごとく、

総数にして、少なくとも12000体以上を撃破。

更に百鬼夜行自治区で、G3、G4と我々が雇った

独立傭兵レイヴンの活躍により、制圧部隊主力、

ヴェスパーの番号付きのうち3番と7番、

更に『アリーナ』の上位ランカーの

AC乗り、【独立傭兵集団ブランチ】の

【シャルトルーズ】を撤退させた。

制圧部隊主力のもう1人、ヴェスパーⅣによって、

アーキバスの本拠点の周囲を制圧、守備を

固めることに成功はしているが、その一部も

我らが奪取、穴が空いている状態。

さらに、先生の捕縛の際、ヴェスパーの6番が

うちのG5とともにこれまた独立傭兵レイヴンに

よって、撃破、撤退している。

 

結論として、アーキバスは戦力の多くを初日で

失い、ヴェスパー部隊の隊長格の半分近くが

戦線離脱を余儀なくされるだろう。」

 

 

------------------

 

 

先生「アーキバスの詳しい状況が分かったね。」

 

エイミ「最初の侵略合戦はベイラムの大勝利

ってことだね。」

 

アヤネ「大体はミシガン総長さんが教えてくれた

内容と合致していますね…」

 

イロハ「ざまぁみろ、と言いたいですが…」

 

サオリ「今のところベイラムが優勢の

ようだな。」

 

カヨコ「それだけに、アーキバスは間違いなく

明日のミレニアム侵攻に本気で勢力を傾けてくる。」

 

ミサキ「便利屋…… いたんだ。」

 

アル「いや最初からいたわよぉ!?」

 

セリカ「あ、そうなんだ。ごめん。全然

気づかなかった。」

 

アル「ななななっ!!なんですってえええ

ぇぇぇぇぇ!?」

 

ミユ「…や、やった。仲間が出来たっ…

ふふふ…!」

 

シロコ「………【レイヴン】……。」

 

 

------------------

 

 

ナイル「だが、それでもアーキバスの戦力は

全く揺るいではいない。

ヴェスパーⅣは別働隊で動いていた、ベイラムMT

大隊、総勢3000をブランチのもう1人と共に

撃破、これを退けている。

ヴェスパーⅣが極めて高い実力と能力を有して

いることは、この結果を見れば一目瞭然だ。

……そして何より、アーキバスにはあの

【アイランドフォーの動乱】の戦神、

キヴォトスへの進駐に際し、『惑星封鎖機構』の

強襲艦隊並びに『LC』部隊。

……そして、『封鎖機構』の最大戦力である

多くの『HC機体』を配備した『執行部隊』を

単独で壊滅させ、『封鎖機構』の惑星封鎖に

風穴をあけた……

まさに怪物の中の怪物。宇宙最強の名声に

恥じない、文句なしのアリーナトップランカー、

『ヴェスパーⅠ.フロイト』がいる。

こいつ1人だけでキヴォトスに進駐している

我らベイラム軍の戦力の全てを凌駕していると

評価しても過言ではない。

いいや、これでもまだ評価に足りないほどだ。」

 

ヴォルタ「チッ…さすがは大企業アーキバス、

層が分厚いぜ。

そのフロイト用の策ってのは何だ?」

 

ナイル「まだ練りきれていない。これから

詰めていく。フロイトの対策に関しては

追って連絡する。」

 

イグアス「ケッ!くだらねえ…… 何が宇宙最強の

ACパイロットってんだ。

フロイトもこのイグアス様がぶっ潰してやる。」

 

ミシガン「イグアス…。どうやら今日の

ヴェスパー隊長を泣かしたことが相当

嬉しかったようだな?

そんなに地獄の観光ツアーへと行きたい

ならばこの俺が案内してやろう。

地獄旅行のお散歩中に今の貴様の自惚れが

継続出来るか、楽しみに見させてもらうぞ!」

 

イグアス「上等だぜ!宇宙最強とやらに

挑む前の肩慣らしだ。

ミシガン!今日こそてめえの顔面に一発

ぶちこんでやる!!」

 

ミシガン「面白い!やってみろ!!

もしこの俺をキャインキャインと負け犬の

ごとく泣かせる事が出来なければ、

貴様の無謀はキャンセルしてもらうぞぉ!」

 

イグアス「無謀かどうかやってみりゃ分かるぜ!!」

 

ナイル「お前ら!軍事会議中だぞ!会議に

集中せんか!!」

 

 

------------------

 

 

リン「じょ、情報が乱立して出てきましたね…」

 

ケイ「アイランドフォーの動乱……に、

惑星封鎖機構……それの、惑星封鎖……?」

 

ユウカ「LC、HC……? え、なに?

ACの別名の事?それともMTのこと???」

 

リオ「……分からないことを話しても

無駄よ。重要なのは【ヴェスパーⅠ】と

呼ばれるアーキバスのACパイロットの

危険性についてね。」

 

アル「う、宇宙最強って言ってなかった…!?」

ガタガタ

 

スバル「たった1人で、ベイラム全軍の戦力を

凌駕する実力の持ち主とも言ってましたね。」

 

先生「ヤバいのは【災厄のAC】……

いや、【レイヴン】と呼ばれる独立傭兵

だけではないということだね。」

 

ケイ「過剰戦力すぎませんかね。

自分たちの文明に比べたら、散々大笑いする

程度の技術力しかないとバカにしてくれた

宇宙の田舎(キヴォトス)の街の一つに、

チートみたいな巨大ロボットの大群だけに

飽き足らず、宇宙最強様まで突っ込んでくるなんて、

星外企業の方々は少し大人気がなさすぎませんか?」

 

モモイ「アリーナのトップ…宇宙最強の

巨大ロボパイロット……!!

いいねいいね! 巨大ロボットものの

醍醐味だよね!!

私!早く宇宙最強のパイロットが乗る

巨大ロボットを見てみたい!!!」

 

ユウカ「宇宙最強のパイロットが駆る

チート性能を持った巨大ロボットが

攻め込んでくるのを何喜んでるのよ!!

ミレニアム滅ぼしたいの!?」ゴチン!

 

モモイ「いったーーーーーーい!!」びええ

 

ミドリ「おおおおお姉ちゃん!!!

流石にヤバいから!!!」ガタガタ

 

アリス「ア、アリスも…… 宇宙最強が攻めて

来られるのはかなり怖いです…」ブルブル

 

 

------------------

 

 

ウォルター「やはり第一隊長が出張ってくるか…」

 

カーラ「フロイト…。奴の武勇はあたしの

耳にも入ってるよ。

何でもアリーナの頂点に君臨する宇宙最強の

呼び声にふさわしい実力の持ち主と専らの

噂だねぇ。」

 

621:フロイトか…… 数年前に一気に頭角を

現した、噂のAC乗りか。

……『こうなる』前の俺は奴と殺り合いたくて

随分と探した事もあったが、結局見つから

なかった。

……こうなってから奴さんと同じ地に降り立って

いるのは神様からの嫌がらせとしか思えんな。:

 

ウォルター「フロイト…… 奴も俺たちにとって

大きな障害となる相手だ。

だが621、俺たちの目標は別にある。

ヴェスパーとはなるべく関わらないようにしろ。」

 

621:了解だ。:

 

 

------------------

 

 

ミシガン「さて役立たずども。明日の楽しい遠足の

しおりは頭に叩き込んだな?

これからこの俺自らが!明日の作戦概要を話す!

こっからが愉快なお茶会の本番だぁ!!

役立たずの役立たずな脳みその!!クソの詰まった

クソをクソなりにフル回転させて!!

明日の貴様らの動きをよぉーくシミュレート

しろぉ!!役立たずどもぉ!!!」

 

 

------------------

 

 

モモイ「そーちょおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

ユウカ「うるさいわね!!」

 

アリス「了解であります!

ミシガン総長!不肖役立たず1名!

クソの詰まった役立たずノーミソに!

総長のお言葉を役立たずなりに

全力で受け止めます!」敬礼!

 

ケイ「ア、アリスぅ!!!

敵の下品な総長の言葉が

移っていますぅぅぅ!!!

役立たずだとかクソだとか

連呼しないでください!!」

 

 

------------------

 

 

ミシガン  -------つまり、『先生は

もちろん、浦和ハナコを筆頭にした指揮命令

系統はこの5地点のいずれかに籠り、ガッチガチ

に固めて、ど真ん中の最奥で指揮を取る事が

考えられる。』

そこでだ!我々レッドガンは西方からミレニアム

自治区に侵攻した後、部隊を3つにわける!

それぞれの地点をA地点、B地点、C地点、

D地点、E地点とし、

明日の出撃する我がレッドガン部隊の兵力は

総数50000体のMT!そして、それぞれの

役立たずどもを率いるG2、G3、G4!

3名の目立つ役立たずだ!

 

イグアス!貴様はα隊!ワンワン遠吠えを

吠える才能だけはピカイチの犬コロども

10000の大将だ!!」

 

イグアス「あ?下のバカどもの面倒を大勢

見ろってか? 冗談じゃねぇ…」

 

ミシガン「文句を言うな!そろそろ貴様は

ワンワンやかましく吠えるのはやめる時だ。

少しはお行儀良くワンワン吠えて!!

役に立たん犬コロどもを役に立つように

率いてみろ!

 

ヴォルタ!貴様はβ隊だ! 貴様にも

イグアスと同様に能無しども10000の

担当だ。」

 

ヴォルタ「チッ、どうでもいいぜ。

いつものように暴れて終わらせるだけだ。」

 

ミシガン「G3、まだダチョウの気分を

味わいたいらしいな? 

だが明日の貴様は喚く園児の遠足を引率する

先生代わりだ!

役立たずどもが頭にお花を咲かせていないか

逐一確認し!

全員、遠足を終えて家に帰すのが貴様の仕事だ!

分かったら!ただでさえ救いようのない

貴様の脳内花畑を!!今のうちに一つ残さず

摘んでおけぇ!ノータリン!!」

 

イグアス「ケッ…」

 

ヴォルタ「チッ…」

 

ミシガン「舌打ちするなぁ!

サー!イエッサー!だぁ!!

 

……イグアス、ヴォルタ、今回は大マジだ。

お前たちもそろそろ大勢を率いてみせろ。

【キヴォトス】のシャーレの先生はお前たち

よりひと回りも歳が下なのに、見事な指揮を

やってみせているのだぞ? 責任感も貴様らとは

比べられん。

お前たちはいつまでクソッタレの悪ガキで

いるつもりだ?

今のお前たちに【先生】も【キヴォトス】も

笑う資格などない!

いい加減悪ガキから【大人】になってみせろ。」

 

イグアス「へいへい」

 

ヴォルタ「……了解だ。」

 

ミシガン「………はぁ。最後に、ナイル。

貴様には30000の役立たずを指揮しつつ、

2人のバックアップだ。頼んだぞ。」

 

ナイル「現場監督というわけか。任せておけ。」

 

ミシガン「激励として貴様の頭をマッサージ

してやろうか?

この俺のマキシマンコーラ爆発の最高記録は

22mだぞ?

貴様のカッチカチの頭も少しは柔らかくなる!」

 

ナイル「お前に頭をシェイクされれば、

私の頭までゆるゆるになってしまう。

ツッコミ役がいなくなるのは困るだろう?」

 

ミシガン「クククク…… さて、レッドにハークラー。

この作戦における貴様らの最大の仕事は今からだ!!

めぼしい独立傭兵の見当はついているか?

どっちにしろベイラムの公示を受注した

傭兵たちの働きを!小指の一本まで見落とさんよう

貴様らの目ん玉をひん剥いて!

貴様らの目ん玉がキスしたくなる傭兵を

ピックアップして俺に報告しに来い!

2時間以内にだ!!」

 

レッド「はっ!!」

 

ハークラー「はい!!」(うわダリィ)

 

ミシガン「それが終われば、レッド、貴様は

明日のミレニアム侵攻の名指しの依頼文を

作成して、斡旋しろ。相手は分かるな?」

 

レッド「独立傭兵、【レイヴン】ですね!

了解であります!」

 

ミシガン「まぁ、ハンドラーが受けるかは

わからんがな。」

 

 

------------------

 

 

モモイ「……え?」

 

ユウカ「ご…ま……ん………!?」

 

リン「冗談ですよね……!?」ヒクッ

 

 

ザザ……

 

 

チャティ:冗談でも何でもねえ。当然だろ。:

 

シロコ「あ、ロニー……」

 

ケイ「あなたが、噂の…… ですが、どうして

当然なのです? 私にはここミレニアムが

企業たちにとって血眼になって欲しがる

理由が全く思い当たりませんが。」

 

チャティ:まだミレニアムの連中には伝えて

ないのか?:

 

ホシノ「いや、ユウカちゃんに伝えたはず

だけど。」

 

ユウカ「あ、は、はい…… 企業たちは

ミレニアムの設備を欲しがってる。

確かに、ここなら設計図やノウハウさえ

あれば、MTだとかACだとかっていう

巨大ロボットを製造できるでしょうね。

だから………っ?」

 

ケイ「えぇ、その理屈は分かります。

ですが、【製造】が出来るだけです。

【大量生産】が出来る設備や環境は整っていません。

そして、星の外からやってきた企業は

キヴォトスで最も先進した科学力を

持っていると思われるミレニアムすら

比べられない科学と文明があるんです。

だったら、占領した自治区の既存の建築物を

一掃して、ACとMTの製造工場を1から

建造した方がより良い設備と環境を

準備出来るでしょう。

特にベイラムは7割以上も広大なキヴォトスの

地域を手に入れたのです。

こんなところに5万も兵を動かすより、

ACとMTの製造工場の建造に人員を

動かすほうがどう考えても合理的です。」

 

ユウカ「そうね……どう考えてもあいつらの

行動は合理的…

 

チャティ:……お前はニュースを見て

いなかったか?:

 

ケイ「見ましたよ。見たから言ってるんです。

あなたこそ、ゲヘナがどうなったのか

ご存知ないですか?」

 

チャティ:ほう、中々生意気そうなクソガキだな。

大人を小馬鹿にしようってか。

じゃあ問題を出してやる。そのゲヘナを

占領したのはどこの企業だ?

トリニティの陥落後の様子はどうだ?

お前はキヴォトスの7割以上を手に入れたのが

どこだと言ったのを、もう忘れたか?:

 

ケイ「……はい?」

 

チャティ:……もっと問題を簡単にしてやらんと

ダメか? トリニティはゲヘナのように

お前が見たこともねえ技術力の建造物が

あっという間に建造されたように見えたか?

少なくとも、俺がテレビで見る限り、トリニティに

そんな様子はなかった。

で、ベイラムにアーキバスのような資材と技術が

あるように思えたか?」

 

ケイ「……………あ

 

チャティ:まぁ、技術力に関してはベイラムも

当然その程度は出来るはずだろうから…

辺境の星に回す資金と資材がなかったのだろうな。

もっと言うならば、単純に兵力を優先して、

資材は現地で調達すれば良いと考えたのかもしれん。

現に、テレビで見る限りは既存の建物に

手を加えて、即席の軍事施設と設備に

変えたような印象を受けた。:

 

ケイ「………………」カアァァァ///

 

モモイ「ふふふ、ドヤ顔で疑問を話してたのに

これは恥ずかしいぞー!ケイ様!」

 

ケイ「モモイ、グーで殴りますよ?」

 

モモイ「ひょっ!?」

 

ユウカ「………………」//////

 

ノア「うふふ、ユウカちゃん?そんなに

赤面してどうしたんですか♪」

 

ユウカ「へっ!?あっ!?いや!?

べべべべ別にぃ!?

た!ただ私はぁ!? あいつらの行動は

合理的ねって言おうとしただけよぉ!?

けけけけ決して!!合理的じゃないなんて

トンチンカンな事を言おうとしたわけじゃっ」

 

ノア「うふふ♪ユウカちゃん?私はまだ何も

 

チャティ:ほう。さすがだな。気づいていたか。

なるほど、先生に聞いた通り、数の計算も

予想できるってことか。:

 

ユウカ「……え?」

 

ノア「……あの、どういう…」

 

チャティ:……お前の考え通りだ。ユウカ。確かに

明日のミレニアム侵攻では、ベイラムは多くの兵力を

傾けてきている。

…だが、それでも【半分にも満たない】兵力だろう。

せいぜい、進駐してきている全兵力の3分の1

ぐらいか…?

最悪な想像をするなら、ベイラムの占領域に

【30万以上】のMTが控えているかもしれん。:

 

ユウカ「………へ?」サーッ

 

ノア「さん、じゅう…まん………!?」サーッ

 

チャティ:【圧倒的な物量と兵站で押し潰す】のが

ベイラムの社是であり、誇りだからな。

いくら辺境の星とは言え、5万程度がベイラム

進駐部隊の大半などありえん。

少なくとも2倍以上の兵力をまだ残していると

考えるべきだ。

だが、よくその事を知っていたな。

ベイラムは今日攻めて来て、今日までお前とも接点

なんてなかったはずだが…

どこでベイラムの社是を知った?:

 

ユウカ「」ふらぁ…

 

ノア「………」フルフル

 

チャティ:………どうした?そこまで想像

出来ているなら、覚悟も…

 

 

ユウカ「出来てないわよ」

 

 

チャティ:っ………………:

 

ユウカ「ロニーさんは……ここにいないから…

私たちの顔が見えてないでしょうね……

さっきのあなたの話を聞いて、ケイも、

アリスも……あの、モモイだって……

それだけじゃない、あのネル先輩が、普段

無表情で変わらないトキが………

他の自治区の人も…… この場にいる、

全員が、どんな顔しているか分からない

でしょうね…!!」

 

チャティ:…………………:

 

ノア「正直に答えてください。ロニーさん。」

 

チャティ:…………あぁ……:

 

ノア「……私たちに、1%でも、0.1%でも…

100億分の1でも!!勝てる可能性があると

本気で思っていますか……?」

 

チャティ:……あぁ。:

 

ノア「っっっ!!!!何を!!どう!?

考えたら!!! 勝つ芽があると

言えるのですか!!??」

 

チャティ:……確かに絶望的な戦力差だ。

まともにやりあえば、勝ち目なんてねぇ。

だが、言ったはずだ。戦力のあてと…:

 

 

リオ「誰が引き受けてくれると

思っているの?」

 

 

チャティ:なんだ?:

 

リオ「だから、私たちが独立傭兵に防衛依頼を

出したとして、一体誰が引き受けてくれると思う?

お金を積めば、受けてくれると思える?

 

参考までに、ACはMTの何体分程度の強さ

なのかしら? 正直に答えてちょうだい。」

 

チャティ:……熟練の傭兵で、50体破壊できれば

御の字と言った具合だな…:

 

リオ「……そう、それで?あなたは?」

 

チャティ:………俺はせいぜい10体程度が限界だ。:

 

リオ「……あなたのことを責めるようで申し訳

ないけれど、それで5万ものMTとの戦力差を

埋められる? いいえ、それ以上ね。

アーキバスもベイラムほどではないにしろ、

MTを準備してくるでしょう。

その上、あなたが話した情報が確かなら、

AC乗りで上澄みクラスの企業たちのエースAC

たちとも戦わなければならない。

ベイラムはG2ナイル、G3ヴォルタ、G4イグアスの

3名のレッドガン隊員と。

アーキバスはヴェスパーと呼ばれるエースACと。

しかも、私にはどれほどの強さかは測れない

けれど、少なくとも宇宙最強と目される

ヴェスパーⅠフロイトが出てくるのは確実

なのよね。

 

50体のMTを破壊するのがやっとなのに、

そんな絶望的な陣営側の依頼を受けて

戦うなんて、完全なる自殺行為と誰もが

合理的に判断するでしょうね。

いくらお金を積んでも、死ぬのが確実の

依頼なんて誰も受けはしない。

………『あの方』もお金を積んで独立傭兵を

雇えとおっしゃったけれど……

合理的に考えて誰も私たちの味方を

してくれる者はいない……

私たちに…戦力は……用意出来ないわ…」

 

ノア「そうです!!あなたがあてにしている

独立傭兵たちは!引き受けてなどくれませんよ!」

ポロポロ

 

トキ「………どうしようも、ないのですね…」

 

ヒマリ「…………………」

 

リン「く、ぅ……!」

 

セリカ「……………」ふるふる

 

アヤネ「うぅ……」ブルブル

 

ノノミ「…………………」

 

アリス「アリスたち……死ぬしかないの

でしょうか……」

 

ケイ「…………………」

 

先生「みんな、諦めたらダメだ。ロニーは

言ったはずだ。【策】があるって。

……だよね?ロニー?」

 

チャティ:あぁ、よく覚えてるじゃねえか。先生。

それに比べてホシノにはがっかりだな。

俺はミレニアムに着いたら作戦の詳細を

話すとお前には言ったはずだ。:

 

ホシノ「………潰し合いをさせるってやつかな…

でも、どうするの……? いくら無力とは言え、

私たちを無視して企業同士だけで戦ってなんて

くれないよ!!」

 

チャティ:だからそこに【策】をぶち込むんだよ:

 

ホシノ「……え」

 

チャティ:それは

 

 

ザザッ

 

 

ウォルター*待てチャティ。今から言う通りに

彼女たちに説明しろ。*

 

チャティ*……? …………なるほど。

了解だ。*

 

 

チャティ:……潰し合いを助長させるんだよ。

【アーキバス】にこちらの息がかかった

独立傭兵を紛れ込ませてな。

……いや、少しニュアンスは違うか?

いずれにしろ、もう既に仕掛けた。:

 

ホシノ「え、えぇ!?」

 

リン「ホントですか!?」

 

アル「い、いつの間に……」

 

先生「さ、さすが…!」

 

ノア「…………そんな都合のいい策なんて

あるとは思えないですけれど…」

 

チャティ:そいつは……【独立傭兵レイヴン】。

あの銀烏のACさ。:

 

ホシノ「………え?いや、そいつには…」

 

先生「別れる前に、ロニーが勧誘した時…

はっきりと断られてたはずだけど…」

 

チャティ:キヴォトスの依頼を受けるのはな。

……実は隠してたが、あいつとはちょっとした

顔見知りでな。

もちろんあんな異常な強さを持ってるとは

思わんかったが……

その縁で、俺の私財を投げうってちょっと

したことをひとつ頼んだ。

そして、奴はそれを承諾した。:

 

ノア「………………」

 

先生「何を頼んだの?」

 

チャティ:それは、【アーキバスの依頼を受けて、

ベイラムの部隊に奇襲をかけてくれ】という

依頼だ。」

 

ホシノ「う、うへ?」

 

リン「……そんなことをしても効果は薄いと

思いますが…… だって、ベイラムとアーキバスは

互いに最大の脅威として認識し合っているの

ですし……」

 

チャティ:そうかな? じゃあ仮に、ベイラムと

俺たちキヴォトスが争ってる中で、

アーキバスがベイラムを攻撃したら?

俺たちを完全に無視して、俺たちから攻撃を

受けている中で、それでも無視してベイラムを

襲うことに執着してきたらどうだ?:

 

リン「………っ!!」

 

ホシノ「!」

 

先生「!」

 

チャティ:ベイラムも、アーキバスに

ヘイトが向くだろう。考えは巡らせるはずだ。

「アーキバスは俺たちの横っ面を叩く

作戦なのか?」とかな。

それで両者とも「キヴォトスは無視して先に

企業側を潰す」って考えてくれりゃ万々歳だな。

少なくとも現場は大混乱だ。

 

……そして、その第1発目をぶち込んでくれるのが

あの怖しいレイヴン様だ。

襲われた部隊は壊滅的な被害を受けるだろう。:

 

ホシノ「……そうなったら、ベイラムは

私たちに構ってなんていられなくなる…!

ベイラムは、間違いなくレイヴンだけ

じゃなくて、アーキバス本隊にも攻撃を

仕掛ける!!!」

 

リン「アーキバス本隊も迎撃に躍起になる…!

最早両企業とも私たちのことなど

目に映らなくなる…!

あいつらは、私たちのことなどムシケラ

同然と侮ってくれてますから!」

 

ノア「す、すごい……!」

 

チャティ:すごいと言ってくれるってことは、

少しは希望は見てくれたか?

それならこの策を独立傭兵に伝えれば、

独立傭兵たちも自殺行為から無謀行為ぐらい

には認識を甘くしてくれそうじゃないか?

…金を積めば、腕自慢の独立傭兵が

引き受けてくれる可能性もありそうじゃないか?:

 

ユウカ「そ、そうね!」

 

リオ「……逆に、あえて不利な陣営で活躍

すれば、自らの傭兵の腕のアピールにもなる。

独立傭兵にとっては、企業たちへの宣伝に

なるわね!」

 

先生「す、すごいよ!さすがロニー!

何から何まで君に頼って情けない

限りだね。私は……」

 

チャティ:まぁ、これだけが作戦の全容じゃ

ねえから、後で話し合わねぇといけねえが……

それよりまずはベイラムの軍事会議だ。

作戦会議はそれが終わってからだ。:

 

 

-------------------

 

 

621:……なるほどな。チャティは俺こと

レイヴンとの繋がりを既に示唆されている。

あいつらが気付くのも時間の問題。

ならばいっそのこと、こっちから

繋がりを知らせておこうってわけか。:

 

ウォルター「いや、そうではない。

『惑星封鎖機構』の話が出たからだ。

勘のいい者ならじきに俺たちの仕組んだ

シナリオに感づくはずだ。

もう、つながりを隠す意味も薄い。

今すぐに始末されるという事はないだろうが…

これからチャティに伝えられる作戦や情報は

全て信用しない方がいいだろう。」

 

621:……なるほど、確かに俺たちの用意した

キヴォトス入場時のシナリオは致命的に

整合性が破綻しているな。

ベイラムの話で有耶無耶になったが……

もう完全にクロとして扱われると考えて

動くべきか。

……だが、この会議が終わった後、チャティの

話をあいつらがすんなりと聞いてくれなく

なるんじゃないか?:

 

ウォルター「別にいい。どのみちさっき

話した事は元々の作戦の既定路線だ。」

 

621:ほう… 詳しくは?:

 

ウォルター「後だ。それよりもまずは

ベイラムの軍事会議を聞く事だ。」

 

621:『…………これ以上は価値がなさそう

だがな。』:

 

カーラ「全く… あんたたちだけで勝手に

盛り上がらないでくれるかい?

あたしには何のことかさっぱりだ。

だがまぁ、チャティを中に入れた時点で、

あいつらは終わりさ。内通がバレるのは

問題ないけどねぇ。」

 

 

------------------

 

 

ミシガン「最後に、明日のミレニアム侵攻作戦で

最も懸念すべき、厄介な集団がいる。

G3!G4!誰のことか分かるな?」

 

ヴォルタ『独立傭兵レイヴンだな。あいつの

戦闘力は異常だ。あいつこそ、宇宙最強の

実力を持ってんじゃねえかと疑いたく

なってくる腕前だ。

こっちに傭兵として取り込めなかった場合、

奴ともやり合わねえといけなくなる。

…チッ、何としてもあいつは明日の作戦に

ベイラム陣営として雇っておきたいところだぜ。』

 

イグアス「……あ?あんな奴が何だってんだ?

生身のクソガキに遅れを

 

ミシガン「違うわぁ!!馬鹿者ぉ!!!

貴様は百鬼夜行でのG13がキャンキャン

泣いてた理由をもう忘れたかぁ!?」

 

ヴォルタ「あ?」

 

イグアス「あ?」

 

ミシガン「【忍術研究部】どもだぁ!しおりにも

書いているだろう!!ノータリンどもぉ!!

イズナという忍者は、落雷を落としてG13のACを

吹っ飛ばし、上忍ミチルは更にドデカイ

爆発でG13のケツを黒こげにしやがった。

いずれもACに大ダメージを与えるほどの術を

行使出来る。」

 

ナイル「報告によれば、ACに大ダメージを

与えるほどの、生身の人間では異次元の

大火力の術を放ったにも関わらず、

どちらも全く消耗した様子がなかったとのことだ。

【忍術研究部】は我々の世界では大昔の暗殺、

諜報、戦闘をこなす超人集団、【忍者】であり、

忍者が使用したと伝わっている【忍術】に

よるものと見てまず間違いないだろうが……

おそらく【忍術】そのものが、何の代償も

支払わず、行使する事が出来るのだろうな。」

 

ヴォルタ「……………」

 

イグアス「ちっ、くだらねえ。そんなことが

あるわけねえだろ。

どっかの誰かに不意打ちを食らっただけだろ。」

 

ミシガン「G4、ギャグのつもりで言ったのか?

ならば全く笑えないなぁ!

よし!貴様の座っている椅子を取り上げてやろう!」

 

ナイル「笑点をしたいなら他所でやれ。

それよりも、だ。先ほどの報告だけでも

脅威そのものだが、奴らの……

いや、【上忍ミチルの本当の怖ろしさが

判明したのはこれだ。】」

 

 

カチッ ブゥン ……ポチッ………ポチッ……

 

 

----------------

 

 

アリス「あ!アリスも一度出たやつですね!」

 

ケイ「……あの、これ何です?」

 

先生「………サァ」

 

ケイ「私にはただの忍者広報活動の趣味動画を

一部抜粋して再生してるようにしか見えないの

ですが……

本当に怖しいって…… 何か暗号が秘められてる

って事ですか?」

 

先生「ボクニキカナイデ」

 

 

----------------

 

 

ウォルター「………………!!!!!」ダラリ

 

621:マジ……かよ……この野郎……!!:ダラリ

 

カーラ「え?何だ?一体この動画が

どうしたってんだい…?」

 

 

----------------

 

 

ブツン

 

 

ナイル ーーーーー以上だ。」

 

ヴォルタ「…………????? 意味が

分からねえぞ? あんなもんの何が怖しいっ

てんだ?」

 

イグアス「ただのオタクの痛い趣味配信動画

だろうがよ。」

 

ミシガン「………今回は罵倒はなしにしてやろう。

IQ150の持ち主でもこの配信動画に秘められた

趣旨には気づけんだろうからな。

貴様らは人類最高レベルの上忍ミチルの9999TBの

脳みそをその目でしっかりと焼き付け、

貴様らの8bit未満の惨めなクソミソを比べてみて、

嘆く事が出来れば上出来だ。

 

順に説明してやる。最初に再生した

2:12〜の意味は〜〜〜〜〜…………… 次に

36:54〜の意味は〜〜〜〜〜……………最後に

53:22〜の意味は〜〜〜〜〜……………だ。

 

要するに、上忍ミチルは【星外企業がキヴォトスに

攻めてくることをとっくの昔に察知】していて、

それに対するために奴は【それに対抗するための

秘密組織を誰にも気付かれる事なく設立】しており

36:54〜以降は【その組織に対する何らかの指令】、

最後の53:22〜以降は【侵略してくる敵を伝えて

いた。】抽象的ではあったがな。

 

こいつが撮られていたのはもう半年も前の事だ。

つまり、あのふざけた忍者野郎は俺たち星外企業に

対する準備を着々と進めていやがった。

同士にだけ伝わるように、またはこの動画の真の

意味を理解出来る傑物を探し出し、仲間と

するために、忍者についてのただの趣味配信

動画の皮を被らせた。

【少女忍者帖ミチルっち】とは自らが集め、

結集させた仲間への暗号動画であり、

奴は配信という形で奴の設立した【秘密組織】に

指令を出していたということだ。

 

つまりだ、奴は【表】で俺たち【星外企業】の

動向を監視し、【裏】で秘密組織に指示を出して

誰にも全く気付かれんように動かしていた。」

 

イグアス「…………は?」

 

ヴォルタ「マジ…かよ……!!」

 

レッド「え?………そ、そうでしょうか…?」

 

ハークラー(いや、エスパーじゃあるまいし…)

 

ミシガン「【忍術研究部】と【秘密組織】は

確実に明日のミレニアム侵攻時に何かを

仕掛けてくるはずだ。

そして…当然【シャーレの先生】は全てを

知っているはずだ。

 

……そろそろ定刻だな。ならば!長い授業で

ヘトヘトの8bitの役立たずの頭に叩き込め!

1番大事な部分だ!!

一字一句!聞き逃すなぁ!

…明日の最大の敵は決して【アーキバス】でも

【フロイト】でも【レイヴン】でもない!!

真に怖れるべき敵は!【キヴォトス】の!

【忍術研究部】及び!上忍ミチルが率いる

【秘密組織】!!

そして、その全てを束ね!指揮をする

【シャーレの先生】だぁ!!!

改めて認識を改めろ!【キヴォトス】は

惨めなムシケラなどではない!!

明日!絶対に!!ぶっ潰すべき強大な【敵】だぁ!!

その事をよく頭にぶち込んでおけぇ!!!

いつまでも奴らをペロペロと舐めるカエルは

やめろ!!

さもなくば、明日死ぬのは!!貴様らになる!

 

【自殺の予定がなければ気とケツを引き締めろ!!】

明日!貴様らのブッサイクな間抜け面を!!

変わらずこの俺に見せに来い!!

役立たずどもぉ!!!!!!」

 

ナイル「当然だ。私は侮ることなどしない。」

 

ヴォルタ「チィッ! マジで舐めてかかれ

ねえぜ…! キヴォトスどもも意外に層が分厚い

じゃねえか…!!」

 

レッド「先輩がた!副長殿!ご武運をお祈り

します!」

 

ハークラー「お祈りします!」(イグアスと

ヴォルタはともかく、ナイルは死んで

くれねえかな〜)

 

 

イグアス「………いや、俺にはただの天体観測と

昔の忍者の組織の解説と小っ恥ずかしいオタク

トークにしか見えねえんだが……

揃いも揃ってバカじゃねえのか?こいつら……」

 

ミシガン「以上!解散だぁ!!!」

 

 

----------------

 

 

ブツン!!

 

 

ケイ「……………………あの、イグアスって

いう人の頭が1番マシじゃありません?

私もイグアスと同じ感想しか出てこないのですが…

………先生、あの下品な総長の言う通り

なのですか?」

 

先生「うん、ケイちゃん。私も全く同じ

感想しか沸き上がってこないよ。

何を、どう見たら、あの内容からそんな

考えが出てくるの???

総長さんの説明を聞いても、8bitの先生の

脳は拒否反応を起こしちゃうよ。」

 

アリス「す、素晴らしい慧眼です!そんな

考えが出来るとは!! さすが総長です!

アリス、感激です!!」

 

ケイ「ごめんなさい、アリス。それを本気で

言ってるなら、私はあなたを殺すことになっても

あなたの頭を全力でかち割らなければ

なりません。

 

アリス……あなたの記憶領域は…もう取り返しが

つかない事にぃ……!!」ポロポロ(ハイライトオフ)

 

モモイ「??????????」フリーズ中

 

ミドリ「??????????」フリーズ中

 

リオ「??????????」フリーズ中

 

ヒマリ「??????????」フリーズ中

 

トキ「……イェイ」フリーズ中

 

エイミ「これぞ特異現象だね」

 

ネル「は??????????」

 

アスナ「あはははは!面白いね!ベイラムの

総長さん!!」

 

カリン「あ、あの、すまない。私はこういう

頭の使う事は些か苦手で…… アカネ、ど、

どういう意味…

 

アカネ「??????????」フリーズ中

 

アル「??????????」フリーズ中

 

カヨコ「??????????」フリーズ中

 

ハルカ「な、なるほどぉ…… そういうこと

なのですか…! さすがはベイラムの総長、

恐れ入r

 

ムツキ「ハルカちゃーん?絶対にそんなこと

ないから、さっきの話は忘れよ?

というか、忘れて。」

 

サオリ「そ、そうなのか……。忍者…世の中には

怖しい戦闘集団がいるのだな…。

特に上忍ミチル殿の賢明にはまさに感服に…

 

ミサキ「リーダー、そんなわけないから。

惑わされないで。」

 

スバル「なるほど……。忍者の方々は半年も

前から、このキヴォトスのために、秘密裏に

活動を…」

 

アツコ「うん。スバルさんって天然なのかな?」

 

ミヤコ「わ、私たち………こんな人たちに……

散々バカだのなんだのこきおろされて

いたのですか…???」ヒクッ

 

サキ「まぁ、私たちを吹っ飛ばしてくれた

レッドガンの片割れはまともな事言ってたし、

まだマシじゃないかな…」

 

モエ「うん、レッドガンの総長こそクソの

詰まったクソミソじゃない?」

 

ミユ「うぅ〜〜」

 

リン「…………………」ジト目

 

アオイ「………はぁ、あの総長本気で無能じゃ

ないかしら?」

 

シロコ「おっさんバカ。」

 

セリカ「おっさん幼稚園児?」

 

アヤネ「ベイラムって、大丈夫なのでしょうか?」

 

ノノミ「………本気で総長を変えるべきでは」

 

チャティ:さっきから何意味不明な事言ってやがる。

ミシガンの推察は見事という他に

 

ホシノ「お願い!ロニーはそんな事言わないで!!

あの連中が絶対そんな高次元なこと考えている

わけないからぁ!!」

 

ノア「………あの、それより問題が発生した

ような……」

 

先生「え?」

 

ノア「こんな、アホみたいな事で…レッドガンの

あの人たち…… 私たちの事を舐めてくれる

どころか、逆に1mmも油断してくれなくなりそう

なんですが……」

 

先生「……………………あ」

 

ユウカ「」わなわな

 

 

ユウカ「もう!!??せっかく

希望の糸口が見えたってのに!!

こんな動画にアホみたいな考察して!

気を引き締めてんじゃないわよぉ!!

ベイラムのアホオオオオオオ!!!」

 

 

 

------------------

 

 

 

〜〜21:00〜〜

 

〜〜アリウス自治区のある廃墟〜〜

 

 

 

ミシガン「……さて、全員集まったな?愉快な

お茶会は楽しめたか? どうやら貴様ら

役立たずにしては珍しく台本を読み込んできた

ようだなぁ!!

さぁて!!こっからが【本当の軍事会議だ!!】

 

明日の本当の作戦名!!『○○○○○作戦』の

作戦概要を話す!!

一字一句頭に叩き込んで!! ベッドで子守唄

代わりによぉーく復唱しておけぇ!!

役立たずどもぉ!!!!!」

 

 

 

----------------

 

 

 

 




……今回、一字も地の文書いてねぇ…

え?他のブルアカACミックス小説で初めて
知ったんだけど、アンケートとか出来るの!?
すげぇ!!早速使お!!!


………という事で、いつかやろうと思っていた
2話〜3話での621視点か愉快な女子会中の
ミシガン総長の視点を描こうと思います。
やって欲しい時期とかも聞きますのでご回答
いただけたらと思います。
後、好評ならまたやるかも。

第1回! あの話でのあのキャラたちは何を思っていたのか!?(キャラ視点を変えて物語を再び描きます。)今回は2キャラのどちらかです!

  • 第2話〜第3話での621視点
  • 第24話でのミシガン総長視点
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。