ブルーアーカイブ:〜ACⅥ Fires of Kivototh編〜 作:とある渓流にいるかわうそ
〜〜9:30〜〜
【トリニティ】
羽川ハスミ「えぇ…そうですか……。では
今日も先生の訪問は無しということですね。
分かりました。」
ピッ
ハスミ「はぁ、今日も先生は来られない
のですね…… 残念ですね。」
まぁ、先生の事ですから、何か事情が
おありなのでしょう。
あの方は、忙しいですものね。
でも……久しぶりに先生に会いたかったなぁ。
あぁいえいえ、今回の訪問は例の【麻薬】の
件についてなので、すぐ後日にお会い
出来ますか。
【紅い麻薬】…… 最近になって噴出した
この麻薬はこのトリニティでも例外ではなく
私たち【正義実現委員会】が見つけ次第
没収、管理している。
使っていたトリニティ生に尋問しましたが
入手法は全員バラバラであり、明確な出処は
不明のまま。
となるとやはり怪しいのは……
ハスミ「ゲヘナ、でしょうか…」
間違いなく、ゲヘナでしょう。あそこの治安は
ろくでもありませんから。
薬の売買業者の1人や2人いるでしょう。
やはり、ゲヘナしか考えられませんね。
私は昨日も進言した内容をやはり強くツルギ
委員長に再び進言するべきと考え始めていた
時、街の様子が奇妙な事に気がつく。
ハスミ「…何でしょうか?あの男たち…」
見慣れない男たちが街の人たちに何やら
聞き込みを行なっているのが見える。
昨日はあのような男たちはいませんでした。
そもそも、このキヴォトスは女性比率が
圧倒的です。
女性の集団が仲良く団欒しているのは
よく見ても、男性が集団で行動するという
のは中々見れる光景ではありません。
ハスミ「…むっ、あの人たちよく見れば
頭にヘイローがありませんね。」
という事は、外からやってきた人間でしょう。
ですが、集団で、ここに何の用があるというの
でしょうか。
はっきり言って怪しさは全開です。
これは【正義実現委員会】として見過ごすわけ
にはいきませんね。
もしかすると例の麻薬に関係しているかも
しれません。
私が接触をはかろうと考えている時、携帯の
メロディが鳴りました。
相手はツルギ委員長です。
ハスミ「もしもし、ハスミです」
ツルギ:あぁ、ハスミか。巡回中、怪しい
男たちを発見した。お前の方はどうだ?:
ハスミ「えぇ、こちらも一団を見つけた
ところです。」
ツルギ:そうか。すぐにでも斬りかかりたい
ところだが、もしかしたら例の麻薬に関係
しているかもしれない。
刺激しないように、動向を監視しろ。:
ハスミ「了解です。」ピッ
どうやら、ツルギ委員長のところにも別の
一団が現れているらしいですね。
私は命令に従い、少し身を隠そうとしたの
ですが---
???「おい!そこの貴様に問う!」
ハスミ(一歩、遅かったようですね。)
向こうに先手を打たれてしまったようですね。
私はリーダー格と思われる男に呼び止められます。
しかし、リーダーと思われる方にしては随分と
若いですね。
周りの男たちはそれなりの年齢を重ねている
ように見えますが。
まぁ、ちょうどいいかもしれません。
命令には背く形になりますが、白黒はっきり
つけておくのもいいでしょう。
ハスミ「はい、何でしょうか?」
レッド「俺はベイラムの専属AC部隊!
レッドガンに所属する隊員!名はレッドと言う!
コールナンバー
貴様にいくつか質問がある!
もし、貴様の答える内容に嘘偽りがあると
判明した場合は承知しないものと思え!
心して答えるように!!」
ハスミ「は、はい……」
何ですか?初対面の人間に対して何故ここまで
上から目線で接するのでしょうか?
レッド「よろしい!では一つ目の質問だ!
貴様は『コーラル』というエネルギー物質を
知っているか!?」
ハスミ「……存じませんが」
レッド「ふむ、そうか。では次の質問だ!
貴様は、紅いエネルギー物質を見た事は
あるか!?
もしくは無限に増えるエネルギーの噂を
一度でも耳にした事はあるか!?」
ハスミ「……そんな夢のようなエネルギー
聞いたことすらありません。
というか、あるはずがないでしょう。」
何を言っているのでしょうか?この人は?
無限に増えるエネルギー?もしそんなものが
存在していたら、今の世界の常識そのものが
覆るレベルの話です。
そんなものがこのキヴォトスにあったなら
とっくにこの地は想像もつかない発展を遂げて
いるということは見れば分かりそうなもの
ですが……
レッド「質問は今この俺が行なっている!
貴様の意見など求めてはいない!!」
ハスミ「……」イラ
こいつ、取り押さえてやりましょうか?
私たちキヴォトス人の事を全く持って
知らないようですし、身体に教え込んで
あげればその偉そうな口も治るでしょう。
いや、弱者に対して手を上げるのは
畜生の行う事。
正義を冠する我々がそのような非道を
行なってはいけませんね。
レッド「では、最後の質問だ!先ほどの
質問内容の答えを知っていそうなものに
心当たりはあるか!?」
ハスミ「いえ、おそらく誰に聞いても私と
同じ答えが返ってくると思いますよ。」
誤魔化しなど一切ない本音です。
だって、事実ですから。
レッド「……なるほど、嘘は言っていない
ようだな。時間を取らせてしまったな!!
協力に感謝する!では、これで失礼する!」
ハスミ「待ちなさい。」
レッド「どうした?」
ハスミ「私からもひとつ、あなた方に質問が
あります。よろしいですか?」
レッド「ふむ、かまわんが、その前に所属と
名を名乗れ!質問をする相手に無礼であるぞ!」
ハスミ「………」イライラ
ハスミ「申し訳ありませんね。失念していましたわ。
私はトリニティ学園の【正義実現委員会】に所属
する、羽川ハスミと申します。以後、お見知り
おきを。」
レッド「ほう、【正義実現委員会】か……
名前から考えるに治安維持を目的とした
部隊というわけだな。日々の活動に敬意を
表明しよう!」
ハスミ「…お褒めいただきありがとう
ございます。」(咎めたり、褒めてきたり
調子が狂いますね…)
ハスミ「質問しても?」
レッド「許可しよう!」
ハスミ「………」イライライラ
ハスミ「…この際、あなた方の事は深く
詮索はいたしません。
ですので、一つだけ答えてください。
ここ、キヴォトスに麻薬をばら撒くのに
加担していたりはいないですか?」
レッド「なに?」
ハスミ「どうなのですか?」
すると、このレッドと名乗る男がフルフル
震え出し、激昂しました。
レッド「貴様は!この俺を!ベイラムの治安部隊を
前身とした誉れあるレッドガンを愚弄したいか!!
貴様らのような未成年者に麻薬などという愚かな
代物を蔓延させるように思うか!?
誇りあるレッドガンに誓って!そのような事は
しない!!
二度とレッドガンを愚弄するような言葉を吐くな!」
ハスミ「私は、別にあなたたちを愚弄したい
訳ではありません。ただ、質問をしただけです。
その様子を察するに、麻薬とは何の関連も
なさそうですね。失礼しました。こちらこそ
お時間を取らせてしまいましたね。」
レッド「…ちっ!まぁいい!貴様ら学生と
違って、我々は忙しいのだ!
いつまでもここで話す暇などはない!
我々はこれで失礼する!貴様も精々
日々の勉学に精進することだ!」
ハスミ「………」イライライラ
ハスミ「えぇ、そちらも精々聞き込み頑張って
くださいね? 無駄と思いますが。」
はぁ、この男と話しているとイライラで
頭がどうにかなってしまいそうです。
こう言う時はデザートを食べて頭を
冷やすに限ります。
私が足早に踵を返そうとしたところ
レッド「あぁ、それと」
レッドという男が呼び止めてきた。
ハスミ「まだ何か?」
レッド「その年で皆のために治安を守る
仕事に就いているのは感服する。
俺でも、その年では貴様のような慈善活動を
行なってはいなかった。
貴様の正義に対する志、改めて敬意を述べる。
そして、その志を心から応援している。」
ハスミ「……お褒めくださり、光栄です。」
…やはりどこか嫌いになりきれないですね。
こんなに偉そうだと言うのに。
レッド「…それだけだ。さぁ!さっさと
どこかに
ズドオオオオオン!!!
その男が言い切る前に、爆発音が遮ります。
はぁ、またですか。
レッド「!?なんだ!!」
まぁ、外から来た人間は驚くでしょうね。
この地が存外に治安が悪い事に。
トリニティモブ1「ふざけないで!それは
私たちのものよ!!」
トリニティモブ2「そうよそうよ!返し
なさいよ!!」
トリニティモブa「お断りします。この気持ち
よくなれるオクスリは私たちが使わせて
いただきますわ!」
トリニティモブb「そうですわ。とっとと
お帰りになってくださらない?」
爆発音が響いた方に目を向けると例の
麻薬を巡って争うトリニティ生徒が
います。
はぁ、これで何度目ですか。
これではいくら叩いてもキリが
ありませんね。
私は向かう----その前に、喧騒の中
へと突っ込む一つの影があった。
----あの妙な男、レッドです。
レッド「貴様ら!!こんな市街地の中で
何をしている!!」
ドンパチするトリニティ生徒に向かって
面と向かって怒声を浴びせています。
まぁ、外から来た人間ならばそういう反応に
なりますか。
しかし、銃を持った相手に臆さないとは、
ふふっ、どうやら口だけではなかったよう
ですね。
トリニティモブ1「はぁ?何この男」
レッド「貴様ら!!先ほどの爆発は貴様ら
がやった事だな!?善良な市民がいる中で
何をしているんだ!!それに銃も携行して
銃撃戦でも始めるつもりか!!
大馬鹿者どもが!!女子高生の分際で
そんなものを持つな!! 自らの親を
悲しませたいか!!この愚か者ども!!」
トリニティモブa「この男、ヘイローが
ありませんね。外から来た男ですね。」
トリニティモブb「でしたら、無闇に
発砲できませんね…… 先生みたいに
当たりでもしたら死んじゃうかも
しれませんし…」
レッド「後、さっき気持ちよくなるクスリと
聞こえたぞ? まさか貴様ら、麻薬を使用して
いるのか? 大馬鹿が!!自らの人生を棒に
振る気か!! 貴様ら、どこまで愚かしさを
露呈するつもりだ!!
銃も!クスリも全部俺に渡せ!今ならまだ間に
合う!!」
トリニティモブ2「……こいつめんどくさくない?
もう4人で先にこいつボコして黙らせようよ?」
トリニティモブa「それは名案ですね」
レッド「なに?貴様ら、このレッドと殴り合う
つもりか? 面白い。こちらも貴様らが二度と
変な気を起こさないように教育してやろう!」
レッドの部下「いいのですか?目的はあくまで
『コーラル』では…」
レッド「こいつらをこのままにしておくわけ
にはいかんだろう!相手は女子高生なんだぞ!」
トリニティモブ1「あっはは!ホント何も
知らないってうけるー!私たちキヴォトス人が
あんたたちと比べてどれだけ強いかも知らない
で!」
トリニティモブb「ダッサいところを写メで
残してあげま
ハスミ「はいはい、そこまでですよ。」
トリニティモブb「す……って、ひっ!!
ハスミ先輩!!」
トリニティモブ1「うわぁ!正実よぉ!!」
トリニティモブ2「最悪だぁ!!」
ハスミ「ただちに例の麻薬を出して投降
しなさい。 素直に出した方が痛い目を見ずに
済みますが。」
トリニティモブa「ひいいいいぃぃぃ!!!」
私が、彼女たちを捕えるために一歩前に出ると
レッド「!?バカ!!何をしているのだ
貴様は!!」
レッドのうるさい怒声が私に浴びせられました。
ハスミ「何って…… あなたの推察通り、私は
ここでの治安維持を勤めている者の1人です。
ですので、鎮圧のために動こうとしているの
ですが。」
レッド「そういうことを言ってるのでは
ない!! 貴様は相手の手すら見えない
節穴かと聞いているのだ!!
相手は武装している!!貴様では危険だ!
ここは俺たち、レッドガンに任せろ!!」
ハスミ「大丈夫です。こんな事は日常茶飯事
ですから。それよりあなたたちの方が危険
ですので、下がっていてください。」
レッド「馬鹿者が!!俺たちは軍人だ!!
しかもこの俺はレッドガンの偉大なる方、
ミシガン総長よりじきじきに訓練を賜って
いる!やわではない!!
貴様ごとき学生が武器を持った相手に丸腰で
どうにか出来るなどと自惚れるな!!
その正義の志は見事だが、家族を悲しませる
ような無茶をするんじゃない!!
分かったら、とっととここから逃げろ!!」
あぁ、なるほど。どうもこの男を嫌いに
ならなかった理由は根は正義心で溢れている
実直で真面目なためだったわけですか。
まぁ、少々めんどくさくなってきましたね。
私たちが銃弾など当たっても怪我など負わ
ないなどと口で説明してもこの頭のカッチ
カチの男が納得すると思えませんね…
さて、どう説明するものか…
ハスミ「はぁ、あのですね、私たちは---」
レッド「!?バカ!!よけろ!!」バッ!!
ハスミ「え?」
トリニティモブ1「ハスミ先輩隙ありぃ!!」
ダァン!!
ブシャ!!
レッド「ぐっ!…」
レッドの部下「レッド隊長!!」
油断した私に放たれた銃弾をレッドが
庇うことで、その弾は私に当たることは
ありませんでしたが、その代わりに
レッドは銃弾を肩にかすめ、鮮血が
私の顔と服に飛びます。
ハスミ「レッド、あなた……」
レッド「けがは、ないか?」
ハスミ「え、えぇ…」
レッド「そうか、よかった……。
貴様の服と綺麗な顔を俺の血で汚して
しまったな。謝罪を申してやる。
これで分かっただろう!!貴様など
いても足手まといになるだけだ!
さっさと避難するんだ!!」
レッドの部下「このクソ女どもが!!
黙ってりゃいい気になりやがって!!」
レッドの部下「ベイラムの恐ろしさ教えて
やる!!レッド隊長!『MT』を呼び
ましょう!!」
レッド「貴様らは大バカ者どもか!!
『確証』もないのに『MT』を使える
はずがないだろう!!」
レッドの部下「ですがこの女ども隊長を
撃ったんですよ!?」
レッドの部下「この舐めたガキどもを
分からせてやらねぇと!」
レッド「こんなもの怪我のうちにも入らん!
撃たれたうちにも入らんわ!!
相手は銃を持っているとは言え、女子高生
だぞ!!
いいや!そもそも人間相手に『人型MT』
以外の『MT』など使えるか!!
貴様らそれでも我がレッドガンでしごきを
受けているベイラム兵か!!?
貴様らのその筋肉は何だ!?飾りか!?」
レッドの部下「は!はいぃ!!」
レッドの部下「すみませんでしたぁ!!」
レッド「貴様もいつまでこうしている
つもりだ!! その胸が邪魔で走れんか!?
さっさとしろ!!本当に死ぬぞ!!」
ハスミ「ふふっ…」
レッド「っ!!貴様何がおかしい!!
状況が分かって…
ドン!!
レッド「っ!!くそ…
グルン!!
レッド「うおっ!?」
ガキン!!
私は更に放たれた銃弾に反応し、この男を
を庇うように逆に掴んで反転し、自らの
身体で銃弾を受けました。
こういう時、身体と翼が大きいというのは
いいですね。普段は邪魔で仕方ないもの
ですが。
レッド「なっ……!?」
レッドの部下「は?……」
レッドは目をぱちくりとさせて私を
見つめています。
まるで信じられないようなその顔は
厳格な雰囲気に対して、結構かわいい
ですね。
ハスミ「ふふ、かわいいところもあるじゃ
ないですか。」
レッド「き、貴様……今当たって……!?」
ハスミ「私たち、キヴォトス人は銃弾の一つや
2つ、当たっても大して怪我なんてしません。
特に私は鍛えてますので。庇い損でしたね。」
レッド「な、何だと… そんなバカな!?」
ハスミ「ですが、見直しました。私も
あなたの正義心と勇気に敬意を表し
ましょう。」
クルッ!
シュッ!ドン!ドン!ドン!ドン!
トリニティモブ1「ぶっ!」
トリニティモブ2「べっ!」
トリニティモブa「らっ!」
トリニティモブb「ばっ!」
私はバッグから素早く銃を引き抜き、
彼女たちの眉間に一瞬で叩き込みます。
彼女たちは全く反応出来なかったみたいで
綺麗に仰向けに倒れました。
トリニティモブ's「きゅう……」
レッド部隊「……………」あんぐり
レッド含めた部隊員たちは開いた口が
塞がらない、と言った様子です。
ハスミ「さて」
ツカツカツカ
私は彼女たちの元に歩み寄ります。
トリニティモブ's「「「「いてて……
ひぃ!!」」」」
すぐそこに立つ私に、彼女たちはいがみ合っていた
のも忘れ、見事に仲良く抱き合って震え上がって
いますね。
ハスミ「だからやめろと言ったのに。さぁ、
早くクスリを出しなさい。」
レッドの部下「うわぁ…… 頭撃たれたのに本当に
生きてるぅ……」
レッドの部下「……宇宙って広いなぁ……」
レッド「……ふっ、はっはっはっはっはっ!!」
レッドの部下「レッド隊長!?」
ハスミ「?」
レッドは突然大笑いしたかと思うと、カツカツと
私の元に歩み寄ってきました。
レッド「ふっ、いらぬ節介をしてしまったようだな。
これでは我らの立つ瀬がない!完敗だ!!
貴様のような者に出会うと、自らの未熟を
再認識させられる。見事な早撃ちだった。」
ハスミ「…ふふ。あなたの勇気も見事でした。
会ったばかりの人間に中々出来る事では
ありませんよ?」
レッド「……貴様、名前は?」
ハスミ「……名乗ったはずですが?」
レッド「いや、尊敬に値する人間の名前を
改めてもう一度聞きたくてな。」
ハスミ「…………ふっ、羽川ハスミ。誇りに
思うトリニティ学園、正義実現委員会所属の
三年生です。
………私も敬意を払うあなたのお名前を、
もう一度聞きたく思うのですが?」
レッド「ふふっ…… 俺はベイラムグループ、
尊敬の念を抱くエリート部隊、レッドガンの
隊員! コールナンバーG6を尊敬する総長より
賜るレッドである!!
……まぁ、この俺は若輩者で、他の先輩方に
比べれば、まだまだエリートとは言い難いがな。
……貴様、レッドガンに来る気は?」
初めに会った時より、レッドの態度が柔らかく
なりましたね。勧誘までしてくるとは。
ハスミ「……敬愛していると申したはずですよ?
あなたこそ、トリニティに入学し、正義実現委員会
で正義の志を磨くつもりは?歓迎しますよ?」
レッド「はっはっはっ!!!答えなど分かっている
くせに!! まぁ、お互いに自ら誇りに思う場所で
ってところだな。」
スッ
レッドが手を差し伸べて来ました。
……ふっ、握手ですか。
ほんの数刻前の私には考えられなかったでしょうが
私は当然その握手に応えます。
ギュッ
レッド「貴様との出会いに、感謝を。」
ハスミ「あなたとの運命に、感謝を。」
初めて会った時は高圧的でいけすかない
と思った男、レッド。
ですが、今は確実に、私とこの男との間には
奇妙な友情が生まれていました。
トリニティモブ's:そろ〜……
レッド「貴様ら、どこに行くつもりだ?」
ハスミ「あなたたち、どこに行くつもりです?」
トリニティモブ's:ビクゥ!!
当然、このおバカたちは逃しはしません。
ハスミ「あら?手伝ってくださるので?」
レッド「乗りかかった船という奴だ。
おい!貴様らも何をそこでボーッと
突っ立っている!!このバカどもの
ブツの没収と!連行するのを手伝ってやれ!!」
レッドの部下「「「「「はっ!!」」」」」
レッド「貴様らはさっさとクスリをここに
並べろ!!」
ハスミ「妙な真似はしないでくださいね?
また頭が爆発したくなければですが。」
トリニティモブ's「「「「はいぃ〜!」」」」涙声
そして、彼女たちは【紅い麻薬】を私たちの
目の前の地面に並べていきました----
おまけ:その頃のごすずん。
ウォルター「…621め。何が軽いオペレーター
ルームだ。機能としては十分過ぎるほどの
オペレートシステムがあるではないか…」
ウォルター「ナビゲーションシステムはもちろん
のこと、防衛システムに監視衛星システム、
ドローンにカメラと物資配達機能……
こちらの操作でACに付属させた超小型のスパイ
カメラを飛ばせ……しかもハッキングまで
可能なのか…… そして、その全てを全く使って
いないどころか、ある事すら知らないのか……
無人でも全て、ネストがやってくれるというのに…
現役時代の621はネストの設備の半分は
活用していなかったみたいだな。
お前も泣いているのではないか?ネスト。」
ネストCOM:マスターハンドラー・ウォルターの
質問に回答いたします。 正直、かなり悲しかった
です。 今、あなたが使っていただいて、とても
嬉しいです。と、ネストはお答えします。:
ウォルター「そうだろうな。だが、これからは
俺がお前を使ってやる。期待しているぞ?」
ネストCOM:了解。マスターハンドラー・ウォルター
の期待にネストは応えます。:
あの、みなさん…… 自分でやると言っておいて
何ですが………
レッド君とハスミさんがこんなにいい感じに
なってるのにこっから鬱展開書かないといけない
とか辛すぎんか?(号泣)
次回はゲヘナの描写となります。今度はヴェスパー部隊
のあの男が主役ですよっ