ブルーアーカイブ:〜ACⅥ Fires of Kivototh編〜   作:とある渓流にいるかわうそ

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ホーキンスさん回です。
私の中ではホーキンスさん聖人説が濃厚なので
ご容赦してくださいね。


6話【ゲヘナ】異文化交流 食レポ

〜〜8:30〜〜

 

ホーキンス「ごちそうさま。大将。

美味しかったよ。」

 

芝大将「そいつはよかった!宇宙から

来てくれた人のお口にもあったようで!

 

ミドさん!!お会計頼むよ!」

 

ミド「……2人合わせて、800円だ。」

 

私は会計を済ませ、移動式の屋台の外に出る。

 

ホーキンス「やぁ、待たせたね。ペイターくん」

 

ペイター「第五隊長殿、本当によろしいので?」

 

ホーキンス「はっはっはっ。私は上司だからね。

期待ある若者にご飯を奢ることぐらいはしなけ

ればね。」

 

ペイター「…私もヴェスパーの第8隊長です。

金銭なら問題はございませんよ?」

 

ホーキンス「それならば、私は第五隊長だよ?

…まぁ、年長者の施しはありがたく受け取って

おきなさい。ペイターくん。」

 

ペイター「はっ、お心遣い、感謝いたします。」

 

私たちは『ある物』の調査のために、近場の

街へとやってきていた。

聞き込みをして、分かったことはここは【キヴォトス】

という地である事、このキヴォトスでは私たちが

使う言語が通じるという事、その上、私たちが

通貨として使っている【COAM】がここでは円と

呼ばれ、使えるという事。

そして、今いる地がキヴォトスの中の一つ、【ゲヘナ】

という事だ。

まぁ、肝心の目的物の方の調査はまるで何も掴めて

はいないが、実のところを言うと私はその方が

ありがたいところだ。

 

ペイター「しかし、未知の地なのに私たちの言語も

通貨も通用するとは、もしかして、私たちとこの地は

何かしらのつながりがあったのでしょうか?」

 

ホーキンス「そうかもしれないね…。 さぁ

ペイターくん。聞き込みを続けよう。

次はあの店で少し食事を楽しむとしようか。」

 

ペイター「…第五隊長殿、またお食事を

なさるのですか? 私たちの目的はあくまで

『調査』ですよ?」

 

ホーキンス「食事を楽しみながらでも『調査』

は出来るよ。ペイターくん。

お店の店員さんやお客に聞けばいいのだから」

 

ペイター「いえ、しかし……」

 

ホーキンス「上司命令だ。ペイターくん?

なに、スネイルに何か言われたら私が責任を

持つさ。」

 

ペイター「はぁ…… 職権濫用は処罰対象ですよ?」

 

ホーキンス「はっはっはっ!さぁ、入ろうか。

ペイターくん。」

 

私とペイターくんは小洒落たカフェへと入った。

 

店主「いらっしゃせー!!今日はdog&daysに

お越しくださってありがとうごぜぇやす!」

 

ブルドッグの見た目のような店主が私たちを

迎える。 先ほどの店でもそうだったが、

どうやらこのキヴォトスでは、人間だけでなく

多種多様な種族のものが住んでいるようだ。

 

ホーキンス「ふむ。」

 

ペイター「2名です。席は空いていますか?」

 

店主「えぇ!もちろん!ささ!ご案内しますよ!」

(けっけっけっ!ヘイローがないって事は外から

の旅行客か? 何にせよカモが来たぜ!)

 

その店主に導かれ、私たちは案内された席へと

座る。

 

店主「ご注文はお決まりで?」

 

ホーキンス「そうだね。では私はトーストとバター

で、ブラックコーヒーを1杯頼むよ。」

 

ペイター「私も同じで。ただし、コーヒーは微糖で

お願いします。」

 

店主「わかりやした!」(チッ!それだけかよ!

もっと何か頼めや!)

 

ペイター「おっと、そうだ店主。伺いたいことが

ございますが、よろしいですか?」

 

店主「へ、へぇ?何でしょうか?」(やべっ!

態度に出ちまったか!?)

 

ペイター「このキヴォトスで、『コーラル』や

『紅いエネルギー』などについて、何か聞いた

ことはありますか?」

 

店主「いえ、ごゼェませんが……」(なんだ

驚かせやがって…)

 

ペイター「そうですか。ご協力ありがとう

ございます。」

 

ホーキンス「すまないね。ご主人。情報提供に

協力してくれた礼だ。ささやかだが受け取っては

くれないか?」

 

私は5000COAMを店主に差し出す。

 

店主「……!?(ぅおっ!?こんなに

すげえ大金!!)いえいえ!こんな私で

ご協力出来るならいくらでも協力します

よ!!」尻尾ぶんぶん!

 

ふむ、思惑が透けて見えそうだ。まぁ

私たちにとってはこのぐらいささやかなのだが。

これもわずかな調査で分かった事だが、同じ通貨が

使われているといっても、金銭へのレート

感覚は私たちとではかなり乖離しているらしい。

先ほどの店の感じだと、1COAM100円換算と

言ったところか。

と、言う事はこの店主に私は500000円を差し

出したと言うことになるか。

 

店主「では、すぐに注文持ってきやす!!」

(けっけっけっ!これだから旅行客は

美味いんだよなぁ〜!思わぬ大収穫だったぜ!)

 

店主が奥に入ったのを見てから私はボソリと

呟く。

 

ホーキンス「ふむ、やはり今回は食べるまでも

なさそうだね。」

 

ペイター「どう言う意味です?」

 

ホーキンス「店主がロクでもなさそうな奴だと

言う意味さ。先ほどの態度を見たかい?

よだれを垂らして、私たちのことを間抜けな

旅行客と大バカにしたようじゃなかったかい?」

 

ペイター「まぁ、そうですね。」

 

ホーキンス「時に、ペイターくん。私が何故

飲食店巡りを趣味としているか分かるかな?」

 

ペイター「存じ上げておりません。」

 

ホーキンス「私はね、商売として食事を

提供するというものは、相手に心遣いと

真心を届ける仕事と思っている。

料理には、作り手の心がこもっているんだ。

作り手が本当に食べてもらう相手を喜ばせ

たいと思っているなら、それは料理の

細部に表れるのさ。

逆に、食事をただの金銭を稼ぐための

商売と受け取っている輩は、例えその者が

超一流の腕を持っていようと、味がどんなに

素晴らしいものだとしても、細かい風味や

食感までは誤魔化す事はできない。

 

だから、少し話や態度を見ただけで浅ましさが

見える店主が提供するような食事は期待出来

なさそうだということさ。

 

私はね、街の人の人となりを食事を通じて

知り、気のあいそうな人とくだらない

話に盛り上がることが何よりの楽しみの一つ

なんだよ。

 

これが私が知らない街の飲食店をめぐるのを

趣味としている理由さ。

まぁ、くだらないおっさんの話だ。

ペイターくんの人生勉強の一つにでもなって

くれれば幸いだよ。」

 

ペイター「いいえ、先ほどのお話、とても

ためになるものでございました。

第五隊長殿、感謝を申し上げたく思います。」

 

ホーキンス「はっはっはっ!ペイター君は

固いなぁ!そう畏まらなくても

 

 

「先ほどの話、素晴らしいお考えだと思いますわ」

 

 

突然、私たちの話に割り込む声が私たちへと

かけられた。

 

そちらの方に目を向けると、見目麗しい

女の子たちがこちらに目を向けている。

 

???「まさに、美食を探求してきた者の

お言葉とお見受けいたしますわ。」

 

手を顔の下に組んで私に話しかけている

銀髪の少女は優雅さと気品さが漂っている。

雰囲気から察するに、かなり良いところの

お嬢さんのようだね。

 

???「先ほどのあなたの話、興味深い

ですね。ご一緒しても?」

 

こちらの金髪の少女は少女と思えないほど

のグラマラスな体型をしている。

特に胸は一際目を引く。まぁ、彼女たちと

一緒にいるところを見るに彼女も少女で

あることには間違いなさそうだ。

 

???「料理を分け合えばさらに美味しくなる

のと一緒で、会話も分け合えばさらに楽しい

ですしね!」

 

こちらの少女もまた胸が一際目立つグラマラス

な少女だ。しかし、どこか幼さを感じさせるのは

年相応と言ったところだろうか?

 

???「ちょっと先輩がた!いきなり見ず知らず

の人に声をかけたら、相手の人にも迷惑でしょ!」

 

この少女は逆にあちらのメンバーの中では

1番幼さがある。まぁどこがとは言わないが

しっかり者のようだね。

 

ホーキンス「はっはっはっ!いいよお嬢さん。

おじさんたちは迷惑などしていないよ。

それにしても、私の話を君たちのような少女に

理解していただけるのは光栄だよ。」

 

ペイター「第五隊長殿。一応私たちは諜報

活動を……

 

店主「へい!旦那さんがた!料理を運んで…

げっ!?」(ゲヘナの一級狂人集団(美食研究会)ども!

何でこいつらに絡んでやがるんだ!?)

 

ペイター「おっと、すまない。料理を置いて

くださいますか?」

 

店主「へ、へい!」(やべぇぜ……奴らに目をつけ

られる前にとっとと退散するか…)コトッコトッ

 

ホーキンス「すまないね。早速ひとかじりさせて

いただこうか。」しゃくり

 

 

ふむ、やはりというか、先ほどの話のように

細部だけでなく、味や食感そのものもひどい

ものだ。分かっちゃいたがここまで露骨に

出してくるとは。

 

???「時に、紳士の方?あなたに提供された

トーストを私にも食べさせていただけませんか?」

 

銀髪の少女がまた声を発した。察するに私に

向けられているらしいね。

 

ホーキンス「……いいとも。ただし代わりと

言ってはなんだが、一口分でいい。お嬢さんの

食事も私にくれないかい?」

 

???「食べ合いっこというものですね。

いいでしょう。これも美食というもの。」

 

店主「えっ!!??それはちょっと困る

というか……」

 

???「うるさいですよ〜?吹っ飛ばして

あげましょうか〜?」

 

店主「」ダラダラダラ

 

そうして、私は自らのトーストちぎって渡し、

銀髪の少女もまた自分のトーストの1口分を

私に渡してくれた。

 

ホーキンス「さて、ご賞味といこうか。」

 

???「えぇ。」

 

私と銀髪の少女は同じタイミングでそれぞれ

交換したトーストの一欠片を口に放り込む。

 

ホーキンス「ふむ。笑えそうだ。」

 

ここまで露骨に味に差があるとはね。

私に出したトーストよりもあちらのお嬢さんに

出されたトーストの方がよほど美味しいじゃ

ないか。

やはり、今も全く変わらないお嬢さんのトースト

から味わえる風味(悪意)からして、あの店主はよほどの

下衆らしいね。

 

ホーキンス「これはひどくはないかい?ご主人。

かわいいお嬢さん方である彼女たちは贔屓

というわけかな? それとも旅行客ですぐに

ここからいなくなるであろう私たちはどうでも

いいのかな?

それか、街の人間には店の宣伝を広めて欲しいから

本気を出しているってわけかな?」

 

店主「あ、いえ、そんな事は……」

 

ペイター「第五隊長殿、今気づきましたが

店主が渡してきたメニュー、値段がのって

おりません。」

 

ホーキンス「ほほう。メニューも確認せずに

頼んだ私たちも悪いとは言え、更にぼったくる

つもりだったと?」

 

店主「えと、そのぉ……」

 

???「なんと酷い味……はぁ、見ため

どおりに美味な料理を提供してくれる店と

判断した自分を殴りたいですわ。」

 

???「私にもあなたがたのものを食べさせて

もらえませんか?」

 

ホーキンス「ペイターくん、全部あげよう。

食べる価値もない。」

 

ペイター「はっ!」

 

ペイター君がキビキビした動きで私と自らの器を

持って、彼女たちの席へと運ぶ。

 

ペイター「どうぞ、お召し上がりになって

ください。」

 

???「うっふふ、とっても紳士的なお兄さん

ありがとうございます〜」

 

???「アカリ先輩〜、私にもくださ〜い」

 

???「私も私も!」

 

それぞれが私たちに提供されたトーストに

かぶりつく。

 

???「あらら、食べる気も起きませんね」

 

???「味そのものは良いんだけど、これは

ちょっと露骨すぎる言うか〜」

 

???「いやいやいや!イズミ先輩ひっどい味

だって!! 客に合わせてこんなに露骨に

変えてくる店、ハルナ先輩!『今回はいい

かも!!』」

 

???「えぇ、美食とは誰でも分け隔てなく

与えられるべきもの。こんな美食の風上にも

おけない店は、この世から綺麗さっぱりと

消えてもらいましょう。」

 

店主「ひ!ひ!?ひいいいいい!!!

それだけはご勘弁をををををを!!!」

 

 

ホーキンス「出ようか。ペイター君。」

 

ペイター「代金の方は?」

 

ホーキンス「さっきの情報提供料で十分

すぎる金額を支払ったよ。」

 

ペイター「そうですね。行きましょう。」

 

私たちが足早にその場を立ち去ろうと

した、その時ーーー

 

???「さぁ!!せめて盛大に美しい

花火となってください?」バッグから

ダイナマイト散らばし!!

 

ゴロゴロゴロゴロ!!

 

店主「うわああああああ!!!!」

 

ホーキンス「なっ!?」

 

ペイター「爆弾だと!?」

 

優雅と思っていた少女から信じられない

物が転がってくる!

 

ペイター「あ、あなたたち!?正気ですか!?」

 

???「あぁぁ!!よく見たらこの人たち

ヘイローついてないじゃん!!」

 

???「これはちょっとまずいかも〜」

 

???「あらあら〜、イズミ、行きますよ〜?」

 

???「は〜い」

 

 

ホーキンス「ペイター君!!」

 

ダイナマイトにはすでに火がついている!!

まずいっ!!これでは『ACを呼んでも

間に合わない!!』こうなったら最悪私はいい!!

せめてペイター君を……!!

 

 

むにゅう

 

 

私が彼だけでも無事で生き残れるように自分の

身体を盾にしてペイター君を守ろうと決断した時

目の前の巨大な果実がペイター君への道を阻んだ。

 

ホーキンス「なっ!?君は……!?」

 

???「ちょーっと、大人しくしてて

くださいね?」

 

 

むにゅり

 

 

ペイター君の方を見ると、私と同じように

もう1人ののんびりとしてそうな少女の

巨大な物に顔を埋没されていた。

 

???「紳士的な方〜、あぶないから

じっとしててね〜?」

 

ペイター「むぐっ!」(大きい…)

 

 

そして、2人のグラマラスの少女は、

私たちを抱えて窓の方へと駆け出す。

 

なんて力だ… 大の男の大人をこうも

軽く持ち上げるとは…!!

 

 

直後ーーー

 

 

ドッガアアアアアン!!!!

 

 

耳をつんざく爆発が私たちを襲った!

 

 

ホーキンス(鼓膜が破れそうだ……!)

 

 

至近距離に味わう爆風に晒されながらも

彼女の肉体が盾となって、私は無傷で

爆風から切り抜けられた。

ペイター君の方も同じく無傷のようだ。

 

だが、彼女たちは爆発の直撃をモロに

浴びたはずだ。こうなると心配するべきは

彼女たちだが……

 

思案していた私にペイターくんの会話が

聞こえてくる。

 

ペイター君「あ、あなた……爆風の直撃を

受けていましたよね…? 大丈夫なのですか?」

 

???「うん〜、ほとんど怪我はしてないよ〜」

 

???「私たちキヴォトス人は皆身体は

がんじょうなので〜」

 

ホーキンス「……はは、恐れ入ったよ。

芝犬の大将からヘイローとキヴォトス人の話を

聞いたときは眉唾だと思っていたが……

まさか本当だったとは……」

 

 

ファサリ

 

 

そして、店の爆破跡、爆煙が立ち昇る中から

髪をかきあげつつ優雅にこちらに向かってくる

銀髪の少女と赤髪のツインテールの少女の

姿は中々見惚れてしまいそうなかっこよさじゃ

ないか。

 

???「ふふっ、美食を汚す汚物がこの世から

消える瞬間というものは、いつも心地よい

感傷を私に残してくださいます。」

 

???「いや、全然気持ちよくないから!!

でも、今回は清々しい気分!」

 

 

店主「……ああぁぁぁぁ!!俺の店があぁぁぁ…」

 

 

ペイター「……死人の確認はしなくても

良さそうですね」

 

最も間近にいた店主が大したけがを負って

いないのだから、大丈夫だろう。

 

ペイター「それにしても、少しかわいそうな

気が……」

 

ホーキンス「いいや、人に被害が出ていない

のなら、これは良いことだよペイター君。

これで、悪辣な店に騙される人への被害を

未然に防げたわけだ。

それに、あの店主にとってもね。」

 

ペイター「…?」

 

???「……?あなたは美食への冒涜を

したいと?」

 

???「ちょっと意味が〜?」

 

???「ん〜???」

 

???「何言ってるのあんた?」

 

私の発言にペイター君は純粋な疑問を浮かべた

様子を、他の少女4人は疑問に少し憤りの感情を

浮かべているようだね。

 

私は店主の元に歩み寄った。

 

 

ホーキンス「ご主人。良い人生勉強さ。」

 

店主「…は?」

 

ホーキンス「人に悪意で食事を提供するなという

戒めということさ、これはね。

……あの少女たちに提供したあなたのトーストは

風味は最悪だったが、私も唸る美味な味だったよ。

私もさまざまな店を巡ってきたものだが、パン

1枚にあれほどの味はそう簡単には作れない。

よほどの苦労をしてきたとお見受けするよ。」

 

店主「…………」

 

スッ

 

私は10000COAMと書いた小切手を店主の

側に置いた。

 

店主「んなっ!?この大金は…!?」

 

ホーキンス「店を壊してしまった事への

弁償金と、ご主人のこれからに期待して、

投資ってやつだよ。

あれほどの美味しいトーストを出せるのなら

人など騙さなくても真っ当に商売すれば

きっと繁盛するだろう。

 

その時は、また改めてご主人の食事を

食べさせてもらえるかい?」

 

店主「………」

 

ホーキンス「では、私は行くよ。こう見ても

一応仕事の最中だからね。」

 

店主は何も答えなかった。

私は踵を返し、その場を後にする。

 

 

ペイター「……第五隊長殿、素晴らしい

手ほどきでございました。」

 

ホーキンス「いやいや、そう褒められる

ほどの事でもないよ。ペイター君。」

 

そんな私たちに、あの少女たちが

歩み寄ってくる。

 

???「いいえ、素晴らしい手腕でしたわ。

ホーキンスさん? 確かに味そのものは

素晴らしいものでした。店主の心構えが

改善されれば、美食の新たなる開拓と

なりましょう。」

 

???「それにしてもホーキンスさんは

すっごいお金持ってるんだ〜!あんな

大金をポンと出せるなんて〜!」

 

???「うふふ〜… 私たちとご一緒

しませんか〜?」ギラリ

 

???「アカリ先輩ダメだって!!

たかる気満々じゃ…

 

ホーキンス「その事なのだけど、その申し出

ありがたく受けさせていただくよ。」

 

???「ない…って、うええええ!?」

 

ペイター「第五隊長殿!!」

 

???「あらあら〜!言ってみるもの

ですね〜!」キラキラ

 

???「やった〜〜!!」キラキラ

 

???「うふふっ これは嬉しいですね。

外の美食の心を持つ同志と交流出来る

機会はめったにないでしょう!さぁ!私たちと

共に新たな美食を探求しましょう!!」

 

???「いや探求しましょうじゃないって!

ハルナ先輩!まさかこの人にお代出させる

つもりじゃないわよね!?」

 

???「?、そうですが?」

 

???「いや「そうですが?」じゃないよ!!

あーっと!!ホーキンスさん?お気持ちは

すごーくありがたいんですけど!辞退

していただいた方がいいですよ!!

ハルナ先輩はともかく私たちとんでない量を

食べるので!!特にアカリ先輩は!!

さっきの会話聞いてたらわかると思うんですけど

この人らあなたにたかる気満々ですから!!」

 

ホーキンス「はっはっはっ!望むところだよ。

お嬢さん。 その方が何にも使われず

おじさんの口座で腐っているお金たちも

喜ぶというものだ。」

 

ペイター「第五隊長殿!!ですから私たちは

諜報活動を…!」

 

ホーキンス「まぁまぁ、いいじゃないか

ペイター君。食道楽には仲間が複数いた方が

楽しめるというものだよ。」

 

ペイター「ですが!!」

 

???「そうそう〜!ホーキンスさんの

言う通りだよぺえ太くん〜!」

 

???「聞き分けの悪い子はお姉さん嫌い

ですよ〜?」

 

???「素晴らしい美食の道を共に歩むのを

阻むのは、好感が持てませんよ?」

 

???「いや何様だよ!?あんたたち!!」

 

ペイター「……貴様ら、さっきから聞いて

いれば、少し図々しすぎはしないか?

あなたたちには遠慮というものがないのか?

その見た目のように、少しは淑女らしくは

出来ないのか?」

 

???「うぅ〜!言い返せないよぉ!!」

 

???「何なんですか〜?この人〜?」

 

???「少ししつこいですよ。爆破

しましょうか?」

 

???「いやいやいや!!言ってる事は

このお兄さんの方が正しいよ!!むしろ

たかろうとしてるのにそれを阻もうと

する人を暴力で黙らせようとする私たちの

方が何なんですか!?だよ!」

 

???「何言ってるの〜ジュンコちゃん〜」

 

???「そんなの私たちにとっては今更

じゃないですか」

 

???「そのとおり。臆する必要など

ありません。」

 

???「開き直るな!!ホントに最低だよ

私たち!!」

 

ホーキンス「まぁまぁ、ペイター君、私のために

怒ってくれるのは嬉しいが、私が構わないって

言ってるんだ。ぜひ彼女たちの美食にご一緒

させていただこうじゃないか。

君たちも、お代は全ておじさんが持つから

思う存分たくさん食べてくれ。」

 

ペイター「第五隊長殿!!」

 

???「はいいいいい!!??」

 

???「おぉっーーー!!」キラキラ!

 

???「わぁっーーー!!」キラキラ!

 

???「ふふふ。さすがは私が認めた

美食の同士ですわ!」キラキラ!

 

???「ホーキンスさんってもしかして

バカなんですか!? そんなこと言ったら

この人たち本気で悪びれずに食べまくり

ますって!! 罪悪感から最も遠いを

体現したような人たちなんですってば!!

アカリ先輩とか店の食糧全て食い尽くす

まで止まりませんよ!?」

 

ホーキンス「ふふふ、店の食糧を全て

食い尽くすまで止まらない、か。

良いことを聞けたよ。そのぐらいでなければ

おじさんも若者の将来への投資のしがいが

ないというものだ。」

 

???「ああぁぁぁ!!………ホーキンスさん

が聖人すぎて心が辛いよおおおおお!!

この人、絶対私たちのような極悪人と一緒にいて

良いような人種じゃないよおおおおおお!!」

 

ペイター「第五隊長殿!そもそも私たちの

目的を……!」

 

ホーキンス「その話はしただろう?ペイターくん。

食事をしながらでも『それ』は出来る。

上官命令だ、ペイター君。君も彼女たちの美食を

楽しむこと。」

 

ペイター「くっ……!承知、いたしました…」

 

???「ああぁぁぁぁ!!!最後の砦が脆く

崩れちゃったああぁぁぁぁ!!!」

 

???「わー!気難しい人が一瞬で黙っちゃっ

たーーー!!」

 

ホーキンス「ペイター君は真面目なんだ。

上司に命令されると弱いんだよ。」

 

???「あらあらー!ホーキンスさんって

ぺえ太君の上司さんなんですかー!

じゃあぺえ太君が何か言ってきたら

ホーキンスさんにお願いすればいいん

ですね〜♪」

 

ペイター:ギロリ!

 

???「ごめんなさい!ごめんなさい!

ペイターさんうちの先輩たちがホントに

ごめんなさい!!!」

 

ホーキンス「はっはっはっ、まぁお手柔らかに

してあげてくれ。ペイター君は私のかわいい

後輩だからね。」

 

ペイター「はぁ…… ですから、職権濫用ですよ?

第五隊長殿。」

 

???「ふふふ、善処いたしますわ。」

 

ホーキンス「あぁ、そうだ。君たちの分を

出すには一つ条件がある。」

 

???「ふむ。」

 

???「ですよね!!いえ!もちろんです!!

何でも言ってください!!」

 

ホーキンス「私たちは来たばかりでまだここらに

疎くてね。そこで美食を探求する君たちが知る

美味なお店でご馳走してはもらえないかい?

なに、お代のことは気にしなくていい。

いくら高価な店でも構わないよ。むしろ遠慮は

しないでほしい。

君たちもお代で普段食べられないものがあるのなら

今回は遠慮せずに思う存分食べるといい。」

 

???「はいっ!そんなのもちろ………

って、ええええええええ!!??」

 

ペイター「はああぁぁぁぁ……」

 

黒舘ハルナ「うっふふ…そこまで言われてしまい

ますと、美食研究会としてのプライドに

関わりますわね。

もちろんですとも。この美食家、【黒舘ハルナ】の

誇りにかけて、必ず満足の出来るお店に連れて

行きますわ。」

 

鰐渕アカリ「その代わり、この【鰐渕アカリ】を

満足させていただけること、期待していますよ?

ホーキンスさん?」

 

獅子堂イズミ「わぁっーーー!!私、ホーキンス

さんの事、先生の次に好きになっちゃったあ!

あ!私は【獅子堂イズミ】だよ〜。」

 

赤司ジュンコ「……【赤司ジュンコ】です。

あなたのような聖人の方に会えて、私は

人生の運を全て使ってしまったかも

しれません!!」ホロリ

 

ホーキンス「聖人なんて大袈裟だよ。

私などどこにでもいるしがないおっさんさ」

 

ジュンコ「いえ!そんなことは絶対にないと

思います!!」

 

ホーキンス「じゃあ行こうか。ハルナくん。」

 

ハルナ「えぇ、楽しみにしていてください。」

 

 

 

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店主「悪いが、あんたは出禁だ!!」

 

ハルナ「あら、お客様に対して開口一番に

言う台詞がそれですか?」

 

 

ハルナ君の案内で連れてこられた店は

老舗の洋食屋といった雰囲気で、木材

造りの建屋には老舗の独特な渋さが

出ている。

ふむ、お店の雰囲気を損なわない値段

設定のようだ。先ほどの【dog&days】の

店主の反応から見るに、確かにこの価格と

なれば彼女たちの懐事情では厳しそうだ。

まぁ、ハルナ君は見た目通りのお嬢様なの

だろう。

こういったお店にもいけ……

 

店主「当たり前だろう!!あんた食い逃げ

しておいて何言ってんだい!!」

 

………食い逃げしたのか…

先ほどの爆破とジュンコくんの反応を見るに

この子たちは中々にバイオレンスな子たちの

ようだねぇ…

 

ハルナ「うふふっ。今回はその点なら

問題ありません。ちゃんとお金は用意して

おりますわ。」

 

ジュンコ「ホーキンスさんがね。かっこ

つけても全然締まってないから!」

 

店主「それだけじゃねえな。あんたの連れに

鰐渕アカリがいるじゃねえか? そいつも

店に入れようってのか?」

 

アカリ「あら?差別をしようってこと

ですか〜?」

 

店主「そうじゃねえ。あんたは店の食糧を

全部食うぐらい食わねえと満足しねえだろって

ことだろうが!

だからと言って、店に入れねえって事じゃねえ。

金を払えるならな。

世間様の言うように、俺は別に黒舘ハルナを

毛嫌いしているわけじゃねえ。

爆破はともかく、あんたの理念は俺たち料理人と

しちゃあ、当たり前の事だ。

だがな、俺は客側にも敬意というものを求める。

ご飯作ってもらって、その感謝に金と「ありがとう」

って言葉を伝えるのが、あんたら客が、俺たち

料理人に支払うべき敬意ってもんじゃねえのか?

飯をもらうだけもらって、金も感謝も述べねえ

ような無礼者に俺の飯を食わす義理はねえ!

 

どうしても食いてえってんなら、まずは

支払うもん支払ってから交渉しな。」

 

ふむ、いい料理人だ。客だからと利益のために

媚びへつらうような真似はしない。

言ってることも真っ当な料理人そのものだ。

さすがは美食家と名乗るだけはあるね。

ハルナ君。これは期待が持てそうだ。

 

ハルナ「ですから、料金の方はご心配なくと

申してるはずですよ?

さ、ホーキンスさん?お願いしますよ?」

 

ジュンコ「ハルナ先輩ダッサ」

 

ご指名だ。ハルナ君に促され、私は店主と

交渉に入る。

 

店主「あんたが支払うのか?」

 

ホーキンス「そうとも。まずは食い逃げを

してしまったことをあなたの誇りに謝罪を

申すよ。」

 

店主「いや、別にあんたがしたわけじゃ

ねえけど……」

 

ホーキンス「それで、食い逃げした分の

金額はいくらだい?」

 

店主「ざっとこんなもんだな」

 

店主が提示してきた金額は125643円か……

それなりに食べたようだね。ハルナ君。

まぁ、値段としては1300COAMだから

痛くも痒くもないけれどね。

 

ホーキンス「これで足りるかい?釣りは

いらない。利子というものさ。」

 

店主「ほう…… すんなりと出すか。

そして、悪いが釣りはもらってもらう。

俺は丈に合わねえ感謝はもらわねえ主義

なんだ。」

 

店主はレジから細かいお金を出す。

ふむ、100円未満のお金はどうする

ものなのかと思っていたが、なるほど

一部の星域で使われている硬貨のような

ものが使われているのか。

 

ジュンコ「ホーキンスさん!かっこいい!

ハルナ先輩とは大違い!!」

 

ハルナ「ジュンコ、さっきから私に対する

パンチが辛辣すぎませんか?」

 

店主「これなら鰐渕アカリ以外なら入れて

やってもいい。だけど、そいつは入れる

訳にはいかねえ。

そいつを入れるなら俺がそいつを入れても

大丈夫だと、納得の出来る金額を提示

するんだな。」

 

アカリ「あらぁ…、ホーキンスさん?

大丈夫ですかぁ?」

 

ホーキンス「ふむ、小切手にはなるが

構わないかい?」

 

店主「構わねえよ。出せるもんならな」

 

ホーキンス「では、とりあえず問題なく

出せる上限はこんなところか。」

 

私は100万COAMを小切手に記入し、

店主に見せる。

 

店主「っっっっっっ…………」ギョッ!?

 

それを見た、店主の顔は目を見開いた

状態で硬直してしまった。

まぁ、ここの土地換算ならば1億円という

ことになるか、無理もない。

私はあえて、意地悪のように分かりきった

答えを店主に問いかける。

 

ホーキンス「足りないかい?それ以上と

なれば、交渉となるが……」

 

アカリ「これはダメですかねぇ…」しゅん

 

ハルナ「やはり、ここの店はアカリには

厳しかったですか。」

 

イズミ「残念〜〜」

 

ジュンコ「いや、そもそもハルナ先輩

なんてところに案内させてるの!?

そりゃこんな高価なお店、アカリ先輩

には無理でしょ!!

ていうかハルナ先輩!何ちゃっかりホーキンス

さんに食い逃げした分を払わせてるの!?

鬼畜っ!最低っ!クズ!!」

 

ハルナ「うぐっ!?」さすがに大ダメージ

 

 

店主「あー……嬢ちゃんたち、それにあんた。

俺が固まっていたのは逆の意味だよ……

ていうか、あんた分かって聞いただろう…」

 

美食研究会「「「「????」」」」

 

店主「これ見てみな」

 

 

美食研究会「「「「っっっっ………」」」」ガンミ

 

ペイター「ふむ、そこそこ奮発しますね。」

 

美食研究会「「「「そこそこ!?」」」」グルッ

 

 

店主「……あんたたち、どっかの大富豪かい?」

 

ホーキンス「しがないサラリーマンさ。

返事をまだいただいていないけれど?」

 

店主「はぁ……、この店のもんどころか、

俺の全資産を残らず出しても到底届かねえよ…

……もちろん文句なしだ。そいつも俺の店に

歓迎するよ。

ただし、さっきも言ったように俺は必要以上の

感謝は受け取らねえ主義だ。

小切手は会計の時に、かかった金額分で

もらうよ。」

 

ホーキンス「さぁ、ハルナ君?アカリ君?

イズミ君にジュンコ君? 君たちが選んだ

店だ。約束通りしっかりおじさんたちを

エスコートしてくれよ?」

 

ハルナ「………」

 

ファサッ!

 

ハルナ「えぇ、当然ですわ!いい場所が

ありますわ!!」キラリン!

 

ジュンコ「復活はやっ!!」

 

アカリ「えっへへ〜〜!ハルナも勧めるこんな

高価なお店でたくさん食べれるとか夢の

ようです〜!」

 

イズミ「ホーキンスさんありがとーー!!

大好きいいいぃぃぃぃ!!!」

 

ジュンコ「いや、復活早いなあんたら!!

ホ、ホ、ホ、ホーキンスさん!?

どっかの大富豪か油田王なんですか!?」

 

ホーキンス「はっはっはっ!だから

しがないサラリーマンだよ私は!

だよなぁ?ペイター君?」

 

ペイター「しがないはともかく、サラリーマン

なのは間違いないですね。」

 

ジュンコ「え?じゃあペイターさんも

このぐらい持ってたり…?」

 

ペイター「えぇ、まぁ。」

 

ジュンコ「…………」(白目)

 

ペイター「付け加えておくと全員が全員

貰えているわけじゃありませんよ?

私たちは『特別』というだけです。」

 

ジュンコ「で!で!ですよねぇ!!」ホッ

 

ホーキンス「さ、ジュンコ君?みんな行って

しまったよ。私たちも早く行こう。」

 

ジュンコ「ううぅぅぅぅぅ!!なんだか

申し訳ないですぅぅぅぅ!!」

 

ペイター「第五隊長殿は先に行ってて

ください。私は店主や店にいる者に

聞き込みを行います。」

 

ホーキンス「あぁ、頼んだよ。ペイター君。」

 

ペイター「はっ!」

 

 

ジュンコ「……?」(聞き込み?)

 

 

その後、聞き込みを終えたペイターくんと

合流し、彼女たちと食事を楽しむ。

以下はその様子だ。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ホーキンス「ふむ、味も風味も素晴らしい

トンカツだ。店主の心が伝わってくるようだよ。

さすがは美食家と名乗るだけはあるね。

ハルナ君はいい店を知っているものだ。」

 

ハルナ「ふふ、ご期待に添えたようですわね。」

 

ホーキンス「ペイター君もそう思うだろう。」

 

ペイター「はっ、とても美味しく思います。」

 

ハルナ「ペイターさんにも気に入って

いただけて嬉しいですわ。」

 

ペイター「いえ、こちらこそこんなに美味しい

料理を紹介していただき、感謝を述べます。」

 

イズミ「も〜、ぺえ太君はかったいなぁ〜。

ありがとー!でいいよー!」

 

ジュンコ「…………」

 

ホーキンス「ジュンコくん?さっきから

食が進んでないじゃないか?どうしたんだい?」

 

ジュンコ「いや、こんな高価で美味しい料理、

ホーキンスさんのお金でいただくのは申し訳

ないというか……」

 

ホーキンス「ジュンコ君。先ほども言ったが

おじさんは若者が美味しくご飯を食べるのを

見るのが好きなんだ。

そんな申し訳なさそうに食べられるとおじさん

が懐を痛めてお金を出したかいを感じられないよ。」

 

ジュンコ「うぅっ!!その言い方は卑怯!!」

 

アカリ「そうですよ、ジュンコちゃん〜。

食べないとホーキンスさんに失礼ですよ〜。」

パクパク

 

ジュンコ「あんたは少しは遠慮しろ!!」

 

ホーキンス「それにジュンコ君、さっきから

食べたいのに我慢しているだろう?」

 

ジュンコ「っ!!」ドキッ!

 

ホーキンス「遠慮することはない。おじさんに

感謝する気持ちがあるなら、食べっぷりで

おじさんに表明してほしいな。」

 

ジュンコ「う〜〜〜〜!!!やっぱり

ホーキンスさん聖人すぎるよおおおお!!」

パク!

 

ジュンコ「っ!?うんまあああああ!!!」

パクパクパクパク!!!

 

ホーキンス「ふふ……」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

アカリ「う〜ん!美味しいですね〜!!」

 

ホーキンス「ふふ、アカリ君の食べっぷりを

見ると懐の出しがいがある。だけれど、ただ

食べるだけでは食事を楽しみきれないよ?

 

君の今食べてる物、私のやる通りに食べて

ごらん?」

 

アカリ「ん?」

 

私はアカリ君にレクチャーする。

 

アカリ「!!!???すごい!食べ方を

変えるだけでこんなに美味しくなる

なんて〜!!」

 

ホーキンス「だろう?」

 

ペイター「それほどなのですか?」

 

アカリ「ぺえ太君も試してみてください〜!」

 

ペイター「ふむ、試してみましょう。」

 

ハルナ「私も気になりますね。少し分けて

もらいますよ?」

 

ジュンコ「あっ!私も!」

 

イズミ「私も〜」

 

 

「「「!!!??」」」

 

 

ハルナ「なん、と……このような美味が

あったとは……!」

 

ペイター「食べ方一つでここまで変わる

ものとは…」

 

ジュンコ「ホーキンスさんすっごい!

ハルナ先輩よりよっぽど美食家してる

じゃん!!」

 

ハルナ「ふふ… 容赦ないですね……」(涙目)

 

ホーキンス「はっはっはっ!!私も

昔、先輩に教えてもらってね。

なに、私には長い経験があるからね。

まだまだハルナ君のような若い者には

負けないよ。」

 

ホーキンス「アカリ君もただただ食べる

だけじゃ、自慢の食の太さがもったいないよ?

他にも美味しい食べ方があるんだ。

どうせなら少しでも美味しく、色んな味を

堪能しながら食べた方が食事も深まる。

 

せっかくだ。ここの料理で試せる、私が

知ってる限りの食べ方を教えてあげよう。

その方がより皆で食事を楽しめる。」

 

アカリ「うっふふ〜♪お願いします。

お師匠さん〜♪」

 

ペイター「第五隊長殿、私もご相伴に

お預かりたく思います。」

 

ハルナ「ふふふっ 私にも更なる美食の

知見のために、勉強させていただきますわ。」

 

ジュンコ「あっはは!正直食でハルナ先輩

以上の知識を持ってるのすごいよ〜!

私にも教えてね!ホーキンスさん!」

 

 

 

イズミ「皆そんなに興奮することかな〜。

別に味変わってる気がしないな〜」

 

「「「「「……………」」」」」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ハルナ「ふぅむ……」

 

ホーキンス「おや?ハルナ君お悩みかい?」

 

ハルナ「えぇ。私は他の皆さんと違って

少食ですので、ゆっくり吟味して料理を

選びたくて。」

 

ホーキンス「ふふ、なるほど。やはり私と

ハルナ君は似ているかもしれないね。」

 

ハルナ「そうですか?」

 

ホーキンス「私も食が細くてね。あまり

食べられないんだ。しかも最近は年で

更に食が細くなってしまったよ。」

 

ハルナ「なるほど。では、何かアドバイスは

ありますかね?」

 

ホーキンス「そうだねぇ…… 私はまずブラック

コーヒーを一杯頼む。そして、コーヒーを嗜み

ながらメニュー表の料理を想像する。

ミソなのはブラックって点だよ。

苦味がちょうど頭を冴えさせてくれて、

料理を楽しむ自分の姿を上手くイメージ

させてくれるんだ。」

 

ハルナ「へぇ…… さすがは長く生きている

だけはありますね。 試させてもらっても?」

 

ホーキンス「構わないよ。料理に想いを馳せ、

選ぶ時間も食事の楽しみの一つだよ。」

 

ハルナ「ふふ。その点は賛同できますね。」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

イズミ「う〜〜〜ん!やっぱりこうした方が

美味しい〜〜!!!」

 

 

料理::グチャア

 

 

ホーキンス「「………………………」」(絶句)

ペイター

 

美食研究会「「「…………」」」パクパク

 

 

ペイター「えっと、ハルナさん、アカリさん

ジュンコさん?」

 

ハルナ「あら?」

 

アカリ「どうしました〜?」

 

ジュンコ「どったの?」

 

ペイター「あの、その……第五隊長殿の

レクチャーの時にも思ったのですが……

イズミさんの…それ…… 思うところなどは…」

 

ハルナ「あ〜、お気にせずに。」

 

アカリ「いつもの事なので〜」

 

ジュンコ「気にするだけ無駄!」

 

ペイター「………そうですか。」

 

ホーキンス「まぁ、ペイター君。人には

それぞれの味覚というものがあるから…」

 

ペイター「そうですね、第五隊長殿。」

 

イズミ「ん〜?ホーキンスさんにぺえ太君

どうしたの〜?あっ!もしかして私の奴

食べたい?」

 

ヴェスパーたち「「えっ」」

 

ジュンコ「んなっ!?」

 

イズミ「んふふ、いいよ〜!ご飯は皆で分け合った

方が美味しいもんね〜! 皆食べるー?」

 

ハルナ「結構」

 

アカリ「いらないです♪」

 

ジュンコ「いらない…ってか!イズミ

先輩!? ホーキンスさんたちは

別にいいんじゃないかなぁ!?」

 

イズミ「ひぃん!!……ほら!ぺえ太君に

ホーキンスさん?あーん♪」

 

ヴェスパーたち「」

 

ペイター「……イズミさん、申し訳なく

思うのですが、私は少食でして……」

 

ホーキンス「悪いね、イズミ君。おじさんも

もう年でね、もう食が細くなってしまったと

いうか……」

 

イズミ「え〜?ホーキンスさんも言ってたじゃない

ですか〜?私たちに遠慮するなって♪

だから、ホーキンスさんたちも遠慮しないで

食べてくれると嬉しいな〜?」

 

ペイター「い、いえ!遠慮などではなく!

本当に食べられないんだ!!」

 

ホーキンス「申し訳ないね!?おじさんたちの

分までイズミ君が美味しく食べてくれたら

嬉しいかna

 

イズミ「ぐすっ」

 

アーキバスたち「」

 

イズミ「そうですか…… 私、こんなに良い店で

ホーキンスさんのおかげでいっぱい食べさせて

もらえて……

だから、ホーキンスさんにもお腹いっぱい

美味しい思いして欲しいなって思ったん

だけど……

迷惑だったね…… ごめんね……」ぐすぐす

 

アーキバスたち「」(白目)

 

 

ペイター「第五隊長殿、あとは頼みます。」

 

ホーキンス「ペイターくん!?」

 

ジュンコ「ペイターさん!?」

 

ペイター「イズミさん。急にお腹が空いて

きました。よろしければイズミさんの

料理をいただけませんか?」

 

イズミ:ぱあ!!

 

ガシッ!

 

ホーキンス「ダメだペイター君。君はまだ

若いんだ。死に急ぐ事はない。」

 

ペイター「いえ、これは私の使命です。

第五隊長殿の方こそ、アーキバスやヴェスパー

にとって、変えられない人材です。

私に行かせてください。」

 

ホーキンス「何を言ってるんだ。君はまだまだ

未来が残っていて、価値がある。それに対して

この老ぼれは先が短い。君の方こそヴェスパー

のために死んではいけない。私が行く。」

 

ペイター「しかし」

 

ホーキンス「上官命令だ。君に私の後を

託すよ。」

 

ペイター「第五隊長殿……」

 

ホーキンス「イズミ君。私がいただこう。

私は上官だからね。美味な物は私から

献上するのが礼儀というものだよ?

イズミ君?」

 

イズミ「うん!うん!!私もホーキンスさんに

1番に食べて欲しかったんだ〜!!」

 

ガシッ!!

 

ジュンコ「あ!あーーー!!!イズミ先輩!?

私もとーってもイズミ先輩の欲しかったの!!

私に食べさせてよー!!」

 

イズミ「心配しないで〜♪ちゃーんとジュンコ

ちゃんにも食べさせてあげるからね〜?」

 

ジュンコ「」

 

ホーキンス「いいんだ、ジュンコ君。」

 

ジュンコ「ホーキンスさん!?」

 

ホーキンス「無理をしないでいい。君は

若いんだから。犠牲になるのは私だけで

いい。」

 

ペイター「第五隊長殿……!」

 

ジュンコ「ホーキンスさぁん!」

 

ハルナ:パクパク

 

アカリ:もぐもぐ

 

イズミ「さ、ホーキンスさん♪はい、あ〜ん♪」

 

ホーキンス「骨は、拾ってくれよ?2人とも」

 

パクッ!

 

ペイター「第五隊長殿おおおおおお!!!」

 

ジュンコ「ホーキンスさあああぁぁん!!!」

 

ホーキンス「……!!!!」もぐもぐ

 

ホーキンス「すまない、イズミ君。もう一つ

くれないかい?」

 

ペイター「えっ」

 

ジュンコ「えっ」

 

ハルナ「ん?」

 

アカリ「あら?」

 

イズミ「えへへ♪いいですよ〜♪遠慮

しないでいいですからね〜♪」

 

ホーキンス「……!!!!」ひょいパク

 

ホーキンス「ペイター君、イズミ君の物を

食べてみてくれないかい?」

 

ペイター「えっ」

 

ジュンコ「あっ」(察し)

 

ホーキンス「騙されたと思って」

 

ペイター「…………」ひょいっぱく

 

ペイター「!!??なんと…美味な……」

 

ホーキンス「そうだろう?私も今まで

味わったことすらないほどだ。」

 

ジュンコ「あっ、今回当たりのやつだ!」

 

イズミ「えへへ♪気に入っていただけた

ようでなりよりです〜♪」

 

ハルナ「イズミ、私ももらいますね。」

 

アカリ「私も〜♪」

 

ジュンコ「は?」

 

イズミ「もちろんです〜」

 

ハルナ「んんんんんん♪何と美味な♪

また新しい美食が開かれました。」

 

アカリ「イズミちゃんってたまーに

すっごく美味しい食の組み合わせを

見つけますよねぇ♪」

 

ジュンコ「さっきまで我関せずだったのに

毒と思ってた物が超美味な代物だと分かっ

たら…… コイツら………」

 

イズミ「ジュンコちゃんも食べてよー?」

 

ジュンコ「はーーーーーーい!!」パクパク

 

 

ペイター「第五隊長殿。」

 

ホーキンス「あぁ、見た目がグロテスク

だからと言って、侮っていたよ……

彼女も美食の名を冠する研究会の一員という

わけだ。」

 

 

ジュンコ「まぁ〜、今回は上手くいって

よかっ

 

ホーキンス「イズミ君。すまなかった。」

 

ジュンコ(ん?)

 

イズミ「ほえ?どうしていきなり謝るの?」

 

ペイター「グロテスクな料理を食べている

からと、私たちはあなたのことを味音痴

なのだと誤解していました。」

 

ホーキンス「少しバカにしていたかもしれない。

だからこうして謝っているんだ。

すまなかった。君のことを侮っていたよ。

君も、立派な美食探求する美食研究会の一員だ。」

 

ペイター「私からも。今までの無礼を働き

本当に申し訳ありませんでした。」

 

イズミ「いえいえ!そんな〜♪ そうだ!

ホーキンスさんとぺえ太君にも美味しい

食べ方教えてあげるよ〜!」

 

ジュンコ(あっこの流れまずい)

 

ホーキンス「ほう…」

 

ペイター「ありがたいです。」

 

イズミ「ホーキンスさんとぺえ太君の料理

ってね!こうしてこうしてこうしたらすっごく

美味しくなるんだよ〜!!」

 

 

料理:グチャチャア!!

 

 

ホーキンス「ふふっ、以前なら食べる気も

しなかったんだろうね。」

 

ペイター「えぇ。見た目に騙されてはと

いうやつですね。」

 

ホーキンス「私も食に通じていた自信が

あったのだけれどね。まさかこの年で

自分より20以上も下の女の子に食べ方を

教わることになろうとは……

いい勉強になったろう?ペイターくん?

私のような年でも人生について学ぶ事は

まだまだ多いという事だ。」

 

ペイター「はっ!大変勉強になりました!」

 

ホーキンス「では、いただこうか。ペイター君」

 

ペイター「はっ!いただきましょう!」

 

ジュンコ「あのっお二人さ

 

パクッ

 

ジュンコ「あっ」

 

名誉アーキバス's「「おえええええええ!!!」」

ゴロゴロゴロゴロ!!!

 

ジュンコ「ホーキンスさああん!!ペイター

さああああん!!!」

 

イズミ「わぁっ〜〜〜!転げるほど

美味しかったんだねえ〜〜!!

嬉しいなぁ〜〜〜〜♪♪♪」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ホーキンス「そう言えば、君たちの美食研究会

には最終目標みたいなものはあるのかい?」

 

ハルナ「ふふふっ。もちろんです。」

 

アカリ「ん〜〜、美食研究会のって

わけじゃないですけれど〜」パクパク

 

イズミ「え???この研究会のだよねぇ」

 

ジュンコ「いやごめん待って。私そんなの

ある事自体初耳なんですけど。」

 

ホーキンス「へぇ、よかったら私に聞かせて

は貰えないかい?」

 

ハルナ「もちろんです。ズバリ!【先生を

いただく事!】」

 

ホーキンス「……ん?」

 

ジュンコ「え?」

 

イズミ「わ〜!」

 

アカリ「………」パクパク

 

ペイター「えっと、申し訳ないがちょっと

意味が分からないです。【先生】って言うと

人物のように思えるのですが。」

 

ハルナ「?そうですよ?」

 

ペイター「………えっと」

 

ホーキンス「つまり?」

 

ハルナ「言い換えると【先生と添い遂げ、

性的に先生をいただく】ことです!」

 

ホーキンス「…………」エ?

 

ハルナ「私が1番愛する先生と巡る美食は

どのような物かはすでに味わいました。

では、次は愛する方と相思相愛となって

結ばれ、その方といただく美食はどのような

物かを探求することです!

まぁ、単純に先生と結ばれたいってのは

ありますけれど♡」

 

ホーキンス「あぁ、なるほど……」

 

ハルナ「一応、そのための活動も意欲的に

取り組んではいますわ。先生とお食事デートを

したり、一緒に謎解きをしたり…

自分でも順調に先生との仲を育めているという

自負があります!」

 

イズミ:うんうん!

 

アカリ:イラァ

 

ホーキンス「そ、そうか……」

 

ペイター「……すみません。それって美食と

関係がないのではありませんか?」

 

ジュンコ「確かに」

 

ハルナ「?最後には先生をいただくのですから

美食でしょう?」キョトン

 

イズミ「そうだよ〜!」

 

アカリ:イライラニコニコ

 

ペイター「いや、それは無理が……」

 

ハルナ「いえ!美食ですとも!最後には

先生の熱い物(意味深)をこの身体の中に

いただくので、食事に違いありません!

最終目標は愛する殿方と過ごす熱い夜の

お食事(意味深)は一体どのような味が

するのか? 

それを探求する事です!」

 

ペイター「………」(絶句)

 

ホーキンス「うん……まあ、それが美食か

どうかは置いておいて、愛する人と結ばれる

のを目標とすることは立派だと私は思う。」

 

ハルナ「もちろん、先生との夜(意味深)は

美食研究会の皆さんとも共有いたしますわ。

 

【一番は譲りませんけれど♡】」

 

イズミ「うんうん!私も先生が大好きだから

結ばれたーい!」

 

ジュンコ「いやいや!美食研究会のテーマに

するには無理ありすぎでしょ!!」

 

ハルナ「何ですか?ではジュンコはいらない

ってことでしょうか?」

 

ジュンコ「いやいるけどね!」

 

アカリ:ブチン

 

 

ホーキンス「まぁ、応援しているよ」

 

ペイター「私からm

 

アカリ「いやいやお二人さぁん♪ そんな

ものを美食と呼べるわけないじゃない

ですかぁ♪

そもそも、美食研究会はそんなことを目標に

していませんよ〜♪」

 

ヴェスパーたち「「えっ?」」

 

イズミ「えぇ〜?」

 

ハルナ「?」

 

アカリ「この美食研究会は【食】の同好会で、

あくまで、【食べ物】の探求が目的なんです〜。

先生との色恋を目標にするわけないじゃない

ですかぁ〜♪♪♪」

 

ペイター「え、えぇ、まぁそうですよね?」

 

ホーキンス「しかし、ではハルナ君の

先生との恋路w

 

 

ダァン!!!!!! 机インパクト

 

 

ヴェスパー+α:ビックぅ!!!

 

 

アカリ「うっふふ〜?ホーキンスさん?

人の話を途中で遮るのは失礼だと、いい年

して知らないんですかぁ〜〜♪♪」ニコニコ

 

ヴェスパー+α:ダラダラ

 

アカリ「続けますね〜? つまり、勘違い

しないでもらいたいのは、【先生をいただく】

のは〜【私個人】の最終目標です〜♪

決して、美食研究会の共通目標じゃなくて〜

先生と添い遂げるのは

【私だけ】の目標なので〜〜〜

ぜぇーったい間違えないでくださいね〜」

 

ハルナ「は?」ガチトーン

 

イズミ「ん〜?」超絶低音ボイス

 

ヴェスパー+α:ダラダラダラダラ

 

イズミ「あっはは。アカリ先輩〜。

イズミ、ちょーっと言ってる意味が

わかんないなぁ〜♪♪♪」

 

ハルナ「うふふふ〜〜〜?アカリさんは

いつもニコニコしててよく本気なのか

冗談なのか分からないんですよね〜……

今回のようにあからさまに冗談だと…

 

アカリ「本気ですよ? 先生と美食を

混ぜて考えちゃってるハルナと違って

私は先生を1人の愛している殿方として

食事とは分けて捉えてますから〜。

 

ハルナ……いえ、【美食研究会の冗談】と

違って、【私】のは本気の恋です〜♪」

ニコニコ

 

ハルナ「あ???」ガチトーン

 

イズミ「あ???」ガチトーン

 

ペイター「第五隊長殿、まずくありませんか?」

 

ホーキンス「あぁ、まずい。血の雨が降るぞ…」

 

ジュンコ「そういえば… アカリ先輩ってキヴォトス

でも5指に入るレベルの先生ガチ恋勢で、独占欲も

超強いんだった……」

 

ペイター「それはつまりアカリさんはハルナさんより

先生への想いがつy

 

 

ドスゥ!!!

 

 

フォーク机貫通して床に根元まで刺さる。

 

 

ペイター「」

 

ジュンコ「」

 

ホーキンス「」

 

ハルナ「○しますよ?」ニコッ

 

イズミ:ニコニコニコニコ

 

ペイター「すみません。」ガタガタガタガタ

 

アカリ「そうそう!そうなんです〜!

ぺえ太君は物分かりが良くて好きです〜!

私はハルナとは……いえ、他のキヴォトス

の誰よりとも比べられないほど

先生への愛は大きいんです〜!!

 

私に比べたら、ハルナの愛は金魚のフンです。」

 

 

ズドン!! 机ボコォ!

 

 

ズドン!! 机ボコォ!

 

 

ハルナ「面白い戯言ですね?続けて

ください。」ニコッ

 

イズミ「私も聞きたーい!」ニコニコ

 

ヴェスパー+α:ガタガタガタガタ

 

アカリ「じゃあ、私の活動記録を

言っていきますね〜。

正月の時に、先生にうどん食べ放題ツアーに

付き合ってもらって〜、何とか真夜中に

まで引っ張る事には成功したんですけど〜

ホテルに連れ込もうとする前に先生に

タクシー呼ばれてしまって、襲えなかったん

ですよねぇ〜。

それからは先生中々隙を見せてくれないん

ですよね〜。

いつも誰かと一緒にいるんです。

…うふふ、捻り潰したくなっちゃいますよね♪」

 

ホーキンス「……アカリ君、それは愛という

より、ただのレイp

 

 

ヒュッ!ドン!ドン!!ドン!!!

 

 

お箸が壁を貫通して、なくなった。

 

 

アカリ「うっふふ〜。ホーキンスさん?

私はちょーっと肉食ってだけです〜。

順序が前後しているだけでちゃんとした

愛の育みですよ〜?

愛のかけらもないような言葉を使わないで

いただけますか〜?」ニコニコニコ

 

ホーキンス「すみません。」ガタガタガタガタ

 

ハルナ「うふふふっ!ホーキンスさんは

やっぱり私の親愛なる同志ですね♪

先生の次に敬愛を申し上げます♪

 

私がホーキンスさんの言葉の続きを

言って差し上げます♪」

 

ホーキンス「いやちょっ」

 

ハルナ「先生を無理矢理レイ○しようと

するだなんて、それが愛だなんて笑止千万

です。アカリさんには食べることの他は

性○しか持っていないんですね?

うふふっ。先生がいつも誰かと一緒に

いるって言ってましたけれど、それって

先生に怖がられているんじゃないです?

私の時はそんなことありませんよ?

 

それもそうですよね!自分のことを

性○発散の獲物としか見ていない

獣を前に無防備になるはずありません

ものね!!」

 

 

バリィ!! 

 

 

アカリの左手が置いてある部分の机の

部分を握力で一部引きちぎる。

 

 

アカリ「んふふ〜♪」ニコニコ パラパラ

 

左手から木片を落としながら

 

ヴェスパー+α:ガタガタガタガタガタガタガタガタ

 

アカリ「面白いですね〜♪でもぉ、私自分で

言うのもなんですけど、身体には自信が

あるんです〜。

襲うとは言いましたけれど〜、私は受け

なので〜、先生の好きなようにして

いただきますから♪

先生の負担にならないように過度に

愛を押し付けるつもりはありませんし〜

逆に先生からの愛はいくらでも受け止める

つもりです〜♪

私、誰かさんと違ってお腹にも自信があり

ますし、身体も良いと思っているので先生にも

ご満足していただけると思うんです〜♪

 

ハルナと違って、私、身体は良いですし♪」

 

 

ブッツン!!!!

 

 

ヴェスパー+α:ガタガタガタガタガタガタガタガタ

ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

 

 

ハルナ「ふふっ♪」スクッ

 

イズミ「えへへ♪」

 

アカリ「うふふ〜♪」

 

 

ハルナ「○しますね♪表に出なさい?

アカリ。」銃を取り出す。

 

イズミ「確認ですけど、アカリ先輩は

先生を共有する気は〜?」

 

アカリ「ありません♡ 私独占欲が強い

ので〜。それでも食べ物はあげてもいいです

けど、先生だけはぜぇーったい他の誰にも

指1本とて譲りません♡」

 

イズミ「えへへ〜♪じゃあ、アカリ先輩を

潰すしかないね〜♪ 私は1番でなくても

良いんだけど〜、先生を独占するのは

許さない〜。」スクッ 銃を取り出す。

 

アカリ「遅かれ早かれですねぇ。今日で

美食研究会も解散です〜。」暗黒微笑瞳ギラン!

スクッ 銃を取り出す。

 

ヴェスパー+α「「「落ち着いてええええ

ええええええええええ!!!」」」

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

そうして、食事会も終わりを迎えて

来た頃だ。

 

ホーキンス「さすがにもう打ち止めかな?」

 

ペイター「店の方、大丈夫でしょうか…」

 

来る人来る人が全員げっそりしていたから

ペイター君の心配は分かる。

無理もない…… アカリ君がずっとオーダー

をし続けていたのだから、鬼も果てる

忙しさだったろう。

特に料理を作る店主の多忙は想像を絶する

ものだったろう。

 

ホーキンス「まぁ、商魂のたくましさを

祈るしかないだろうねぇ」

 

 

ジュンコ「あ、そういえばまだお二人に

疑問に思ってたこと聞けてなかった!」

 

ハルナ「?」

 

アカリ「ん〜?」

 

イズミ「んぅ?」

 

ホーキンス「何かな?」

 

ジュンコ「さっき、ペイターさんが店の人に

聞き回ってた事って…… いや、ホーキンス

さんと、ペイターさんって外から来たんです

よね? それと何か関係があるんですか?」

 

ハルナ「ふむ。」

 

アカリ「そういえば仕事の最中って言って

ましたね〜」

 

イズミ「気になる〜」

 

私はペイター君と目配せする。

……とりあえず、核心を伏せつつ、本当の

事を言うか…

 

ホーキンス「ある物をね、探しに来たんだ。」

 

ペイター「店の人にもそれを聞いていたんです。」

 

ジュンコ「ある物?」

 

ペイター「そういえば、まだ皆さんには聞いて

いませんでしたね。

改めて質問させていただいてもよろしいですか?」

 

ハルナ「いいですわ」

 

アカリ「もちろん〜」

 

イズミ「いいよ〜」

 

ジュンコ「喜んで!」

 

ペイター「皆さんは『コーラル』という単語に

聞き覚えはありますか? それか、紅いエネ

ルギー物質などに心当たりはあるでしょうか?」

 

ハルナ「コーラル?それに紅いエネルギー

物質ですか…」

 

アカリ「聞いたことないかな〜」

 

イズミ「ん〜、聞いたことないと思う〜」

 

ジュンコ「あはは、せめて恩返しできればと

思ったんですけど、期待に応えられそうに

ないですね…」

 

私は、自らの中にある『罪悪感』からジュンコ君の

言葉を聞き逃せなかった。

 

ペイター「知らない、と言うことですね」

 

つい、私はその『罪悪感』から言葉にしてしまう。

 

ホーキンス「いいんだ。ジュンコ君、正直私は

そこまで真剣に探しているわけではないんだ。」

 

ペイター「第五隊長殿………」

 

ジュンコ「え?でもわざわざ遠いところから

探しに来たんじゃないんですか?」

 

ホーキンス「それだよ。まぁ、会社の命令で

仕方なくってやつさ。」

 

アカリ「わ〜、大人の方って大変そう

ですね〜」

 

イズミ「なりたくないな〜」

 

ホーキンス「はははっ!全くだ。本音を言って

しまうと、『コーラル』なんてもの、この地から

出ないでくれって思っているんだ。

出てしまったら、私たちは遠くの地で出張という

事になってしまうからね。

家族の元を離れて仕事をするのは淋しいからね。」

 

私は本音と嘘を言う。

私は来る前から『コーラル』なんてもの、この地

から出ないでくれと心から願っていた。

だって、出てしまったら…この地は、この子達は…

 

ふっ… 何が家族だ。『後期型』とは言え

『強化人間』である私に家族なんて出来るはずも

ないと言うのに……

それに、嘘と言うのも完全な嘘でもないか。

確かに機密保持の側面はあるが

本当はただ、私が『言うこともおぞましい行為』を

言いたくはなかったというだけなのにね…

 

ペイター「……私は何もかも嫌でもなかった

かもしれませんね。今、こうしてあなたたちと

友情を育めていますから。」

 

ホーキンス「……そうだな。その通りだ。」

 

ペイター君の言う通り、このまま彼女たちの

友達のまま去れる事を、切に願う。

…そうすれば、彼女たちとまたこうやって

美食巡りを出来るだろうし、【あの店主】の

店にも訪れることが出来る。

 

ハルナ「そうですね、私としてはこのまま

あなたがたと会えなくなるのは嫌ですね。

せっかく巡り会えた同志です。

 

また会えますよね?」

 

アカリ「私も、あなたたちと会えなくなる

のはいやですね。

……仕事でなくともまた会いに来てくだ

さいね?」

 

イズミ「約束してよ〜?」うるうる

 

ジュンコ「お願い!」

 

少しもの悲しそうな感情が彼女らから

見える。

……私としても、それが一番の願いだ。

 

大丈夫のはずだ。きっと、この地に『コーラル』

なんてものはない。

 

ホーキンス「あぁ、もちろんだ。仕事でなくとも

休みの日にここに来る事にするよ。」

 

 

スッ

 

 

ホーキンス「………」

 

ハルナ「言質、取りましたよ? 指切りです。」

 

アカリ「約束ですよー?」スッ

 

イズミ「約束っ!」スッ

 

ジュンコ「破ったら、ホーキンスさんでも

承知しませんからね!」スッ

 

ホーキンス「……あぁ、約束だ。」スッ

 

ペイター「……………」

 

 

ぐっ

 

 

私は果たせるかどうかも分からないのに

その指切りに応えてしまった。

ペイター君は応えることはなかった。

 

 

ガララ

 

 

と、しんみりした雰囲気のところに

部屋の戸が開けられた。

 

店主「じょ、嬢ちゃんたち……もう在庫は

ねえ… すっからかんだ…… 悪いが、これで

会計とさせてくれ…… で、伝票だ…」ぜぇぜぇ

 

店主だ。息も絶え絶えにげっそりとしている。

そんな様子なら他の者に行かせればよかった

のに……

 

ペイター「……店主さん、別にあなたが

わざわざ言いに来なくてもよろしかったの

ですが……」

 

同じ事を思ったらしいペイター君が店主に

そう告げるが

 

店主「バッキャロい!!……飯を食って

くださったお客さんに…… 直接礼を

言いに行くのは料理人としてあたりめぇ

だろうが!!……ぜえ、はあ………

じょ、嬢ちゃんたち…… いや、アカリ

ちゃんか? ……俺の飯を在庫切れるまで

食ってくれて……ありがとうな……

もちろん、あんたらもありがとう……」

 

ペイター「そうですか…こちらも美味な

料理を振る舞っていただきありがとう

ございました。」

 

アカリ「いえいえー!こちらも美味しい

ご飯をたくさん食べさせてくれて

ありがとうございます〜♪」

 

ハルナ「よい美食でした。」

 

イズミ「大満足〜!」

 

ジュンコ「ありがと!おっさん!」

 

ホーキンス「こちらも店主の馳走、存分に

堪能させていただいたよ。これで仕事にも

精が出そうだ。 お礼を申し上げる。

 

伝票はあるかな?」

 

店主「あぁ、これだ……」

 

 

ピラッ

 

 

ホーキンス「ふむ。」

 

ジュンコ「」ギョッ!

 

ハルナ「ふふっ」目逸らし

 

アカリ「あらあら〜!見た事ない

金額〜!」まじまじ

 

イズミ「すごーい!」

 

ペイター「おや、こんなものですか。

もっとかかると思っていたのですが。」

 

ホーキンス「そうだね。良心的な価格だ。

店主の腕からすれば足りないほどだ。」

 

ジュンコ「」マジぃ?

 

ハルナ「ふふ、頼もしいですわね。」キラキラ

 

アカリ「……やっぱりホーキンスさん?

ぜったい私に会いにきてくださいねー?」

 

イズミ「またご馳走してー!」

 

ホーキンス「店主、いいのかい? もっと

料金を上げてくれても…」

 

店主「……あんたマジで言ってるのかい…?

あぁ、ダメだダメだ!俺は一度自分が決めた

もんは変えねえ!びた一文も安くしねぇし、

詐欺をするような事もしねえ!

キッチリこの金額でいただく…」

 

ホーキンス「…見上げた料理人だ。さぁ

レジのところに行こうか。

私が構わなくても、釣りは絶対払う

主義なんだろう?」

 

店主「…あんたにそう言われるとこっちも

料理人冥利に尽きるぜ…

あたりめぇだ。レジに行くぞ。

それと、あんたたちが帰ったらしばらく

店は休む……

あんたのおかげでうちで雇ってるやつらに

小遣いとまとまった休みをあげられるよ…

本当、感謝の言葉も出ねえよ……」

 

ホーキンス「…ふふ、やはり良い料理人だ。」

 

 

そして、私は会計を済ませ、全員で店を

後にした。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

それから私たちはしばらく歩いたところの

少し開けた広場へと来ていた。

 

ペイター「それでは、これで解散ですね。」

 

ホーキンス「そうだね、早い昼食となって

しまったよ。」

 

アカリ「あの〜?」

 

ホーキンス「どうしたんだい?」

 

アカリ「ホーキンスさんたちはまだ今日も

ここにいるんですか〜?」

 

ホーキンス「あぁ、おそらくだけどね。」

 

それを聞いたアカリ君の顔のにこやかな

顔がさらにぱあっと明るくなった。

 

ジュンコ「アカリ先輩、まさか……」

 

アカリ「じゃあじゃあ!また夜にここで

集まって皆でどこかに行きましょうー!

もちろんホーキンスさんの奢りで〜!」

 

ハルナ「名案ですね!」

 

イズミ「わーい!」

 

ジュンコ「いやダメに決まってるでしょ!?

あんたらどこまで人にたかるつもり!?」

 

思わぬ提案がなされたものだ。

だが、魅力的だね。断る理由はない。

 

ホーキンス「良い案だ。是非同行させて

いただこう。もちろん良い店を紹介して

くれるんだろう?」

 

ジュンコ「うっそぉ!?いいんですか!?

あんなに支払わせたのに!?」

 

ハルナ「もちろんですわ。そちらももちろん

案内料を払っていただけますよね?」

 

ジュンコ「ホーキンスさんに支払わせる

前提で話を進めないで!?」

 

ホーキンス「はっはっはっ!!むしろ私の

腐っているお金たちが思ったより放出され

なくて、拍子抜けしていたところだよ。

今度は手加減抜きで頼むよ?」

 

ジュンコ「ファああああああ!!!」

 

ペイター「はぁ、もう何も言いませんよ?

第五隊長殿。」

 

ハルナ「ふっふっふっ。さっきのはほんの

小手調べですわ。美食研究会の本気を

お見せしてあげます。アカリ?頼みますよ?」

 

アカリ「任せてくださーい!」

 

イズミ「私にも〜!」

 

ジュンコ「…私、帰ったらホーキンスさんの

聖人説についての本を書くことにします!」

 

ハルナ「では、夜の17:00にここに…

 

 

「やっと見つけた」

 

 

ホーキンス「!?」

 

ペイター「!?」

 

 

その声を聞いた時、背中に突風を突きつけられ

ような悪寒が走る。

な、何だ…!? この冷たい声は……

 

まるで野獣の……いや、そんな表現では

到底釣り合わない……

歯向かうことすらおこがましく思える

ほどの絶対強者の咆哮だ。

 

ジュンコ「げぇ!?」

 

ハルナ「あら。」

 

アカリ「うわ〜。」

 

イズミ「ひぃん!!」

 

彼女たちを見ると一気に緊張が走っているのが

分かる。

彼女たちの様子を見るに、やはり只者では

ないようだね。

 

???「【紅い麻薬】で私たちの忙しさが

倍増していると言うのに、あなたたちは

私を忙殺させたいのかしら?」

 

ハルナ「あら?そうですの?じゃあ見逃して

くれたって構わないですのよ?」

 

???「そういうわけにはいかないわ。

【ゲヘナの風紀委員会】として学園の

風紀を乱すわけにはいかないもの。」

 

風紀委員会…… なるほど、警察のような

ものか。しかし、彼女たちが取り締まられる

ような行為をしたようには……

 

 

あっ

 

 

???「毎度毎度、ボンボンボンボン、

いい加減にしてくれないかしら?

あなたたちが騒ぎを起こせば起こすほど

私の睡眠時間が削れるのよ。」

 

そうか、そんな気はしてたが彼女たち

爆発の常習犯だったのか。

それは文句は言えないだろうね。

 

ペイター「……あの方は? 治安部隊と

お見受け出来るのですが。」

 

ジュンコ「ゲヘナの……風紀委員会……。

ちょっと見て分かると思うけれど、ここ

ゲヘナはキヴォトスでもトップクラスに

治安が悪くてね……

いつもそこかしこで起きてる面倒ごとを

取り締まって、学園の風紀を正す

ゲヘナ最強の委員会よ……

でも、最悪ぅぅぅ……よりによって

ヒナ委員長が来るなんてぇ…!!」

 

ホーキンス「委員長と聞くにリーダーなの

だろうけど、そんなにまずい相手なのかい。」

 

ジュンコ「まずいじゃない!最悪よ!!

風紀委員会の委員長、【空崎ヒナ】は

ゲヘナどころか、おそらく【キヴォトス最強】

の生徒よ!!

あぁぁぁぁ〜!!絶対逃げられないぃぃ!!」

 

ホーキンス「なるほど。」

 

顔面蒼白のジュンコ君と、私たちに敬語を

使っていないことに気づいてすらいない

ところを見るに、余程の相手らしい。

 

アカリ「だったら〜、なおさら私たち

なんかより、【紅い麻薬】に集中した

方が賢明だと思いますけれど〜?」

 

空崎ヒナ「いいえ、もっと賢明な方法が

あるわ。

……あなたたちの手足の骨を入念に粉々にしたら

回復の早いキヴォトス人でも治すのに時間が

かかるわよね?

文字通り病院でしばらく手も足も出ない状態に

なってもらってくれたら、私も【紅い麻薬】に

集中出来るものね。」

 

アカリ「………」ダラダラ

 

ハルナ「………ちょっとヒナ?いつにも増して

マジな気がしてたまらないのですが…」ダラダラ

 

ヒナ「誰のせいだと思ってるの?……はぁ。

せっかく先生が来てくれると思ってたのに、

何だか訳の分からないロボットのせいで

今日もアビドスに残ることになったらしいし…

そんなことお構いなく【紅い麻薬】は

噴出しまくってるし…

そこに、あなたたちが性懲りも無く騒ぎを

起こすし……」

 

アカリ「は?先生を?アビドスが???

うふふっ、ヒナちゃん? 私それ詳しく

聞きたいかもぉ〜!」目光る

 

ハルナ「いやアカリ!?こんな時にどこに

反応して…」

 

 

ガチャン!!

 

 

ハルナ&アカリ:ビックゥ!!

 

ヒナ「あぁ、そう言えばあなたたち2人は

先生を誑かすゲヘナでも特段わっるぅ〜い生徒

たちだったわね?

他2人は病院送りで済ませてあげるけど、あなた

たちはこの機に冥界に送っておこうかしら。」

ギランッ!

 

ハルナ&アカリ:ダラダラダラダラ

 

ジュンコ「やばいやばいやばい!ヒナ先輩が

来てもいつもの調子を崩さないハルナ先輩と

アカリ先輩が見たことないぐらいの汗を

かいている!!

やばいよぉ!!過去1番やばいって!!」

 

イズミ「機嫌が特段悪かったのは先生絡み

だったんだね〜〜!!ひぃん!!」

 

ヒナ「投降しろとは言わないわ。ただ、覚悟

してくれる?」チラッ

 

そして、ゲヘナ最強の取り締まり執行、

【空崎ヒナ】はゆっくりとこちらに歩み寄って

くる。

 

 

……ふむ、なるほど。

 

ホーキンス「確かにヒナ君は君たちと違って

良心に溢れた生徒のようだね。」

 

ハルナ「こんな時に何言ってるんですの!?」

 

ペイター「いえ、これはあなたたちの問題で

私たちには関係ないですし…」

 

アカリ「あっはは〜。確かにそうですね〜。

でも、今回ばかりは助けて欲しいかも

しれないです〜…」ガタガタ

 

イズミ「見捨てないでぇ!」

 

ジュンコ「いや、諦めよう!先輩がた!

ホーキンスさんにたかりまくった罰が

当たったんだ!裁きをうけよっ!!」諦め

 

ハルナ「いやです!?今回ばかりは本当に

死にかねません!!」

 

ジュンコ「別にいいもん!死ぬのはハルナ

先輩とアカリ先輩だけってヒナ先輩は言って

くれてるし!」

 

アカリ「薄情者ぉ!!」

 

ジュンコ「いやいつも見捨ててるあんたが

言うなっ!!」

 

ホーキンス「いや、そうじゃないよペイター君。

彼女たちが助かる方法があると言ってるんだ。」

 

ハルナ「えっ!?」

 

アカリ「本当ですっ!?」

 

イズミ「ほんとぉ!?」

 

ジュンコ「そ、そんな都合のいいことが

存在するんですか!?」

 

ペイター「ハルナさん、アカリさん。

少しキャラ崩壊していませんか?

はぁ、その作戦は何ですか?

第五隊長殿。」

 

ホーキンス「いいかい?こうするんだ。」

 

 

…………………

 

 

ハルナ「なるほど、それは名案ですわ!」

 

と言うやいなや。

 

 

ジャキン!ジャキン!

 

 

ハルナ君とアカリ君がそれぞれ私たちの

頭に銃口を突きつける。

 

 

ヒナ「!」

 

 

それを見たヒナ君が足を止めた。

 

アカリ「うっふふ〜、動かないでくださいね?

ヒナ委員長〜。」

 

ハルナ「見れば分かると思いますが、この人達は

【先生と同じ人間】。この引き金を弾けば彼らが

どうなるか、分からない訳ではありませんよね?」

 

ヒナ「………」ビキビキビキ

 

イズミ&ジュンコ「ひぃん!」ビックゥ!

 

やはりね。彼女なら私たちの命を無碍に

する事など出来ないと思っていたよ。

彼女の良心を利用するつもりで

心が痛むが、彼女たちと食事会の約束が

あるからね。

 

ヒナ「なるほど?あなたたち、そこまで

堕ちたのかしら?」

 

ハルナ「さぁ、どうでしょうね?

どの道あなたに取れる選択肢は

一つと思うのですが?ヒナ?」

 

ヒナ「……ちっ」

 

 

ドォン!

 

 

そうして、彼女の身の丈ほどもありそうな

巨大なマシンガンを彼女は置いた。

 

ヒナ「いいわ。その人たちをこちらに渡す

代わりに今回はあなたたちは見逃してあげる。

けれど、次やったら今度こそ全員病院に

行ってもらうから。」

 

やはり、折れた。

そして彼女の性格から見逃すという

約束は守るだろう。

 

ホーキンス「やったな。ハルナ君。」

 

ハルナ「えぇ、言いそびれてしまいましたが

時間はここに17:00ですよ?必ず来てくだ

さいね?」

 

ホーキンス「約束するとも。」

 

ペイター「では、後ほど」

 

アカリ「は〜い。」

 

そして、私たちは彼女たちから解放され

ヒナ君の元へと歩いていくーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

COM「ピピー!!『コーラル』成分検出!

目標物を発見しました!!」

 

 

 

 

 




なっげえ!!! レッド君の時との差が
ありすぎるっぞ!!
でも仕方ないじゃん!ホーキンスさんも
美食研究会も推しなんだもん!

そして、吐きそうだ……
ここから、レッド君も、ホーキンスさんも、
美食研究会も………
曇らせまくらねばならんとは……
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