コハル「試験の場所って、ここ……?」
ハナコ「ゲヘナ自治区第15エリア77番街、
廃墟の1階…はい、ここで合ってます。
この建物ですね。」
ったく、何でこんなとこに……
ヒフミ「ど、どうしてこんな所で試験を……。
あ、試験用紙とかどうなるんでしょう、
誰か来てるんですかね……?」
アズサ「いや、誰もいなさそうだ。
でも何かしら、手段は用意してるはず。」
ザッ……ザッ……
アズサ「……これだ。」
ハナコ「これは……不発弾、ですか?」
アズサ「L118、牽引式榴弾砲の弾頭だ。
スローガンとかの散布用なのか、
雷管と爆薬を取り除いて
爆発しないようにしてある。」
リエト「よく分かるな……。」
ハナコ「なるほど、L118ということは
ティーパーティーの……つまり、
ナギサさんからということですね。」
アズサ「この中に何かあるはず。」
リエト「おし、開けてみようぜ。」
(カチャッ)
ヒフミ「あ、中に紙が……これが
試験用紙ということですね!」
アズサ「特に破損も見られない。
こっちは……通信機か。」
ナギサ『……これを見ているということは、
無事に到達されたようですね。』
だから無事じゃねぇっての。寒いし。
ヒフミ「な、ナギサ様!?」
ハナコ「……。」
コハル「え、じゃあこの方が、
ティーパーティーの……?」
"ナギサ……!"
ナギサ『ふふっ……恨みの声が
聞こえてきますね。まあこれは
録画映像なので、リアルタイムには
聞こえないのですが。ですので、
今の私に話しかけても無意味ですよ。』
リエト(チッ)
"………"
ナギサ『それでは約束の時間までに
試験を終えて、戻ってきてくださいね。』
ナギサ『一応引き続きモニタリングは
させていただいておりますので、
そのことをお忘れなく……
では幸運を祈りますね、
「補習授業部」のみなさん。』
ナギサ『どうかお気を付けて。』
(ピッ)
危ねぇ、イライラして
通信機ぶっ壊す所だった。
ヒフミ「あうぅ……。」
ハナコ「なんだか最後、
含みのある言い方でしたね……?」
アズサ「とにかく時間が無い、早く始めよう。」
ヒフミ「は、はい!みなさん入りましょう、
いよいよ第2次特別学力試験です!」
ハナコ「そうですね。」
コハル「う、うん!」
"よし、頑張ろう!"
温泉開発部員A「で、ここが例の場所?」
部員B「うん、住所的には合ってそう。
ここから向こうの方まで全部かな。」
部員A「へへっ。どこからの情報だか
よく分からないけど、
親切に温泉がありそうな場所を
教えてくれるなんてありがたいこった。」
部員B「よぉし、発破準備!」
部員A「開発だぁーーー!!!!」
カチッ
ドッカーーン!!!!
キイィィィン!!!
部員A「あれ、あそこ壊れてな……」
リエト「オラァ!」
ゴッ!!
部員A「ぎゃっ!?」
部員B「誰!?」
リエト「こっちの台詞なんだよ、
試験中に邪魔して来んじゃねぇ!!」
正直、2次試験は合格出来ると思ってない…!
だから、不正判定を食らってでも、
みんなが今の実力を把握できるようにしたい…!
そして俺もさっさと戻る…!!
リエト「ここに温泉はねぇよ、どうしても
温泉開発したいなら俺を倒しな!!!」
ジャキン!
バババババッ!!!
コハル(…!?何、爆発!?銃声!?)
ヒフミ(試験会場の外から……!?
巻き込まれませんように……。)
アズサ(爆発音がおかしかった、
まるで何かに阻まれたように……)
ハナコ(ナギサさんの策略かと
思いましたが……特に何も……?)
"(……開始直後からこれかぁ……
あれ?ヒフミ、アズサ、コハル、ハナコ……)"
"……リエトが居ない!?"
「「「「!?」」」」
試験時間内に戻ってこなければ未受験扱いで不合格だ。
戻ってきたとしても不正判定を受けるだろう。
1人不合格になれば条件の『全員同時合格』が出来ない。
しかし、先生や他のメンバーが離れれば、
それこそ不正を疑われてしまう。
どうすることもできず、時間が過ぎて……
第2次特別学力試験、結果____
ハナコ 100点(合格)
アズサ 30点(不合格)
コハル 26点(不合格)
ヒフミ 34点(不合格)
リエト 未受験(不合格)
リエト「……………はぁ、はぁ………」
片付けるのに、時間をかけ過ぎた。
早くみんなの元へ向かわないと……。
……おかしいな、怪我、してないはずなのに、
頭痛がして、身体が、冷たい?
リエト「…ゲホ、ごほっ!……っ……」
あ、まずいやつだ、これ。
視界グラグラして、立ってらんねぇ……
意識がもう、限界だ……
最後に見えたのは、こちらに駆け寄ってくる
先生と、補習授業部の面々だった。
目に入ったのは合宿所の天井。
そして隣に置かれた、薬やゼリーの数々。
んで頭の上の、ぬるくなったタオル。
リエト(風邪引いたのか、俺)
そりゃ、川に落ちて身体を拭かずに、
夜風に当たりながら歩いて、戦闘して、
体力使ったらそうなるわな。
リエト(……もっと何かあったか?)
天井を眺めながら、
ゆっくりと思考を巡らせる。
リエト(そもそも、早めに出ておけば
こんな事にはならなかったのか?)
駄目だ。何が起こるか分からんし、
ゲヘナ自治区の突破に
美食研究会の手助けは必要だった。
リエト(……行動は殆ど、間違ってなかったな)
強いて言うのであれば。
リエト(タオルか着替えがあれば、
完璧だったな。)
コハルの目の前でやったら
死刑になりそうだけど。
一話あたりどうするべき?
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今のままでいいよ
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一つ一つをもうちょっと長くしてほしい!