トリニティ1年生男子!秋瀬リエトだぜ!   作:ぽてかま

30 / 30
Q.どうすれば勝てる? A.俺じゃ無理。

ハナコ「……。」

 

ヒフミ「……。」

 

コハル「……!?」

 

ミカ「というわけで、ナギちゃんを

  どこに隠したのか教えてくれる?

  私も時間が無くってさ。」

 

ミカ「まあここにいる全員を

  消し飛ばしてから、ゆっくり探しても

  良いんだけど。それは面倒でしょ?」

 

"ミカ、どうして……。"

 

ミカ「んー?聞きたい?

  先生にそう言われたら仕方ないなぁ。」

 

ミカ「それはね……ゲヘナが嫌いだからだよ。」

 

ミカ「私は本当に、心から……

  心の底からゲヘナが嫌いなの。」

 

リエト「だから、エデン条約を

   取り消そうとしたのか?」

 

ハナコ「その為ににナギサさんを?」

 

ミカ「…えっと……誰だっけ?

  ごめんね、私あんまり

  顔を覚えるの得意じゃなくってさ。」

 

ミカ「……ああ、思い出した。

  礼拝堂の授業に水着で参加して

  追い出された浦和ハナコと、

  珍しい男子生徒って話の

  秋瀬リエトくんだ。」

 

リエト(知られてるよな〜…)

 

ミカ「まあ、その通りだよ。だって

  ナギちゃんが、エデン条約だなんて

  変なことをしようとするからさぁ。」

 

ミカ「あんな、角が生えたやつらなんかと

  平和条約なんて、

  冗談にも程があると思わない?

  考えるだけでゾッとしちゃうよ。」

 

ミカ「絶対裏切られるに決まってるじゃんね?

  背中を見せたらすぐに刺されるよ?」

 

そんなことないと思うけどなぁ…

……いや、そうかも…?

 

ミカ「そんなこと、させるわけにはいかない。」

 

ミカ「ナギちゃんもほんと、優しいっていうか

  優しすぎるっていうか……創作の中の

  明るい学園物語じゃないんだし。

  そんな都合の良い話、

  現実には存在しないのに。」

 

ミカ「私たちはこういう、

  もっとドロドロした世界の

  住人だってこと、そろそろ

  分かってくれても良い頃なのにね?

  綺麗事じゃダメだって。」

 

リエト「綺麗事じゃダメな理由はあるのか?」

 

ミカ「ん〜、理想だけ語ってても、

  社会って進むものじゃないでしょ?」

 

リエト「これまた痛いところを…」

 

ミカ「……そういうわけだから、

  ナギちゃんを返してくれる?

  大丈夫、痛いことはしないよ。

  まあ、残りの学園生活は

  全部檻の中かもしれないけど。」

 

"………そんなことはさせられないよ。"

 

リエト「………でも、ナギサを

   渡す訳にはいかないってさ。」

 

ミカ「………そっか。じゃあ……。」

 

……ん?なんか殺気が……

 

ミカ「まずはちょっと、

  どいてもらいたいな。」

 

 

………俺!?

 

 

"…!?リエト、避けて!"

 

リエト「うおおおおっ!?!?!?」

 

ガガガガガッ!!!!

 

殺意が唐突ゥ!弾幕が非常に非情!!!

後ろで待機しててくれませんかねぇ

アリウス兵さんたちよぉ!!!

動かれたらキツイんだわこっち!

 

ミカ「えいっ!」

 

ドゴオッッッッ!!!!!!

 

食らったら確実に

消し飛ぶ気がするあの音は。

どう考えても「えいっ!」で

出していい音じゃない。

 

リエト(会話パートどこ行ったんだ…!?)

 

アリウスの話とか、補習授業部の話とか、

色々あったじゃないですかァ!!!

 

ドガガガガガガ!!!!!

 

リエト「死……ぬって!!!」

 

重機が如く床を削る音がする。

距離詰めたら死ぬ、

でも距離詰めないと死ぬ……!

 

ってか、なんで銃なのに

人によって火力違うんだよ!?

神秘?あ、そーですか……

解決になっとらんわボケェ!!!!!

 

"やっぱり、エデン条約は、

れっきとした平和条約だったんだね……。"

 

ミカ「……先生、騙しててごめんね?

  確かに、あの話は嘘だよ。」

 

ミカ「ナギちゃんに武力活用なんて、

  出来っこないからね。」

 

ミカ「……でも、全部が全部、

  嘘ってわけじゃないよ。」

 

 

ドガァッ!!!ガガガガガッ!!!

 

片手間で撃たないで頂けませんか!?

バリア使わざるを得ないし……!

 

リエト「ぐっ………!おらァッ!!!」

 

カカカカッ!!!

 

……何?身体が鋼で出来てたりする?

 

ミカ「それっ!」

 

ドォンッ!!!!!

 

リエト「ガッはっ!?!?」

 

ズザザッ………

 

……バリア解除してたのが裏目に出たな。

かと言って、出しっぱだと速攻で力尽きる。

 

リエト「この辺は、もう兼ね合いと

   状況だな……っ!!」

 

あ"〜もう、こんな怪我したの何年振りだよ。

腹痛え。内臓大丈夫かな、コレ。

 

 

ミカ「私がアリウスと和解したかったって

  いうのは、本当のこと。」

 

ザッ…ザッ…

 

ミカ「この子たちは、同じゲヘナを憎む仲間。」

 

ミカ「アリウスだって、

  元々はトリニティの一員。

  先生には前にも言った通り、

  この子たちもゲヘナに対する

  憎しみはすごいよ、私たちに

  勝るとも劣らない。

  むしろこの子たちこそ、

  純度の高い憎しみを持ってるとすら

  言えるかもしれない。」

 

長々と…難しい話を…

 

ミカ「だから手を差し出したの。

  志を共にして、ゲヘナと平和条約を

  結ぼうとする悪党たちをやっつけない?

  ってね。」

 

 

リエト「邪魔……すんなぁ!!!」

 

アリウス兵A「………!」

 

タタタタッ!!!

 

 

ミカ「ティーパーティーのホスト

  「桐藤ナギサ」に

  正義実現委員会がいるなら、

  次期ティーパーティーのホスト

  「聖園ミカ」にはアリウスがつく。」

 

ミカ「これはそういう取引。

  和解へのステップアップ的な?」

 

ミカ「共通の敵のために、一時的に敵同士が

  互いの手を取り合う。そういうことだよ。

  それで私は、アリウスを

  密かに支援してたの。」

 

アズサ「アリウスは最初から、トリニティの

   クーデターの道具だった……?」

 

ミカ「うん……うん?確かに。

  これはクーデターとも言えるかもね。

  最終的にはナギちゃんを失脚させて、

  私がティーパーティーの

  ホストになるんだから。」

 

援護欲しい……けど、

俺は奥側でアリウス兵に足止めされてて、

みんなとの間にはミカがいる。

サポートは望めない。なら、

俺だけでどうにかするしかない……。

 

ミカ「ああ、あなたのことは分かるよ。

  ありがとう、白洲アズサ。私は

  あなたのことをあまり知らないけれど、

  私にとって大事な存在であることは

  変わらない。今までも、これからも。」

 

ミカ「だって今からあなたには、

  ナギちゃんを襲った犯人に

  なってもらわないといけないからね。」

 

コハル「……!!」

 

 

リエト「んなこと……!!!」

 

アリウス兵B「黙っていろ!」

 

リエト「悪いな、お喋りなもんで!」

 

辛い……!バリアの運用にも限界がある、

これ以上展開したら、回避にも支障が出る

ラインまで体力が減る気がする……!

 

 

 

ミカ「でもびっくりしたな。ナギちゃんが

  正体不明の誰かに襲撃されたって聞いて、

  計画が崩れるかもと思って

  少し焦ってみたら……。」

 

ミカ「まさか、それが

  補習授業部だったなんてねー、

  これは予想外だったよ。うん。」

 

"……すべては、

ティーパーティーのホストになるため?"

 

ミカ「うん、そうだよ。」

 

ミカ「ああでも誤解してほしくないな、先生。

  別に権力が欲しいわけじゃないの。」

 

ミカ「私はゲヘナをキヴォトスから

  消し去りたい……本当にただ、

  それだけだから。」

 

"……。"

 

ミカ「トリニティの穏健派を追いやって、

  その空席をアリウスで埋める。」

 

ミカ「もしかしたら新しい連合になるかもね?

  必要なら新しい公議会でも開いて……

  うん、それも良いかも?」

 

ミカ「それで、新たな武力集団を得て

  再編されたトリニティが、

  ゲヘナに全面戦争を仕掛ける。

  そう、これが私の計画!」

 

"……っ!"

 

ミカ「わっ、びっくりしたー……。」

 

ミカ「先生、そんなに怖い眼もできるんだね…

  …うん、先生がすごく怒ってることは

  よく分かった。ごめんね、説明も

  何だか急いじゃったし、雑だったよね?」

 

ミカ「もっと丁寧にお話ししたいし、

  まずは色々と邪魔なのを片付けてから…。」

 

 

リエト「たあああっ!!!」

 

ミカ「と、思ったんだけどな……。」

 

ダダダダッ!!!

 

キキキキン!!!

 

ミカ「あれ、防がれちゃった?」

 

リエト「はーっ……はーっ……。」

 

……実力者に多対一は流石に無理。

突破だけに集中したおかげで、

体力と引き換えにどうにかなった。

…でも、もうバリアはこれ以上使えない。

倒れる可能性が高いからな。

 

ミカ「じゃあ、この子は私が相手するから、

  他の子たちを片付けてくれる?」

 

リエト「先生!みんなの指揮!

   俺は一旦無視しろ!」

 

"……分かった!"

 

とりあえず俺の安全は後回しだ。

みんなの安全が第一。最悪死ぬが、

そこはもう意地でも耐えるしかない。

 

ミカ「よそ見してて良いの?」

 

リエト「良いからしたんだろうが!」

 

ババババッ!!!

 

ミカ「あはっ、いっくよ〜☆」

 

…悪い、やっぱ死ぬかも。

一話あたりどうするべき?

  • 今のままでいいよ
  • 一つ一つをもうちょっと長くしてほしい!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

キヴォトスに生まれたからには普通の恋愛は諦めようと思う。(作者:一般な男子生徒)(原作:ブルーアーカイブ)

一般男子生徒「キヴォトスの生徒ってのはね。みんな先生が好きだし、俺みたいな取り柄ない一般男子生徒に靡かないし、兎に角最終的にみんな先生LOVEにならなきゃいけないんだ。」▼先生(何を言っているんだろうこの子)▼一般生徒(何言ってんだこいつ)▼一部過激派(何言ってんだこの野郎……っ!!)


総合評価:901/評価:7.79/連載:2話/更新日時:2026年08月07日(金) 22:35 小説情報

銃社会を、吸血鬼は生きる(作者:MIKAZUKIN2525)(原作:ブルーアーカイブ)

体は子供。記憶はなし。そんな状態でキヴォトスに転生してしまった主人公。▼つらくても、苦しくても、めげずに生き抜いてやる。▼本編は0章からになります。


総合評価:268/評価:5.14/連載:106話/更新日時:2026年10月05日(月) 06:00 小説情報

嫌われ生徒はその後に好かれても気付かない。(作者:ブルーアーカイ部 一般部員)(原作:ブルーアーカイブ)

キヴォトス唯一の男子生徒!▼だから嫌われていたけど、超好意的に接していたら皆に惚れられたよ!▼けど、本人は寧ろその状況が嫌だったから避けようとしたムーヴだった!▼本人たちは、明らかに避けてる主人公を見てさぁ大変!▼果たして恋は実るのか!?▼そして作者は失踪せずに書き切れるのか!▼現在、過去編を書いております。▼時系列順に見るのであれば、執筆中のEpisode…


総合評価:1609/評価:6.75/連載:14話/更新日時:2026年09月01日(火) 19:00 小説情報

俺だけ反転できる件(作者:天叢)(原作:ブルーアーカイブ)

転生してから何でもありな男がキヴォトスで生きる話▼旧作の【自由自在に反転できる男】のリメイク版です▼主に外見や見た目はAIを使ってます▼零斗のヘイロー▼【挿絵表示】▼ ▼月滅神刀 阿修羅▼【挿絵表示】▼【挿絵表示】▼


総合評価:327/評価:5.62/連載:26話/更新日時:2026年10月08日(木) 12:00 小説情報

楽しい銃社会の生き抜き方(作者:WEVE)(原作:ブルーアーカイブ)

ミレニアムサイエンススクールに所属するキヴォトス唯一の男子生徒『居待(イマチ) ウツキ』がなんやかんやありながら学園生活を満喫(?)する話▼今後必須以外タグ追加の可能性があるので苦手な方はブラウザバックを推奨してます▼大体許せるよって方は是非読んでいってください!▼現在の進捗▼アビドス編1,2章 完結▼ミレニアム編1章 完結▼エデン条約編1,2章 更新中


総合評価:603/評価:6.89/連載:52話/更新日時:2026年09月25日(金) 15:30 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>