仮面ライダービルドな世界で何故かウルトラマントリガーに転生した件 作:タヌキソード
「!?」
「誰かがいる…!」
「…!?」
「誰だ…!?」
「この気配…嫌かも…!」
「…!」
「これが…危険…か…!」
戦いを始めようとした矢先に乱入者が現れた。乱入者は俺達を品定めするように見た。そして…
『パニッシュ!』
『フェイス・ユア・シンズ!』
『フェイス・ユア・シンズ!』
「変身」
ソイツは闇を纏い、異様なナニカになった。
「とびっきりの悪夢…現実でも楽しもうぜぇ〜?」
初めて見たソイツに俺は初めて恐怖を感じた。
話は3時間前に遡る…。
「美味〜い!」
「ケンゴの焼きそばパンほんと美味しい!」
「そうか、良かった良かった」
ウルトラマントリガーであり転生者の俺『マナカ・ケンゴ』は、仮面ライダービルドの世界で色んな出来事に直面していた(名前自体はトリガーの主人公の名前をそのまんま今の俺の名前にしただけ)。なんやかんやで仲間になったウルトラマンオメガの人間態であるオオキダ・ソラトとダイゴ…もとい北都の守護神ウルトラマンティガとストレイジの仲間達と共に西都のにあるストレイジの基地で夕飯を食べた、ちなみに夕飯を作ったのは俺だ。ストレイジの基地にはあの高山我夢と飛世ユウマがいるんだが実はコイツらは難波重工がクローン技術を応用して人工的に作ったウルトラマンなんだ。難波重工から逃げ出した後にヘビクラ隊長に拾われて今はストレイジで働いてるんだよ。ちなみに西都の守護神ウルトラマンも人工ウルトラマンなんだがこっち側じゃない。難波重工で生まれた奴等がこっちにいるから難波重工組の攻略は少しはスムーズになりそうだ。何度も言うがこの世界は本家の仮面ライダービルドの世界に似た混沌の世界だ、ビルドの世界にないものが溢れに溢れてる。最初は可笑しいと思ったけど今じゃこれが当たり前って思ってるよ。
「ケンゴ!おかわり!」
「おかわりか?ほらよ」
「やった!」
昨日作った焼きそばを温めてパンに挟んだだけの焼きそばパンだが、これがまあほんと皆に大好評、さっきおかわりって言ったソラトはさっき渡したやつで9個目、隣のダイゴは8個目を食べてる、他がそんなに食べない中で食いしん坊なコイツらがまあ目立ってる。…ん?俺か?俺は料理作るのは好きだが普通の量しか食べられないんだよ。
「…どうやら例の奴等、東都にあったパンドラボックスを奪取して西都に向かってるらしい」
「パンドラボックスを奪取…?」
「くそっ…俺がいない間に勝手な事するなよ…!」
ストレイジのヘビクラ隊長からの情報でローグ達がとんでもない事をやったのを知った。となると三羽烏の最後の一人がどうなったのかも何となく想像出来てしまった。
「ケンゴの焼きそばめちゃくちゃ美味いから難波重工の奴等これ食べればいいのに、あとこの焼きそばパンも」
「それで戦争止めてくれたら何も苦労しないけどね」
何事も穏便に済ませられたらいい、だがそうはいかないのが仮面ライダービルドの世界。
それから…。
「我夢、お前はケンゴ達を現場でサポートしろ、自分の身に危険が振りかかりそうになったらジェクターガンで敵を攻撃して下がれ」
「了解!」
「俺はゾヴァラスといつでも戦えるようウィンダムに乗って出撃する」
西都に戻ろうとするローグ達をしばいてパンドラボックスを奪い、東都に戻すべく俺達は動き出した、もしものゾヴァラス戦に備えて今回はヘビクラ隊長が特空機2号のウィンダムに乗って出撃する事になった。
「俺ずっと気になってるんだけどさ…」
「ん?何?」
「俺、北都と東都の代表戦が始まる前に自然と目覚めたんだよ。それでウルトラマンとして動いたら、初対面で名乗ってないのに『トリガー』って名前を周りに知られてたし、目覚めたばかりなのに東都の守護神なんて呼ばれてたんだよ。なんで俺の事皆知ってたんだ…?ダイゴは何がきっかけで俺…トリガーの事知った?」
「…夢かな」
「夢?」
「うん。北都の首相の所に来て数日くらいの時に夢を見たんだ。なんか…すっごい古い時代の街が燃え盛ってる夢なんだけど、その中で君が3体の謎の邪悪な巨人と戦ってたんだよ。そのうち邪悪な巨人のうちの一体が君を『トリガー』って呼んだから…それで知った感じ」
「成る程…」
ダイゴが見た夢に出た邪悪な巨人…恐らくあの3巨人だろう、夢の俺はソイツらと戦ってたのか…。俺…トリガーがいたなら彼らもこの世界にいるはず。
「我夢とソラトと隊長は?」
「僕は難波重工にいた頃…生まれて4日経った後に難波会長から教えてもらったんだ」
「俺も難波重工にいた時に難波会長から教えてもらった」
「俺は石動という怪しい男から教えてもらったな」
我夢(見た目若者、実年齢0歳)とソラトはかつていた難波重工で難波会長から俺の事を教えてもらい、ヘビクラ隊長は石動という男から教えてもらったようだった。石動という怪しい男…ブラッドスタークか、そもそもなんでスタークも俺の事知ってたんだって話だが。
「着いたぞ」
「ここが東都と西都の境界線…」
今の所の仮面ライダービルドの時間軸は、恐らく第25話の『アイドル覚醒』が終わった辺りだろう。
「ん?なんか飛んでるな…?」
「遠くから足音も聞こえる…」
空を見上げると火の鳥のようなのが見えた、今西都に戻った所か、ダイゴは足音を聞き取ったがこれは東都から撤退してきた歯車兄弟のやつだろう。
『サークルアームズ!』
『Maximum Boot up!SKY!』
『RUNBOLDT!ARROW STRIKE!』
「とんで火に入る」
『Boot up!FIREBALL!』
「夏の虫…!」
俺はサークルアームズを召喚して弓技を火の鳥みたいな姿になってるローグに放ち、ダイゴはGUTSスパークレンスに怪獣のハイパーキーをセットし、歯車兄弟が来るであろう方向に火球を放った。
「ぐあああっ!」
光の矢を受けたローグは悲鳴をあげながら空へと落ちてきて、火球が飛んでいった方からはやはり歯車兄弟が現れた。
「!トリガー…!?」
「どういう事ですか…!?」
「待ち伏せしていやがったのか…!」
「御名答。お前達がのこのこと西都に帰ってくる所を待ってた所さ」
「…渡さんぞ」
ローグはパンドラボックスを後ろに置いてそのように宣言した。
「…悪いけど、お前達の好きにはさせない」
「オメガ…やはり宇宙人に人間の洗脳は効かなかったようですね」
「ならば倒すまで…!」
歯車兄弟の兄の方はソラトの裏切りを確信、弟の方は戦闘態勢に入った。
「
「…!ゾヴァラス…!」
「現れたか」
そしてやはりゾヴァラスも現れた、姿は人間に擬態したものではなく、元の姿とサイズのままだ。隊長の操縦するウィンダムも戦闘態勢に入った。
『ウルトラマントリガー!マルチタイプ!』
俺は直ぐにGUTSスパークレンスとハイパーキーを取り出し、キーを起動。
『boot up!ZEPERION!』
そのあとに、手に持ったGUTSスパークレンスの銃身を展開、それを持った手を十字に構えると。
「未来を築く、希望の光!」
そのように口上を述べ。
「ウルトラマン!トリガァァーーッ!!」
GUTSスパークレンスを高く掲げてそう叫んだ。すると俺は光に包まれた。
『ウルトラマントリガー!マルチタイプ!』
そうして俺はウルトラマントリガー(等身大)へと変身。
「ティガアアアア!!」
ダイゴはスパークレンスを掲げて光に包まれて本来の姿…もといウルトラマンティガ(等身大)へ変化。
「…!」
ソラトの額から赤い光と共に赤い物体が飛び出し、赤い物体は周囲を旋回し、ソラトはそれを手に取る、その瞬間赤い物体はオメガスラッガーへと変化、直後にオメガスラッガーが赤く光輝いた。ソラトはネックレスからオメガメテオを外してスラッガーにセットし、スラッガーを展開、手に持ったスラッガーを左側へと持っていきそこからゆっくりと大きく円を描くように右側へと持っていき、そしてスラッガーを掲げて引き金を引き、その瞬間ソラトは光に包まれた。スラッガーの展開された箇所は銀色のプロテクターへと変化し、ソラトの胸元に装着され、そこを中心に姿が形成されていき、やがてソラトは本来の姿…もといウルトラマンオメガへと変化。
{スアァァァッ!!}
そうして光と共にオメガ(等身大)が地上に出現した。
「(ウルトラマン対仮面ライダー…ウィンダム対ゾヴァラスか…どのみちパンドラボックスは取り返す…!)」
互いが出方を伺い、そして風で小石が転がった瞬間、奴等は…俺達は動き出した。
だがその時、何者かが物凄い速さで俺達を攻撃してぶっ飛ばしていった。
「!?」
「誰かがいる…!」
「…!?」
「誰だ…!?」
「この気配…嫌かも…!」
「…!」
「これが…危険…か…!」
そして異様な気配を感じ、ティガはこの気配を嫌がった。
「予っ知夢と〜♪同〜じ〜悪夢〜を〜♪繰〜り返〜しちゃ〜な〜らな〜い〜♪」
現れたソイツはパジャマの上に上着を着たような格好をしていて、髪は若干クリーム色、あとよく分からない謎の歌を歌っていた。
「西のファントムに…北と東のウルトラマンと西の防衛チームか…これは面白そうだなぁ…!」
奴は歌い終わった後、そう言いながら品定めするように俺達を見ると、2つの剣が合体した黒っぽい謎の武器…更には謎の紫色の球体を取り出した。球体の方は前世で見たゼッツに出てきたカプセムというやつだろう、しかし俺は奴の持つ武器も奴の持つ紫色のカプセムも知らない(というかそもそもゼッツをあまり見てない)、何なんだ?
『パニッシュ!』
『フェイス・ユア・シンズ!』
『フェイス・ユア・シンズ!』
奴は謎のカプセムを謎の武器にセットし、中指で弾いて逆方向に回転させ
「変身」
そして、「変身」のコールと共に武器を双剣に分離させた。
『ドォーン・ドォーン・ドォーン!』
『ナイトメア・ライダー!』
『パニッシュ!』
薄紫の邪龍のようなエフェクトが出現し、奴の周囲を飛び回り始め、奴の体を黒と紫が混ざったモヤが包む、モヤが晴れた素体の姿に龍が喰らいつくようにして頭上から突っ込み、双剣の一つに一体化して絵柄となると、その際に飛び散った血のような液体が体に纏わりつき、それを固定するように胸部に穴のついた謎の機構が装着される、すると装甲としての形が固定化され、複眼が色づくと共にアンテナが生えるように形成、両腕が真っ赤に染まり、最後に複眼の色が変わり全身から液体が弾け飛んだ。
「ナイトメア…?」
「ライダー…?」
「アイツも仮面ライダーって事…!?」
先程の音声からしてどうやらコイツは仮面ライダーのようだ、名前は…音声のワードから取って『仮面ライダードォーン』と言うべきか。
「とびっきりの悪夢…現実でも楽しもうぜぇ〜?」
なんて言うソイツに俺は初めて恐怖を感じた。なんというか…言葉で表せないくらいの何か…恐ろしいもの…狂気をコイツから感じ取ったからだ。
「(油断は禁物…!)」
突然現れた狂気の謎の仮面ライダーに恐怖を感じつつも俺はファイティングポーズを取って出方を待つのだった。
閲覧ありがとうございます、個人的に好きなあのライダーを出してみました。果たして主人公達は彼を相手にどう動くのでしょうか…?次回もお楽しみに!