仮面ライダービルドな世界で何故かウルトラマントリガーに転生した件 作:タヌキソード
ウルトラマントリガーであり転生者の俺『マナカ・ケンゴ』は、仮面ライダービルドの世界で色んな出来事に直面していた(名前自体はトリガーの主人公の名前をそのまんま今の俺の名前にしただけ)。今現在西都にいる俺はなんやかんやで仲間になったウルトラマンオメガの人間態であるオオキダ・ソラトとダイゴ…もとい北都の守護神ウルトラマンティガとストレイジの仲間達と共に、東都の方からパンドラボックスを奪って西都に戻ろうとするローグ達をしばいてパンドラボックスを奪い、東都に戻すという作戦をしようとしていた、そんな矢先に突然何者かに攻撃され、更にソイツは狂気の謎の仮面ライダー『ドォーン』に変身、俺達は奴の出方を伺っていた。
『ウルトラマントリガー!スカイタイプ!』
俺はスカイタイプになり、先制攻撃をしようとした。しかし…。
{!?}
奴はスカイタイプのスピードよりも遥かに速い速度で俺を攻撃、それに驚いた俺は何も出来ず地べたを転がった。
{タァッ!}
{スアッ!}
その後にティガとオメガが攻撃しようとするが、奴はこれを躱して斬撃と蹴りでぶっ飛ばした。
「誰だか知りませんが…」
「邪魔をするならお前も…!」
「…!」
その後にローグ達が奴へと挑んだ、3対1という構図だが奴はそれを気にせず戦っていた、それに攻撃も的確、複数相手にそこまでやれるのは凄いと思う。
『Maximum Boot up!Eleking!』
『Thunder!ARROW STRIKE!』
俺は弓の形にしたサークルアームズに怪獣エレキングのキーをセットし、奴に雷の矢を放った。ティガはランバルト光弾を放ち、オメガはレキネスアーマーを纏って斬り掛かった。
「そぉーれ!」
それを見た奴は武器の双剣で攻撃を弾き返すと、双剣を合体させて一つにして俺達やローグ達を斬り裂いた、そして武器を地面に刺し、セットしたカプセムを指で回転させると飛び上がった。
『パニッシュシュート!』
奴の強力なライダーキック、食らったのは…。
「ぐわああああああ!!!」
歯車兄弟の弟の方だった、その後、彼を中心に4方向へ蛇龍が召喚され、さらに鉄の処女…アイアンメイデンとガイドレールへと変化、歯車弟を閉じ込めた。
「バァイバァーイ…」
『ジ・エンド』
それが観音開きすると、歯車弟は倒れ、元の人間の姿に戻った。
「なんて威力だ…!」
見ててゾクッとした、エグいよ…。カプセム使う辺りゼッツに出るライダーなんだろうけど必殺技のエフェクトがさ…正に『処刑』って感じだよ。
「とびっきりの悪夢はぁ…こんなもんじゃないだろぉ?ハハハハハハ!」
しかし奴はまだ戦う気満々のようだ。奴に速さで駄目ならパワーで押し切るか…あるいは光線でやるかのどっちかだよな。俺ウルトラマンなのにアイツに勝てる気がしないって思っちゃったよ…。
『スチームショット!コブラ!』
すると、どこからか赤黒いコブラの光弾が奴の元へ飛んできた。奴はそれに気付いて避ける、飛んできた方向を見るとそこにはトランスチームガンとスチームブレードを合体させたやつを持ったブラッドスタークがいた。
「こんな時期に場を掻き乱そうとするのはやめるんだな、ジーク」
「…」
「お前に楽しいビッグイベントを潰されちゃ敵わないんだよ」
奴はスタークの言葉を聞いて動きを止めた、スタークは奴の事を知っているようだ。楽しいビッグイベント…どう考えても代表戦だな、お前の基準で楽しいとか言うなよ。
「はぁ…お前のそういう所…ほんと萎える」
「夢の中に帰れ」
「言われなくても帰るよ、だがいつかはお前に悪夢を見せてやるからな」
奴はため息をつきつつもそう言って黒と紫色のオーラに包まれて消えた。
「…というわけだ。お前ら、寝る前にアイツの事考えるなよ、でないと夢にアイツが出てくるぞ」
スタークはそう言った後、トランスチームガンから煙を巻いて消え、ローグ達はネビュラスチームガンから煙を巻き、パンドラボックス諸共消えた。
それから…
「なんでアイツが…」
ストレイジの基地に帰還後、仲間であり人工ウルトラマンである高山我夢がそんな事を呟いていた。
「知ってるのか?」
「うん。アイツは…ジークはイカれてる…スタークもイカれてるけどジークはもっとおかしい」
「寝る前にソイツの事を考えると夢にソイツが出るとスタークが言ってたが…」
「あれは本当だよ。だから寝る前に絶対にジークの事を考えないで。アイツは夢に現れて夢を悪夢にする悪い奴なんだ」
「夢を…悪夢に…」
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「とびっきりの悪夢はぁ…こんなもんじゃないだろぉ?ハハハハハハ!」
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「アイツに出会うには夢の中へ行く必要があるんだ。でもいつ誰の夢に現れるか分からない」
「神出鬼没ってことか」
「うん。今日みたいに現実に現れる事もあるけど毎日そうとは限らない」
「厄介だな…」
強い上に夢の世界の住人でいつ誰の夢に現れるかも…あるいは現実に現れるかも分からない神出鬼没とは…嫌だな…。
「ジークの件に関してはユウマに任せている」
「…?」
対ゾヴァラス戦にてヘビクラ隊長は特空機2号・ウィンダムを巧みな操縦で操り、ヴァルジェネスハルバードを持ったゾヴァラスを蹴散らした。ゾヴァラスはまたしても撤退していったがまたまたリベンジの為に現れるかもしれない。そんな頼れるヘビクラ隊長が話しだした。
「ユウマは夢と現実を自由自在に生き来する事が出来る上に奴の居場所を探知出来る」
「そんな能力が…」
「夢の中限定だがジークと互角にやりあえるのもユウマだけだ」
飛世ユウマ…名前だけ聞けばウルトラマンアークの主人公と同じだが、彼も我夢と同じ人工ウルトラマン、普段はウルトラマンネクサスのトラウマ部屋みたいな部屋のベッドで布団を被って蹲っていて部屋から全く出ないんだ。毎日部屋から出ないのは毎日夢の中でアイツと戦ってるからなのか?
「…俺は…アイツが怖いと思ってしまった…」
「ケンゴ…」
「俺はずっと強いやつでいたつもりだった、先制攻撃しようとしてぶっ飛ばされて…その後にダイゴとソラトと一緒に反撃しようとしてまたぶっ飛ばされた…それでも戦う為に立ち上がろうとした…でも…動けなかったんだ…恐怖で」
「恐怖…」
立ち上がれた筈なのに…震えから立ち上がれなくて…結果…パンドラボックスは取り返せなかった…ほんと…何やってんだろな俺…。
「明々後日に代表戦がある、その代表戦に東都…そして俺達が出ることになった。もし今日の件で戦うのが怖くなったのなら…無理に出なくてもいい」
「…考える」
隊長の言葉にそう返して俺は部屋へと戻った。
「…」
こんなに恐怖を感じるくらいなら…もっと自分が強くなれば…。
強くなるには…力が必要だ…。
俺に…もっと…力が…。
『忘れちまったのかい?』
…?
『忘れちまったのかい?昔のアンタは…もっと傲慢で美しく情熱的だったよ』
…
『思い出しな、本当の姿で…』
本当の…姿…。
『目覚めた世界を塗り替えよ…』
『無限に広がっていく夜が訪れる…』
『そんな世界を…アンタが作るのさ、トリガー…』
カルミラ…ダーゴン…ヒュドラム…彼らの声が語りかけてくる。
『貴方には光よりも闇が似合いますよ…』
『だから…戻ってきな…』
闇…闇か…そうだ…そうだよな…。
なんで忘れてたんだろうな…。
フフフフ…。
続く…
閲覧ありがとうございます。一体主人公はどうなるのか…。次回は代表戦ですが主人公視点ではなく我夢視点で始まります。
次回もお楽しみに!