仮面ライダービルドな世界で何故かウルトラマントリガーに転生した件   作:タヌキソード

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高速の光、剛力の光

 

ウルトラマントリガーであり転生者の俺は、仮面ライダービルドの世界にある東都の街でウルトラマントリガーに変身し、北都の仮面ライダーグリスとその仲間の三羽烏から東都のヒーローの仮面ライダービルドとその仲間のクローズ(会った時はクローズチャージ)を守り、北都組を撃退した。あの時、ウルトラマンの技を彼らに当てても平気なのかと思ったけど、平気そうだったのでそこは安心した。去り際に三羽烏が俺を東都の守護神と呼び、北都には守護神のウルトラマンティガがいると言った。守護神てなんぞや?と思ったよ。

 

というかそもそもこの世界は俺の知ってる仮面ライダービルドの世界ではない、ウルトラマンが普通に居るんだからね、俺が目覚めた場所なんかはトリガーの話に出る超古代の遺跡。なんでこんな世界に転生してしまったんだ…と思ったけど腹が減ったのでコンビニで買った昼飯を公園で食ってベンチで寝た。お金?そこはウルトラの力でどうにか生成したよ。

 

「おはよう…誰もいないけど」

 

そうして一夜明けた、今の所は北都側が持ってたフルボトルを北都のグリス達から守るくらい。ストーリー的にはそうなるな。だとすれば次はガチ戦闘が待ち受けてるのは間違いない。ウルトラマンはこの世界では恐らく格上中の格上。だから北都と西都のお偉いさん達は自分達の国にいるウルトラマンを上手くおだてて味方に引き入れて守護神にしてるんだと思う(推測だけど)。そんな事された彼らはさぞ嫌な顔をしているに違いない、自分の力を戦争に使われるんだからね。

 

「どうしたもんやら…」

 

ウルトラマンの力は誰かを傷つける為に使う物ではなく誰かを守る為に使う物だ、それを戦争に使うとはなんと愚かな事か…北都と西都の首相はそんな事微塵にも思ってなさそうだが。勝者が正義だとは言うけど、この戦争には勝者も正義もない、戦争をしたって何も良いことはない、戦争は悲しみしか生まない…だから戦争なんてしちゃいけないし、止めないといけない。

 

「…こんな戦争は止めるに限るな」

 

そう思った俺はベンチから立ち上がると、政府官邸へと向かった。

 

ドガガァァァン!!

 

向かう途中で政府官邸から爆発音が聞こえてきた、もうやり合ってるみたいだ。

 

「ほう…」

 

到着してみればまたしてもあのグリス達がビルド達とバチボコに戦闘中、ビルドは新たなベストマッチで対抗し、クローズチャージも怒涛に反撃、しかしグリスにはどうも歯が立たない、その上スマッシュ化した三羽烏もいる、2人を4人で攻めるなんて卑怯だが、今の彼らにそんな言葉なんか通用しない。

 

「助けますか…」

 

だからといって彼らにやられていいわけない、こっちは東都の命運を背負ってるんだ、あちら側の熱いアプローチ…受けてやろうじゃないか。

 

『ウルトラマントリガー!マルチタイプ!』

 

まずは手に持ったハイパーキーを起動。

 

『boot up!ZEPERION!』

 

そのあとに、手に持ったGUTSスパークレンスの銃身を展開、それを持った手を十字に構えると。

 

「未来を築く、希望の光!」

 

そのように口上を述べ。

 

「ウルトラマン!トリガァァーーッ!!」

 

GUTSスパークレンスを高く掲げてそう叫んだ。すると俺は光に包まれた。

 

『ウルトラマントリガー!マルチタイプ!』

 

そうして俺はウルトラマントリガー(等身大)へと変身した。

 

「カモン!サークルアームズ!」

 

そう言いながら手を掲げたら武器のサークルアームズがまたどこからともなく飛んできて俺の手に収まった。

 

『スカイアロー!』

 

サークルアームズを弓の形に変え、高所へと移動。グリス達に向けて光の矢を複数回放った。

 

「またトリガーが現れやがった!」

 

「なんでまた現れるんだよ!?」

 

「出来れば来ないで欲しかったー!」

 

三羽烏があれこれ言ってるが気にしない。これも作戦のうちだ、グリスから彼らを引き離して俺が倒せばビルド達の負担は少しは軽くなるはず。

 

『ウルトラマントリガー!スカイタイプ!』

 

{フッ!}

 

額に腕をクロスさせ、紫色と水色の体色を持つスピード特化の形態のスカイタイプへとタイプチェンジ、ついでに挑発もして空へ飛び上がると、そこから物凄い速さで彼らを攻撃していった。三羽烏の中にはスピード特化のスマッシュに変身する奴がいるが、ソイツのスピードなどこちらから見れば弱りきった蝿が飛んでるようにしか見えない。

 

「(遅い!)」

 

「うわぁぁぁ!!」

 

空中戦で俺に戦いを挑んできたソイツをサークルアームズで斬りつけて蹴り落とした。戦う相手は間違えない事だな。

 

『Maximum Boot up!SKY!』

 

光と共に現れたスカイタイプのハイパーキーをサークルアームズのグリップ部にセットして引き金を引いた

 

『RUNBOLDT!ARROW STRIKE!』

 

高度を少し上げ、そのあとにサークルアームズから無数の光の矢の雨を降らせた、光の矢の雨を食らって三羽烏の変身したスマッシュは倒れ、元の姿に戻った。

 

「か、カシラぁ…!」

 

「お前ら!てめえ…トリガー!」

 

彼らの弱々しい声を聞き、さらには倒れている彼らを見たグリスは俺にキレた、しかしこんなので俺は引かない。

 

『ウルトラマントリガー!パワータイプ!』

 

{デヤァッ!}

 

俺は地上へ降り立つと、再び額に腕をクロスさせ、今度は赤と黒の体色を持つパワー特化な形態のパワータイプへタイプチェンジした。

 

『パワークロー!』 

 

サークルアームズの剣先を2つに分けてパワークローのモードにさせた。

 

「うらぁぁぁ!!!」

 

{デヤァァッ!!!}

 

ビルド達そっちのけでグリスはこちらへ向かってきた、仲間の為に怒れるのはいいがちょいと怒りすぎな気もする。でもそれが彼のいいところなのかもな。

 

「うぉぉぉ!!あのトリガーってやつ、なんか筋肉ムキムキになったぞ!すっげえ!」

 

「バカのお前よりかは筋肉あるけどな」

 

「何だよそれ!てかバカって言うなよ!せめて筋肉つけろ!」

 

ビルド達はまたいつもの漫才をやってた、やっぱ彼らはこうでないとね。

 

{フンッ!}

 

「があっ…!」

 

「「「カシラ!!」」」

 

「はぁ…はぁ…足りねえなぁ!!全っ然足りねえなぁ!!」

 

さて戦闘に戻るが、戦況はこっちが有利、しかしグリスはどれだけ攻撃を受けても闘争心を迸らせて幾度となく立ち向かってくる、ほんとマジでしぶといな…。

 

『Maximum Boot up!POWER!』

 

一度グリスから距離を取ったあと、光と共に現れたパワータイプのハイパーキーをサークルアームズのグリップ部にセットして引き金を引いた。

 

『DERACIUM!CLAW IMPACT!』

 

『スクラップフィニッシュ!』

 

俺がグリスに向かって走り出せば、グリスは飛び上がって強力なライダーキックを俺に放ってきた。それを見た俺はジャンプし、強力なエネルギーが集約されたサークルアームズの剣先で迎え撃った。

 

「うわぁ…!!」

 

{ウッ…!}

 

2つの強い力はぶつかり合い拮抗、そのうち爆発を起こし、俺とグリスは地上へと落ちた。俺とグリスは何とか着地したが、グリスの方は戦闘の疲れが出てふらついていた。俺はいつでも戦えるようにサークルアームズを構えた。

 

「やめときなトリガー、それ以上は奴が死んでしまうぞ」

 

ここで俺の元にブラッドスタークが現れた。別にこれ以上戦う気はないんだけどな。てかお前もなんでトリガーの事知ってるんだよ。

 

「スタークさん…!」

 

「随分とトリガーにやられたみたいだなぁ、一旦撤退するぞ」

 

そう言うとスタークはグリスを連れて三羽烏の元へ行くと、トランスチームガンを取り出して煙を撒いて撤退していった。

 

{テァッ!}

 

その後に俺は空へ飛び去った。クローズチャージがまた何か言ってたがよく聞こえなかった。

 

 

その夜

 

 

「よく食ったぁ…」

 

たまたまやってたラーメン屋さんでラーメンを食べて夕飯を終えることが出来た。転生してもラーメンは美味かった。

 

「?」

 

店を出ていつもいる公園に到着したら、公園の丘の方にいつの間にか、上から下まで白い服に身を包んだ茶髪の男がいた。彼は丘に腰掛けて夜空を見ていた。

 

「君も一緒に星を見ようよ」

 

元の場所に行こうとしたら彼に声をかけられた。黙って頷いて彼のいる丘へ行き、彼の隣へ腰掛けた。

 

「星、綺麗だよね」

 

「…あぁ」

 

「綺麗な星を見てたら夜の寒さなんて忘れちゃうよ」

 

「…そうだな」

 

「まあ、辛いラーメン食べて体が暖かいから寒くないのもあるけどね」

 

隣にいる彼は夜空を見ながら色々喋った。

 

「そういえば君の名前は?」

 

ここで彼に名前を聞かれた、どうするか…

 

「…マナカ・ケンゴ」

 

はい、ウルトラマントリガーの主人公の名前をそのまんま今の俺の名前にしました。咄嗟に思いついたのこれしかなかったんだよな…。

 

「そうなんだ、僕の名前はダイゴ。星と辛い食べ物が好きなただの人間だよ!」

 

彼はそう名乗った、名乗った時の笑顔が実にカッコ良い、だけどどこか儚さもあった。

 

「いつかまたここに来れたらいいな…ここ気に入ってるんだよね…」

 

そう言うダイゴはどこか寂しそうな顔をしていた。

 

「…何回でも来ればいい」

 

「え?」

 

「くだらない掟やルールに縛られてるなら、そんなの振りほどいてここに何度でも来ればいい。他人に縛られる人生より、自由な人生の方がよっぽど良い」

 

「…そうだね」

 

名言みたいなのを言ったらダイゴの表情が少し明るくなった。よかったよかった…。

 

「あ、もう帰らなきゃ」

 

ダイゴはそう言って立ち上がった

 

「もう行くのか?」

 

「うん…早くしないと門限になっちゃうから…」

 

ダイゴは丘から離れて公園の出口へと向かっていく、途中で足を止めると俺の方を見た。

 

「ケンゴ!またいつかここで星を見ようね!」

 

「あぁ」

 

「約束だよ!」

 

「あぁ」

 

「約束だからね!バイバイ!」

 

ダイゴは俺に別れを告げてどこかへ帰っていった。

 

「…」

 

初めて彼を見た時に違和感を感じた。彼の纏うオーラはあまりにも神々しかった。あのオーラは人間が纏っていいようなものじゃない。それと彼の首についた首輪には北都のロゴがついていた、彼は北都の人間なのだろうか?そんな彼が何故首輪を…?北都の誰かに捕まって、その誰かの目を盗んでここに来たのか?

 

「…まあいいか」

 

だがこの時は特に気にする事はなかった。

 

 

でも気にしなかった事により俺は

 

 

思わぬ場所でダイゴのもう一つの顔を知って驚く事になるのだった…。

 

 

続く…

 





新キャラその1


名前 ダイゴ(演:長野博)

身長 172cm

体重 不明

誕生日 不明

出身地 北都っぽい…?


主人公がいつもいる公園の丘にいた謎の青年、彼がつけていた首輪には北都のロゴがあったがこれが示すものとは…。尚、特撮テレビドラマ『ウルトラマンティガ』の主人公のマドカ・ダイゴとは同じ様に見えて全く違う存在。その正体は…


というわけで閲覧ありがとうございます、次回はあのハザードトリガーの話です、お楽しみに…
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