仮面ライダービルドな世界で何故かウルトラマントリガーに転生した件 作:タヌキソード
ウルトラマントリガーであり転生者の俺は、仮面ライダービルドの世界にある東都の街でウルトラマントリガーに変身し、北都の仮面ライダーグリスとその仲間の三羽烏から東都のヒーローの仮面ライダービルドとその仲間のクローズ(会った時はクローズチャージ)を守り、北都組を2度撃退した。てか俺ほぼ北都組としか戦闘してなくね?よくよく考えたら俺が一方的に蹂躙してたような…まぁこうでもしなかったらビルド達がボロクソにやられてたし、持ってたフルボトルも盗られてた、守る為とはいえしょうがなかった。一つ言っておくが、この世界は俺の知ってる仮面ライダービルドの世界ではない。それ故なのか北都組はウルトラマントリガーの存在を知ってたし、何なら北都には守護神を務めるウルトラマンがいるなんて言ってた。
さて、そんな日から一夜明けて俺は東都の街をぶらりと歩いていた。(外に)誰もいない街にオンボロ布を纏った男なんて不自然だが現状着れる服がこれしかない、新しい服買うには服屋行かないとだけど戦争のせいでどこもやってない。これ脱いだらほぼ裸です。おのれ戦争…いつか終わらせたるからな…。
「ダイゴ…今どこで何してんだろうな…」
昨日、ダイゴと名乗る不思議な雰囲気を放つ男と出会った。夜空観察や辛いラーメンを食べる事が好きなアイツはこの戦争が終わることをきっと望んでる、それに俺はアイツと約束したんだ、一緒に夜空を見ようって。…そんなアイツのつけてた首輪には北都のロゴがついていた、アイツが北都の人間である事は間違いないが何故に首輪をつけていたのだろうか、いつか会ったらその首輪の事を聞きたい所だ。
「今の所の時間軸は…」
この世界が俺の知ってる仮面ライダービルドの世界ではないのは確かだが、ストーリーは本家のビルドの話とそれほど変わらないみたいだ、…ウルトラマンがいる事を除けば。この前の政府官邸前の戦いの後の話は確か…
1. フルボトルを保管してる博物館をグリス達が襲撃して、フルボトルを奪う。
2.そこへやって来たビルド達がグリス達とドンパチやり合って、途中でクローズチャージが変身解除。
3.ビルドはロケットパンダになって、クローズチャージに変身していた筋肉バカ…じゃなくて万丈龍我を連れて撤退。
4.氷室幻徳が北都にあるという悪の組織ファウストの壊滅をビルド達に命じる。
な感じかな、そのあとになんやかんやあって氷室幻徳はボコボコにされて東都を追い出されるわけだ。
そして万丈が変身するクローズチャージが東都軍を引き連れてスカイロードまで行って、そこへハザードスマッシュになった三羽烏が立ちはだかって、両者はバチボコにやり合って…そこへ仮面ライダービルドが駆けつけて…あ、これ行かないとヤバイやつだ…。今、ウルトラパワーで透視したんだけどスカイロードに黒いビルドがいるの見えちゃった…。
「誰も死なせてたまるか…」
あんなトラウマを引き起こしちゃいけない…絶対に止めてみせる…!
『ウルトラマントリガー!マルチタイプ!』
まずは手に持ったハイパーキーを起動。
『boot up!ZEPERION!』
そのあとに、手に持ったGUTSスパークレンスの銃身を展開、それを持った手を十字に構えると。
「未来を築く、希望の光!」
そのように口上を述べ。
「ウルトラマン!トリガァァーーッ!!」
GUTSスパークレンスを高く掲げてそう叫んだ。すると俺は光に包まれた。
『ウルトラマントリガー!マルチタイプ!』
そうして俺はウルトラマントリガー(等身大)へと変身した。
「カモン!サークルアームズ!」
そう言いながら手を掲げたら武器のサークルアームズがまたどこからともなく飛んできて俺の手に収まった。そのあとに俺はある場所へ飛んでいった。
数分後
そうしてたどり着いたのはスカイロードから離れた所にあるどこかの廃倉庫。黒いビルドがいたけど、既に暴走していた為に何分も経たずにクローズチャージをボコボコにして変身解除に追い込んでいた。怖ぁ…。
そのあと、ハザードスマッシュとなった三羽烏のうちの2人をも変身解除に追い込み、残りはスタッグハザードスマッシュ…青羽だけになった。
「やめろ!」
そこへ、三羽烏が尊敬する兄貴分にして仮面ライダーグリスの変身者である猿渡一海がやって来た、彼はスタッグを制止しようとしているがスタッグに声は届いていない。本家のビルドの話ではスタッグがハザードビルドの必殺技の犠牲になってしまうのだがそんな事はさせない。
『ガタガタゴットンズッタンズタン!』
『Ready go!』
不味い事になった…!早く止めないと!
『スカイアロー!』
サークルアームズを弓の形に変えると
『Maximum Boot up!Multi!』
光と共に現れたマルチタイプのハイパーキーをサークルアームズのグリップ部にセットして引き金を引いた。
『ZEPERION!ARROW STRIKE!』
サークルアームズから紫色の光の矢をハザードビルドへ放った、スタッグにあのトラウマキックを食らわせようとしていたハザードビルドは、俺の放った紫色の光の矢を食らってぶっ飛んだ。
「は…?」
「へ…?」
「お前…」
「…」
スタッグとハザードビルド以外の面々はそれを見て唖然となった。
「俺を…助けて…くれたのか…?」
俺の方を見てそのように言うスタッグ、俺は何も喋らず静かに頷いた。……だがその時だった。
グサッ!
「え…?」
どこからか伸びてきた触手のようなものがスタッグの体を貫いた。その事にスタッグはそんな声を上げた。触手がスタッグの体から離れた所でスタッグは倒れて変身解除され青羽の姿になった。そこへ一海が駆け寄り必死に彼に声をかけるも、それも虚しく青羽は一海の腕の中で力尽き、消滅した。
「そんな…!」
「青ちゃん…!!なんで…」
仲間の死に三羽烏の赤羽と黄羽はショックを受け、一海も同様にショックを受けた。万丈は唖然としたままで、ハザードビルドの状態から強制的に変身解除された桐生戦兎はそれを見て衝撃を受けた。
「俺が…」
彼が青羽を殺ったわけではないが、それでも戦兎は彼の死に関わってしまったと思い込んで大きなショックを受けた。
{…}
あのトラウマを回避出来れば、戦兎の苦しみを無くせる…そう思っていた、だが何者かの一手によってそれは駄目になった。
「油断したな、トリガー」
そんな俺の元へブラッドスタークが現れた。指先からあの触手を出していたので青羽を殺ったのはコイツと見て間違いない。気づけば俺はサークルアームズを剣の形にし、剣先をスタークの首元に突きつけていた。
「おぉ…これは怖い怖い…」
しかし、当のスタークはそんな事をされても余裕そうだった。俺が次に斬りかかろうとした時にスタークはトランスチームガンを至近距離で俺に向けて発砲、それを受けた俺は思わず後退りした。
「まぁせいぜい噛み締めるといい、己の無力さをな」
スタークはそう言ってトランスチームガンから煙を撒いてその場から消えた。
{…}
その後俺は空へ飛び去り、いつもいる公園に降り立って元の姿に戻った。
助けられたと思った命が消えるのを見たからか、その夜、コンビニで買った夕飯が思うように喉を通らず、味も薄く感じてしまった。
スタークを倒せばどうにかなると思ったがそんな事をしたって死んだ青羽は戻ってこない。
分かってはいるのに、なんでこんなに心が苦しいんだろう…。
続く…
閲覧ありがとうございます、次回は代表戦へ向けての話になります。