仮面ライダービルドな世界で何故かウルトラマントリガーに転生した件   作:タヌキソード

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西都編
北都制圧!現る西都の守護神ウルトラマン


 

ウルトラマントリガーであり転生者の俺は、仮面ライダービルドの世界で色んな出来事に直面していた。昨日は代表戦があって最初は本家同様のライダーを一対一で戦わせるやつ、東都のヒーロー仮面ライダービルドがハザードで暴走して北都の仮面ライダーグリスを痛めつけ、変身解除になった後も攻撃しようとした所で駆けつけた仮面ライダークローズチャージによってビルドは止まり、最初のライダーバトルは東都の勝ちとなった。本家ではここで終わりだがこの世界は俺の知ってる仮面ライダービルドの世界ではない、なので守護神ウルトラマンを一対一で戦わせる聖戦なんてのがあった、東都からは俺、北都からはウルトラマンティガが出るのだったがそのティガの正体が4日前に知り合ったダイゴという男だった。これは驚いたよ…。ティガは複雑な事情を抱えていて精神的に苦しんでいた、その原因があの北都の首相。彼に本当の気持ちを吐露させた、本当の気持ちを吐露して泣いたティガは戦意喪失とみなされて俺が勝利…つまりは東都の勝ちとなった。だが北都の首相がこれを許さず、新創獣ネオメガスを遠隔操縦して東都へ襲撃、その際に仮面ライダービルドに変身していた桐生戦兎が瓦礫に埋もれ大ピンチ、すると戦兎の元へ赤い光が飛来した、赤い光の正体はウルトラマンネクサスで、ネクサスはジュネッスという形態になったあとネオメガスにオーバーレイ・シュトロームを放ち、ネオメガスは青い粒子状になって爆散し消滅した。ネクサスが姿を消した場所には戦兎の姿があり、彼の左手にはなんとエボルトラスターがあり、彼はそれを見つめていた。これまでのデュナミストから数えて彼は第7のデュナミストという事になる。仮面ライダーの変身者がウルトラマンになるなんて…混沌な世界がもっと混沌になるよ…。

 

「そういう訳だ、しばらく世話になる」

 

代表戦から一夜明けて俺はnascitaにいた、住む場所をそろそろ決めようと思い、悩んだ結果nascita(の地下にある秘密基地)に住む事にした。

 

「守護神様、ずっと立ってるのもあれですし珈琲でも淹れてきますね」

 

戦兎達の方にはあの紗羽という女性がいた、彼女が何者なのかは既に把握済み、彼女はしばらく戦兎達の方にいるようだ。そんな彼女が俺の為に珈琲を淹れにいった。普通の人間は守護神とやらには恐れ敬うらしいが、彼女はどこか慣れているようだった。西都辺りにも守護神ウルトラマンはいそうだし、彼女はそれを見て慣れてるのかもな。とりあえずテーブル席に座ろ。

 

「どうぞ」

 

「ありがとう」

 

テーブルに珈琲の入ったカップが置かれ、俺はそれを手にとって珈琲を飲んだ。美味しい…スタークの入れるやつより。

 

「これからどう呼べばいい?というか名前は?」

 

ここで戦兎が俺にそう聞いてきた。

 

「…マナカ・ケンゴだ。この姿の時はケンゴと呼べばいい。あと、お前達の名前や情報は把握している。いちいち自己紹介などしなくていい」

 

「なんでそんなの分かるんだよ…?」

 

「3000万年も生きてればそれくらい余裕で分かる」

 

前世で仮面ライダービルド見てたから分かるなんて言えないからそう言っとこ。

 

「へぇ……え!?じゃあお前凄え年寄りじゃねえか!?」

 

俺の言葉に万丈は思わずそのように声を上げた。

 

「でも見ての通り俺は老いぼれじゃない、人間とウルトラマンとでは体の作りは違うらしいからな、寿命も長い」

 

「後で体調べさせてくれない?」

 

「断る」

 

俺の体を調べようとする戦兎に即断りを入れた所で戦兎のビルドフォンから着信が入った。ハッとなった戦兎がビルドフォンを取り出して着信に応答した。その後…

 

「東都政府官邸に行くぞ」

 

「え?」

 

「西都が北都を制圧したと東都の氷室首相から連絡があった」

 

「西都が北都を制圧した!?」

 

ここで西都案件来たか、今まで沈黙してた国が突然動き出して北都を制圧とか驚いちゃうよね。

 

「(ここが東都政府官邸の中か…)」

 

そして東都政府官邸へ到着、中に入ったあと、西都の御堂首相が東都へ宣戦布告する映像を見た。それから、仮面ライダーグリスに変身する猿渡一海の農場を西都のガーディアン達が占拠、農場の仲間達を拘束する映像も見た。酷え事しやがる…。そう思った時、俺はある事に気付いた。

 

「ダイゴがいない…」

 

同行していたはずのダイゴの姿がどこにもなかった。先程の映像を見て真っ先に向かったのだろうか。しかし、今のダイゴには代表戦の疲れがまだ残っている、あのまま行って戦闘すれば彼が危険だ、それから農場の仲間を救出しに行った三羽烏の一人の黄羽も…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---

 

ダイゴSide

 

北都が制圧され、さらにはあの人達の農場が危険な事になったのを聞いた僕はいてもたってもいられずに東都政府官邸を飛び出し、スカイウォールをジャンプで飛び越えて北都へと入った、スカイウォールのバリアなんて僕には効かないんだから。

 

「守護神様…!?」

 

「また会ったね…でも今は皆を!」

 

「はい!」

 

農場に到着すると、あの人達の仲間の一人である黄羽君がいた。共に農場の人達を救出すべく農場の奥へ走り出し、農場の人達の所へ到着、黄羽君はハザードスマッシュに変身し、僕は素手やキックで西都のガーディアン達を蹴散らした。そんな時、謎の二人組の男が僕と黄羽君の前に現れた。

 

「人質をとればすぐに駆けつけると思ったが…」

 

「これは想定外ですね、まさか北都の守護神まで来るとは…」

 

彼らにとって僕が来ることは想定外だったみたいだ。

 

「君達は誰?ここは僕達の国だ、すぐに帰ってよ」

 

あの二人組が西都から来た者達なのはすぐに分かった。何が何でも追い返さないと。

 

「そう言われて引き下がる訳が無いだろう」

 

「ええ、引き下がる訳にはね」

 

やはり帰る気はないみたいだ。黄羽君は臨戦態勢に入ってる。そのあと…

 

『ギアエンジン!』

 

『ギアリモコン!』

 

『ファンキー!』

 

「「潤動」」

 

謎の二人組は歯車の怪人に変身した。しかし彼らとは別の気配を僕は感じ取った。冷徹で冷めきったような…そんな感じの。その後に黄羽君が彼らの方へ立ち向かって行き、僕もその後に続こうとしたが、突然僕の前に上から下まで青色の服に身を包んだ男が立ちはだかった。立ちはだかった男は僕に話しかけてきた。

 

「お前が北都の守護神なんだっけ?」

 

「だったら何?」

 

「少し、遊んでくんね?」

 

「は?ふざけた事言わないd 」 

 

僕が最後まで喋ろうとした時その男は、クリスタル部分が折り畳まれた何かの顔が刻まれている小さな人面岩のような無骨な見た目の謎の道具を取り出した。

 

「俺の名はアスカ…」

 

彼はそう名乗った後、取り出した謎の道具を掲げた。すると折り畳まれたクリスタル部分が展開され、そこから光が溢れだして、アスカと名乗った男を包み込んだ。光が晴れればそこには銀色の体に赤と青、額に僕のとは違う形のクリスタル、さらに胸元に金色のプロテクターがあるウルトラマンがいた。

 

「またの名を…ウルトラマンダイナ。西都の守護神やってるぜ!」

 

「西都の…守護神…!?」

 

「おう!てかなんで変身しないんだよ?俺先に変身しちゃったぜ?」

 

「あ、うん…」

 

なんか…なんだろう…ちょっと…あんまり頭良くないような…。その後僕は神器スパークレンスを掲げて本来の姿となった。

 

「これがあんたの姿か、燃えるぜ!」

 

何やらやる気を出した彼…ダイナは僕と戦うべくダッシュし、僕も彼を迎え撃つべくダッシュした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---

 

ケンゴSide 

 

ダイゴと黄羽が北都で戦闘中のようだ、黄羽はあの歯車野郎…じゃなくてリモコンブロスとエンジンブロスと戦っており、ダイゴはというとウルトラマンダイナと戦っているようだ。ダイゴとの会話を聞くにどうやら彼が西都の守護神ウルトラマンのようだ。まさかこの世界にダイナまでいるとは…擬態姿…どんなのなんだ…?

 

「ダイゴ…」

 

しかし、先程も言ったように今のダイゴにはまだ代表戦の疲れが残っている。長時間の戦闘は今の彼には向かない。

 

「!?」

 

そんな時、官邸のモニターに映像が映し出された。映像にはあのブロス達が映っており、その後ろには彼らにボコボコにされて傷だらけの黄羽が縄で拘束されていた。ダイゴも同様に拘束されていた。そしてブロス達は映像を通してグリス(一海)に西都の兵器になれと迫ってきた。それを見た一海と三羽烏の最後の一人である赤羽が黄羽を助けるべく動き出した。だがこれに戦兎達は同行出来ない。何故なら、戦兎達が北都に行けば侵略行為とみなされ東都を攻撃する口実を与えてしまうからだ。戦兎は『黄羽を連れて東都へ戻ってきてくれ』と一海に頼んでいた。戦兎達は北都で戦うことができないが、敵が東都に踏み込めば防衛手段として一緒に戦うことができる。

 

「俺達だって黄羽を救いたい気持ちは同じだ!」

 

これが戦兎の思いだ。

 

だがウルトラマンにはさっきのルールは適用されない、なので俺はすぐにダイゴの元へ向かえる。

 

『ウルトラマントリガー!マルチタイプ!』

 

外に出た後、取り出したハイパーキーを起動。

 

『boot up!ZEPERION!』

 

そのあとに、取り出して手に持ったGUTSスパークレンスの銃身を展開、それを持った手を十字に構えると。

 

「未来を築く、希望の光!」

 

そのように口上を述べ。

 

「ウルトラマン!トリガァァーーッ!!」

 

GUTSスパークレンスを高く掲げてそう叫んだ。すると俺は光に包まれた。

 

『ウルトラマントリガー!マルチタイプ!』

 

そうして俺はウルトラマントリガー(等身大)へと変身、すぐに北都へ飛んでいった。

 

「(いた…!)」

 

そして北都に入ってすぐに捕らわれの彼らを見つけ、現場へ降り立った。それからしばらくして一海達が到着、西都のガーディアン達を蹴散らして黄羽を救出し、俺はダイゴを救出し、安全な所へ隠した。

 

「現れたか」

 

「現れましたね」

 

そこへブロス達が現れた、さらにはダイナともう一人のウルトラマンの姿があった。

 

「あれが東都の守護神かぁ…!あ、俺、ウルトラマンダイナ!西都の守護神やってるぜ!」

 

ダイナの方はなんだがお気楽そうだな、自己紹介までしてる。

 

「…西都の為だ」

 

もう一人は青い身体を持つ天才科学者のウルトラマンヒカリ。てかヒカリまでこの世界にいるのかよ、てか人数的に俺が不利だな。

 

{フッ!}

 

ここで特殊能力を発動し、分身をもう一体生成。トリガーにそんな能力あったかどうかなんて今は関係ない。

 

『サークルアームズ!』

 

飛来してきたサークルアームズを手に取り、西都側のウルトラマン達へと突撃、相手が武器持とうがそうでなかろうが関係ない、こいつらを北都から出さないとな。

 

『スチームブレード!』

 

「勝負…!」

 

「行くぜ!」

 

は?あいつらスチームブレード取り出して構えてきたんですけど、ヒカリの方はナイトビームブレードあるはずなのになんで出さないんだよ?

 

「おらぁっ!」

 

{ハッ!}

 

最初にダイナが斬りかかるがそれをサークルアームズで受け止める。

 

「ハァッ!」

 

{!?フッ!}

 

ヒカリの方は連続で分身を斬りつけようとし、分身はそれを何とか受け止める。ヒカリが隙を見て蹴りを食らわせて少し突き放すと、その後に分身にスチームブレードで銃撃を食らわせた。剣も銃も両方に使える二刀流か、厄介だ…これで天才だったら本家超える可能性あるぞ。

 

「おらおらぁっ!」

 

{グゥッ…!}

 

だがダイナも意外とやり手だ、単純でお気楽そうな口調からは想像もつかない程に攻撃が的確、動きも速い。

 

「お前やるな、北都の守護神も強かったがお前の方が戦い甲斐がある」

 

戦いが好きそうな感じ出てきたな、これがこの世界のダイナの性格なのかもな。テレビとかで見たものとは大違いだ。

 

「ほれっ!」

 

「フンッ!」

 

{{グァッ…!}}

 

気づけば俺と分身は相手2人に蹴りを食らわせられて後退りしていた。

 

『ライフルモード!ファンキー!』

 

ここでダイナとヒカリはネビュラスチームガンを取り出してスチームブレードと合体させてネビュラスチームライフルにさせた。なんでネビュラスチームガン持ってるんだよっていうのはもう言わない事にした。

 

『フルボトル!』

 

『ファンキーショット!フルボトル!』

 

さらに奴等はネビュラスチームライフルに知らないフルボトルを入れて引き金を引いて強力な攻撃を撃ち放った。俺と分身はバリアを展開して受け止めたが、バリアにヒビが入った。

 

「これの攻撃通んないかー」

 

「フン、人間の作ったシステムがウルトラマンに勝てる筈などない。バカにはそれが分からないんだ」

 

「そう言ってやるなよ、新型のネビュラスチームガン作った人間だって割と頑張ってるし」

 

「あの眼鏡にかける言葉などない」

 

「おぅ…」

 

内海さんの事あまりキツく言わんでくれ…彼も彼で苦労人なんだ…。

 

『ヘックシュン!』

 

『どうした内海?』

 

『何でもありません(誰かが私の噂でもしたのか…?)』

 

『お前…寒がりだな?』

 

『違う、そうじゃない』

 

『ふーん…』

 

西都の政府官邸にいる内海さんがくしゃみしたの見えたぞ。…ん?内海さんの隣にいる奴…あいつ…オオキダ・ソラトじゃねえか?!オオキダ・ソラトはウルトラマンオメガだから…いやマジか…オメガも西都側なのかよ…てかなんで西都にそんなウルトラマンいるんだよ!?怖いわ…。

 

「(て…そんなの考えてる場合じゃねえ!)」

 

一海達を助けないと…!一海達は撤退したけどあのブロス達が逃がしてくれる訳じゃないからな。

 

『Maximum Boot up!Multi!』

 

分身を戻した後、サークルアームズのグリップ部に光と共に現れたキーをセットした。

 

『ZEPERION!SWORD FINISH!』

 

3人がネビュラスチームライフルで撃ち落とされる前に斬撃波をブロス達に放った。

 

「「うわぁぁぁ!!」」

 

ブロス達は斬撃波を受けてぶっ飛んだ。よし、今のうちに逃げてくれ…追う奴は俺が殺r

 

グサッ!

 

「(え?)」

 

突然、腹に凄まじい痛みが走った。何事かと腹を見たらレキネスカリバーの剣先が見えた。…貫かれたのか?後ろを見ればそこにはレキネスアーマーとなったウルトラマンオメガの姿があった、さっきまで擬態姿のまま西都の政府官邸にいたのになんで…?。

 

「(現着…早すぎ…)」

 

レキネスカリバーの剣先が腹から抜かれた後、俺は崩れるように倒れ、人間態へと戻った。

 

「ケンゴ!!」

 

ダイゴの声が聞こえる…駄目だ…こっちに来ちゃ…。

 

「駄目だろ新人、それでコイツが死んだらどうすんだよ」

 

「だって、動かなくさせるにはそうするしかなかったから…」

 

オメガとダイナとヒカリは俺の前で会話をしだした、俺はその会話を聞こうとしたが意識が朦朧としてきて、だんだん何を言ってるか分からなくなってきた。

 

「死ぬ…訳には…」

 

そう言って俺は意識を失った。

 

 

続く…

 




閲覧ありがとうございます。オメガに不意打ちされて意識を失った主人公はどうなるのか…。仮面ライダーローグは次回から登場です。次回の話で西都側のウルトラマン達についての詳しい詳細も出てきます。次回をお楽しみに…
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