仮面ライダービルドな世界で何故かウルトラマントリガーに転生した件   作:タヌキソード

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目が覚めたら西都にいた件

 

「ん…?」

 

目が覚めると前方に白い天井が見えた、ここは病院か…?

 

「ケンゴ!」

 

俺の視界に見覚えのある人物が現れた、…これはダイゴだ、ダイゴは無事みたいだ…よかった…。これまでのあらすじはというと…ウルトラマントリガーであり転生者の俺『マナカ・ケンゴ』は、仮面ライダービルドの世界で色んな出来事に直面していた(名前自体はトリガーの主人公の名前をそのまんま今の俺の名前にしただけ)。東都の守護神ウルトラマンである俺はダイゴ…もとい北都の守護神ウルトラマンティガを助けたあと西都の守護神ウルトラマンのウルトラマンダイナと何故かいるウルトラマンヒカリと戦ってそのあとにサークルアームズの技でブロス兄弟をぶっ飛ばした後、レキネスアーマーを纏ったウルトラマンオメガ(オメガ自体は西都の政府官邸にいたはず)の武器のレキネスカリバーで腹を貫かれてそこから意識を失ったんだよな…それで今こうなってる。

 

「ぐっ…!」

 

起き上がった際に腹に激痛が走った、腹の方を見れば貫かれた所が綺麗に消えてなくなっていた。どうなってんだこれ?まさかダイゴが治してくれたのか?てかここ…ウルトラマンZに出てくるストレイジという防衛チームの基地の中に妙に似てるな…?

 

「あ!目覚めたんだね!」

 

部屋の奥にある扉が開かれ、そこから黒っぽい色のつなぎを着た見覚えのある人物が現れてこっちにやって来た。声…聞いた事あるぞ。

 

「よかった…」

 

その人物は俺が目覚めた事にホッとしていた。

 

「…お前は?」

 

「僕は高山我夢。防衛チーム『ストレイジ』の作戦班兼特空機のパイロットを務めているんだ」

 

なるほど………え!?高山我夢!?ストレイジ!?何なんだこりゃあ!?なんでストレイジがあるの!?それに我夢がなんでストレイジにいるんだよ!?しかも特空機のパイロット!?またカオスな事になってる!!

 

「ストレイジ…そもそもここはどこにある」

 

「西都だよ」

 

「西都?」

 

西都にストレイジ?なんで?

 

「ケンゴ、実は君が倒れて意識を失った後にね、この人がセブンガーっていうロボットに乗って助けに来てくれたんだよ。ここに来た後にこの人の仲間が不思議な力でケンゴの傷を治してくれたんだ」

 

「そう…なのか…」

 

特空機のセブンガーまであるんかい!しかも我夢がセブンガー操縦して俺やダイゴを助けに来てくれたの!?驚きと嬉しさで感情ごちゃごちゃだよ!あと俺の傷治したの誰!?

 

ガチャッ!

 

そして部屋の奥にある扉から黒っぽい色のつなぎを着たまた見覚えのある人物が現れてこっちにやって来た。……コイツ…ジャグラス ジャグラーじゃねえか!ストレイジではヘビクラって名前で呼ばれてるんだよな。

 

「ようやくお目覚めになったか東都の守護神ウルトラマン」

 

俺が守護神ウルトラマンなのバレてるな。バラしたの誰だよ…ダイゴが今そっぽ向いたな、お前…。

 

「…アンタは?俺の名はマナカ・ケンゴだ」

 

「俺はヘビクラ・ショウタ。ストレイジの隊長をしてる」

 

この世界でのお前さんの役割はストレイジの隊長か…そもそもなんでこの世界にストレイジあるんだよ…?まあこの世界…俺の知ってる仮面ライダービルドの世界じゃないし…これくらいあるか(あってたまるか)。仮面ライダービルドの世界にないものがありすぎてここ本当にビルドの世界?ってなるよ。

 

「俺やダイゴはどうなる?お前達は政府と繋がってるんじゃないのか?」

 

「それはないよ」

 

「ストレイジは非政府直轄の防衛チーム。政府からの命令がなくともやるべき事はやる主義だ」

 

政府との繋がりがないなら安心だ…せっかくだからあの事も聞いてみるか。

 

「西都の守護神ウルトラマンについてどれくらい知っている?」

 

「難波重工で作られた生体兵器という事ぐらいだ」

 

生体兵器!?西都の守護神ウルトラマンのウルトラマンダイナが!?。その後の2人の話によれば、難波重工はクローン技術を応用して人工的にウルトラマンを作っており、ダイナは最初に生まれた人工ウルトラマンで、ヒカリは2番目の人工ウルトラマンなのだそう。

 

「そして僕が4番目の人工ウルトラマン。ウルトラマンとしての姿の時はガイアと呼ばれてるんだ」

 

我夢はそう言いながら懐からエスプレンダーを取り出して見せた。

 

「僕は超能力で人の心を読めるんだ。それで難波会長の真の目的を知って怖くなって難波重工から逃げた。その後にヘビクラ隊長に拾われて今に至るんだ」

 

「難波重工なんて元から信用してなかったが我夢の話を聞いてますます信用出来なくなった」

 

「3番目は誰なんだ?」

 

「僕の友人。でも、難波会長の言いなりで僕の話を聞いてくれないんだ」

 

我夢の友人…恐らくあの男だな。

 

「俺は赤い顔のウルトラマンに剣で腹を貫かれた。そいつも人工ウルトラマンか?」

 

「それは違う。そのウルトラマンは生粋の宇宙人だ。東都と北都の代表戦が始まる前に地球に落ちて記憶喪失になった後に難波会長に拾われて難波重工の為に動くように洗脳されてるんだよ」

 

あのオメガが洗脳…?

 

「…ダイゴ、三羽烏の黄羽は?グリスや赤羽もどうなった?」

 

「それは…」

 

一海達の事を俺に聞かれたダイゴは俯いてこう言った。

 

「グリスと赤羽って人は助かったけど…黄羽って人は…歯車の怪人の攻撃からグリスを庇って…消滅した…」

 

「…」

 

また…助けられなかった…どうして…運命はこんなにも残酷なんだろうな…誰も失いたくないのに…。

 

「あ…すまない…いきなりこんな事話しt」

 

「難波重工は潰す…絶対に」

 

いつの間にか俯いていた我夢はそのように呟いた。その時の声には怒りが含まれていた…この世界の彼にとって難波重工は憎むべき存在なのかもしれない。

 

「どうする?仲間の所に戻るのか?」

 

ジャグラー…じゃなくてヘビクラ隊長は俺達にそう聞いてきた。

 

「戻りたいが…痛た…傷が癒えても痛みは消えない上に身体の調子も戻っていない。しばらくは元の調子に戻るまで西都に留まる」

 

本調子じゃないままスタークや西都の守護神ウルトラマンと難波重工の奴らと戦うのはリスクが高い。また同じやられ方をしたくはない。

 

「そうか。我夢、部屋を案内してやれ」

 

「了解!」

 

「「え?」」

 

部屋…?案内…?

 

「ついて来て!」

 

「え?あぁ…」

 

体に負担をかけないように我夢へとついて行く事にした。ダイゴは俺の側に寄り添い、俺が倒れないように見てくれていた。

 

「どうして俺達を部屋に案内するんだ?」

 

「君達、僕らがこのまま何もしなかったら野宿するつもりだったでしょ?」

 

「…まあな」

 

野宿しようとしてたのバレてた…。

 

「今の西都で野宿なんて死にに行くようなものだからね。やめといた方がいいよ」

 

「野宿したらどうなる?」

 

「スペースビーストっていう人食い怪獣に捕食される」

 

マジかよ…スペースビーストまでいるのかよ…西都…恐ろしい国…。…てかストレイジの基地に隊員部屋なんてあったっけ?

 

「ここだよ」

 

そうして部屋の前にたどり着いた。鍵を貰って開ければ中は至ってシンプルな感じになっていた(広さは3LDK)

 

「何かあったら作戦室に来てね」

 

我夢はそう言って地図を俺達に渡し、作戦室とやらへ戻っていった。

 

「随分広い部屋だ…北都の首相が僕に用意した部屋よりもずっと広い」

 

「(前世の俺の家のリビングより広いな…)」

 

なんで隊員部屋がこんな広いのかは分からないが身を隠したりするのには良さそうだ。腹の痛みを和らげる為に俺は部屋のベッドに横になった。

 

 

その夜

 

 

「…こんな所で会うとはな、トリガー」

 

「お前は…」

 

少し夜風に当たろうと基地の外を歩いていたら爆発音が聞こえたのでその音がした方へ行ったら、西都の仮面ライダーローグが何かを撃破していた。じっと見ていたら俺の存在に気づいたらしく変身を解いて姿を現した、仮面ライダーローグの正体は東都を追い出された氷室幻徳だ。 

 

「何を倒していた?」

 

「お前には関係のない事だ」

 

「そうか、ならいい」

 

なんて返したらヒゲはえ?って顔をした。関係ないって言ったのお前だろ。

 

「…腹は?」

 

ヒゲにそう聞いたがヒゲは何も言わない、だがヒゲから腹の音が聞こえたので近くのラーメン屋に連れて行って一緒にラーメンを食べる事にした。

 

「いいのかトリガー?俺はお前の敵だぞ?」

 

「腹が減っては戦いも何も出来んだろ、それにお前さんあまり食べれてないみたいだったからな」

 

「…」

 

「ほれ、遠慮せず食え、夕飯代は俺が払う」

 

「……ありがとう」(小声)

 

「ん?」

 

「なんでもない」

 

ラーメン食べてる時のヒゲはどこか嬉しそうだった、それに涙も流していた。東都を追い出されてからろくに食べれてなかったんだろう、内海さんも少しはこの人にいいもの食べさせてやってくれ、あんたにとっては憎いやつかもしれない、でもろくに食べさせないのは駄目だろ。

 

「今日はありがとう…」

 

夕飯代を払ってラーメン屋を出た後、ヒゲは夕飯のお礼を言って元いた持ち場へと向かいだす。

 

「どういたしまして、それとお前の体に埋め込まれたガラクタ…あれは除去しといた」

 

俺がそう言った途端、ヒゲは足を止めた。ヒゲの体には特殊なチップが埋め込まれている。ヒゲはそれのせいで下手に行動が出来ない状態だったのだが、ラーメン屋に入る前に超能力でそのチップを取り除いて消してやった。

 

「…いつか東都に戻ってこい」

 

「…あぁ」

 

ヒゲは振り返らずそのまま夜の闇へと消えていった。その後に俺はストレイジの基地の隊員部屋に戻り、ベッドに潜って眠りについた。

 

 

続く…

 




閲覧ありがとうございます。この話に出るストレイジの面々は本家のウルトラマンZに出たものとは少し違いますが全員主人公の味方です。後々他のメンバーや特空機も出していきます。
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