仮面ライダービルドな世界で何故かウルトラマントリガーに転生した件   作:タヌキソード

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狙いは…オメガ? 後編

 

ウルトラマントリガーであり転生者の俺『マナカ・ケンゴ』は、仮面ライダービルドの世界で色んな出来事に直面していた(名前自体はトリガーの主人公の名前をそのまんま今の俺の名前にしただけ)。西都の奴等に囚われたダイゴ…もとい北都の守護神ウルトラマンティガを助けた俺は西都の守護神ウルトラマンの1人であるウルトラマンオメガの攻撃に倒れた。その後、西都の非政府直轄防衛チームストレイジの高山我夢が操縦する特空機セブンガーに救われた。なんでストレイジがあるんだよ?なんで高山我夢がストレイジの特空機のパイロットやってんの?なんて思うかもしれないがこの世界は本家の仮面ライダービルドの世界に似た混沌の世界だ、これくらいあっても何もおかしくない(白目)、この世界のストレイジの隊長はあのヘビクラ・ショウタ隊長(ジャグラス ジャグラー)だった。それから話を一通り聞いてくれたヘビクラ隊長はストレイジの基地に何故かある隊員部屋を俺達に貸して匿ってくれた(広さは3LDK)。それから、変装用の服とかを隊長から貰って変装して西都の街を観光してたら殲滅創世体ゾヴァラス(人間態)に遭遇、その後にウルトラマンオメガの人間態であるオオキダ・ソラトにも遭遇した。ソラトがゾヴァラスにぶっ飛ばされたのを見た俺はゾヴァラスを蹴散らしてソラトを助けて担いでダイゴと共に逃走、その後にゾヴァラスが元の姿とサイズに戻って俺達を追いかけてきたって訳だ。

 

「マ・ドゥーク・オメガ…!」

 

追いかけてくるゾヴァラスは何が何でもソラト(オメガ)を抹殺したいようだ、俺はその理由を知っているが、時が来るまで話さない事にしよう。

 

「さっきから何言ってるのあの変なやつ…?何が狙いなの…?」

 

「俺が担いでるコイツが狙いだ。だがあのまま見捨てる訳にはいかないんで助けた」

 

「どうして?」

 

「気分が悪いだろ?誰かを見捨てて行くなんて」

 

誰かを見捨てて行くのは俺の性分には合わない、たとえそれで助けたやつが敵だったとしても見捨てていいもんじゃない。

 

「そうか…お前『優しい』だな?」

 

「あ…まぁ…そういう感じ…だな?」

 

ソラトがふと口にした言葉に俺は戸惑いながらも答えた。まさか俺が言われるとは思わないよ…。

 

「うん…ありがとう!」

 

「おぅ…」

 

なんかお礼まで言われてしまったな…。

 

「ケンゴ、ここで降ろしてくれ」

 

「え?分かった…」

 

ここでソラトが降ろすように言ってきた、俺は?になりながらもソラトを地上に降ろした。地上に降ろされたソラトはゾヴァラスの方へと向いた。

 

「…俺がやる!」

 

そう言ったソラトは右手をゾヴァラスに向け、何かを見る動作をし、ゆっくり握った。これはオメガスコープというやつだ。まさかこんな間近で見れるとは。

 

そのあと、ソラトの額から赤い光と共に赤い物体が飛び出す、赤い物体は周囲を旋回し、ソラトはそれを手に取る、その瞬間赤い物体はオメガスラッガーへと変化、直後にオメガスラッガーが赤く光輝いた。

 

ソラトはネックレスからオメガメテオを外してスラッガーにセットし、スラッガーを展開、手に持ったスラッガーを左側へと持っていきそこからゆっくりと大きく円を描くように右側へと持っていき、そしてスラッガーを掲げ、引き金を引いた、その瞬間ソラトは光に包まれた。

 

スラッガーの展開された箇所は銀色のプロテクターへと変化し、ソラトの胸元に装着され、そこを中心に姿が形成されていき、やがてソラトはオメガスラッガーを頭部に携えた赤き巨人…ウルトラマンオメガへと変化した。

 

{スアァァァッ!!}

 

そうして光と共にオメガが地上に出現した。

 

「巨大化した…」

 

巨大化経験のないダイゴはそんな言葉を漏らす。俺もウルトラマンだが巨大化はした事ない。だがウルトラマンは巨大化してなんぼだと思うんだ。

 

{スアッ!}

 

オメガはゾヴァラスへと立ち向かっていき、パンチやキックを怒涛に浴びせていった。ゾヴァラスも負けじと反撃するも、オメガに明確な決定打を与えられない。オメガが光弾を放ってゾヴァラスを攻撃して下がらせると、オメガのカラータイマーから青い光が飛び出す、その光はやがてオメガと同じサイズへとなると…。

 

「グギャァァァァ!!」

 

念動力を操りし青きメテオカイジュウ・レキネスとなって地上へ降り立った。その様にダイゴは驚愕していた。レキネスはパンチや尻尾、さらには頭突きでゾヴァラスを攻撃、オメガがその後にゾヴァラスに肘打ちを叩き込み、最後にドロップキックをかましてぶっ飛ばした。ゾヴァラスをぶっ飛ばした後、レキネスはオメガに撫でられて喜んでいた。可愛いなお前、犬みたいだな。そういえばウルトラマンティガの話にはガーディーっていう犬みたいな怪獣がいたな、アイツは自分のご主人様を止めようと必死に頑張ってた凄く良い奴なんだよな…そのご主人様に最後はやられてしまったんだが…あれを見た時泣いたね。

 

「ウゥ…!」

 

ぶっ飛ばされたゾヴァラスは唸り声?みたいなのを上げると、胸元の発光器官を光らせた。するとそこから赤き光が飛び出す、あれ?この光…まさか…!?

 

「ピィィィーー!!」

 

その光はやがて、4種のエレメント及び天候を操るメテオカイジュウのヴァルジェネスに変化した。胸元のメテオの部分が黒く染まっているのはゾヴァラスに脳波で洗脳されているからだ。レキネスはヴァルジェネスを心配そうに見つめていた、だってお前の仲間だもんな。

 

「ピィィィーー!」

 

ヴァルジェネスは突風を起こしてオメガとレキネスを巻き上げ、そこから大量の水を突風の中にぶち込んで渦潮を生成、その中でオメガ達は脱出しようと藻掻いていた、そんな2人に向かってヴァルジェネスは炎を放つ、渦潮と炎が触れた途端に大爆発が起こり、オメガレキネスは地上へと落下、爆発のダメージと落下のダメージでオメガは立ち上がる事が出来なくなっていた。そんなオメガへとゾヴァラスは近づくが、レキネスが行く手を阻むように立ってゾヴァラスを念動力で浮き上がらせて投げ飛ばした。ヴァルジェネスの空からの攻撃にも念動力で応戦し、防いでいた。お、お前…なんて良い奴なんだ…!ご主人様の為にそこまでやるなんて…!

 

「マ・ドゥーク…!」

 

そんなレキネスを煩わしく思ったのか、ゾヴァラスは次の瞬間、ヴァルジェネスをヴァルジェネスハルバードへと変化させレキネスを攻撃、オメガが立ち上がって増援に行こうとするがダメージの影響で体がふらつき、思うように動けない。そのうちカラータイマーも点滅を始めた。

 

「(これじゃあやられるのも時間の問題だな…)」

 

そう思っていた時だった。

 

『セブンガー、着陸します。ご注意下さい…セブンガー、着陸します。ご注意下さい…』

 

そのアナウンスと共に、ゾヴァラスの後方に特空機1号セブンガーが降り立った。ここに来てセブンガーか…と思ってたら隣になんと特空機2号のウィンダムが降り立った。ウィンダムまでいるのか…!?

 

『あれこれ言いたいけど…』

 

『今はここを切り抜けるよ!』

 

あれ?我夢の声がウィンダムの方から聞こえてきたぞ、一応ウィンダムも操縦出来るのか…じゃあ今セブンガーに乗って操縦してるのは誰だ?声的にウルトラマンギンガの主人公の礼堂ヒカルと声が似てるような…。

 

『行くぜ!』

 

その声と共にセブンガーがゾヴァラスにパンチをお見舞いする、それにより後退りしたゾヴァラスはヴァルジェネスハルバードで反撃しようとするがセブンガーはそれを避けてタックルと肘打ちを食らわせた。そこからウィンダムがゾヴァラスに向かってミサイルを放って追撃し、ゾヴァラスがまた反撃しようとすればウィンダムはセブンガーと共にダブルパンチをゾヴァラスに食らわせた。

 

「ウゥ!?」

 

すっげえ…あのゾヴァラスがボコボコにされてる…流石だぜ…特空機にはあとキングジョーやウルトロイドゼロがある、あれはこの世界のストレイジにあるのだろうか…。

 

「マ・ドゥーク…!」

 

ゾヴァラスは悔しげにそう言いながら消えるように姿を消した。オメガは光になって消え、セブンガーとウィンダムはガッツポーズをした後に基地へと飛び去った。

 

それから…

 

「大丈夫か…?」

 

「腹…減ったから…無理…かも…」

 

「え?」

 

オメガはソラトの姿になるとすぐに倒れ、俺はすぐに彼に肩を貸した。彼は一度の戦闘で多くのエネルギーを消費する、彼が再び動けるようになるには食事を与えてやらねばならないのだ。

 

「どうしたらいいかな?この人、難波重工の人だしご飯とか与えていいのかな…」

 

「う〜ん…」

 

とはいえソラトは難波重工側のウルトラマンだ、もし食事を与えて回復したらこちらを攻撃してくるかもしれない。なら食事を与えない方がいいかもしれないがそんな事をするのはとてもいいとは思えない。あのブロス兄弟に多分顔は割れてそうだし、迂闊に難波重工に行こうものなら彼奴等に勘違いされて攻撃される可能性だってある。不安要素を持つこの男の処遇について俺とダイゴは頭を悩ませた。

 

「お前はどうしたい?難波重工に戻るのか?」

 

「う〜ん……そこに戻るのは…なんか…違うん…だよなぁ…」

 

「それ本当?」

 

「本当…だよ、あの…難波会長ってやつは…滅茶苦茶だ…俺は…会長に…洗脳された…ふりをして…理解しようとしたけど…俺は…会長を…彼奴を…理解出来ない…滅茶苦茶だから…」

 

そう言うソラトの目に曇りはなかった、彼の心の中も見たが悪意も騙そうとする魂胆も何もなかった、彼の言ってる事は本当だった。

 

「じゃあ俺達の所に来い」

 

「え?でも俺は…お前を…」

 

「もう気にしてないし大丈夫だ、だからそんな事で気を落とすな」

 

「いいのか…?」

 

なんてソラトは不安そうに言うがそれに対して俺は黙って頷いた。

 

「そうか…ありがとう…」

 

ソラトは俺を見て安心したのか再び倒れかける、俺はそれを何とか受け止めた。

 

「おっとっと…コイツ…腹減ってるんだったよな…」

 

「なら、ご飯あげないとだね!」

 

「美味しいご飯作んないとな!」

 

そうしてなんやかんやでソラトが仲間になった、難波重工がこの事を知ったらどうなるのかは分かっているがそれがなんだというんだ、エボルt…じゃなくてスターク諸共蹴散らしてやる。ゾヴァラスはまた現れる可能性があるので対策はご飯を食べながら考えるとしよう。





裏話

第7のデュナミスト桐生戦兎とネクサスとの邂逅


あの時俺は恐ろしい怪獣の攻撃により出来た瓦礫から美空と万丈を庇って瓦礫に埋もれた。下半身は瓦礫に潰されてしまったのか全く動かせなかった。遠くからはあの恐ろしい怪獣の重みのある足音が聞こえる。

「(最悪だ…こんな所で…俺は死ぬのか…)」

どんな困難も持ち前の頭脳と発明と仲間の力で乗り越えてきた。自分と仲間達に乗り越えられないものはないと思ったがこればっかりはもうどうしようもなかった。

「(ごめん…美空…万丈…母さん…)」

自らの終わりを悟り、俺は目を閉じた。

そして俺は死んだ………筈だった。

「え?」

目を開けるとそこは鬱蒼としたジャングルだった、加えて俺は何故か立っており、体も不自由なく動かせた。

「どこだここは…」

すぐにここがどこかを調べようとするがその為に持っていたビルドフォンが何故かない、おまけにドライバーもフルボトルもなかった。その事に困惑しているとジャングルの奥の方から誰かの声が聞こえてきた。俺はその声を追ってジャングルの中を走った、やがて俺はある場所へ辿り着いた。

「…?」

辿り着いたのは見たことのない不思議な遺跡、質感からしてかなり大昔のものだと分かった。

「また声が…」

謎の声はその遺跡の中から聞こえてきた、その声はまるで自分を呼んでいるような気がした。

「なんだこれは…」

遺跡の中は見たことのない壁画やレリーフがあった。それらは俺の知るどの古代文明とは全くもって違った。遺跡の中をじっくり見ながら進んでいく内に、俺は遺跡の中でとても大きい謎の石柩を見つけた。

「何なんだ…?」

石碑のように置かれ、神秘的なオーラを放つそれに俺は恐る恐る触れた。すると突然それは光り輝き始めた。驚いて後退りしたが直後…。

「うわあああああっ!?」

俺は光輝いたそれの中に吸い込まれた。

「うっ…何なんだよ…一体…」

光が晴れた後、俺は謎の空間の中にいた、辺りを見回していると前方に光が現れ、その中から一体の神秘的な銀色の巨人…ウルトラマンが姿を現した。

「お前は…誰だ?」

そのウルトラマンは何も答えなかった。

「お前が…俺を呼んだのか…?」

そう問いかけてもやはり答えなかった、だが次の瞬間、大きな衝撃音が聞こえてきた、音のした方…即ち左側を見ると、そこに映像が映るスクリーンのようなものがあった。そこにはあの怪獣が瓦礫の山を通って東都へ侵攻しようとする様子が映っていた、美空と万丈はどうやら無事のようだった。東都の守護神ウルトラマンのトリガーが怪獣を倒そうと怪獣の方に向かっているが大きさ的に不利だ、あれと同じ大きさにならないと東都が…!

「(そんな事させるか…!させてたまるかよ…!)」

そう思った時、俺の体が光に包まれた。

それから…

「これは…」

ウルトラマンになって怪獣を倒した後、俺は元の姿に戻った。その時に俺は左手で何かを握っていた。それが何なのかを見てみるとそれは鞘に納まった白い小型の短剣のようなものだった。それからは何か気配を感じるわけではなかった。

「戦兎!」

「戦兎!」

それの事を考える前に美空と万丈が俺の方へ駆け寄ってくるのが見えた。俺は咄嗟にそれをズボンのポケットに隠した。


俺がウルトラマンになったこと…これは運命なのか…それとも必然だったのか…それは分からない。

またあのウルトラマンに会えれば分かるだろうか…。


閲覧有難うございます、主人公達とデュナミストとなった戦兎は果たしてこの先どう動くのか…次回もお楽しみに!
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