彼は仮面ライダージオウとして世界を守る役目を持っていた。
全てのホロメンを救った彼だが、それはあくまで「歴史に存在した」者たちだけ。
………
さて、ここで問題です。
仮面ライダーゴーストと仮面ライダーキバ。
この仮面ライダー達の力を使うホロメンは誰でしょうか?
ウォズ「やあ、我が魔王。…何か悩み事かな?」
あてがわれた部屋で考え事をしていたソウゴに話しかけてきたのはウォズ。
ソウゴは彼を見ては少しだけ顔を明るくする。
ソウゴ「うん、この…ふたつのライドウォッチも…本当はホロメンの誰かが持ってたやつなんじゃないかって思って…」
ウォズ「我が魔王、残念ながらその推論はハズレだ。そのふたつは正真正銘「仮面ライダーゴースト」と「仮面ライダーキバ」の者。恐らく君がこの世界に転生したことで偶発的に来たものだろう。」
冷静に返答するウォズ。
しかし、ソウゴはどこか納得がいかない様子でウォッチを見つめれば、そうだと思いついたような顔をする。
「過去で殺されても現在に存在する」…つまりそういった
ソウゴ「俺、ちょっと他の人にも聞いてみる!」
そういいながら部屋を出るソウゴを見送りながらウォズは手に持つ本を開く。
ウォズ「私にすら影響を及ぼすほどの歴史改変…?……いや、そんなまさか………」
被りを降った彼は暇でも持て余したのかソウゴの部屋の掃除を始めるのだった。
その頃、事務所を走り回りマリンを探していたソウゴ。
ようやく見つけた彼女はフブキと一緒の収録を終えて防音室を出たところだった。
ソウゴ「マリンさーん!!」
マリン「あれ?どうしましたか?ソウゴ君。」
ソウゴ「その………えっと………」
フブキ「およ?もしかして告白ですか?」
からかってきたフブキの言葉を真っ赤になりつつ否定するソウゴ。
呼吸の乱れもあるため深呼吸しては、言葉を纏め終えてて尋ねる。
ソウゴ「今いるホロライブのみんなって……YAGOO……社長さん以外は全員ですか?」
マリン「……何でそう思ったの?」
ピクっと眉を動かしたマリンは、真剣なトーンでソウゴへと聞き返す。
ソウゴはふたつのライドウォッチを取りだして彼女に尋ねた。
ソウゴ「このライドウォッチ……本当はホロメンの誰かに行き渡るんじゃなかったのかなって思って………」
フブキ「ふむふむ……こっちのオレンジ色のが仮面ライダーゴースト、黄色い方が仮面ライダーキバのライドウォッチですね?」
ソウゴ「うん、ウォズも同じこと言ってた……」
二人の会話を黙って聞いていたマリンは躊躇いながら話し始める。
マリン「わかりました、話しましょう………たしかに、このホロライブには2人のホロメン……それに2人のスタッフがいません。」
フブキ「あ!そういえばAちゃんとのどかちゃんっていつ頃からか……全然見ない!でも、ホロメン……?」
マリン「ええ。……ソウゴ君…いえ、ソウゴさん。頼りすぎなのは重々承知してます……だけどこの通りです!!どうか…どうかメル先輩とるしあを助けてください!!」
過去へと飛ぶタイムマジーンの中でソウゴはマリンの話を思い出していた。
夜空メル、潤羽るしあ。
どちらも大人気のタレントだったが、ある日を境にその姿を消してしまったのである。
マリンは他のホロメンに彼女達の行方を聞いたものの、彼女達の同期であるまつりやフレア…さらには社長であるYAGOOまで「そんなタレントはホロライブに居ない」の一点張りだった。
マリン「きっと2人はホロライブに入る前に殺されたんだと思います。…だから船長はその犯人に復讐がしたくて……!」
唇を噛み締める宝鐘マリンが脳裏に焼き付く中、目的の時代に到着したソウゴ。
降り立った彼が目にしたのは今までとは全く違う世界だった。
ソウゴ「な、何ここ…!?」
空は赤く、まるで中世ヨーロッパのような街並みをした世界。
恐る恐るジカンギレードを片手に探索を開始する彼の前に現れたのは何体ものメカゲイツだった。
ソウゴ「メカゲイツ!?それもこんなに……ッ」
「今日からこの「魔界」は俺が支配する!……お前達…行け。」
彼らの奥に立つ青年の指示でいっせいに街や人々に襲いかかるメカゲイツ。
咄嗟に変身して迎え撃とうとしたソウゴだったが、彼の両横をふたつの影が通る。
「こらー!そこのあなたたち!メルたちの魔界で何してるの!!」
「魔界を荒らす悪い人はるしあが許さないのです!」
そのままメカゲイツの群れに魔法や槍、さらにはゾンビによる攻撃を仕掛けてあっという間に片付けてしまった2人。
彼女達こそが魔界の天才ヴァンパイア、夜空メルとネクロマンサーの潤羽るしあである。
「ほう?……仮面ライダーでもないのに彼奴らを片付けるとは…なかなかやるようだな?」
メル「観念するなら、メルは許してあげるよ?」
るしあ「ダメなのです!魔界のみんなを傷付けた報いを受けるのです!」
残った青年は2人に睨まれるものの、余裕そうな笑い声を上げながらアナザーウォッチをその手に持つ。
メル「姿が変わった!?」
るしあ「だったら倒すまでなのです!そこの人!早く逃げて!!」
ソウゴ「いや、俺も戦う!」
アナザージオウへと変身した敵に驚くものの、ライドウォッチを起動すれば、ジクウドライバーに装填し変身。
メルやるしあの魔法の標的となっているアナザージオウめがけ走り出す。
ジオウ「はあああぁぁッッ!!」
魔法の直撃を受けて爆発に巻き込まれるアナザージオウめがけ拳を放つ仮面ライダージオウ。
メル「全然効いてない!?」
るしあ「そんな!?」
しかし爆発の中から現れた相手は無傷のままジオウの拳を片手で受け止めれば、逆にその腹部を蹴り飛ばす。
ジオウ「うわぁ!?」
アナザージオウ「……この程度か?」
時計の針のような剣を取り出せば、腹部を蹴られて後退したジオウめがけ斬撃を放つアナザージオウ。
メルやるしあの傍まで転がった彼を見れば、刀身にエネルギーを貯め始める。
アナザージオウ「死ね……!」
ジオウ「そうは……いくかぁ!」
咄嗟にジオウIIへと変身すれば、その身を呈してメルとるしあを攻撃から庇ったソウゴ。
片手に剣モードにしたジカンギレードを握ればアナザージオウめがけ走り出す。
ジオウII「はああああぁぁぁ……ッッ!」
アナザージオウ「……無駄なあがきを。」
突然、ジオウIIの目の前から姿を消したアナザージオウ。
まるで瞬間移動でもしたかのようにジオウIIの背後に回っていた彼はそのまま剣を振るい背中を斬撃。
呻き声を上げながらよろめくジオウIIを蹴り倒しては、彼を見下ろしながら口を開く。
アナザージオウ「まずはお前が守ろうとしていたものから壊してやる……精々自分の無力さを嘆くんだな。」
メル「え……ちょ……待って………っ!?」
るしあ「い、いや……!」
そう言うが否や、メルとるしあの方に向き合ってその剣を振るうアナザージオウ。
放たれたエネルギー斬撃が2人に直撃。その身体を爆炎の中に包み込んだ。
ジオウII「だめだあああぁぁぁ!!!」
アナザージオウ「フフフ…フハハハ…ハハハハハハハハハッッ!!」
立ち上る爆煙を見て嘆くソウゴと高笑いするアナザージオウ。
悔恨に駆られるソウゴへと近づいたアナザージオウはそのまま彼を無理やり立たせれば剣で斬撃。
そのまま刀身にエネルギーを纏わせて今度は直接、刀身を叩き付ける。
ジオウII「があ……ぁ……ッッ」
アナザージオウ「心配するな。…お前も直ぐに彼奴等に合わせてやる。」
能動的な必殺技の直撃を受けて、紫電を上げながらその場に崩れ落ちたジオウIIを見て不敵に笑いながら剣を振り上げるアナザージオウ。
……もしも、
2人を救いたかったと強く願ったその時、不思議なことが起こった。
ジオウIIの顔面に着いた時計の針「プレセデンスブレード」が内側へと回転を始めて時間が巻き戻る。
鐘の音と共に止まったのは、アナザージオウがジオウIIの背後に回り込んだ直後。
剣を振るい背中を斬撃しようとしたアナザージオウの攻撃を腕部で防御すればそのままアナザージオウの胸部にエネルギーを纏わせた拳を放つ。
アナザージオウ「があぁ!?!?」
地面を滑りながら後方へと吹っ飛んだアナザージオウ。
それを見たソウゴはゴーストとキバのライドウォッチを取り出せば、時間の巻き戻しの結果「生きていることになっている」るしあとメルへと投げ渡す。
ジオウII「それ、使ってみて!!」
メル「え……え?」
るしあ「わ、わかったのです。」
ライドウォッチを起動した2人。
手元から消えたライドウォッチはそのまま〈キバットベルト〉と〈キバットバットIII世〉、〈ゴーストドライバー〉と〈オレゴーストアイコン〉へと変化する。
メル/るしあ「「……」」
見つめあった後に互いに頷きあった2人はそれぞれアイテムを操作。
メルはキバットバットIII世に自身の手を噛ませ、るしあはオレゴーストアイコンのトリガーを押し込んでドライバーに入れる。
メルはキバットバットIII世をキバットドライバーにセットして、るしあはゴーストドライバーのトリガーを操作しそれぞれ「仮面ライダーキバ」「仮面ライダーゴースト」へと変身。
ジオウIIの両側を挟むように並べば、アナザージオウと相対する。
アナザージオウ「頭数を増やしたところで何が出来る……?」
ジオウII「……2人とも……行くよ!!」
キバ「うん!」
ゴースト「はい!」
アナザージオウの威嚇にも臆することなく走り出した3人。
キバを切り伏せたアナザージオウだが、その隙にゴーストが腹部めがけ拳を放つ。
アナザージオウ「グゥ!?」
キバ「はッッ!!」
オレンジ色の炎を纏った拳を受けて数歩後ずさったアナザージオウの前に躍り出たキバ。
今度は彼女が連続で拳を放ち、アナザージオウへと追い打ちをかける。
アナザージオウ「ガハアァァ!?!?」
もろに食らって吹き飛んだアナザージオウ。
そんな彼に取り出した大剣「〈サイキョウギレード!〉」を手に走り出すジオウIIだが、直後彼の顔面の針が外側へと回転する。
ジオウII「今のは……?」
目の前のアナザージオウがまたもや姿を消して背中から急襲を仕掛けてくる映像を目にしたジオウII。
しかし目の前にはまだアナザージオウが居る。
まさか… と思いながらサイキョーギレードを振るった瞬間に目の前から消えたアナザージオウ。
ジオウIIはすかさずサイキョーギレードを操作すれば、必殺技を発動させる。
ジオウII「ハッッ!!」
直後、背後に現れたアナザージオウ目掛けて必殺技「覇王斬り」を放ったジオウII。
攻撃の直撃を受けたアナザージオウは紫電をあげながら地面を転がる。
ジオウII「一気に決めよう…!」
メル「よーし……!」
るしあ「覚悟するのです!」
それを見て再び横に並んだ3人。
キバは「ウェイクアップフエッスル」をキバットバットIII世にセットして、ゴーストはゴーストドライバーのレバーを操作して。
サイキョーギレードを投げ捨てたジオウIIはジクウドライバーのロックを解除し回転させて必殺技を放つ。
キバットベルトから離脱したキバットバットIII世はI字バランスのような体制をしたキバの右足の拘束具「カテナ」を破壊し合体。ふわりと幽霊のように浮き上がったゴーストと共に空へと舞う。
ジオウIIも続くように高々と跳躍すれば、3人でアナザージオウへとライダーキックを放ち…
アナザージオウ「ば……馬鹿な………ッグワアアァァァッッ!!!」
アナザージオウに必殺のライダーキックが直撃。
数メートルに渡り彼を引き摺ったのちに撃破した。
「グウゥ………ッ」
砕け散ったジオウアナザーウォッチの横で地面をころがった青年。
変身を解除して近付いてくるソウゴを見上げながら、彼は不気味に口角をゆがめた。
「これで…終わりだと思うなよ……ッ」
そう言ってまたもや瞬間移動のように姿を消した青年。
呆然と彼がいた場所を見つめるソウゴに、2人の少女が近付いてくる。
メル「あの………!」
るしあ「さっきはありがとうなのです!」
ソウゴ「…どういたしまして。」
駆け寄ってきた夜空メルと潤羽るしあに微笑みかけたソウゴ。
だが、メルに「お礼にお茶でも…」握られれば顔を真っ赤にしながら「それはまた今度」と慌ててその場を離れた彼を見て、るしあはクスクスと笑う。
るしあ「あの人……さっきまではかっこよかったのに…可愛いところもあるのです♪」
メル「そうだね……ねえ、るしあちゃん」
るしあ「なに?メルちゃん。」
メル「……ううん、やっぱりなんでもない。」
るしあ「えー!なにそれ〜」
クスクスとお互いに笑いながら空高くへと飛ぶタイムマジーンを見送る2人。
タイムマジーンはそのまま、空の彼方へと消えていった。
R18版とか皆みたい?
ソウゴとホロメンのイチャコラ話が主になるけど……。
見たいって人いたら、コメントで教えてください。
ハーレム展開どうする?(作り直し)
-
オリ主だけ(ヤンデレ有り)
-
オリ主だけ(ヤンデレ無し)
-
オリ主+もう1人のオリキャラ(ヤン有り)
-
オリ主+もう1人のオリキャラ(ヤン無し)
-
百合ハーレムって…いいよね?
-
そもそもハーレム展開なし