全てを救った仮面ライダージオウ、時田ソウゴの最後の使命…それは、本来この世界にいるべきでない存在としてディケイドに破壊される事だった。
士「さて…ここならいいか。」
ソウゴ「ここは……?」
オーロラカーテンを通った2人がたどり着いたのは
ここはどこなのかと尋ねるソウゴにディケイドは彼自身のライドウォッチを取り出しながら答える。
士「この世界での
その言葉とともにライドウォッチを起動すれば、ウォッチの力が彼へと戻っていき、その腰にディケイドライバーが現れ、士はライドブッカーから1枚のカードを抜き取る。
それを見たソウゴも覚悟を決めたとばかりにライドウォッチを取り出せば、起動する。
走り出した2人は同時に拳を振るい、互いに互いを殴りあって後退。
わずかな睨み合いの後、先に走り出したジオウは距離を詰めて大きく拳を振るいエネルギーを貯めたパンチを放つが、身体を軽く逸らして躱したディケイドのカウンターをくらい失敗。少しばかり吹っ飛ばされた彼はアギトライドウォッチを起動しアーマータイムを発動。
アギトアーマーに変身し突っ込んできた彼の飛び蹴りを食らったディケイド。
ディケイド「……ッなかなかやるな…!だが…!」
しかし空中でフォーゼへとカメンライドし、ディケイドフォーゼになれば背中のジェットパック「スラストマニューバー」によるジェット噴射で体制を立て直し着地。
そのまま腕部に橙色のロケット「ロケットモジュール」を装着すれば飛行しながらのパンチを放ちジオウを殴打。
そのままファイナルアタックライドカードをドライバーに挿して必殺を発動させれば、ロケットで推進力を得ながら蹴りを放つディケイド。
ジオウもまたドライバーのロックを解除し必殺技を放つ。
必殺技同士がぶつかり合い、2人を中心として爆発が発生した。
友人A「皆さん、聞いてください」
突然集められてなんだろうとがやがや話し合うホロメン達を前に出た友人A。
きっと何かの話だろうと誰もが考える中、現れたYAGOOを見つけたまつりは大きく手を振る。
まつり「あ!YAGOOだ!どしたのー?」
YAGOO「皆さんに……大切なお話があります。」
その言葉にどよめきが走る一同。
まさかホロライブに何かあったのだろうか。或いは誰かが卒業するのか。
互いに互いを見つめる彼女たちだったが、誰もそんな様子はない。
しかし、YAGOOの言葉を聞いた一同はしんと静まりかえった。
YAGOO「時田ソウゴ君と門矢士さんは…もうすぐ「この世界」から消えます。」
ちょこ「それ……どういうこと…?」
アロエ「もう会うことは出来んということか…?」
再び騒がしくなる中、「士さんには絶対に話すなと言われてたんですが…」と前置きしながら話し出した。
YAGOO「ソウゴ君は士さんに倒されることでこの世界を本来あるべきものにもどすつもりです。」
一同が驚きのあまり静間にかえる中、ときのそらはぽつりと口を開く。
そら「そんなの……そんなのあんまりだよ…!!」
みこ「そうだにぇ!ソウゴ君は…あくたんやマリンたん…それにみんなのことを助けてくれたのに!!」
るしあ「るしあはもっとソウゴ君と一緒にいたいのです!!」
そらに続いてさくらみこ…潤羽るしあ……さらにほぼ全てのホロメン達が声を上げる中、彼女達を止めたのは春先のどかだった。
のどか「皆さん落ち着いてください!!」
めいいっぱいの大声で全員を静めた彼女は、気まずそうに黙りながらも言葉を紡ぐ。
のどか「これは…皆さんとこの世界を守る為なんです!……『仮面ライダー』がこの世界にいる限り、彼らの敵…ショッカーや他の怪人達もこの世界に攻め込んでくるかもしれないから……!」
世界の為だと言う彼女の言葉に押し黙る全員だったが、その沈黙を1人が破った。
すいせい「ショッカーがなんだよ……ッ」
あくあ「戦うよ…!あてぃし達は……!!」
マリン「惚れた女の弱み……ってヤツでよね……」
ぼたん「のどかちゃんさあ……アタシ達が怪人に怯えるなんて思ってんの?」
友人A「これは皆さんだけの問題じゃないんです!!」
怪人が街に出現すればなんの罪もない一般人が被害に遭うことは違いない。
その上もしも人間を怪人に変えるアイテムが出回れば…悪意のある人物がそれを使い他の人々を傷つける事もあるだろう。
フブキ「ひとついいですか……?」
全員が押し黙りながら悔しさ、悲しさ…様々な感情から涙を流す中、フブキは真っ直ぐに手を上げる。
フブキ「もしもソウゴさんがこの世界に来てなかったら…白上達はきっとティードにやられてしまっていたと思うんです……」
そこで言葉を切ったフブキは深呼吸して気持ちを落ち着ければ、さらにその言葉を続けた。
フブキ「
そら「誰一人欠かさない、愛が舞ったこの世界……ソウゴ君がそれを作ってくれたなら……私達はソウゴ君と一緒にずっとこの世界を守っていたい…!」
ときのそらや白上フブキの言葉に頷きを見せる一同。
そんな彼女たちを前にYAGOOは溜息をつくが、その表情は…まるで彼女達がこう答えることを待っていたような顔だった。
YAGOO「正直、私も彼には恩返しをしたいと思っていました。」
友人A「谷郷社長!?」
目を丸くする彼女を他所に、フブキへと目を向けた彼はこくんと頷いた。
YAGOO「白上さん……行ってあげてください。」
フブキ「わかりました…!」
まつり「あー!ずるいー!!」
深く頷いて事務所の窓から飛び降りた彼女を見送りながら頬を膨らますまつりを宥めたのはマリンだった。
マリン「まつり先輩…フブキ先輩に任せてあげてください。…彼女こそ、この世界での『本来のジオウ』なんですから。」
キバアーマーへと変身し、走ってくるジオウめがけライドブッカーから風を纏わせた弾丸を放つディケイドダブル。
弾幕を掻い潜りながら突撃してきたジオウのパンチをボディサイド「ジョーカー」の左手で受け止めた彼はそのまま右足による風を纏わせたハイキックを放つ。
ジオウ「ウゥ…ッッ」
怯みつつ後退した彼をブレードモードにしたライドブッカーで連続で切りつければ、ブックモードに戻したライドブッカーを腰に取り付け、ファイナルアタックライドカードを引き抜く。
ディケイド「デヤアアアァァァァッッ!!」
ジオウ「うわあああぁぁぁッッ!?!?」
ライダーキックを受けて吹っ飛ばされ、基本形態まで戻ってしまったジオウを見て、着地と同時に自身も基本形態へと戻れば、ライドブッカーから必殺技のカードを抜き取り必殺技を放とうとするが……
フブキ「待ってください!!」
二人の間に割り込むように走ってきたフブキ。
彼女を見たディケイドはそこを退けと言うものの、彼の前に立ちはだかり首を振った彼女は、ジオウの方を振り向くとその頬を叩いた。
ジオウ「え……?」
フブキ「白上達を置いてはいさようなら、なんて何考えてるんですか!」
ジオウ「それは……ッ」
ディケイド「仮面ライダーがこの世界にいる以上、俺はそいつを倒さなければいけない。…本来仮面ライダーのいない世界に誕生した仮面ライダーを倒す……それが俺の役割だからな。」
フブキ「だからって…はいそうですかってどきません!これは……これは白上達の…ホロライブ皆の思いです! 白上は……私達はもっとソウゴ君といたい!!」
そう叫んだ白上フブキ。
と、彼女の手の中で何かが光る。
ジオウの持つウォッチから光を集めたそれは、眩い光と共に金色のライドウォッチへと変わった。
白上「ソウゴさん……これを。」
フブキからそのライドウォッチを受け取ったジオウは天面のボタンを起動。
それをジクウドライバーの空きスロットに入れれば、荘厳な音と共にジオウの周りから黄金の像が迫り上がる。
〈(アークル)〉〈(オルタリング)〉〈アドベント!〉〈コンプリート!〉〈ターンアップ!〉〈(音角)〉〈チェンジビートル!〉〈ソードフォーム!〉〈ウェイクアップ!〉〈カメンライド!〉〈サイクロン!ジョーカー!〉〈タカ!トラ!バッタ!!〉〈3!2!1!〉〈シャバトゥビタッチヘンシン!〉〈ソイヤ!〉〈ドライブ!〉〈カイガン!〉〈レベルアップ!〉〈ベストマッチ!〉〈ライダータイム!〉
その言葉とともにドライバーのロックを解除し一回転させれば、黄金の像がレリーフとなりジオウの全身へと装着されていく。
〈クウガ!〉〈アギト!〉〈龍騎!〉〈ファイズ!〉〈ブレイド!〉〈響鬼!〉〈カブト〉〈電王!〉〈キバ!〉〈ディケイド!〉〈ダブル!〉〈オーズ!〉〈フォーゼ!〉〈ウィザード!〉〈鎧武!〉〈ドライブ!〉〈ゴースト!〉〈エグゼイド!〉〈ビノレド!〉
全身に黄金の平成ライダーの像が着いた「グランドジオウ」への変身を果たした時田ソウゴ。
彼の横へと移動したフブキは深呼吸し述べた。
フブキ「祝え!いや、もはや言葉は不要。ただこの瞬間を味わうがいいッ!!……くぅ〜!これ、1度は言っててみたかったんです!」
ジオウ「そうなの?よ…良かったね………?」
ふふんとご満悦なフブキに仮面の下で微笑みかけたグランドジオウはそのままディケイドに向き合うと構える。
そんな彼を見たディケイドもタブレットのようなアイテムを取り出してはジオウへと視線を返した。
ディケイド「その姿になったと言うなら…俺も手加減はできないぞ。」
〈ダブル!〉〈オーズ!〉〈フォーゼ!〉〈ウィザード!〉〈鎧武!〉〈ドライブ!〉〈ゴースト!〉〈エグゼイド!〉〈ビノレド!〉〈ジオウ!〉〈ゼロワン!〉
ディケイドライバーから本体のバックルを外し、全てのボタンを押したケータッチを填め込んだディケイド。
カードに包まれた鎧、さらには背中につけたマントにまでカードがびっしりと並んだ「コンプリートフォーム21」へと変身すればグランドジオウへと走り出し、ジオウもまたディケイドへと走り出す。
ディケイド「ハアアァァァァッッ!!」
ジオウ「ヤアアァァァァッッ!!」
両者同時に突き出した拳がぶつかり合い凄まじいエネルギー同士の衝突で周囲が爆発する中、フブキがジオウへと叫ぶ。
フブキ「レリーフ!仮面ライダーの像を押してください!」
ジオウ「像…これ?」
言われた通りに右胸のレリーフを押せば、音声と同時にデンガッシャーを召喚。
それを振いディケイドを斬撃した。
ジオウ「おお、すげー……よぉし……!」
続いてブレイドのレリーフを押せば、彼の隣に「仮面ライダーブレイド キングフォーム」が出現。
同時にディケイドへと走り出せば、キングラウザーの斬撃と共にディケイドへと攻撃を仕掛け…
ディケイド「あんまり調子に乗るものじゃないぞ?」
ケータッチのエグゼイドのライダークレストを押して「仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマー」を召喚すればファイナルアタックライドで同時に斬撃を放つ。
ジオウ「そんな…うわぁ!?」
簡単にブレイドを倒され一瞬呆然とした隙をつかれてライドブッカーによる斬撃を受けたジオウ。
そんな彼を前にディケイドはドライブのライダークレストを押す。
隣に「仮面ライダードライブタイプトライドロン」を召喚すれば、ライドブッカーをガンモードにしながら横に取り付けたバックルにファイナルアタックライドカードを挿入する。
それを見たジオウは咄嗟に響鬼のレリーフを押して召喚。
ライドブッカーとトレーラー砲から放たれる光線を火炎放射で迎え撃ったが当然の如く貫通され、直撃を受けて吹っ飛んだ。
ジオウ「がはぁっっ!!」
攻撃を受けて地面に倒れたジオウへと近づくディケイドだが、何とか立ち上がればクウガのレリーフを押してライジングタイタンソードを片手に持ったジオウ。
ディケイド「ほう?まだやるか。」
そんなジオウの斬撃を片腕で防いだディケイドだったが、ジオウは透かさず頭部と胸部のレリーフを押す。
するとグランドジオウの頭上にディケイドとジオウが現れ、コンプリートフォーム21へと変身したディケイド目掛けタイムブレークとディメンションキックを放つ。
ディケイド「何!?うわああぁぁぁぁぁッッ!?!?」
ジオウ「今だ!!」
再びジオウのレリーフを押してサイキョウジカンギレードを召喚すれば必殺の斬撃を放ったジオウ。
攻撃を受けて吹き飛んだディケイドだが、まだ余裕があるかのように優雅に着地すれば自身のファイナルアタックライドカードを横のバックルに装填する。
ディケイド「これで終わりだ。…お前諸共この世界を破壊して…仮面ライダーのいなかった世界に戻す!」
ジオウ「例え新たな強敵が現れても……俺がみんなの笑顔を守ってみせる!!」
ディケイドとジオウ。
士「それがお前の選択か。」
夕日の差し込む社長室で、門矢士はふうとため息をついた。
二人の必殺技同士がぶつかったあの時、世界は「どのホロメンも欠けておらず、一部のホロメンが仮面ライダーの力を持っている世界」へと作り変わったのである。
士「……こいつは俺からの餞別において置いてやるか……。「俺」がこの世界に居たという証拠にな。」
ディケイドのライドウォッチ…それに
ちょうどその時、音もなく部屋に黒い影が現れた。
士「……なんだ、もう来たのか。」
「Of the dead human soul when thought that I felt, was you.」
晴れたモヤから現れたピンク色の髪を腰まで届くほどのロングヘアにした…街を歩けば10人中100人が振り返るのではと思うほどに顔立ち、スタイル共に整ったその女性は大きな鎌を片手に持てば靴を鳴らしながら士へと近付く。
「Are you ready?」
士の返答も待たずに彼女は鎌を大きく振るいあげ……その首元で刃先を止める。
「Oh, though I thought whether you could see a more interesting reaction.」
士「残念ながら、生憎こういうのには慣れてるからな。……そんことより早く俺を連れていかなくていいのか?」
じっと彼女の赤い目を見つめ続けていた士の反応にガッカリした上に、彼から早く自分を連れていけなどと指図され露骨に不機嫌な態度をとったホロライブENの死神、森カリオペは目の前に禍々しい門を開けば、その中に士と共に入ろうとする。
士「……死して尚続く俺の旅もこれで終わりか。……ようやく休むことが出来る。」
カリオペ「Who were you after all?」
彼の言葉に引っかかりを覚えたのか、門の中へと入りながら士へと尋ねるカリオペ。
勿論、彼の答えは決まっていた。
士「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ。」
読者の皆様、仮面ライダージオウ in Hololive お楽しみいただけたでしょうか?
おっと…これは失礼……私は我が魔王に使える忠実なる家臣、ウォズ。こうしてお会いするのははじめましてですね。
……さて、ディケイド…門矢士の旅立ちで終わったこの物語ですが、実は…これはまだこの世界…否、時田ソウゴの物語のほんの始まりにすぎません。
願わくば、どうかこれからも、仮面ライダージオウ in Hololiveをご愛読頂き…余裕がございましたら感想や評価をつけていただければと思います。
……それでは…
祝え!!仮面ライダーとHololive…二つの世界が融合した物語!その名も、仮面ライダージオウ in Hololive!!
今、新たな歴史が動き出した瞬間である!!
R18版、みたい?
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見せろぉぉおおお!!!
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興味無いね。
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推しをそんな目で見れない!書くな!!
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さあ、お前の癖を…おしえて?