マリン「こより!!居るか!!」
あくあ「ち…ちょこ先生いますか……?」
友人A「あくあさんにマリンさん!大丈夫ですか!?」
やっとの思いで事務所へと逃げ帰ってきたマリンたちを見て目を丸くするスタッフの友人A。
駆け寄ってきた彼女は毒に侵され息も絶え絶えなソウゴを見て思わず息を飲む。
友人A「何が……一体何があったんですか!?……いえ、ともかく彼を安静にしないと……!」
友人Aの言葉に頷いたマリン達によってすぐに休憩室*1へと運ばれたソウゴ。
マリンは博衣こよりを、あくあは癒月ちょこを呼びに行く中友人Aはただ1人、毒にもがくソウゴを呆然と見つめることしか出来なかった。
博衣こより「うん、これでもう大丈夫だよ。」
癒月ちょこ「でも暫くは安静にして置かないとダメね。」
連絡を受けてすぐに駆けつけたこよりとちょこによる治療を受けたソウゴ。
ギリギリの状態ではあったもののどうにか一命は取り留めたという報告にあくあとマリン、そして友人Aはホッと胸をなでおろした。
友人A「ところであくあさんにマリンさん達を襲った怪人は「ショッカー」……そう名乗っていたんですね?」
あくあ「う、うん……」
マリン「一体なぜ…テレビの中の存在が此処に……」
自身たちはおろか、ソウゴが変身するジオウすら手も足も出ずに敗北した相手、蜘蛛男を思い起こしくらい顔になるアクアマリン。
そんな2人を前に、友人Aは話し出した。
友人A「実は先日、キアラさんたちから連絡が来たんです。」
あくあ「キアラちゃんから!?」
こくりと頷いた友人Aは続ける。
彼女曰く、ホロライブENのがうる・ぐらがショッカーに襲われて誘拐。
カリオペとキアラ、伊那尓栖…さらにはクロニーを初めとしたpromiseのメンバー達がアジトを壊滅、ぐらを無事に救出した為大事にはならなかったものの、日本を侵略する可能性もあるため注意せよとの事だったらしい。
マリン「なぁんだ、クロニー達がいるなら安心じゃないですか!」
それを聞いたマリンは胸をなでおろしたものの、「それが…」と友人Aはくらい顔をする。
友人A「クロニーさんたちpromiseは確かに強大な力の持ち主です。ですが…いえ、だからこそショッカー相手に下手に動く訳には行かないんです。」
あくあ「ど…どういうこと……?」
友人A「何が起こるか分からないんです。」
promiseのホロメンはいわば「概念」そのものが人の形をした存在。
その力は1人だけでも地球程度滅ぼせる程のものであるが、いざその力を行使すればどのような歪みが生るか。
仮面ライダーがこの世界に生まれたことでショッカーが責めてきたように何が起こってもおかしくない為、下手な介入が出来ないのだ。
マリン「……私達だけで何とかしなきゃ行けないってことですか…」
あくあ「船長……」
直後、事務所内に警報が鳴り響く。
あくあ「また!?」
マリン「今度は何事ですか!?」
友人A「空港に怪人が出現したとの事です!!」
友人A、湊あくあ、宝鐘マリン、博衣こより、癒月ちょこ
その場にいた誰もが敵の意図をすぐに理解し、同時にショッカーの計算高さとその恐ろしさに身震いした。
奴等…ショッカーは空港を占領してEN、IDからの応援を断つつもりだ。
マリン「あくたん…?」
そんな中、1人立ち上がる湊あくあを見てマリンはどこに行く気だと思わず彼女を呼び止める。
あくあ「あてぃしのソウゴを傷付けたこと…彼奴らに後悔させてやる……!」
普段の彼女からは想像もつかないような怒りの形相をした彼女の雰囲気に呑まれる友人Aと博衣こよりだったが、唯一マリンはあくあの前に立ちはだかるとその頬を叩く。
マリン「アンタ、さっきのAちゃんの話聞いて分からなかったの!?ショッカーは……ショッカーは恐ろしい敵なのよ!!そいつらに…そいつらに惚れた男を傷付けられたからって一人で戦いに行くの?アンタまでやられたらどうするの!!」
あくあ「あ……船長……そんな…つもりじゃ……」
叩かれた頬を抑えながら涙目になるあくあの肩を抑えて、マリンは静かに彼女に話しかける。
マリン「あくあが行くなら船長も行く……一蓮托生ってやつよ!それに………娘が母親より先に死んでどうするって言うのよ!」
あくあ「うん……うん!」
涙を流しながらも頷くあくあにティッシュを差し出しながら撫でるマリン。
その様子を見ていたこよりも静かに口を開く。
こより「ぼくも…こよも行く!」
マリン「決まりですね!それでは行きまs「ちょっと待つでな!」…ころね先輩?」
マリンの言葉をさえぎるかのように現れたホロライブゲーマーズ、戌神ころね。
彼女はポケットから
ころね「何回遊ぼうとしてもできなかったんよ。…でもそれ、あくたんが持ってた方がいい気がすんのよ。」
あくあ「あ………ありがとう……」
マリン「よし…それでは行きますよー!出港!!」
あくあ/こより「ヨーソロー!!」
ちょこ「…じゃあちょこはソウゴ様の容態を見ておくわね。」
蜘蛛男「確かに先程仮面ライダー共を取り逃した責任は俺にある…だがよりにも寄ってお前が監視に着くとはな…」
「そうカッカするなさんな。仲良くやろうぜ、蜘蛛男さんよ。…むしろ幹部の俺が味方してるんだ、大船に乗った気持ちで思う存分に暴れればいいさ。」
空港を襲撃、制圧した蜘蛛男は税関ゲートの上に姿勢を崩して座り込む赤いスーツの怪人「ブラッドスターク」を見上げながら悪態を着く。
対する彼は自身に対する悪態など何処吹く風といった様子で軽くいなしては、ほら来たぞと入口の方へと視線を向ける。
蜘蛛男「来たなお前達…今度という今度は息の根を止めてやる…!」
あくあ「私達だって負けない……みんな行くよ!」
こより「はい!」
マリン「任せてください!!」
マイティアクションXガシャットを起動するあくあの言葉に頷きを見せた2人。
マリンはデンオウベルトを装着すると赤いボタンを押してパスを翳し、こよりは両手で振ったフルボトルを腰に着けたビルドドライバーへと挿入、レバーを回転させる。
ゲーマドライバーのレバーを開いたあくあが仮面ライダーエグゼイドへと変身すると同時に仮面ライダー電王、仮面ライダービルドへと変身した2人。その3人は示し合わせこそ無いものの…しかし同時に走り出せば、蜘蛛男へと挑みかかる。
エグゼイド「ふん!」
電王「はぁッ!!」
蜘蛛男「甘いッ!」
エグゼイドと電王の拳を両手を使い受け止めた蜘蛛男。
しかし、2人の後ろから飛び出したビルドが左腕を振るったパンチをモロにくらい後退。
「BLDインパクトグローブ」の重い一撃を食らったところをエグゼイドのキックが追撃。
地面を転がる蜘蛛男にデンガッシャーを手にした電王が斬りかかる。
電王「てめぇ!さっきは良くもあくたんとソウゴ君をボコボコにしてくれたな!もう許さねぇかんな!!」
蜘蛛男「が……ぐは……ッだがぁ………!」
電王「しま……ッ」
デンガッシャーによる連続斬りを受けつつもデンガッシャーを掴んで攻撃を止めた蜘蛛男。
ソウゴを瀕死に追い詰めた毒針を今度は霧状にして吹き掛けようとする彼を前に焦るマリンだったが、そんな彼女の耳にこよりの声が響く。
ビルド「マリン先輩!避けて!!」
デンガッシャーから手を離し故意的に身体を倒すとその真上を青い弾丸が飛んでいき、蜘蛛男の身体に直撃する。
電王「ナイスだこより!」
エグゼイド「まだまだ行くよ!」
さらにそこへガシャコンブレイカーのBボタンを3回押したエグゼイドが突撃。
ブレードーモードに変えたガシャコンブレイカーで蜘蛛男を斬れば3回分の斬撃攻撃が彼を襲った。
蜘蛛男「ぐはぁ……ッおのれ…覚えていろぉ………」
電王「生憎船長もう歳だから次会う時まで貴方のこと覚えていられるか分からないんだワ。…だからこれで決めますよッ!」
エグゼイド「フィニッシュは必殺技で決まりだあ!」
ビルド「勝利の法則は決まりだ〜!」
電王「船長の必殺技……ライダーキックバージョン!」
一斉に飛び上がると、蜘蛛男目掛けてライダーキックを放つアクアマリン。
さらに2人の間を通り抜けるように描かれたグラフを滑り降りながらビルドがライダーキックを放ってくる。
蜘蛛男「ぎゃああああああああああああッッ!!!!」
トリプルライダーキックを受けて爆散した蜘蛛男を背に着地した3人に拍手を投げかけるものが1人。
ブラッドスターク「ブラボー!さすがは正義のヒーロー、仮面ライダーだなぁ?」
ビルド「あなたは……?」
ブラッドスターク「おぉっと!悲しいねぇ〜、その姿でその言葉を言われるのは。」
警戒を顕にしながら尋ねるビルドの言葉に片手で顔を押えながら大袈裟に嘆く仕草をした怪人、ブラッドスタークはビルド達へと視線を向ければ己を親指で示す。
ブラッドスターク「俺はブラッドスターク!大ショッカー幹部にして…ゲームマスターだ。」
電王「大ショッカー………?」
ブラッドスターク「つまりさっきお前たちが倒した奴の上司って訳さ。」
そういうことなら話が早いと頷きあった3人。
エグゼイドを中心として並べば、彼女がずいと前に出る。
エグゼイド「なら、あんたを倒して!洗いざらい吐いてもらうから!」
ブラッドスターク「……やってみろ。」
彼の言葉に触発されて再び一斉に走り出した3人。
しかしブラッドスタークはエグゼイドの斬撃を軽く躱せば電王に足払いをかけて転ばせ、そのままビルドの腹部に膝蹴り。
ビルド「う″…ッ」
ブラッドスターク「ほら、唸ってる場合か?」
そのまま彼女の目から伸びるうさぎの耳のようなアンテナ、「イヤーフェイスモジュール」を掴んで起こさせればそのまま顔を殴り飛ばす。
ビルド「こよおぉ!?!?」
電王「こより!てめぇ!!」
腰を押えながら立ち上がった電王はそれを見るなり怒りに身を任せてデンガッシャーで斬撃にかかるが、ブラッドスタークの拳が腹に突き刺さり変身解除と共に地面に倒れ伏す。
ブラッドスターク「全然歯ごたえがないなぁ……?正義のヒーローの名が泣いているぞ?」
マリン「う……ぐ……ッ」
倒れたマリンを足で退かせばそこへエグゼイドが斬りかかって来たものの、彼女の腕を抑えて斬撃から身を守れば取り出した銃「トランスチームガン」をがら空きの腹部目掛けて連射。
エグゼイド「きゃああああぁぁぁ!?!?!?」
攻撃を受けて後ずさったところに更なる追加の射撃を受けて倒れた彼女をブラッドスタークは鼻で笑う。
ブラッドスターク「おいおい、こんなものかぁ…これはまた、興ざめもいいところだな。」
ビルド「えぇぇぇぇい!!!!」
そんな彼を背後から斬撃しようとしたビルドだが、ブラッドスタークはいつの間にか取りだした剣「スチームブレード」を使い必殺技を防御。
そのままドリルクラッシャーからラビットフルボトルを引き抜くと自慢げに見せつける。
ビルド「あぁ!返して!!」
ブラッドスターク「やなこった。代わりにこいつをくれてやる。」
ラビットフルボトルを手の中で弄びながらトランスチームガンとスチームブレードを合体、「ライフルモード」へと変形させればスチームガンにボトルを挿入したブラッドスターク。
そのまま銃口をビルドへと向けた刹那彼女の目の前から姿を消せば、その背後に回り込んで引き金を引く。
ビルド「………え?」
ブラッドスターク「Ciao」
銃口から放たれた弾丸が彼女に直撃。
吹き飛ばされた彼女が強制変身解除と共に気絶したのを見届け、ブラッドスタークはエグゼイドへと視線を移す。
ブラッドスターク「あとはお前だけだ。」
「待ちな!!」
「お前の相手はシオンがするよ!」
不気味な笑い声を上げながらエグゼイドへと近付くブラッドスターク。
しかし彼の目の前に仮面ライダーウィザードに変身した紫咲シオンと仮面ライダー龍騎に変身した桐生ココが現れたのを見れば、肩を落としながらも動きを止める。
ブラッドスターク「仕方ない……今回はこれぐらいで勘弁しておいてやる……Ciao。」
そう告げながら目にも止まらないスピードで消えたブラッドスターク。
「待て!」と追いかけつつもみすみすと逃してしまった悔しさに地団駄を踏みながらもすぐにマリンへと駆け寄れば、ココは彼女を不安そうに見つめる。
ココ「マリンパイセン!大丈夫ですか!!」
マリン「うぅ…腰が痛いですぅ…」
ココ「あ、大丈夫そうですね。」
シオン「こよりちゃーん!生きてるー?」
こより「うぅ……シオン先輩……?」
何とか無事だった様子の二人を見て安堵したあくあだったが、直後アナウンスがなる。
「あー、あー、マイクテストマイクテスト。…ンン!良い子の諸君!俺はブラッドスターク!たった今この空港内には俺の力で強化した「ネビュラショッカー」を放出したぁ!…見た目がショッカー戦闘員と同じだかと舐めてかかれば痛い目にあうぞ…?では、君達の健闘を祈る!Ciao。」
こより「そういえば…ここに来るまでショッカーを全然見なかったよね……」
マリン「強化されたとはいえたかがショッカー戦闘員……船長が倒して……うぅっ」
マリンとこよりの2人は先程の戦いで受けたダメージが大きく戦うことは出来ず、あくあが変身するエグゼイドも万全の状態には程遠い。
ココとシオンの二人では3人を守りながら戦うことは到底できない。
そう考えた彼女達は撤退を選び、ドラグレッダーを呼び出しその場を後にした。
ね?コブラ男出てきたでしょ?
どっちの方が見やすい?
-
土曜投稿
-
日曜投稿