彼には仮面ライダーとして世界を守る使命があった。
仮面ライダーディケイド、門矢士との邂逅を果たした彼は謎の青年、"ウォズ"と出会う。
彼らはこの世界を「本来あるべきもの」にするために過去へ飛び、ホロメンを救う度に出るのだった。
「浮かない顔をしているね。我が魔王。」
ソウゴ「うわぁ!?だ……誰!?」
門矢士の居る社長室を出たソウゴが複雑な顔をしていると、突然背後から声をかけられた。
茶色いコートのような衣装を直接着たような、変わった格好をした青年は、「これは失礼」と軽く頭を下げれば胸元に手を置き恭しく自己紹介を始める。
「私はウォズ。我が魔王…君の忠実なる家臣だ。」
ソウゴ「か…家臣…?」
状況が呑み込めず、唖然とするソウゴと自身を首元の布で包み込んだウォズ。
瞬間、社長室前の廊下から姿を消した彼らはビルの屋上へと瞬間移動していた。
ウォズ「……さて。ここなら誰かに話を聞かれる心配もないね。」
突然離れた場所に来て困惑するソウゴを他所に話し始めるウォズ。
しかし、彼が話どころではないことを察すれば缶のお茶を差し出し彼を落ち着かせる。
ウォズ「さて、随分と厄介なことに巻き込まれてしまったみたいだね。我が魔王。」
ソウゴ「うん……俺ももう、何が何だかさっぱり分からなくて………ところでその「我が魔王」って…何?」
ウォズ「これは失礼。…だが、あいにく私は"これ"以外に
なら…と自身の呼び方を提案するソウゴを遮り、本題に入ろうと微笑んだウォズ。
彼は先程士から返されたライドウォッチとはまた別の
ウォズ「……君はどうしたい?本来の歴史から外れたこの世界から目を背けるのか…それとも、あるべき姿への戻すのか。」
ソウゴ「でも、士さんは……」
ウォズ「君はこの世界に来ることを望んだのかい?」
ソウゴ「え……?」
ウォズに聞かれて言葉を詰まらせるソウゴ。
彼の記憶の限りではトラックに吹っ飛ばされた直後に公園で目覚めたのだから、望んだも何も「気付いたらここにいた」それだけだ。
ウォズ「……なるほど。その言葉が確かなら…今なら君は「仮面ライダージオウ」としての役割を捨てて、この世界で暮らすことが出来る。」
ソウゴ「それって……」
ウォズ「
ソウゴ「俺は………」
数秒の沈黙。
しかし、彼は決意を固めたかのように深呼吸すれば、己の答えをはなさんと口を開いた。
ソウゴ「…俺にその力があるなら……みんなを救いたい!みんなに笑顔でいて欲しい!それに…………」
ソウゴの答えを聞いて満足そうな笑みを浮かべるウォズ。言葉を続けたそうな彼に続きを促すように示せば、恥ずかしそうに続ける。
ソウゴ「……あんなに可愛いみんなが……笑顔でいれないのは俺も嫌だからさ。」
それを聞いたウォズは思わず大爆笑。
ひいひいとなんとか息を整えると、ライドストライカーのウォッチをソウゴへと投げ渡す。
ウォズ「それは過去に飛ぶために必要なものだ。……使ってみるといい。」
ソウゴ「わ、わかった……!えっと……タイムマジーン!」
ウォッチを手にした瞬間、ソウゴの脳内に流れ込む使い方。
ウォズ「……このままなら、我が魔王の女難の相がすごくなるだろう…まあ、それもまた一興か。」
《タイムマジーン!!》
ソウゴ「ここは……」
過去に飛んできたソウゴ。
雪が降る肌寒い地面に降り立った彼が周辺を探索していると辿り着いたのは何やら薄暗い建物。
ここに何かあるのかなと思い中に入ってみようとした彼に何者かが声をかけた。
「そこで何してるの?」
フード付きの黒いコートを着込んだその女性はコートの中ならナイフを抜きとるなりソウゴへと襲いかかってくる。
ソウゴ「うわ!?」
初撃を何とか回避したものの、すぐに飛んでくる刺突を腕を抑えてガードするソウゴ。
ソウゴ「お、落ち着いて!!俺は怪しい人間じゃないんだ!ただその…き、君の名前を聞いても?」
「え?お兄さん…クロヱのこと知らないの?」
冷徹な声から一転、可愛げの交じった甘ったるい声で聞き返した彼女こそ、沙花叉クロヱ。
クロヱ「ばっくばっくばくーん!鯱の沙花叉クロヱで〜す!」
ソウゴ「あ…えっと………時田ソウゴって言います……?」
自己紹介へのソウゴの返答に思わずずっこけるクロヱだが、すぐに立ち直っては何故ここにいるのとソウゴに尋ねる彼女。
「ああ、それは…」と答えようとするソウゴだったが、そこにもう1人の人物が現れた。
こより「あれ?クロたんと………まさかクロたんの彼氏!?」
クロヱ「はぁ!?ち、違うんだけどー!」
きゃーとクロヱを揶揄うこよりに顔を真っ赤にして否定するクロヱ。
……本来ならこれ程までに仲がいいのかと微笑ましい気持ちになるソウゴだったが、現れた「ソレ」を見ればその顔から笑顔が消える。
ソウゴ「あれは……」
メカゲイツ「目標ヲ確認。排除スル。」
その言葉と共に様々な"スマッシュ"の姿を無理やり合体させたような
ソウゴはそれを見つけるなりジオウへと変身しようとするが、ずいっと前に出たこよりが腰にビルドドライバーを装着。
《ラビット》《タンク》《ベストマッチ》
《Are you ready?》
こより「変身!」
《Yaaaaaay!》
こより「さあ、実験を始めよっか。」
仮面ライダービルドへと変身したこよりは「タンク」の側の拳をユニオンスマッシュへと振るい強力なパンチを浴びせて連撃で「ラビット」のキックを浴びせて距離を離せば、ドライバーが精製したドリルクラッシャーにタンクフルボトルを装填して必殺の弾丸をスマッシュ目掛け発射。
ビルド「見た目に反してあっけなかったなぁ……。」
肩を落としながら話すこよりだったが、油断していた彼女はスマッシュの放った光弾の一撃をもろに食らってしまう。
ビルド「きゃあ!?」
回避はもちろん、防御も間に合わなかった彼女は大ダメージを負いながら吹っ飛んでしまう。
変身解除こそ免れたものの、立つことすら難しい彼女にトドメを刺さんと剣の様な武器「スライスマッシャー」を手にビルドへと足を進めるものの、彼女を護るがごとく目の前にクロヱが立ちはだかる。
クロヱ「させない……!」
そんなクロヱを嘲笑うかのようにスライスマッシャーを振り上げるユニオンスマッシュ。
本来ならここで彼女を斬り殺された怒りで奮起したこよりがスマッシュを撃破し生き残るのだが…その歴史は
ソウゴ「そうは……させるかあああぁぁぁ!!!」
ソウゴの体当たりを受けて体制を崩し転がるスマッシュ。
彼を睨みつけながら、ソウゴは叫んだ。
ソウゴ「俺がいる限り…もう誰も泣かせない!俺は……最高最善の未来を創る!」
ライドウォッチを起動すると同時に腰に現れたジクウドライバーにセット。
そのままロックを解除しベルトを一回転させれば、同時に世界も360°回転する。
「時」の「王者」と書いて
最強の時の王者、仮面ライダージオウとして降臨した彼はユニオンスマッシュへと悠々と歩んでいけばそのまま拳を振るう。
呻き声を上げて怯んだスマッシュにさらに連続で拳を放ちクロヱ達から距離を離せばそのまま飛び蹴りを放つが、体制を立て直したスマッシュは豪腕を振るいジオウを吹っ飛ばすと、氷柱を放ちジオウを攻撃。
ジオウ「が……ッ」
攻撃を受けて倒れるジオウを見て息を飲むクロヱとこよりだが、突然変身解除されたこよりはベルトが消失した代わりにその手に握られているライドウォッチを見る。
こより「そこの君!」
クロヱ「あ…あの子、ソウゴって人。」
こより「ソウゴ君!」
スマッシュに踏み付けられながら顔を向けるジオウへとライドウォッチを投げ渡すこより。
手を伸ばしてウォッチを受け取った彼はスマッシュを振り落とすとそのライドウォッチを起動する。
起動した『ビルドライドウォッチ』をジクウドライバーのもうひとつのスロットにセット。
そのままロックを解除しドライバーを一回転させる。
仮面ライダージオウビルドアーマー。
天才物理学者
攻撃を受けるもののスライスマッシャーから持ち替えた「エリアカットペン」でゲートを作り出して背後に回るスマッシュを感知し後ろ蹴りを放つ。
こより「必殺技!必殺技決めて!」
ジオウ「わ、わかった!」
ロック解除したジクウドライバーを再び回転させると、ジオウの周りにいくつもの文字列が現れる。
クロヱ「ぽえ…?」
こより「これは…後で補習コースかなぁ……?」
文字列に困惑する2人を他所に飛び上がったジオウは、ユニオンスマッシュを挟み込んで拘束する形で現れた比例型グラフに飛び乗ると、ドリルクラッシャークラッシャーを突き出しながら滑り降りるようにスマッシュへと接近。
ジオウ「ハァァーッッ!!」
そのままユニオンスマッシュを撃破し地面へと着地したジオウは変身解除し、ソウゴへと戻る。
こより「た…倒しちゃった……!」
クロヱ「さすがソウゴじゃん!すごーい!」
唖然とするこよりの横を通ってソウゴに抱きつくクロヱ。
そのまま上目遣いで彼の顔を覗き込めば、満面の笑みを浮かべる。
クロヱ「ありがとね、助けてくれて。」
そのまま背伸びして彼の首筋にキスを落とすと、恥ずかしそうに駆け足で建物へと走っていくクロヱ。
その背中を呆然と見送っていたソウゴだったが、すぐに我に返るとこよりの元に近づき、ビルドライドウォッチをその手に握らせる。
こより「え…これ、いいの…?」
ソウゴ「きっと俺と君はまたいつか出会うと思うんだ。…その時までこれは持っていてくれ。」
そう言い残して去っていくソウゴ。
数秒としないうちに空の彼方へ飛んでいくタイムマジーンを見ながら、彼女は叫んだ。
こより「あ!あいつ!!こよの補習から逃げたなー!!」
クロヱ「あ!ソウゴくん久しぶり〜!」
現代に戻ったソウゴを待ち構えていたのはholoXの掃除屋にしてインターン、シャチの沙花叉クロヱ。
ソウゴに抱きついてえへへとニヤける彼女は彼の匂いを堪能するかのように胸元に顔を埋めた。
クロヱ「ん〜!あっそうだ!こんこよもソウゴのこと探してたよ?」
ソウゴ「こよりさんが……?」
キョトンとしながら聞き返す彼の背後にいつの間にか現れてコホンと咳払いするこより。
そのまま彼の首根っこを掴むとズルズルと引き摺って連れていく。
こより「もー!あれからずっと探したんだよ?とりあえず君を見なかった間の分!みっちり補習するからね?」
ソウゴ「そんなぁ!あ、ちょ……クロヱさん!ヘルプ!!」
クロヱに助けを求めながら引きずられていくソウゴ。
そんな彼を見届けながら、彼女は静かに呟いた。
クロヱ「ソウゴ君……いつかでいいから、シオン先輩のことも助けてあげて……。じゃないと私………」
そこまで言いかけて口をとざすクロヱ。
「彼ならきっとやってくれる。」そう信じて、思いを託す。
ホロライブの配信の中には、今日もウザいぐらいに可愛い声が響くのだ。
「ばっくばっくばくーん!holoXの掃除屋にしてインターン!シャチの沙花叉クロヱでーす!」
「みんなのハッピーエンド」が確定してるとしても、推しを死なすのやっぱりつれぇよ…(´;ω;`)
次回はどのライダーを出そうかなぁ…?
ハーレム展開どうする?(作り直し)
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オリ主だけ(ヤンデレ有り)
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オリ主だけ(ヤンデレ無し)
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オリ主+もう1人のオリキャラ(ヤン有り)
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オリ主+もう1人のオリキャラ(ヤン無し)
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百合ハーレムって…いいよね?
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そもそもハーレム展開なし