彼は仮面ライダージオウとして世界を守る役目を持っていた。
過去に飛んで沙花叉クロヱを救った彼だが、ホロライブを救う旅はまだ終わらない。
そして今回、彼が救うのは………
「にゃっはろー……ってソウゴ君、大丈夫?」
博衣こよりからの補習授業をみっちりと受け、伸びきった時田ソウゴを心配そうに見るのはホロライブ0期生のさくらみこ。
さくらみこ「よしよし……ソウゴ君は偉いよ。…クロたんを助けてくれてありがとにぇ。」
優しい言葉と共に撫でられて…補習の疲れもありうつらうつらと夢の世界に落ちていきそうになるソウゴ。
しかし、勢いよく開かれた扉から姿を現した人物がそれを許さなかった。
「こんねねー!ソウゴ君いるー?」
元気な声を上げながら部屋に入ってきたのは桃鈴ねね。
さくらみこ「あ!今みこがソウゴ君と話してたんですけどー!邪魔しないで貰えますかー?」
ねね「えー!ねねもソウゴ君とお話したいー!」
頬をふくらませながら抗議するみこちに腕をぶんぶんと震わせながら抗議するねね。
ソウゴ「ああもう、ふたりとも喧嘩は……ウォズ〜!」
そんな二人を宥めようと、頭を掻いたソウゴはウォズを呼ぶなりお菓子を買ってきてと頼む。
ウォズ「……全く。君は人使いが荒いな。」
呆れ顔を見せながら開けた窓から飛び降りるようにして去っていくウォズをソウゴが見届ける一方、駄々を捏ねていたねねはみことくすぐりあっていたが、呼吸を整えると普段から元気いっぱいな彼女にしては珍しい、真剣な眼差しをみこちへと向ける。
ねね「……みこ先輩、ほんの少しだけでいいから……ソウゴ君と2人きりにしてくれる?」
その眼差しの意図を悟ったのか、しょうがないにぇと部屋を後にするみこち。
彼女の背中を見送ったねねはソウゴへと視線を戻すと口を開いた。
ねね「……ねねの友達を…助けて。」
桃鈴ねねの依頼を受けて過去へと飛んできたソウゴ。
そんな彼にいきなり襲いかかってきたのは緑色の蛹のような怪物「ワーム」。
ソウゴ「うわ!?またいきなり!?」
咄嗟の不意打ちに今度の攻撃は躱せない。
そう思いながら死を覚悟するソウゴだったが、彼の真横を通った金色の円錐がワームに命中。
その身体が後退した直後、足元が凍りつきワームの動きが封じられる。
そして現れた赤いカブトムシのライダー、「仮面ライダーカブト」の回し蹴りを受けたワームは吹っ飛び爆散。
その様子を見届けたカブトが変身を解除し現れた桃鈴ねねはワームの足を凍らせて身動きを封じた雪花ラミィ、狙撃によりワームを怯ませた獅白ぼたんとハイタッチを交わすと、ソウゴに近づいてその顔を覗き込む。
ねね「大丈夫?怪我とかしてない?」
ソウゴ「あ…えっと……はい。ありがとうございます…みんなは?」
ねねや二人を見ながら尋ねるソウゴ。
顔を見合せた3人はにっと微笑むと、最初にぼたんが口を開く。
ぼたん「あたしはこのとおり、ピンピンしてるよ!」
ラミィ「ラミィも元気!……ってひゃぁ!?」
ねね「うう…怪我しちゃったかも……ラミィちゃん、胸揉ませて〜あとラミィ水も飲ませて〜……」
ぼたん「あ、いいな〜!あたしもラミィ水のむ〜!」
ラミィ「あ、ちょ…ふたりとも…やめな〜!?」
「獅白たち何してんの?」
ジリジリと近付く二人を氷を出しながら牽制するラミィ。
…と、そこへ現れたのは黄色い大きな耳を持った少女、尾丸ポルカ。
「またやってるよ…」と、苦笑いするような顔で3人を見ていた彼女は、ふとソウゴへと視線を移すとあれっと頭を搔く。
ポルカ「みんなは避難させたはずなのに……少年!怪我は無いか!!」
ソウゴへと近付き彼の安否を確認してはホッと一息ついたポルカは咳払いをすると満面の笑みをうかべてバク宙しながらソウゴから一度距離を取り、サーカス団長のごとく一礼する。
ポルカ「ポルカおるか?おるよー!ホロライブ5期生!尾丸ポルカ!」
彼女の自己紹介を聞いた桃鈴ねね、雪花ラミィ、獅白ぼたんもポルカの横に並んではそれぞれ自己紹介をする。
ラミィ「ところで…君はなんでここに?」
ソウゴ「ああ、その……魔乃アロエさんって知りませんか?」
その言葉に顔を見合わせる4人。
少しの沈黙を破ったのは桃鈴ねねだった。
ねね「まのちゃんは今日大きなライブがあるんだ!」
ラミィ「そうそう!確かもうすぐ始まるはずだよ!」
それを聞いた刹那、ソウゴは全身から血の気が引いていくのを感じた。
「アロエはライブ当日を前にして怪人に殺された」
元気いっぱいの少女、桃鈴ねねの証言が頭を過った彼の瞳孔が開き、息も荒くなるのを心配するラミィが彼の顔を覗き込もうとしたその時、彼女達にメールが届く。
ポルカ「あれ、まのあろのマネちゃんからだ。」
どれどれと内容を確認するポルカ。
その手からスマートフォンが落ちるのは刹那だった。
ぼたん「…?おまるんどしたー?」
ポルカ「ま…まのあろが…怪物に襲われてし、死んだって………」
凍りつく空気が場を支配する中、アロエのいるライブ会場へと走っていったねぽらぼの4人。
そんな中、ソウゴは膝からその場に崩れ落ち、魔乃アロエを救えなかったことの悔しさのあまり叫ぶことしか出来なかった。
ソウゴ「あああああぁぁぁぁぁぁッッ!!!!!」
窶れた顔で現代へと戻ってきた彼を出迎えたのはポルカの平手打ちだった。
ポルカ「なんでだよ!!なんで…なんであの時まのあろを助けてくれなかったんだ!!」
怒りと悲しみで目を真っ赤にしながらソウゴの襟元を乱暴に掴むポルカ。
……否、仲間を失った悲しみと彼女を見捨てた怒りをソウゴへとぶつけるのは彼女だけではない。
ラミィ「返してよ………!まのちゃんを返してよ!!」
ソウゴの足元を凍結させたラミィは自身の周りに槍のような氷柱を漂わせながらソウゴを睨みつけ、ぼたんは無言ながらも…冷酷に、ハンドガンの銃口を彼へと向ける。
ソウゴ「ごめん…本当に…ッごめんなさい………ッッ」
謝罪の言葉を口にするソウゴだが、彼の真横をぼたんが放った弾丸が通り抜ける。
ぼたん「……謝って済むなら警察なんて要らねぇよ。……アロエを……まのちゃんを見殺しにしたお前なんか……お前なんかここで……ッ」
「待ってあげてよ。」
怒りの矛先をソウゴへと向ける三人に声をかけるのは、桃鈴ねね。
その顔はやつれ、普段の元気な彼女の面影などなかったが…力ないながらも微笑んだその顔は確かに彼女のものだった。
ねね「もう1回…チャンスをあげよう?」
ラミィ「で、でも……!」
ねね「ここでソウゴ君を殺したら!!…まのちゃんも…他のみんなも助けられなくなる!!」
声を荒らげながら叫んだねねは、ソウゴへと歩んでいくとその手に「カブトライドウォッチ」を握らせる。
ねね「……今回こそは……必ず……必ず、助けて。」
ソウゴ「………約束する。」
目を閉じながら深呼吸し心を落ち着けたソウゴ。
ねねと目を合わせながら確りと頷いた彼は空からまいおりたタイムマジーンへと乗り込むとそのまま空の彼方へと消える。
ソウゴ「今度こそは……必ず助ける……!」
タイムマジーンの行き先は先程よりもほんの少しだけ過去のライブ会場。
降り立ったソウゴの行く手を阻むのは「関係者以外立ち入り禁止」と書かれたドアだった。
どうしようかと悩む彼だが、ジオウとビルドのライドウォッチを使い、ビルドアーマーへと変身すればドリルクラッシャークラッシャーで地面の中からドアを跨いで楽屋の部屋へと入る。
ソウゴ「あとはアロエさんを探すだけだけど………」
「吾輩に何か用なのか?」
件の人物、魔乃アロエはソウゴの目の前に現れたものの、警戒を顕にしている。…当然だ。何せ「変な鎧をつけた知らない奴が勝手に楽屋に入ってきた」のだから、警戒しない方がおかしい。
ソウゴ「あ、アロエさん!?良かった……と、とにかく俺と一緒に……あ、スタッフさん!!」
一方で説明している時間はないと焦り彼女を連れ出そうとするソウゴ。
そこに現れたスタッフらしき人物にソウゴはアロマを避難させるように助けを求めるものの、直後、彼女の姿は怪物のそれへと変わる。
アロエ「ひぃ!?」
ゴキブリに似た特徴をもつワーム「ペリプラネタワーム」は変身を完了させるなりアロエに襲いかかるもののジオウがその攻撃を阻止。
ジオウ「お前の相手は…俺だ!」
そのままドリルクラッシャークラッシャーでワームと戦うものの、アロエが攻撃されないように立ち回る中で段々と不利になっていくジオウは、この時代にいるはずのない人物の名をつい呼んでしまう。
ジオウ「ちょ……ウォズ!」
ウォズ「何か用かな?我が魔王。」
予想に反して現れた青年に驚きを見せながら、アロエを彼に任せたジオウ。
「あっ…」と声を出すアロエだが、ウォズはさりげなく彼女の方を包み込み避難させる。
ウォズ「我が魔王の命だ。…君には指一本、触れさせはしない。」
アロエ「え…あ…ありがとう…なのだぞ…?」
ウォズ「礼なら我が魔王に伝えてくれ。…私は彼の家臣でしかないからね。」
ジオウ「たぁ!!」
その頃、ワームをライブ会場の外へと追い出したジオウ。
ドリルクラッシャークラッシャーによる攻撃で連続した斬撃を与えたワームを前にとどめを刺さんとドライバーのロックを外す彼だったが、突然目の前から消した相手に驚く暇も無く攻撃を受けて転がる。
ジオウ「がは……い、今のは………?」
何とか身を起こす彼に容赦なく襲いかかる連続攻撃。
攻撃を喰らい続けて為す術のない彼だが、さらに悪いことにメカゲイツまでその場に現れる。
メカゲイツ「目標ヲ確認。排除スル。」
無機質な音声ととともにカブトムシのような怪物「トリュポクシスワーム」へと姿を変えた彼はペリプラネタワームと共に「クロックアップ」を使いジオウへと襲い掛かり変身解除に追い込んでしまった。
ソウゴ「あ……かは………ッ」
地面に倒れ伏す彼にとどめを刺さんと近付いてくる二体のワーム。
しかし、割り込んだ第三者の声が彼らの動きを止める。
「こら!弱いものいじめはそこまでだ!!」
現れた赤いカブトムシのライダー、仮面ライダーカブトは悠々とワームへと近づいていくと2体相手に戦い始める。
カブト「おりゃおりゃー!こんなものかー?」
そのままクロックアップを発動させて目にも止まらない戦闘を始めるカブト…桃鈴ねねを前にしたソウゴも奮起。
ジオウのライドウォッチと現代で受け取った「カブト」のライドウォッチを起動すると、それをジクウドライバーへと装填する。
ソウゴ「変身!!」
「仮面ライダージオウカブトアーマー」へと変身したソウゴはクロックアップを使用。
ゆっくりと流れる世界にこれがクロックアップの世界かと一瞬驚くものの、
怯んで後退する彼にさらに連続でパンチを放てば、ロックを外してドライバーを再度一回転させる。
同時にカブトもベルトのボタンを押してゼクターを操作。
右足にエネルギーを溜めて必殺技を放つ。
ジオウ/カブト「ハァァーッッ!!」
二体のワームは爆散。
それを確認したジオウとカブトは共に数秒間見つめあい……踵を返したジオウは背中だけを向けて彼女に話す。
ジオウ「その力は…またいつか、俺が取りに行くまで持ってて。」
じゃあ。
と手を振りながらドライバーから引き抜かれたカブトライドウォッチは「銀色のカブトムシ」となるなり空の彼方へと消えていった。
ラミィ「ねぇ聞いてよししろーん!」
ぼたん「んー?どうしたの?ラミィちゃん。」
ポルカ「あ!まのあろおつかれー!」
アロエ「嗚呼!ポルカもありがとうなのだぞ!」
ねね「お菓子♪お菓子♪おっかっしー♪」
ホロライブ5期生はきょうも元気で和気あいあいとしている。
そんな彼らを見て嬉しそうに頬を緩ませるソウゴ。…そんな彼をお菓子の匂いに誘われたのか、一見幼い子供のようにも見える少女が見つめていた。
今回戦闘描写雑だったかも………
感想と評価、モチベーションに繋がるので是非ともお願いいたします!!
ハーレム展開どうする?(作り直し)
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オリ主だけ(ヤンデレ有り)
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オリ主だけ(ヤンデレ無し)
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オリ主+もう1人のオリキャラ(ヤン有り)
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オリ主+もう1人のオリキャラ(ヤン無し)
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百合ハーレムって…いいよね?
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そもそもハーレム展開なし