彼は仮面ライダージオウとして世界を守る役目を持っていた。
湊あくあ、紫咲シオン、桐生ココ、魔乃アロエ、沙花叉クロヱそして火威青。
居なくなったホロメン達を救う彼だったが、その戦いはまだまだつづく。
フブキ「あ!ミオー!!」
ミオ「フブキー!!やっほー!!」
待ち合わせ場所に合流した白上フブキと大神ミオ。
親友に会えた嬉しさからしっぽをブンブンと振りながらミオに飛びついた彼女をなんとか受け止めたミオだが、彼女もまた嬉しさからか耳をぴょこぴょこと動かしていた。
ミオ「それでフブキ、話って?」
フブキ「ふっふっふ……実は白上、ホロライブのオーディションを受けることにしたんですよ!!」
「ホロライブ」という言葉にはてと首を傾げるミオ。
まだこの時代にはあまり名の知られていないアイドルグループであったため、知らないのも無理はないかと肩を落としながらもフブキは続ける。
フブキ「つまり…白上はこれからアイドルになるんです!!」
ミオ「おぉーすごい!!」
どやあと胸を張りながら堂々と夢を語るフブキに思わず拍手するミオ。そんな彼女の手を取りながら、フブキはさらに続ける。
フブキ「ねぇ、ミオ……もしも白上がホロライブのアイドルになったら……ミオも入って、配信とか…ステージで一緒に踊ったりしない?」
ミオ「えぇ!?ウチがぁ!?」
フブキからの誘いに驚く大神ミオ。
本当に自分がアイドルとして…彼女の隣に立ってもいいのだろうか。
否…そもそも自分がアイドルになどなれるのかと、不安が込み上げてくるものの、それ以上に…
アイドルとしてフブキの隣で一緒に輝くという未来を妄想してのワクワク感が大きく、照れくさそうにはにかんでしまう。
フブキ「兎も角、せっかくあったんだし…遊びに行かない?」
ミオ「うん……!行く!!」
だから、彼女の誘いにも元気よく頷いて答えた。
一緒に買い物をしたり、レストランで美味しいものを食べたり。
めいいっぱい休暇を楽しんだ2人が手を繋ぎながら帰る中、ふとフブキが口を開く。
フブキ「ねえ、ミオ。」
ミオ「何、フブキ?」
フブキ「白上がアイドルになってからも…また一緒に遊びに行きましょうね!」
ミオ「うん!」
微笑ましい会話が続く中、突然謎の青年にぶつかってしまうフブキ。
慌てて謝罪するものの、彼は不気味に微笑むと静かに口を開いた。
「なら、命を持って償ってもらおうか。」
そういうなり彼女の腹に拳を打ち込むかのようにして何かを埋め込む青年。
フブキ「み、ミオ…助け………」
ミオ「フブキ!フブキ!?い、いやあぁぁぁぁ!!!」
助けを求めんとばかりにミオへと手を伸ばすフブキ。
その姿はみるみるうちに変貌していき、ついには怪物のそれへとなってしまう。
アナザーファイズへと変貌したフブキを見て思わず口を塞ぐミオ。
しかしアナザーファイズは理性を失ったかのように彼女に襲いかかれば、その首を絞めあげながら持ち上げる。
ミオ「や、やめてよフブキぃ……うちだよぉ……大神ミオだよぉ…ッ!」
そんな彼女を投げ飛ばしたアナザーファイズ。
咆哮する彼女を絶望的な表情で見上げながら後ずさるミオの手に何かがコツンと当たった。
ミオ「こ、これは……」
手に取った瞬間に頭に流れ込んでくる膨大なまでの情報量。
痛む頭を抑えながら起動したそれ消えてしまったものの、手には代わりに一昔前の携帯電話…いわゆるガラケーが、腰にはベルトのようなものが着いていた。
ミオ「……やるしかないって…コトォ!?」
少し驚くものの、アナザーファイズを見れば決意を固めた表情でガラケーを開き、コードを打ち込む。
そのままガラケーを高々と掲げれば、ベルトに差し込んで倒す。
すれば見るまに身体中を真紅のエネルギーライン「フォトンブラッド」が包み込み、それを形づくるようにして装甲が形成。その姿を仮面ライダーファイズへと変える。
ミオ「はあぁぁーッッ!!」
フォトンブラッドの眩い光が収まると同時に走り出したミオはそのままアナザーファイズに掴みかかり、フブキを返せと訴えるものの、彼女は返事の代わりにミオを弾き飛ばす。
「無駄無駄。…倒さない限り、そいつは暴れ回るだけだ。」
ミオ「そんな……が……ッ」
青年の言葉を聞き絶望していたところに拳を食らってよろめくファイズ。
後ずさった彼女はアナザーファイズを数秒間見つめた後にベルトにつけたガラケーを開いてコードを打ち込む。
ミオ「うわああああぁぁぁぁぁ!!!!」
そのまま走り出し、アナザーファイズへと真っ直ぐに突進していくファイズ。
真紅のエネルギーを脚へと纏わせた彼女は、そのまま
フォトンブラッドを纏わせた蹴りの直撃を受けたアナザーファイズはそのままよろめき仰向けに倒れる。
変身を解除したミオは慌てて彼女に近づき、その身体を支える。
フブキ「み…お………」
ミオの腕の中に倒れ込んだフブキ。
彼女はそのまま、親友の顔へと手を伸ばす。
フブキ「止めてくれたのが……ミオで……よかった………み……お………白上の……代わりに……かがやくアイドル…に………」
そのまま灰と化した彼女は、風に吹かれて消える。
彼女をアナザーファイズへと変えた青年もいつの間にか姿を消しており、その場に残ったのは僅かな砂をすくい上げながら泣く大神ミオだけだった………。
ミオ「夢…………」
またあの時の夢を見た。
自らの手で親友を殺してしまった時の………。
ミオ「はぁ………」
やめよう。
こんなことを考えたところで何も変わらない。
「彼」ならきっと解決してくれる。
最初は…フブキが怪人に変貌した時のことを思い出して警戒心から敵意を剥き出しにしてしまった。…だから、このことを正直に話して謝ろう。
……それに、頼み込むための
…大丈夫。上手くいく。
そう自分に言い聞かせながら彼女は家を出た。
「そういえばさ、ソウゴ君ってホロライブの中だったら誰がタイプなの?」
ソウゴ「ブフッッ!?」
ホロライブ1期生の少女、夏色まつりから突然振られた質問に思わず飲んでいた水を吹きこぼすソウゴ。
先日の激闘を制しあくあ達と同じ2期生の鬼娘、百鬼あやめからも響鬼ライドウォッチを貰った彼は身体を休ませていたのだが、ホロメンたちはそれを許してくれないらしい。
「ねぇ、どうなの?」
と身体を揺らしながら尋ねてくる彼女に困りながらソウゴは考えて………
ミオ「あれ?…まつりもいたの?」
まつり「あ!ミオしゃ!いまね、ソウゴ君の好きなタイプ聞いてたんだ〜♪」
ニコニコと笑顔で答えるまつりにそうなんだと微笑むミオ。
ミオ「ねぇ、まつり。ウチ、ちょっとソウゴ君とお話したいから…少しだけ外で待っててくれる?」
まつり「えー!?仲間はずれなんてずるいー!」
ミオ「……ごめん。でも、これだけは譲れないんだ……」
ブーとほほを膨らませたまつりだが、仕方ないなあと部屋を後にしてはそのままドアを閉める。
それを確認したミオはソウゴに向き直ると、服を1枚ずつ脱ぎながら彼へと近付く。
ソウゴ「ちょ……み、ミオさん!?何しんむ……ッ!?」
驚きと羞恥から顔を真っ赤にしながら後ずさるソウゴの口を自身の口で塞ぎながら彼を押し倒したミオ。
舌をねじ込んで絡ればたちまちソウゴの顔も蕩けるが、結局ミオが唇を離したのはそれから暫くしてのことだった。
ミオ「ねぇ、ソウゴ君……ウチのお願い……聞いてくれる?」
ソウゴ「お、おねがい……?」
ミオ「うん。……聞いてくれるなら、その……もっとすごいことしてあげるから……」
自身の足から解いた尾を代わりにソウゴの足に巻き付けながらソウゴを見つめるミオ。
そんな彼女を何とか退かしたソウゴは、肩を掴んで視線を合わせつつミオを見る。
ソウゴ「そんな事しなくても大丈夫ですよ……。ミオさんの願い、教えてください。」
ミオ「ほ、ほんと……?」
ソウゴ「…勿論です。」
強く頷くソウゴに心を打たれたミオは気が付けば全てを話していた。
彼女の言葉を最後まで黙って聞いたソウゴはスクっと立ち上がればドアへと手をかける。
ソウゴ「……わかった。…白上フブキさんは俺が助けてみせます!」
ミオ「待って!!」
顔だけを向けて頷いたソウゴにファイズライドウォッチを投げ渡したミオ。
彼女は少しの間押し黙っていたが、やがて口を開けばソウゴに近付き、彼の体を抱きしめる。
ミオ「……生きて帰ってきてね…?」
ソウゴ「……はい!」
力強く頷いた彼は、そのまま空高くへと飛んだ。
アナザーファイズへと変貌したフブキを見て思わず口を塞ぐミオ。
しかしアナザーファイズは理性を失った様子で彼女へと襲いかかろうとして……銃撃を受けてその場で止まる。
ミオ「……?」
銃撃が飛んできた方向を見たミオが目にしたのは、フブキすら見たことの無い仮面ライダーである、「仮面ライダージオウファイズアーマー」。
ジカンギレードを片手にアナザーファイズへと歩を進める彼に反射的にしがみついたミオは、訴えるように叫ぶ。
ミオ「あの怪人、ウチの親友なんです!!どうか……どうか助けてください!!」
ジオウ「……勿論。」
静かに頷いたジオウは殴りかかってきたアナザーファイズの拳を左腕で防げばそのまま腹部めがけ再び射撃。
怯んだ彼女めがけ蹴りを放ち、距離を離してはドライバーを操作する。
ジオウ「……必ず君を助ける…。だから、俺に任せて……!」
ジカンギレードから打ち出したドリル状の円錐でアナザーファイズを拘束すればそのまま飛び上がり蹴りを放つジオウ。
必殺技は見事に直撃しアナザーウォッチは破壊。変身者のフブキはその場に崩れ落ちたものの、息はあるらしい。
ミオ「フブキ!!フブキ!大丈夫?」
フブキ「ミオ……うん!大丈夫!!」
ミオ「良かった……ありがとうございます!」
にっこりと元気よく微笑んだフブキを見て安堵の表情をうかべたミオは、深々とジオウに頭を下げる。
フブキもまた彼を見て………
フブキ「ふぉー!!!なななな!?!?なんですかあなたは!?まま、まさか…かかかか仮面ライダー!?え!?本物!?」
怪人になっていたとはいえ先程必殺技を食らったとは思えないほどのはしゃぎっぷりでジオウの周りを走り回っては色んな角度から彼を見つめるフブキ。
そんな彼女に困惑の視線を向けながらもファイズのウォッチを外した彼は、それをミオへと渡す。
ジオウ「…いつかまた……俺と会った時に返して。」
ミオ「うん!…またね!!」
フブキ「あー!!!白上、全然お話してないのにー!!!」
空の彼方へと飛んでいくタイムマジーンを見ながら叫ぶフブキ。
この数ヶ月後、テレビを見ていた彼女が驚愕の絶叫を上げたのは言うまでもない。
フブキ「ソウゴさーん!!」
現代に帰ってきた彼を見つければ、ドタドタと走ってきては飛びつくようにして抱きついたフブキ。
抑えきれずに押し倒され、恥ずかしさで顔を真っ赤にする彼を見ながら嬉しそうにしっぽを振りながらフブキは続ける。
フブキ「白上がホロライブ入る前にアナザーファイズにされちゃった時……ソウゴさんが助けてくれたんですよね?」
ソウゴ「嗚呼、それは…まあ……」
フブキ「…本当に…ほんっとうにありがとうございました!おかげで白上、今とっても楽しいんです!!」
ニッと微笑んではソウゴの頬に啄むようなキスを落としたフブキ。
茹でダコ…或いは林檎のように真っ赤になった彼の手を取り、立ち上がらせた彼女はその手にライドウォッチのようなものを載せた。
フブキ「それは白上からのお礼です!使い方は……ソウゴさんならわかると思いますよ!!」
そう述べて走り去っていくフブキの背中と彼女から貰ったライドウォッチを見比べながら、彼は果たしてこれをどう使うのかと頭を悩ませる。
なぜならそれは楕円の中にジオウのライドウォッチがあるような形状をしていたのだから。
「いいんですか、あんなに息巻いてたのに。」
ミオ「ふぇあ!?せ、船長!?どうしたの!?」
そんな彼等をこっそりと覗いていたミオだが、突然話しかけられては耳を逆立てながら驚く。
そんな彼女を見て爆笑しながら、マリンは続ける。
マリン「だってミオ先輩、言ってたじゃないですか。」
これほんとにR15で大丈夫かな?……それともR15なんてこんな感じ?分からねぇ……
感想や評価、モチベになるのでぜひぜひお願いいたします!!
ハーレム展開どうする?(作り直し)
-
オリ主だけ(ヤンデレ有り)
-
オリ主だけ(ヤンデレ無し)
-
オリ主+もう1人のオリキャラ(ヤン有り)
-
オリ主+もう1人のオリキャラ(ヤン無し)
-
百合ハーレムって…いいよね?
-
そもそもハーレム展開なし