特技は綺麗に割り箸を割ることです   作:世界を22回救った男

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とあるシリーズって話が複雑すぎるよね。複雑じゃない?


プロローグ

 

 

 

──学園都市

 

東京都西部に位置する、多数の学術研究機関、先端技術企業の集合体。

総人口はおよそ230万人。そのうち8割ほどが学生というなかなかとがった都市だ。

科学の開発に力を注いでおり、この歳に住む学生たちの大多数が"能力"に目覚めている。

 

「……ま、俺は能力持ってないけどねー」

「ん?なんか言ったか昇?」

 

「なんでも」

「………?そっか」

 

独り言が聞こえてしまっていたか。

隣に座るクラスメイト……及び、小学校からの幼なじみ。

 

彼もまた能力者じゃない。

 

そもそも、能力者とは何ぞや。

それは6つの段階に分かれている。

 

 

"無能力者"、レベル0

"低能力者"、レベル1

"異能力者"、レベル2

"強能力者"、レベル3

"大能力者"、レベル4

"超能力者"、レベル5

 

 

締めて6段階。

能力は多種多様。発現後、その出力やらなんやらでレベル別に区分される。

レベルが高いほど強くて低ければ弱い。簡単に言えばそんなところ。

0だと能力自体がない。俺も隣のヤツもここの位置付けだ。泣きたくなるね。

 

この学園都市はそんな能力者を生み出して研究。かく言う俺もそんなカッチョイイ力に憧れてやってきた……なのに、

 

「くぅ……」(泣)

「え?なんで泣いてんの?怖いって」

 

能力無しとかどうなってる?

やばいよやばすぎやばたにえんだわこれは。来てからわかったけど黒い噂も絶えないし出ていきたいね。平和に生きたい。地元に帰りて。

 

「はぁ……」

「………おい、"平山"」

 

「うぇ?」

「俺の授業はそんなため息吐くほどつまらんかったか?」

 

「え……あー、いやいやそんな」

「だったら……ボーッしてるんじゃない…!」

 

教師からの注意。

手にしたチョークが投擲された。

 

が、手元が狂ったのか、行先は俺ではなく隣の幼なじみへ。

 

「へ?あだっ!?」

「あ、す、すまん上条……」

 

ふぅー、"相変わらず"俺は運がいい。

そしてコイツは"相変わらず"運が悪いな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「く、くそ。ひでー目にあったぜ…」

「フッフッフッ、とーまは相変わらず運が悪いのぉ」

 

「元々はお前のせいだからな!」

 

お昼の時間。いつものメンバーで机をくっつけて談笑していた。

上条当麻。我が幼なじみであり、腐れ縁。つんつんヘアーの不幸体質少年。

 

「ま、いつも通りやな」

「ヒラさんのとばっちりを食らうかみやん。もう見なれた光景だにゃー」

 

そして、青髪ピアスこと青ピくんとサングラスアロハシャツこと土御門元春。

え?青ピの紹介が雑?ま、そこは置いといてもろて。

 

「見慣れた光景って……俺の気持ちも考えてくれませんかね」

「細かいことうだうだ言う男の子は嫌われるぞとーま。広い心と器、あと甲斐性と稼ぎが大事だ。立派なATMを目指せ」

 

「なりたくねー!そんな大人!」

 

そんな会話をしつつお弁当を取り出して、おたのしみお昼タイム。

割り箸を取り出し、そのままパキッと。

 

「……んー、そういやヒラさんってよく割り箸使うの見るけど……なんか失敗してるとこ見た事あらへんなあ」

「確かにな。よくそんな綺麗に割るもんだぜい」

「昔からだよな?」

「ん?まあねー。俺の特技だからな」

 

ふっふっーん。どうだしゅごいだろ。

便利っちゃ便利だけど憧れるほどの特技じゃないけど。言ってて悲しくなってきたな。

 

学園都市レベル0。無能力者の取り柄のない男子高校生。

そんな俺の名前は"平山昇"。

 

 

 

 

 

非常に綺麗に割り箸を割ることができるだけの男の子です。




元ネタ気になった人はSCP2973JPで検索検索ぅ!

続くかなぁ(遠い目)
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