天界での戦いも終盤に差し掛かっていた。
「下級中級の神族を全滅させた。後、お前達上級だけだ。」
「なかなかにお見事だぞ、黒姫。だが、まだ、中級の私を倒してないぞ。(ニタッ)」
神力が上級神族と大差ないから分からなかった...。
「ふん!てっきり私に怯え、上級神族の後ろに隠れてるかと思ったよ。死神 、堕悪零。」
「これは、これは失礼。私は貴方に興味があってね。良かったら中級神として黄泉の国に一緒に来ないか?」
「そうだなぁ。私がお前の魂を直々にあの世に送ってやるよ!」
ードゥンー 砲式・太刀龍弾
太刀龍弾に乗った黒姫は新たに太刀龍弾を堕悪零に撃ち込むのだった。
対してノーアクション...動きをみせない堕悪零。
動かない?何か異変が起きて...!!
「くっ!」
咄嗟に頭上に剣型の黒神木を上に翳した。
「なっ!」
そこにはこの世界の神族の頂点に君臨していると思われる人物が目の前にいたの、
「主神。何故手出しをする?早死にしたいのか?」
「貴方はこの世界では処理しきれないのですよ。でも人間から成り上がった下級中級神族を殲滅してくれたのはお礼する。」
「当たり前だろっ。ついでにお前ら全員消してやるよ。」
主神の樹木で出来た巨大な拳と黒神木で鍔迫り合いをしながら言葉を交わしていた。
「私は世界最凶の黒姫!私は神族から人間を解放する!」
そう叫ぶと主神から距離を取り砲龍を構えて魔法獣を打ち出そうとした、しかし下から強烈な引力に引っ張られそうになっていた。
こ、これは!。黒姫は驚きつつ、
「主神、お前だけでも一緒に道連れだ!」
足元で消えかかっている太刀龍弾を足場にし、砲龍の銃口から龍が生れた。
ードゥンー 砲式・太刀龍弾
「無駄な足掻きです。」
主神はその強大な体躯で彼女黒姫を見下ろしながら、魔法獣を握り潰そうと手を射線上に翳した、がそれが悪手だった。
「グフっ、やってくれましたね...。」
何故か急に強大化した魔法獣に刺し抜かれて、血反吐を吐く主神。
実は主神が油断して魔法獣に手を翳して、魔法獣を潰そうとした時黒姫は強化弾を可能限りそして勘付かれないように生成して太刀龍弾に主神に届くギリギリまで待って撃ち放ったのだ。結果主神は瀕死状態になっていた。
届いたか私の一撃。足場になっていた太刀龍弾は消え抵抗せずなすがままに空間に空いた穴に引っ張られるのであった。
未練がましいがあの世に逝くか...
目を瞑って太刀を体内に戻し、旋龍と砲龍を抱えて消えていった...。
行ったか...。天界には神力がたくさんある、一撃で始末しないと回復はあっという間だということは知らなかったのだろう。
さて黒姫 何処に飛ばしかは知らないが、言えることはひとつだけ貴方にとって生きにくい環境になるだろう。願わくはその力を利用させれないようにして欲しい...。
なんせもう神族はこの世界にしか存在せず、そして生まれないのだから。
主神は自分で作った異次元ホールを見つめながらそう心の中で呟いていた。
ごちそうさまでした