ドラゴンボール×Re.ゼロから始める異世界生活 作:オレタチ青い人
今回も文字数が多くなりすぎてしまって、考えた末前編、後編に分けたいと思います!
後編も近いうちに出せると思うので、少々お待ちください!
――マナの修行開始から4日目の朝――――
.....運命の日、悟空視点――――
「.....よし!一旦ここら辺で終わらせとくか」
今日は命運が分けられる日ということで、少し気合を入れて朝早くから修行を開始していた
エミリアは今日、オウセン?というものの勉強をするため、一人での修行となっていた
一人での修行は少し寂しいが、集中は出来る
それにより、ある''得たもの''がある....
「ついに出来たぞ...オラの新技...!!」
この世界に来てからのさまざまな経験や知識を活かし、自分だけの''新技''を開発することが出来た。
マナではなく''気''を使った技ではあるが、強力なことには違いない...!
これがあれば、今日襲来するであろう暗殺者?にも勝てる可能性が上がるはずだ!
...いや、勝てるかどうかじゃない、絶対に負けない...そのために修行を重ねてきたんだ!
その決意を固め、拳を握る
...その拳は少し、震えていた...
「...オラ、ワクワクしてきたぞ...!」
――――――――――
朝食を摂るために屋敷へ戻っている途中、ふと、一つの視線を感じる
その視線の先へ目をやると、そこには二階の窓から顔を覗く、レムがいた
鋭い目で、こちらを見ていた
「...なんだ?やけに視線感じるなと思ってたら、あいつだったんか」
だがなぜ、あんな怖い顔でこちらを見てきているのだろう……?
すると、こちらが見ていることに気づいたのか、少し慌てた様子でレムが顔を背け、何かへ向かって駆け出したようだった
なにか悪いことでもしたのだろうかと思い、申し訳なく思う
朝食も取らずの修行は久しぶりだったので、かなり腹が減った
早く屋敷へ戻って腹を満たそう……
屋敷へ戻ると、とっくに朝食の準備はできており、エミリアやロズワール、ベアトリス、そしてその膝の上に眠そうに毛繕いをするパック、などといった者達が食卓を囲んでいる
いつもの食事の前の儀式を終え、さて食事に手をつけようとしたところ...
...悟空はある一つの違和感に気づく
「ありゃ?そういや、スバルはいねぇんか?」
「確かにそうね、レム、スバルはどうしたの?」
ロズワールの斜め両脇に佇むレム、ラムに並んで、いつもはいるはずのスバルがいない
体調でも崩したのだろうか?その疑問を吐露すると、エミリアもその事に今気付いたのだろう。
レムに事情を聞くと、返事が一言
「スバルくんは失神しました」
「……へ?」
今...なんて言った?
もう一度言ってくれないかと頼むと、「失神しました」と同じ返しが来る
話を聞くと、どうやら掃除中に転倒し頭を打ったみたいだ
空いた口が塞がらない。
転倒して、失神……?
あのスバルが……?
スバルがそんなミスを犯すだろうか……こんな大事な日に……
「いやぁ〜まさかまさか、勤務し始めて4日でこぉんな大失態を晒すとは……
流石期待の大新人ってぇ感じだねぇ!アッハッハァ!!」
「笑い事じゃないわ!スバルは大丈夫なの!?」
ロズワールのあまり気持ちの良くない冗談をエミリアはばっさり切り捨て、レムにスバルの容体を聞く
返答は、「特に大きな外傷はないし、命に別状はない」であった。
なら大丈夫……とはならないが、ひとまずは無事なことが分かって気が緩む
だが、まだ心配の気持ちはある。
さっさと食事を終わらせ、スバルの容体を確認しに行こう。――――
――――――――――
「ま、マジで気絶してんじゃねえか....」
意識をなくしたスバルの体は、確かにベットの上に横たわっていた。
思わず呆気に取られる、「こんな大事な日に、何をしているんだスバルは」と。
そこで一つ、あることに気づく
彼の目の下に、大きな隈ができていた
まるで、何日も寝てないかのような、そんな顔をしていた
「おい、スバル...スバル!」
目覚める事を期待して、スバルの肩を揺すぶってみたが、起きない
今度は強めに揺さぶってみたが、一向に目覚める気配はない
この様子じゃ当分の間、目覚めることはなさそうだ...
こりゃあ困ったことになったな...と思っていると、悟空の横で一言、
「困りましたね...」
レムがそう呟いた。
彼女へその困ったこととは何か聞くと、やはりというべきか、これからの仕事に支障が出るということだった
主に昼後にある、今日、明日の飯時に必要な食料の買い出しだ
悟空が沢山食べるため、かなりの食料を調達しなければならない
さっきもさっさと食事を終わらせたが、ざっと五回ぐらいおかわりをしていた
「そうか...スバルがこのまま目覚めねぇと、おめぇ達がスバルの代わりの分も仕事しなきゃいけねぇんか...」
「姉様はエミリア様の勉強のお手伝い、スバル君はこんな様子ですし、どうしましょう...」
少しの間、沈黙が流れる....
それは、その状況を解決させるための思考の時間だ。
すると、悟空が何かを思いついたように「あっ」と声を出し、レムの方を向いて
「オラも一緒に行くか?」
と、言った。
顔を合わせると、レムは少しした後に焦った様子で「だ、ダメですよ!」
とその悟空の提案を否定する
「貴方はあくまでお客様です。私たちの仕事を手伝わせるわけにはいきません!」
「でもよ、オラおめぇ達にいつまでもタダ飯食わしてもらってるわけだし、何か恩返ししてえんだ!」
「.........ですが...」
悟空はこの四日間、エミリアを助けたという報恩による物と、''パオズ山''もとい、元の世界への戻り方が分かるまで、ロズワール邸で匿ってもらっていた
.....加えて衣食住、その全てが、無償で提供してもらっていたのだ。
悟空自身、働く彼女らに何か恩返しをしたかった
「おめぇ達が頑張って仕事してんのに、オラだけ好きなことして、のんびりしてるってのはなんかモヤモヤすんだよなぁ。
だから、おめぇの仕事手伝わしてくれ!」
「それでも、お客様はお客様です。そんな事...」
「いいんじゃない?」
続けてレムが何かを言おうとした時...
....部屋のドアを開けて、エミリアが入ってくる
レムは小さくそのエミリアの発言に「エミリア様....」と困ったように呟く
「ゴクウから話を聞いた感じ、あまり
「で、ですが..........分かりました...そういう事なら...」
レムは少し考え込んだ後、エミリアの提案を渋々承諾した。
なんとか一緒におつかいに行かせてもらうことが出来ることが分かった悟空は、ひとまず胸を撫で下ろす
同時に、この世界のことが知れるという期待に、ワクワクしてきた
「エミリア様、ところでお勉強は......?」
「え?あ、あぁ、今は休憩時間だから...」
エミリアが少し焦った様子でそう説明した直後、後ろから声が聞こえてくる
「エミリア様?こんなところで何をしているのですか?」
その声を聞いた途端、エミリアの肩が跳ね上がり、恐る恐る振り返ると...
そこには、冷酷な眼差しでエミリアを見つめる、ラムが居た
「ら、ラム...ちょっとスバルが心配で、様子を見に来てて...」
「ならもう済みましたね。では、お勉強の時間ですよ」
エミリアが「あ〜れ〜」と言いながら、ラムに連れて行かれてしまった
その様子を無言で見つめるレム、悟空....
(エミリアも大変だなぁ...)
と悟空は、心の中で思う。
――――――――――――――――
そして、お昼過ぎ....
未だスバルは、目を覚ますことがない
そして約束通り、レムと共に街へ買い出しに行くことになった
修行を中断し、屋敷へ戻るため歩みを進めていると
やけに身なりを整えたロズワールがこちらへ歩いてくる
「おお、ロズワール!いつもの格好じゃねぇのを見ると、何かあんのか?」
「うん。ちょぉっとやっかいな用事が入っちゃってねぇ。だぁかぁらぁ...」
帽子に手をやりながら歩みを進め、悟空の肩に手を置くと...
「後は頼んだよ、ゴクウ君...」
そう耳元で囁くと、光を纏いながら浮遊し、どこかへと飛んでいった。
...さっきのロズワールの言葉はどういう意味だったんだろう....と、悟空は頭に?を浮かべながら
再び屋敷への歩みを進めた
屋敷の玄関前まで歩くと、そこにはレムが待っていた。
「ようレム!準備出来たか?」
「はい、準備は整っています、お客様」
レムはそう淡々と一礼し、「では、行きますか」と言うと。スタスタと歩み始める
悟空もその後ろをついて歩き、異世界での初めてのおつかいが始まるのであった――――
後編へ続く...
レムと悟空の二人でのおつかいが始まりました。
今回の話のはじめで触れていた悟空の新技、これはまだお披露目するのは少し後になりますが、近いうちに出てきます!
ぜひ後編も公開されれば、読んでってください!
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