グリッド135掃討を終えて帰還。
風呂に入って飯を食い、8時間ぐっすり眠ることに成功したので非常に気分が良い。
自分はかなりの貧乏舌、あるいはバナナ迷彩やクロコダイルスーツを付けていると認識しているので、到底旨くはないであろうミールワームも、想定よりもはるかに美味しく頂くことができた。実際美味しいのかもしれないが……それについては、ラスティや味覚を得た後の621を観察しないと分からないだろう。
そういや、どうやって621やラスティなんかと出会えるだろうか?戦場でばったり出会って殺し合い、というのは少し勘弁してほしい。
ゲーム内では、ばらまき依頼を通じてベイラムやアーキバスとのパイプを得て、多重ダム襲撃や壁越えに参加することで、イグアスやラスティと接触している。つまり、同じルートを辿るには、こちらもベイラムとアーキバス双方の信頼を得る必要がある。
アーキバスの方は、先ほどはばらまき依頼を達成したばかりだ。ついでに、襲撃してきた独立傭兵を返り討ちにしたことも伝えたから、評価は悪くないだろう。となると、次はベイラムだ。
移設型砲台破壊の仕事を探してみる。しかし、既に他の誰かが依頼を完了させていた。おそらくは621だろう。
困った、これではベイラムとの繋がりが持てない。おまけに621にはウォルターの、ミシガンとの繋がりがある。ずるいぞ。
なんとか他の良い仕事を見つけなければならない。最悪、当て馬な依頼でもこの際しょうがない。
ベイラムに好印象を持たせられて、自分の実力を手っ取り早く証明できる依頼……
端末と頭で依頼をフィルターしていく。そうして、やっと条件が合う依頼が見つかった。
「独立傭兵撃破」
『独立傭兵の諸君! ベイラム同盟企業 大豊からの依頼を公示する。
当方の偵察部隊が 現在アーキバス管下にあるグリッド135に
アーキバスが独立傭兵を配備する情報を手に入れた。
グリッド自体に価値は無いが アーキバスの雇用戦力を削ぐには丁度いい機会だ。
野心ある諸君! 配備された独立傭兵を撃破せよ。
これは諸君らにとって 当方に実力を示す又とない機会になる。奮闘を期待する!』
場所 ベリウス南部 - グリッド135
目標 配備された独立傭兵の撃破
報酬 100,000
おお。なにがおおだよ。
これは当て馬よりの依頼ではないか?目標の独立傭兵の情報が無いのも怪しい。だが、こちらにとっては非常にどうでもいい。ランクマ基準で考えたら、対戦が始まるまで対戦相手が分からないことは至って普通なのだ。最近は過疎化も進んで、割と相手が読めるようになってきたが、それは置いといて。
というかこれ、俺が先程の依頼を達成した結果出てきた依頼なのではないだろうか?グリッド135はつい先日世話になった。日を跨いだだけで即座に戦力が配備されるとは、アーキバスの雇用能力の高さが伺える。
依頼を二つ返事で受理。今回は完全にAC戦なので、アセンもしっかりしておこう。
右腕 SG-027 ZIMMERMAN(重ショ)
左腕 SG-027 ZIMMERMAN(重ショ)
右肩 Vvc-700LD(レザドロ)
左肩 BML-G2/P05MLT-10(10連ミサ)
頭部 EL-PH-00 ALBA(アルバ頭)
コア CS-5000 MAIN DISH(メインディッシュ)
腕部 DF-AR-09 TIAN-LAO(瓦腕)
脚部 VE-42A(ドム足)
ブースター BST-G1/P10(P10)
FCS IA-C01F: OCELLUS(オセルス)
ジェネレーター VP-20D(20D)
コア拡張機能 PULSE ARMOR(PA)
はい、PBTです。
申し訳ないが、自分はコイツで何度もS昇格をしているので、コイツに乗るのが一番安定するのだ。余程のインファメタや引き撃ち機でなければ、大抵は良い勝負ができる。
機体をヘリに固定して、出撃。
≪メインシステム 戦闘モード起動≫
到着したのはいいが、敵が見当たらない。試しにスキャンをかけてみるも、何も掛からない。偽の依頼だったのだろうか?
試しに「密航」のスタート地点まで戻ってみる。やっぱり何もない。帰ろうかしら、と思い戻るとなんかいる。
さっきまでいなかったじゃねぇか!遅刻か?オープン回線で聞いてみる。
「ここに雇われがいるって聞いたが、あんたか? 遅刻でもしたか」
「……」
返信がない。死相姉貴のような声無しかもしれない。
「……お前、ランクは?」
やっと返信が来たかと思えば、いきなりなんだ?アリーナのランクを答えたらいいのだろうか。
「アリーナランクのことか? 7位、ランクAだ」
「……!」
無線越しに、動揺しているのを感じた。ふはは、こわかろう。よく分からんが。
「……却下だ」
「んあ?」
「俺は仕事を降りる。あんたの不戦勝でいい」
「あ、そう……」
そういって敵のACはそそくさと逃げて行ってしまった。追いかけたくてもこの機体では追えない。
なんだったのだろう。ランクマで考えると、セッションが解散されたのと同じだろうか。こちらとしては実績も含めて戦いたかったので残念だ。
依頼主にありのまま起こったことを説明したら、返信が返ってきた。内容を読んでいる限り、「あなたのランクでは嘘はついてないだろうから、依頼達成ってことにしていい」とのことなので、さっさと帰る。せっかく来たのに無駄足だったぜ。
帰還してから、ちょっと変わったことがある。
ベイラムから名指しの依頼が入ってきたことだ。それも大豊からではなく、ベイラムからの直々の依頼だ。
内容は「ヴェスパー部隊殲滅」。ヴェスパーの番号付き数名を、俺単機で落とせ、という依頼だった。ふざけているのか。当て馬よりひでぇや……
流石に見送らせてもらう。ベイラムは独立傭兵をなんだと思っているのだろうか……
と同時に、解放戦線からの依頼が来ていることに気付いた。独立傭兵に向けたばらまき依頼のようだった。解放戦線に独立傭兵を雇えるほど、懐事情は良くなさそうだが。
内容を確認してみる。
「独立傭兵撃退」
『独立傭兵各位に依頼を要請する。
場所はベリウス南部 ボナ・デア砂丘。
我々の武装採掘艦「ストライダー」の斥候の為に
アーキバスが独立傭兵を手配したという情報を手に入れた。
もしもストライダーが撃破された場合 甚大な被害になる。
少しでもその可能性を減らすために あなた方の力をお借りしたい。
目標は独立傭兵数名 これを全て撃退してほしい。
コーラルを企業に奪われるわけにはいかない。あなた方の助力が得られることを願う』
場所 ベリウス南部 - ボナ・デア砂丘
目標 配備された独立傭兵の撃退
報酬 100,000
おお。おおじゃないが。
これもまた当て馬ではないか。なんて言った? 独立傭兵数名?
まず人数不利を被っている。そして、敵の数に対して報酬が安すぎる。だが、それでいい。俺はAC戦がやりたいんだ。ついでに解放戦線からの評価も得られるだろう。いいことづくめだ。
依頼を二つ返事で受理して、アセンを考える。今回はこちらが数で負けている。つまり、火力も装甲も足りない。ということで、ほぼ使ったことのないガチタンに乗ってみることにした。
右腕 44-142 KRSV(カラサヴァ)
左腕 44-142 KRSV(カラサヴァ)
右肩 VP-60LCD(LCD)
左肩 VP-60LCD(LCD)
頭部 VE-44B(アンテナ頭)
コア VE-40A(スネイル胴)
腕部 VE-46A(スネイル腕)
脚部 LG-022T BORNEMISSZA(ガチタン)
ブースター NOT EQUIPPED(無し)
FCS FC-008 TALBOT(タルボット)
ジェネレーター VE-20C(128ジェネ)
コア拡張機能 TERMINAL ARMOR(TA)
両腕にカラサヴァ、両肩にLCDを載せた、所謂サイコロタンクだ。
コントローラだと操作が忙しすぎて、何もできずに負けてからほぼ使っていなかったが、こちらの世界なら、おそらく操作が難航することはないだろう。敵のACがどのような構成かは分からないが、独立傭兵を露払いに使う方針のアーキバスに雇われているのだ、依頼の内容からして、逃げながら殴るなんて丁寧なことはできないだろう。火力と装甲は正義であることを教えてやろう。
ところでこれ、ヘリに入るのか……入った。良かった。
≪メインシステム 戦闘モード起動≫
ボナ・デア砂丘B*1に到着。ここに目標の独立傭兵がいるらしい。スキャンをかけてみる。
スキャンにACが三機掛かる。目標はこいつらだ。撃退すればいいだけなので、威嚇射撃程度で済ましてもいいのだろうが、折角なら全てを破壊して終わりにしよう。
マニュアルエイムを起動する。四つの武器全てをチャージ。ちゃんとカラサヴァの二段チャージも終わらせてから、ハムジャンして飛び上がり、AC一機にエイムを合わせ、瞬時にマニュアルエイムを解除して半マニュ撃ち*2で斉射する!
ヴォズビゥゥドォヴォゴゴォ!!! 計四門のレーザー兵器から放たれたそれは、AC一機を跡形もなく消し飛ばすには過剰過ぎる威力だった。中のパイロットは、おそらく自分が殺されたことすら気付けなかったことだろう。
隣にいた残りの二機も、LCDの爆風によって即スタッガーされている。これなら、リロードまでの十分な時間稼ぎができる。
自由落下で再び敵の視界から消える。あとはスキャンを連打して奇襲を警戒しつつ、リロードを待つ。スキャンで得られる輪郭でしか敵方の状況を掴めないが、相当慌てふためているように見えた。さっきまでいた味方が閃光と共に消えているのだから、無理もないだろう。
いつまで時間稼ぎできるか、と自分のターゲット状況を確認すると、すでに一機にロックオンされていることが確認できた。ギリギリまで引き付け、出会い頭に敵に向かってキック! ガァン! おいゴルァ!
すると、プライベート回線に通信が入ってきた。
「おっ……お前か!? 俺のダチをやったのは!?」
「ひぃっ!……タンクだ……!!」
どうも二人とも恐慌状態で、話ができるような状態ではなさそうだ。すかさずハムジャンして攻撃を避けつつ宙に浮く。
「くそっ!!!死ね、死ねぇ!!!」
「無理だ……勝てるわけない……!!」
敵のアセンを確認してみる。片方はベイラム製のフレームにRaD製ハンドミサイル、両肩に10連ミサイルのフルミサイラー。もう片方は両腕にアサルトライフル、ハンガーにハンドガンの軽タン。アセンの時点で素人の匂いを感じる。
ミサイルはハムジャンで出来る限り避け、アサルトライフルは跳弾距離まで引き離す。やがてリロードが終わり、チャージが出来るようになったので、ハムジャンで飛び跳ねながらチャージ。標的をミサイラーに定め、しっかりロックオンして斉射!
これがLCBなら、更に迫力のある射撃音がするんだろうな、と思いながら全ての火力を吐き出す。そしてやはり、ベイラム製のフレームは跡形もなく消し飛んでしまった。これであと一機。
「まっ……待って……!」
ん?
「降参……降参するから……撃たないで……」
敵の軽タンが急に動きを止め、全ての武器をパージ。完全に戦意喪失している。
困ったな、これがランクマならこちらも放置して時間になるのを待つのだが、ここでは制限時間が存在しない。おとなしく帰れ、とかそういうことを言うべきなのだろうが……生憎リロードが終わってしまった。チャージを開始する。通信から、息を呑む音がした。
「待って……」LCDのチャージが完了する。
「いやだ……」カラサヴァの一段目のチャージが完了する。
「死にたぎゅっ……死にたくなぃ……」カラサヴァの二段目のチャージが完了する。
いつでも撃てる。
「死にたくなければ、その機体の足の速さに頼るんだな」
流石にこのまま殺してしまうのは可哀想に思えてきたので、せめて選択肢を与えてやる。生き延びたければ死に物狂いで逃げるがいい。
「ぁああぁ……ふっ……うぅ……」
「……ダメみたいですね……」
すでに生きる意志はなく、いや、正確にはもう体が動かないのだろう。逃げたくても逃げられないのだ。残念ながら、それでは生き延びることはできない。
せめてコックピットを避けて撃ってやろうと思い、カラサヴァを脚部に、LCDを両腕に向けて発射。しかしこの過剰火力では、相手を殺さないようにするなどという繊細なことはできず、レーザーに焼かれて誘爆。逆に可哀想なことをしてしまった。
依頼主に依頼完了の旨を伝え、依頼達成。
帰還して風呂に入って飯を食い、依頼を確認する。早速、解放戦線から名指しの依頼が入ってきていた。
「多重ダム防衛」
それは、これからの傭兵生活に更なる彩りを加えてくれる依頼である、そう確信できた。
でもそれはつまり、コーラル争奪戦への参加を意味する。
その未来に待つのは、
――選ばない奴とは敵にも味方にもなれない――
カーラの台詞を思い出す。
俺は、これから来るであろう選択を、笑って選べるだろうか。
今回のヴォルフ・シアンのアセンです。
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=68-68-91-13-112-137-156-187-196-209-225-228
PBTです。フレームはちょくちょく変わりますが、武装はほぼ変わらないまま、ずっと乗っているアセンです。というかこれ以外のシングルアセンは乗りこなせない。
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=1-1-80-80-127-145-163-183-232-204-223-230
チーム戦用アセンであるサイコロタンクです。タンクはほぼ乗らないので、実際には二、三回程度しか乗ったことがないです。
今回の敵のアセンです。
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=104-104-13-13-117-133-152-181-198-208-215-233
中量フルミサです。はっきり言って何も嚙み合っていません。チムランでフルミサはやめておきましょう。マジで。
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よく分からない軽タンです。アサルトライフルで中距離戦、ハンドガンで近距離戦。まるで620のアセンみたいだぁ…(直喩)