目が覚め、布団から出て、AC6を起動する。
内容のほとんどは、重量機に対するヤケクソ気味の強化。なるほど、不満を言う奴がいるわけだ。それと、マッチシステムの改善。遂に、チムランのランクSとそれ以外とで混合されたマッチングがされなくなったようだ。これは相当評価されているようで、TL上のチムラン勢はおろか、マッチングしたチムラン勢の動きも生き生きとしていた。遂にチムランと重量機の時代が来たようだ。ワクワクしながらチムランを回して、あっという間に昇格、レートも2000を超える。素晴らしい、我々ナムフニアン*1の春が来たのだ……!
目が覚めて、体を起こす。目の前には
また夢を見た。変な時間に寝るといつもこうだ。元の世界によく似た、あまりにも自分に都合のいい世界。どうせ、AC6にはアプデもDLCも来ない。ランクマの環境が良くなることも、未来永劫有り得ない。残念ながら。
朝食をとり、ヘリを動かす。今日は予定がないので、ルビコン観光をすることにした。調べてみると、大きく分けて、解放戦線、ベイラム圏、アーキバス圏の三つの生活圏が存在しているようだ。その他にはドーザーの縄張りや、その他の企業の駐屯地など。全てを一日で回るのは無理なので、その他の企業の駐屯地を回ることにする。場所を見る限りは、かなりマイナーなエリアを見られそうだ。
場所がルビコンである限り安全であるわけがないので、ACも持っていく。別に戦いに行くわけではないので、完全に見た目のカッコ良さだけで選んだビジュ機を組む。
右腕 RF-024 TURNER(ターナー)
左腕 Vvc-774LS(レザスラ)
右肩 EARSHOT(イヤショ)
左肩 BML-G2/P17SPL-16(2連8分裂ミサ)
頭部 HC-2000/BC SHADE EYE(真レイヴン頭)
コア EL-PC-00 ALBA(アルバ胴)
腕部 AR-011 MELANDER(メランダー腕)
脚部 2C-3000 WRECKER(レッカー足)
ブースター BST-G2/P04(P04)
FCS IA-C01F: OCELLUS(オセルス)
ジェネレーター AG-T-005 HOKUSHI(ホクシ)
コア拡張機能 ASSAULT ARMOR(AA)
うん、カッコイイ。満足だ。
機体をヘリに固定して、出撃。
ヘリに揺られ続けて数時間、ようやく目的地に到着。
周囲の企業には、事前に連絡をしておいた。おかげで、ACを出しても過度に警戒されない。
駐屯地と言ったものの、ただの繫華街のように見える。なるほど、田舎のイオンモールのようなものか。流通が利かないエリアに企業が降り立ち、そこに住む人々に資源を提供する。実際、ここの企業はベイラムやアーキバスのような兵器開発を行っていない、民間企業のようだ。
安全な場所にACを停めて観光する。今まで見てきた戦場とは、景色がまるで違った。硝煙の匂いはまるでなく、今まで戦禍を被ったこともないように見えた。独立傭兵を見るのは珍しいのか、周囲からの好奇心の目が刺さる。
飯を買い、機体の足元で食っていると、子供が目を光らせながら寄ってきた。
「おじさん、これに乗ってきたの?」
「おじ……」
まさか、おじさん呼ばわりされる若者にされる日が来るとは思ってなかった。AC6の好きなキャラを答えろと言われたらオキーフが出てくる程度には、おじさんキャラは好きなので構わないが。
「……そうだ」
「ホント? すっげぇ!」
子供の目が更に輝く。「じゃあ、これで悪者を倒してるの?」
「まぁ、そうだ」
「すげぇ! 俺にもできるかな? 乗っていい?」
「それは流石にダメだなぁ……」
立ち上がって、機体を見上げる。こうやって見ると浪漫の塊だが、本来の用途は戦争行為だ。敵とされたものをこの世から消し去るために、同業者を、あるいは民間人に向かって銃を撃つ。戦争行為の名の下に許されているだけで、やってることはただの人殺しだ。金のためにそれをやっている独立傭兵は、尚更たちが悪いだろう。
「こいつはカッコイイが、危険だ。遠くから見ておくだけにしておくのが一番だ」
「ふーん……」
「俺が今お前さんにできるのはこれぐらい……」と言って、さっき買ってきたたこ焼きを見せる。
「たこ焼き、いるか?」
「いらない! 知らない人からものを貰っちゃいけないんだよ!」
「あら、そう……真面目な子だ」
一通り街を周り、買い物を済ませ、帰宅しようとACに乗り込んだ時。
広域レーダーを起動した時に違和感を感じた。
念の為、メインシステムを戦闘モードにし、火器管制をオンにする。ただ、こんなところで撃ち合う気は全く無い。AC自体でも、少し暴れたらあっという間に民間人に被害が出る。流石にそれは避けたい。
スキャンを飛ばす。今のところは何も無いようだ。とりあえず機体を浮かし、街から遠ざかる。
街からかなり外れた僻地に着地する。急襲されてはたまったものではないので、スキャンを飛ばしつつ、カメラをグルグル回す。しかし誰もいない。気のせいだろうか?
……いや、気のせいじゃない! 既にロックオンされている!
数は2。アラートも鳴り始める。すかさずQBでその場から離れ、カメラを回して一機捕捉…なんだそのアセン!?
両肩にカーラミサ、右腕にガトリングガン、左手にレザブレの軽量二脚……うっ、どこかで見たようなアセンだ……。
もう一機も捕捉。フルミサイラーの中量二脚だ。非常にしんどいが、やるしかない。
……いや、どうしたら勝てるんだ? 今の機体はシングルでもチームでも使えるようなアセンではない。しかし、いくら悪態をついたところで状況が好転することはない。できることをできる限りやろう。
肩のミサイルをフルミサに向けてロックオン。大抵のセオリー通りなら、初タゲ*2にフルミサを狙うのはあまり良くないが、ガトリングガン持ちに正面から当たるのもよろしくない。
初タゲを決めたならさっさと行こう。ミサイルの数は負けているので、距離を詰める。ミサイラーの方も、こちらが狙われていることに気付いたようだ。ミサイルが同時に全弾発射され、後ろを向いてAB逃げ……!?
ABミサイラーだ! よく見たらミサイルの種類もチーム戦向けではない。情けないアセンをした奴だと思っていたが、違ったようだ。こいつは今、チーム戦ではなくシングル戦をやっている!
これはまずい。はっきり言って、ABミサイラーは苦手だ。安定して勝てた覚えが無い。これでは敗北は必須だ。
だがこれはチーム戦だ。ABミサイラーがガン逃げしている間に、もう一機の方をロックオンする。ABで無理やり後ろから来るミサイルを避けつつ、軽二に迫る。軽二もこれに応戦し、レザブレをチャージ。横薙ぎが来る前に横にQT、ミサイルを避けつつAQBで旋回する。
レザブレがオーバーヒートしている今、脅威は実質ガトリングガンだけだ。キックを当てて、イヤショを撃つ。相手が軽二のおかげで、イヤショ一門でもスタッガーしてくれた。ABミサイラーがガン逃げしてくれたおかげで、ミサイルの邪魔も来ない。レザスラを起動、双刃ブレードで切り刻み、とどめのキックをおいまいする。
軽二のAPがゼロになろうとした瞬間、機体がパルス防壁で守られる。TAだ。だがその機体では、5秒の間にこちらを倒すことはできまい。素早くAB逃げし、5秒経ってTA切れになった機体に向けてターナーを撃ってミリ狩り。これで人数不足は解消した。
だが問題はまだ残っている。ABミサイラーを倒すには、このアセンでは無茶だ。どうしたものか……
ゴォッ!!
ん?内燃型ジェネの音?
相手のABミサイラーはコーラル内燃型だし、今俺は機体を動かしていない。ということは……誰だ!?
カメラを何者かに向ける。そこには、ABでミサイラーに迫りくる、白い機体。両手に重ショ、肩に双対ミサと赤月光。エンブレムはクレスト・インダストリアルのロゴ。
おっ……OREさん!?
チムランアベラントがどうして……?
固まっている場合じゃない。よく分からないが、これは好機だ。逃げるABミサイラーを挟み撃ちするように移動する。
ABミサイラーの方も挟み撃ちにされていることに気付き、無理やり経路を変更。しかしあれではENが持たないだろう。EN切れで停止したところにOREさんの赤月光が放たれスタッガー、さらにダメ押しの重ショとキック。
キックでさらに足が止まったところに、こちらもイヤショを当てる。OREさんも重ショをクリーンヒットさせてくれたお陰で、ABミサイラーは二度目のスタッガー。
よし来た、行くで! ABしながらとどめのレザスラを起動、ABミサイラーを切り刻む。爆散しながら、ABミサイラーは墜落していった。
助かった……。
何故急にOREさんが来たのかは分からないが、とりあえず礼をしておこう。
しかし、感謝のメッセージを送ろうとした頃には、OREさんは既にABでかっ飛び、通信が届かない程遠くに行った後だった。足の速い方だ。
それにしても、こいつらは一体なんだったのだろうか。依頼を受けて襲撃してきたのだろうか?
機体のデータを取れば何か分かるかもしれない、と機体を近付けて解析してみるが、あるのはパイロット情報ぐらいで、目ぼしいものは全く見つからなかった。何なんだ一体。こちらの機体もボロボロなので、ただの赤字だ。
とりあえず、さっさと帰ろう。また今の機体の状態で襲撃されると、たまったものではない。ヘリを呼んで、帰路に就く。
帰り着いたのは良いが、元気が無い。今日ぐらいはゆっくりできると思っていたのに、まさか戦う羽目になるとは微塵も考えていなかった。
文句を言っても何にもならないので、さっさと風呂に入って夕食をとり、明日の為に機体を組む。武装採掘艦護衛は夜中に行われるので、それまでは自由時間だ。今度こそゆっくりさせていただく。
夜になり、予定の時間が近付いてきた。
遅れるよりは良いと思い、早速ボナ・デア砂丘に向かう。改めてアセンを確認する。
右腕 HML-G2/P19MLT-04(ハンミサ)
左腕 HML-G3/P08SPL-06(分裂ハンミサ)
右肩 BML-G1/P32DUO-03(3連双対ミサ)
左肩 BML-G1/P32DUO-03(3連双対ミサ)
頭部 KASUAR/44Z(カズアー頭)
コア VP-40S(VP胴)
腕部 AA-J-123 BASHO(芭蕉腕)
脚部 EL-PL-00 ALBA(アルバ足)
ブースター BC-0200 GRIDWALKER(グリウォ)
FCS FCS-G2/P10SLT(ミサFCS)
ジェネレーター AG-E-013 YABA(YABA)
コア拡張機能 TERMINAL ARMOR(TA)
軽量フルミサイラーだ。一見やることは簡単そうだが、その実とてつもない判断力が求められる。乗りこなせる人間はほとんどいない。
今回の敵はおそらくC兵器、つまりミサイル等の爆発武器が有効だ。人間が相手ではないので、フルミサでも活躍できるだろう。
機体をヘリに固定して、出撃。
≪メインシステム 戦闘モード起動≫
ボナ・デア砂丘に着陸。目の前にはストライダーが、巨大な足をゆっくり動かして歩いている。ただでさえAC自体も人間と比べれば巨大なのに、それよりも何十倍以上も巨大なものが六足歩行をしている。面白いものだ。
折角なので、ストライダー観光もしようと近付いた、その時。遥か遠くから、赤い光が近付いてきていることに気付いた。コーラルの光だ。
まずい! そういえばこの依頼は、ストライダーがC兵器にやられるところからスタートされる。おそらくこのままでは、ストライダーは落ちる!
赤い光に向けてスキャンを飛ばす。まだ遠いが、すぐにロックオンできるほどに近付いてくるだろう。頭の中で、3連双対の当て方を復習する。
来た! C兵器を一機、カメラに収める。ミサイルハッチが全て開口され、ロックオン態勢を整える。C兵器の真上に陣取り、ハンミサを片手ずつ、着弾に時差が生じるように撃つ。向こうも負けじとミサイルを放ってくるので、上昇・下降を上手く使って回避。C兵器はミサイルを受け続け、スタッガー。3連双対を撃ちつつ、一度着地してENを回復、再びふわ引きの姿勢に入る。
敵も懸命に応戦しているものの、ミサイルへの注意が甘すぎる。こちらはミサイルを垂れ流すだけで勝てるのだから、この上なく楽なのだった。まずは一機。
二機目はどこだ?スキャンを連打しつつ、上空から索敵していると、レーダーに敵影。しかし、やけに高度が高い。まるでストライダー自体が敵であるような高度に……
まさか!?
ストライダーを登っているのか、あれは!
急いでストライダーの頂上に登る。ブースタのおかげで燃費は良いものの、常に駆動し、大した足掛かりもないストライダーを、息継ぎなしで登るのは辛い。なんとか頂上に辿り着いたものの、肝心の敵影が見当たらない。車両を間違えたか……?
ドォォン!!
「なっ、なんだ……この機体は!?」
「うっ……狼狽えるな!
我々はコーラルの戦士……!
うおぉぉぉぉ!!」
なんだと……!?
たった一機でこいつを落としたのか、あのC兵器は!?
船体が傾き始める。ここも誘爆して、巻き込まれるのも時間の問題だろう。
急いで離れなければ。そう思い機体を動かした時、真横から激しくキャタピラの駆動音が聞こえてきた。そしてこちらには目もくれず、ストライダーから降下する。あの野郎……!
着地しようとするC兵器に向けて、ミサイルを斉射する。しかし、ミサイルが着弾する前に、別方向から来たバズーカによって、C兵器は爆散した。見ると、そこにはローダー4。621が来たようだ。
[何をしている]
「ストライダーの護衛だ!……間に合わなかったけどな」
[そう 残念だ
C兵器を片付ける 援護を頼む]
「言われなくてもやらせていただく!」
遠くからギャリギャリと音を立てながら、ヘリアンサス型も現れた。ミサイルと火炎放射器を用いて襲い掛かる。
ミサイルをしっかり避けながら、ミサイルを一門ずつ発射する。あのパンジャンドラムも、やはり例に漏れず爆発武器に弱い。ミサイルが全段ヒットすれば、あっという間に爆散する。こうなってしまうと、後は作業だ。621のバズーカのおかげで、足りない火力を補ってくれたのもありがたい。
更に数機C兵器が来たものの、やはりミサイルの雨あられには手も足も出せず、次々と爆散していった。
「……終わったか
まだまだ腐るほどいそうだがな」
オールドキングの真似をしながら、大量のC兵器の残骸を眺める。
[感謝する 次はウォッチポイントで会おう]
そう言って、621はそそくさと帰っていくのだった。
やはり謎だ。621ならこんな仕事に僚機を呼ぶとは思えない。単純に親睦を深めるために呼んだか、俺を試しているのか。もし後者だとすれば、印象はあまりよろしくない。早めに来たにも関わらず、結局ストライダーを破壊させてしまった。流石にミッションの大筋を変えるほどの力は俺にはない。なんにせよ、現時点の評価はあまり高くないだろう。さて、どうしたものか……。
ガレージに帰還する。
飯を食いながら、621の台詞を思い出す。
「次はウォッチポイント」。
……ウォッチポイント。敵はスッラ、そしてバルテウス。621にとっては、Cパルス変異波形のエアとの再会の場。チャプター1を締めるには十分な情報量だ。621はそんな場に俺を呼んで、どうするつもりなのだろうか?
というか、何か抜けているような……。
ウォッチポイント襲撃の前に、誰かが死んだような気がする。誰だったか……。
アリーナのデータを開いて、名前を思い出してみる。ツィイーだったか、イグアスだったか。
やっと見つけた。そうだ、ヴォルタだ。つまりは……壁越えだ。ラスティと顔を合わせ、ジャガーノートと戦うことになる、重要なミッションだ。
621はわざわざ壁越えをすっ飛ばして、ウォッチポイントで会う約束を取り付けてきた。何か意味があるのだろうか。もしかして、信頼度が足りなかったから、だったりするのだろうか。
いや、よく考えたら、わざわざ621を理由にする必要はない。こちらは独立傭兵、好きにやれば良いのだ。
それでは早速、ヴォルタを助けに行こう。ミッション内の大筋を変える力は無いが、ミッション外の状況を変えることはできるはずだ。
今回のヴォルフ・シアンのアセンです。
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=64-97-28-16-114-139-152-169-197-209-215-227
カッコ良さのみを追求したビジュアセンです。武器構成は過去作の看板機体に寄せています。
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=38-39-11-11-123-146-148-174-193-207-213-230
軽量フルミサです。チーム戦で戦うには、立ち回りやミサイルの撃ち方、視野の広さ等の高度な技術が求められる為、上級者向けとされています。
今回の敵のアセンです。
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=23-96-105-105-127-143-148-175-192-204-224-230
チーム戦に出没する、よく分からない軽量二脚です。TAを付けている点だけは偉いと考えるべきだろうか……
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=63-104-17-94-127-134-148-189-199-207-220-228
ABミサイラーです。チーム戦ではミサイラーがAB逃げするのは得策ではないとされているので、シングル限定の戦法になります。
今回の621のアセンです。
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=58-58-12-12-115-135-150-168-196-207-217-227
バズとミサの爆発武器で固めています。おそらくこの621は、構え武器を構え無しで撃てるので、隙がない。
ORE
ルビコンにて 特に集団戦を好んで戦う独立傭兵
後退を知らない猪突猛進のスタイルは
遊撃機としての役割を 確固たるものにしている
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=68-68-10-44-128-145-148-181-192-209-218-230