< [やるからには 本気でやってほしい] >
< 冗談だと思いたいが >
< [本気でやってほしいと言っている] >
< ……笑えるな 了解した >
うっそだろお前! 笑っちゃうぜ!
捕虜救出の日、621はある提案を申し出てきた。
結論だけ言うと、「お互い普通にやる」。防衛対象を守り抜きつつ、障害を排除する。621はこちらの要望を理解した上で、それを通したいのなら力づくでやってみせろと言ってきたのだ。
んな無茶な。
譲れないものを譲れと、無茶苦茶を言っている。攻撃側と防衛側に分かれるのなら、その結果は必ず、どちらかの全滅にしかならない。敵対しているなら、引き分けで和平交渉などというのは夢のある話なのだ。というか、今それをして交渉決裂したばかりだ。
嘆いていてもしょうがない。目的を再確認する。
こちらのミッション・オブジェクティブはAC ディープダウン。ランクは8/A、重量の二脚タイプ。これを落とされるとミッションは失敗。ミッション・ターゲットはAC ローダー4。恐らくは中量の二脚タイプ。だが、武器構成、ランク共に不明。ローダー4は解放戦線の輸送ヘリの護衛を行っているため、こちらもミッション・ターゲットとなる。従って、今回のミッション・プランはディープダウンの護衛・救出。あるいはローダー4の撃退、または解放戦線の輸送ヘリの撃墜。
必要なのは、これらを全て行えるアセンブルと、その機体を扱える技術。今まで出会った621は、どれもRaDのORBITERフレームにP10ブースタと、外面は噴射炎と武装を除き、全てローダー4そのものだ。機動力、防御力、積載量、EN負荷。どれもあの初期フレームには限界がある。持てる武装にもかなりの制限があるはずだ。端末内でローダー4を組み、試しに脅威になり得る高火力武器を載せてみる。予想通り、高火力武器で固めることは不可能なようだった。思っているより載るが、それでも無理がある。バズーカやキャノンといった武器は、大抵はその火力に比例するように高い負荷が付き物だ。それをローダー4のフレームに大量に載せるというのは、無茶な話なのだ。
ORBITERは決して硬くない。そこに機動力まで捨ててしまえば、ただの動く鉄の棺桶だ。
となれば、621は軽くて強い、そんな武器を持ってくるだろう。候補になるのは、ざっと考えてエツジン、ルドロー、重ショ、LCS、レザオビ、プラミサ……。じわじわと追い詰めていくタイプの武器ばかりが頭に浮かんでくるが、重ショはほぼ確実に持ってくることだろう。そもそも捕虜救出は、いかに迅速にザコ敵を倒せるかが重要になるミッションだ。継続火力よりも、瞬間火力を重視するに違いない。
護衛対象への攻撃を、護衛である621自身にヘイトを向けさせる*1ことで、護衛対象への注目を逸らす。必要であれば護衛対象を優先して攻撃しようとする敵を即座に撃墜する……。そういった機体が、621には必要だろう。そして幸運なことに、こちらはその役割を果たせる機体を知っている。
レザショ盾だ。両手に短レザショを持ち、IG性能の高い
間違いない。おそらく621は、レザショ盾に準ずる機体を用意してくる。左手をパルブレに変えるなどの多少の相違点はあるだろうが、概ね間違いないだろう。ならばこちらは、それを倒せる機体を組めばよいのだ。
とは言ったものの、はっきり言って思いつかない。レザショ盾を相手にしたことは多々ある。だからこそ、あれを倒せるビジョンが湧かないのだ。
盾を持っているなら、引き撃ちできる軽二が強いだろう。だが、距離を取ってちまちま撃つだけでナイルを守れるとは全く思えない。チーム戦にはランエツ軽二*3もいたが、中のパイロットが強すぎるだけだったはずだ。
他に盾に強い武器。次に思いついたのはネビュラだった。デカスギる近接信管と爆風によって、インファ機*4を確実に焼く。レザショ盾はインファ機だから、効果は抜群だろう。ディープダウンに向けて撃てば、ナイルを守ることもできる。こちらにヘイトを向けられても、焼けばいいのだ。
つまり、正解はネビュタン*5だ。
早速アセンを組む。
右腕 IA-C01W1: NEBULA(ネビュラ)
左腕 IA-C01W1: NEBULA(ネビュラ)
右肩 BML-G1/P32DUO-03(三連双対ミサ)
左肩 BML-G1/P32DUO-03(三連双対ミサ)
頭部 HS-5000 APPETIZER(カーラ頭)
コア VE-40A(スネイル胴)
腕部 IA-C01A: EPHEMERA(エフェメラ腕)
脚部 LG-022T BORNEMISSZA(重タン)
ブースター NOT EQUIPPED(無し)
FCS FCS-G2/P10SLT(ミサFCS)
ジェネレーター VE-20B(150ジェネ)
コア拡張機能 TERMINAL ARMOR(TA)
ネビュタンの完成だ。ナイルに準備完了の旨を伝えると、早速現地に向かってほしいと言われた。
機体をヘリに固定し、出撃。
向かっている途中、ナイルから通信が入ってきた。
「ベイラムグループ専属AC部隊『レッドガン』副長、G2 ナイルだ。今回の捕虜救出阻止への協力、感謝する」
「こちらこそ。まさかすんなり通してくれるとは思ってなかったから、非常に助かる」
「その話はミシガンに言え。俺はベイラムに話を通しただけだ」
「それが非常に助かるんですよ、ナイル副長。ベイラムとレッドガンの唯一の繋がりであるあなたには、何が何でもここで死んじゃいけない」
「まるで俺が死ぬことが決まっているように言うな。何を掴んでいるか知らんが、行き過ぎた詮索は身を滅ぼすぞ、G14」
「……G14?」
「ミシガンは今回の作戦にお前を参加させるために、緊急の措置としてお前にレッドガンのコールサインG14を貸与した。ただの独立傭兵が、ベイラムからの依頼も無しに作戦に参加するのは極めて異例だからな。この件もベイラムには話を通してある。お前は俺の監視下のみにおいて、レッドガンのメンバーとして扱われる」
そマ?
「……それは、光栄ですな、副長どの?」
「かしこまる必要はない。お前は他のレッドガンから見れば部外者、蟻のようにいる独立傭兵の一人に過ぎん。それはベイラムからも同じだ。……俺からもな」
「本当に異例ってことっすね、俺の扱いは」
「本来なら今すぐにでもお前を捕らえて、何を知っているのか吐かせてやりたいところだ。ミシガンから釘を刺されていなければな」
「ヴォルタを助けたから、俺も助かっている?」
「そうだ。ミシガンのおかげで、お前はまだ泳がされている」
「……とにかく、ミシガンにはありがとうって言っておかないと、失礼になりますね。これが終わったら、メッセージを送っておくか……」
「そうしておけ。……そろそろ作戦領域だ。状況は?」
ナイルが部下に聞く。
「既に三名の捕虜が奪還されています。内一名は既に死んでいますが」
「被害状況は?」
「先ほどから通信が途絶えています。おそらくは全滅かと」
「G14。お前の話が正しければ、相手はG13なんだな?」
「間違いなく奴です。独立傭兵レイヴン」
予想しているローダー4のアセンを送る。「おそらく奴は、アーキバスの刺突型レーザーショットガンとシールドを装備していると、俺は予想しています。奴を倒すためには、できるだけ近寄らない、これに尽きます」
「なるほど、ショットガン系だな」
「距離を取り、遠距離からのミサイル斉射によって、奴の護衛対象である解放戦線の輸送ヘリを撃墜する。この戦術を提案します。ヘリを落とされれば、奴も退くはずです」
「なるほどな。よく分かった、G14。全機、目標は解放戦線のヘリ一機だ。護衛のACについては、俺とG14が対処する。G14行くぞ」
「了解、追従します」
機体とヘリを繋げるロックを外す。ガチャン、という音と共に機体が落下していく。
≪メインシステム 戦闘モード起動≫
地面に着地する前に、素早くカメラを上に向けて、キックを繰り出す。多少の角度調整を繰り返し、タンクは宙を飛ぶ。ハムジャンである。
ハムジャンしながらスキャンを飛ばす。ナイルを見失わないように気を付けつつ、ハムジャンを繰り返す。
やがて、解放戦線のヘリが見えてきた。ということは、その近くにいるACがローダー4。621だ。
「捕虜奪還に単騎で護衛とは……その蛮勇は認めるが」ナイルが621に向けて通信を入れる。だが、そのセリフには動揺が混じっていた。
一体どうしたのかと621を見てみると、なるほどこれは、動揺せざるを得ない。というか、こちらが一番動揺している。……なんだそのアセン!?
事前の予想で当たっているのは、左肩のバックラーのみ。それ以外の武器構成は、全くの予想外だ。
ウォルター砲に太陽守に、イヤーショットだと……!?
「……通らんよ それはな……!」ナイルの顔が厳しくなった。正確にはモニターできていないので分からないが、そう感じた。
イヤショはまだ分かる。多対個の戦闘において、爆風での一網打尽は強力だ。それは分かる。問題は、その両手にあるものだ。ウォルター砲だと……!?
高弾速、高火力。チャージ機能も備えているWLT砲。まさかコーラル武器を持ち出してくるとは、盲点だ。だが、一応理解はできる。WLT砲自体は高性能な武器だ。負荷は高いが、載らないわけではない。だから、疑問点は左手の武器に集中する。
太陽守……???
二脚が??
太陽守。即着の爆発属性。マニュアル操作で盾をめくって当てることができる。リロードもかなり早く、マニュアルで自由に命中させられるようになれば最強武器である。だが使用時には構えが必要なので、使うなら四脚が一番効果的なのだが……それを、二脚で??
分からない。何故なんだ? 機動力を殺して火力を増やしたのだろう、それは分かる。だが、太陽守などという、リロードが早いのに使う度足が止まる武器を、何故……? WLTといい太陽守といい、性能面をよく見ると最強格な武器を持ってきたのだろう、それも分かる。その上でもう一度問おう。何故、太陽守なんてものを二脚で持ってきたんだ。ただの足枷じゃないのか。
「独立傭兵レイヴン……やってみるさ……!」
覚悟決めろ。両腕のネビュラをチャージ、621に向けて発射する。ナイルもミサイルを発射し、ハリスを構えている。どう出る、621……!
WLT砲の銃口が赤く光り、形状を変化させる。そして、ナイルでもこちらでもなく、ミサイルに向けてフルチャージのゲロビを照射する。見事なビーム操作によって、ミサイルは全て撃ち落された。それを見て、過去作のミサイル迎撃を思い出さずにはいられなかった。
「おい、ミサ迎は聞いてないぞ……!?」もう片方のネビュラも発射しつつ、両肩のミサイルを発射する。周りのMTも、ヘリに向けて攻撃を開始したようだ。
621はすかさずヘリに近付き、PPを展開する。ヘリを狙うミサイルや銃弾が、全てパルス防壁に阻まれ、かき消される。これは予想通りだ。621はヘリから離れ、MT群に向けてイヤショを撃つ。広範囲の爆風が、大量のMTを巻き込む。だが、落としても落としてもMTの増援は来る。PPのおかげでヘリは無傷だが、それもPPが切れれば終わりだろう。
ナイルからのミサイルが621を襲う。WLT砲のチャージは間に合わない。621はチャージを諦め、代わりに左手武器の太陽守を構える。ナイルはそれを見逃さず、チャージしていたハリスの銃口を621に向ける。
太陽守の構えモーションに入った621を、ナイルのハリスが撃ち抜く、はずだった。
なんと、621は太陽守を構えながら、ジャンプしたのだ。
到底理解できる動きではない。構え武器というのは、本来構えてから発射するまで、完全に足が止まる武器なのだ。四脚やタンクなら足は止まらないが、それは通常のブースト移動が止まらないという意味であり、QBやABはそもそも構えがキャンセルされて発射出来ないし、上昇やジャンプなどという行動は一切出来ないのだ。
それを621は出来てしまう。それは正しく、
「"強化人間"か……!!」
理解できた。奴は間違いなく強化人間だ。コーラル管理デバイスによる身体強化の域を超え、ナニカサレタ強化が施されている。正に最強だ。ハンドラーはとんでもない奴に首輪を付けていたらしい。
621の太陽守がミサイルを撃ち落とす。こちらもミサイルを撃つが、既にリロードが完了した太陽守によって阻まれる。それどころか、621はナイルに向けて、ディープダウンの背後で爆発するように太陽守を放った。マニュアル操作も完璧らしい。化け物め……!
幸運なのは、ディープダウンの対爆防御は決して低くないということ。太陽守を連発されて即死することは無いだろう。だからといって、全く油断はできない。621に向けてネビュラを撃ち続けているが、爆風があるにも関わらず、殆ど命中していない。レレレ*6でもしているのだろうか……?
ミサイルは全て撃ち落される。ネビュラもハリスも当たらない。その間も、621は全ての武器を苦もなくナイルに当て続けている。こちらも頑張って盾になろうとしているものの、素早く移動し続ける621とナイルの間に入るのは、ガチタンではあまりにも無茶だ。ネビュラをナイルに向けて撃ったところで、621はナイルと一定の距離を保ち続けている為、効果は無いだろう。あれだけいたMT部隊も、気付けば残骸しか残っていない。
「ただの蛮勇ではなかったようだが、あえて弱者に付くのは感傷か」
ナイルがG13に向け通信している。
もう後が無い。これ以上はディープダウンが持たないだろう。だから、考え方を変える。
ナイルではなく、解放戦線の輸送ヘリに向かう。ヘリの上に乗り、ネビュラをチャージしてはすぐさまヘリに向けて撃つ。バリバリと、ヘリのAPが溶けていく。
621もそれに気付き、ナイルへの攻撃を激しくする。お互いの護衛対象がやられるすんでのところで、自然と攻撃が止んだ。
通信が入ってくる。
[それ以上撃つなら こちらも撃つ]
ディープダウンは両腕を失い、ローダー4の持つWLT砲の銃口が、コックピット部を狙っている。
「それはこっちも同じだ、強化人間」
ヘリのローター部にチャージされたネビュラの銃口を押し付ける。
621からだ。ナイルからも通信が入る。
「G14、構うな」
「ナイル副長! あんたには死んでもらっちゃ困るんだよ!」
「G14! 作戦の目的はなんだ」
「俺にとっては、あんたを守ることも作戦の目的なんだ」
「ならそれは失敗だ。諦めろ」
「……そんな簡単に」
「ベイラムの作戦も失敗するつもりか?」
「それは……」
どうせ失敗することは決まっている、とは流石に言えなかった。だからせめて、ナイルを助けたかった。だが、よく考えたら、ミッション内の大筋を変えることは、今までできていない。C兵器が来る前に着いたのに、ストライダーは結局落ちた。ヴォルタも、壁越えに参加させないためにスクラップにするよう指示されたが、結局壁越えには参加していた。スクラップに出来ていなかった証拠だ。
ここで引き金を引いてヘリを落とし、ナイルを見殺しにしてもいいかもしれない。ミッション内の大筋は変えられることが実証できる。悪い方向で。
だが、ここでヘリを落とさなかったからと言って、621がナイルを落とさないとは限らない。むしろ、嬉々として落とすことだろう。このミッションの大筋はそういうものだ。
ヘリを落としてナイルを助けることはできない。そもそも、このヘリは落とすわけにいかない。中には解放戦線の総司令、サム・ドルマヤンが乗っている。そんな重要人物を、ここで死なせるわけにはいかないだろう。
だから、動けなかった。
[ヘリから離れろ まずはそれから]
[大丈夫 悪いようにはしない]
(信用できるものかよ……っ)
[最後通告だ この武器のチャージが終わるまでに ヘリから離れろ]
「畜生……っ!」
ナイルは助けられない。ヘリを落とすこともできない。
変わらない結末を見届けるだけだ。
ネビュラのチャージをキャンセルし、ヘリからゆっくり離れる。
WLT砲のチャージは完了していない。
[それでいい]
621はこのメッセージを送り、銃口をディープダウンのコックピットから離し、
予備動作無しでディープダウンの頭を撃ち抜いた。
「あっ……!?」
半チャ撃ちだ。通常撃ちでディープダウンのメインカメラを破壊したのだ。あの火力なら、コックピットには一切影響しないだろう。殺す気はない、ということだろうか。
ほんの少しだけ、胸をなで下ろした瞬間。ローダー4からアラートが鳴る。
イヤショだ! 回避しようと、急いでハムジャンする。しかし、宙に浮いてもイヤショの着弾音がしない。まさか!?
急いでカメラをローダー4に向けようと、カメラを回す。だが、どれだけ回してもローダー4は見当たらない。
高度が落ち始めたので、もう一度ハムジャンしようとした瞬間、脚部に爆発が起きる。それがイヤショの着弾だと気付くのには、さほど思考を割かずに済んだ。だが、
「いつの間に撃ったんだよ!?」
アラートを鳴らさずイヤショを撃つには、マニュアルエイムしかない。それを射角限界のある真下から命中させたというのか。
高度を稼ごうと、前方斜め上にハムジャンする。その途端、目の前に太陽守の爆弾が降り注ぐ。
移動方向を予測して、偏差射撃で太陽守を撃ったのだろう。なんてエイムだ。
ネビュラをチャージしながら周りを見渡す。WLT砲の弾道があらゆる方向から現れ、着実に機体のAPを削り取っていく。
「あの野郎、どこに!?」
必死にハムジャンとスキャンを連打するが、ローダー4は一切見つからない。瞬間移動しているとしか思えない。
≪AP 残り30%≫
辛うじてスタッガーは回避できているが、APはどうしても騙せない。大量にあったAPは見る影もなく、機体の限界が近付いてきた。
自分の周りにネビュラを撃ち込み、巻き込みを期待するものの、やはり全く意味がない。気付けば高度は完全に落ち、着地していた。それを待っていたかのように、真上から、やはりアラートが鳴らないイヤショが飛んできて、遂にスタッガーに追い込まれる。さらに太陽守の追撃を食らい、スタッガーが延長される。あと少しでスタッガーから抜け出せるすんでのところで、いきなりローダー4の足が目の前に現れた。
ガァン!!
キックを受け、姿勢制御の取れない機体が思い切り吹き飛ばされる。後方の岩壁にぶつかり、機体がめり込みかける。そこに、チャージされたWLT砲を撃ち込まれ、ついにTAが起動する。
まさかTAを起動するまでになるとは。こんなことなら重ショブレ*7にでもして、自分の命を最優先にすべきだっただろうか。
WLT砲の銃口が、コックピットを狙っている。
「……強すぎる」
あまりにも強い。磨かれた強さには美しさが映るものだが、その美しさを見ることなく圧倒されてしまった。
両腕のネビュラをパージして、降参の意を表してみる。通じたようで、621からメッセージが送られてきた。
[次に敵対した時は 必ず殺す]
[分かったらコックピットを開けろ]
それに従う他はなく、大人しくコックピットのハッチを開け、肉眼でローダー4を見上げる。
塗装やデカールはなく、機体には傷一つない。無機質なアイカメラがこちらを睨んでいる。
後方で、解放戦線の輸送ヘリが作戦エリアから離れていくのが見えた。
[無駄なことを]
「無駄……? おい、どういう意味で……」
答えを聞く前にローダー4は飛んでしまい、作戦エリアから離れて行ってしまった。
ナイルは一命をとりとめた。だが再び前線を張るには、相応の時間が必要だろう。そしてやはり、ミシガンから感謝のメッセージが送られてくる。今回は、作戦の失敗に対してご立腹な様子だった。
結局作戦は失敗、解放戦線は三名の捕虜の奪還に成功した。ナイルは生きているから、レッドガンが無残に切り捨てられることはないだろう。
621の印象は最悪だろう。メッセージを見ると、こちらから呼んだ時以外に会ったら殺すとまで言ってきた。そして、ウォッチポイントの件は忘れろとも。この様子では、ウォッチポイント観光は無理だろう。いきなり暇になったわけだ。
ウォッチポイント襲撃が終われば、 ベリウス地方の北西ベイエリアは消失し、企業も傭兵も、中央氷原へ舞台を移していくことになる。ここに留まっている理由はもうないだろう。
だから、ここから中央氷原に行く前に、やっておきたいことをやっておこうと考えた。
まずはお仲間を増やすところからだ。
今回のヴォルフ・シアンのアセンです。
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=40-40-11-11-120-145-159-183-232-207-222-230
ガチタンタイプのネビュタンです。現在では軽タンタイプの台頭により、あまり見かけない印象。
今回のローダー4のアセンです。
https://matteosal.github.io/ac6-advanced-garage/?build=45-22-28-83-115-135-150-168-196-205-221-229
構え行動を強化人間の効果によって無視し、自由に太陽守をホイホイ撃てる、足が止まらない高火力アセンです。なんとジェネレータが20A以外乗らない。