1つ.皆に続々と合格通知が届く中、界離には通知が届かない
2つ.雄英に招待された界離は家族と教師陣の前で大暴れ
3つ.相澤先生が、界離関連で何かやらかしたようだった
明日から雄英高校一年生
前スレまとめ>>貞操逆転ヒロアカ転生者スレまとめ
1:貞操逆転ヒロアカ転生者
それにしても、入学したばかりってのに至れり尽くせりでなんか申し訳ないな・・・
コスチュームもヤオモモのお母さんの伝手でI・アイランドの最新技術を使った物に仕上がったし
2:男女比1:30世界のアイドルリーダー
君にかけられた期待の現れって事さ。
これに答えるのも、君が雄英でやらんならん事の一つなんやろうな
3:男女比1:5世界の新社会人
ついでに『公式記録上初の男性ヒーローに関わった』ってステータスを求める打算もあるだろうけどね
4:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
にしても、ヒーローになるための勉強をしつつ公安の一員として汚れ仕事もこなす。
表で称賛される分、裏で後ろめたい物が積み重なっていく・・・
レディ・ナガンが味わい続けた地獄をヒーローになる前から味わう羽目になるとはなあ・・・
5:男女比1:30世界のアイドルメンバー4
これもある意味レディ・ナガンが折れなかった弊害なのかもな・・・
そしてこれはレディ・ナガンを踏み止まらせちまった界離への報いなのかもしれないな
6:異世界森の民
罪人として収監されるのが救いか・・・やなもんだね
7:貞操逆転ヒロアカ転生者
そうですね・・・
『界離っチ~・・・味醂切れたから買って来てくんな~い?』
「お任せあれ」
ちょっとパルラに買い物頼まれましたので出ます。
8:異世界Dキッズ
それにしても雄英が用意した界離君の護衛さん達、皆遊戯王のドラゴンメイドにそっくりだよな。
個性的には沖縄を拠点にしているドラグーンヒーロー”リューキュウ”と同じって扱いなのかな?
9:貞操逆転ヒロアカ転生者
彼女ら、フリーで活動している男性護衛官――通称ダンゴみたいですよ。
個性は皆“竜化”だそうです
10:転生元トップレス
ダンゴ・・・アイドルニキたちの世界と名前は同じだな・・・
違いはオールマイト誕生と前後して新たに生まれたってことと、ヒーロー同様個性の使用が認められてるとこか
11:迅雷風柱
ま、その分難易度は高ぇがな
12:キューピット岩柱
それにしても、メイドの頼みで主人が買い物に出るとは・・・奇妙な主従関係だな
13:転生波紋使い
まあ界離君は普通の学生だから、そこまでかしこまる必要はないから・・・
彼自身も「普通に接してくれてかまわない」って言ってたからね
14:男女比1:5世界の新社会人
にしてもパルラさんの砕けっぷりはだいぶ凄かったけどね
◇◇◇◇
無駄に周囲の注目を集めないよう、界離は結界で“竈門禰豆子っぽい姿”に変身し、自転車を漕いでいた。
春先の夕方は気候も安定しており、温かさと涼しさが同居した心地よい空気が流れている。
(バイクがあったら絶好のツーリング日和なんだけどな……)
そんなことを考えていた矢先――
ドォン!!
背後から爆発音が響き渡った。
(……こんな時くらい静かに終わらせてくれよ、
「ヒャッハー!どけどけぇ!!」
どこかの世紀末漫画から飛び出してきたようなモヒカンの女が叫びながら、銀行から盗み出した札束を風呂敷に包んでハイエースへ積み込む。
四人組の
「こらー、待ちなさーい!!」
この辺りを拠点に活動しているシンリンカムイとデステゴロが颯爽と現れ、さらにMt.レディも巨大化して追いかける。
だが――
「うわっ……!」
大きめのミサイル二発がMt.レディに直撃し、彼女はバランスを崩して転倒。
界離は危うく巻き込まれかけたが、巨大化が解けたおかげで事なきを得た。
そして、Mt.レディの背後の建物に人影があるのを見て、界離はようやく理解する。
(……後ろに人がいたから、避けなかったのか。かっこええやん、Mt.レディ)
「あー!また逃げられたぁああ!!」
ミサイルでコスチュームがボロボロになったMt.レディが地団駄を踏む。
だが、少し不満を吐き出して気持ちを切り替えたのか、界離が顔バレ防止用ヘルメットを被る頃には再び追撃に向かおうとしていた。
界離はそんな彼女の前で自転車を止め、軽く親指を立てる。
「乗りな! ヒーロー」
◇◇◇◇
「けけけ、やりましたね姉貴!」
「ヒーローなんてチョロいもんっすよ!」
ハイエースの中で札束を貪りながら、ヒーローたちを嘲笑う
だが、運転していた女がバックミラーを見て目を剥いた。
「なんだあ?」
そこには――土煙を上げながら自転車で猛追してくる界離の姿があった。
「止まれや! そこのクソ
「なんだあのガキ!? なんで自転車で追いついてきやがる!?」
「さっさと速度上げろ! たかが自転車だ、振り切れ!!」
アクセルを踏み切るハイエース。
だが、界離は距離を詰め続ける。急カーブでも、狭い路地でも、まるでコバンザメのように張り付いてくる。
「舐めてくれんじゃねえか、クソガキよう……!」
怒ったリーダーは肩のミサイルポッドを起動し、四発のミサイルを放つ。
「ちょっと! ミサイル来てるんだけど!?」
「任せて!俺らに近づくミサイルはすべて塵に還る」
界離は結界でミサイルを消滅させ、ハイエースが減速した瞬間を狙ってインコーナーを走り抜ける。
「今です! Mt.レディ……!」
だが振り返ると――Mt.レディは高速移動に耐えられず、胃の中身を盛大にリバースしていた。
「嘘でしょッ!? 三半規管めちゃ弱い人だった!!」
「あんな無茶苦茶な機動されたら誰だってこうなるわよ……」
「ハッ! 馬鹿なガキどもだぜ! そのまま飛ばしな!」
ハイエースが界離へ迫る。
周囲に居た一般人たち誰もが「轢かれる」と思った。
だが――
「タイタンクリフ!!」
根性を見せたMt.レディが巨大化し、足でハイエースを転倒させる。
さらに遅れて到着したシンリンカムイのb》先制必縛ウルシ鎖牢《/b》とデステゴロの追撃で、
「おお……さっすが本職。あ、おまわりさん来てる……てかヤバ! スーパーの安売りまで時間ない!!
ヒーローの皆さん、めっちゃ応援してます! あとはよろしく!」
界離はヘルメットを脱いで汗を拭った瞬間、デステゴロに呼び止められる。
「待て君! なぜあのような真似を……だだ男子だとッ!?」
変装結界が解けていたようだ。
界離は慌ててヘルメットを被り直し、マスコミのカメラに映らないよう全速力で逃げ出す。
去り際、Mt.レディの耳元で小さく囁いた。
「とてもかっこよかったです。ずっと応援してます」
Mt.レディは目を丸くし、頬を赤らめた。
◇◇◇◇
1:貞操逆転ヒロアカ転生者
うわ・・・昨日の件めっちゃニュースになってる
―『豪脚の貴公子、男性か?』と見出しが書かれたネットニュース記事が映るスマホの画面―
2:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
当然の結末定期
3:異世界Dキッズ
まだ雄英の授業すら始まってないのにめっちゃ暴れたね
4:男女比1:30世界のアイドルメンバー4
オールマイトが『トップヒーローは学生時から逸話を残している』って言ってたけど、お前も早速残しまくってるな・・・逸話
5:異世界森の民
これもまた『考えるより先に体が動いていた』ってやつか?
6:貞操逆転ヒロアカ転生者
いいえ、充分考えた末です!
7:転生波紋使い
それはそれで大問題よ
8:男女比1:30世界のアイドルリーダー
まあ界離君ならミルコさんに不死川ニキ、公安に仕込まれてるからジェントル・クリミナルみたいなへマはせぇへんやろうけど・・・
狼愛ちゃんにバレたらまた難儀な事になるやろうな
9:貞操逆転ヒロアカ転生者
それは大丈夫ですよ。多分・・・
10:国家元首なMS乗り
自信ないんだな・・・
11:転生元トップレス
そ・れ・よ・り、界離お前Mt.レディに耳打ちしてたよな・・・
あれがきっかけでMt.レディがお前に夢中になったらどうするんだ?
12:貞操逆転ヒロアカ転生者
やっぱりあれ、やばかったですかね・・・
原作のMt.レディって男に散々な目に遭ってる過去があるっぽかったから大丈夫かなって油断してました
13:男女比1:5世界の新社会人
うん。ヤバいだろうね・・・
優しい男の子って僕らのような世界の女の子には麻薬以上の劇薬だからね
14:貞操逆転ヒロアカ転生者
そっか・・・
ま、大丈夫でしょ!
そんなに接点出来ないでしょうし!
15:男女比1:30世界のアイドルリーダー
フラグにならへんとええなぁ・・・界離君
◇◇◇◇
界離が掲示板で仲間たちと駄弁っていた同時刻。
「いや〜、今日もチカれたチカれた〜」
「はしたないですよパルラ!」
「いいじゃん別に。界離っちだって畏まらないでって言ってんだからさ」
「御主人様が仰ったから、ではありません! メイドとしての品格の問題なのです」
「メイド長〜。おさから連絡来ました〜」
最年少のラドリーが端末を持って駆け寄る。
ハスキーとパルラは言い争いを止め、他のメイドたちを集めた。
『やあ君たち。経過は順調のようだね』
「はい。雄英への潜入、並びに件の男子への接触……ともに支障ありません」
『結構なことだ。今回の件、上手くいけば彼と接触する機会を得るチャンスになると思ったが……やはり上手くは行かなかったか』
「申し訳ございません。折角チンピラを操って銀行強盗を起こさせてくださったのに、上手くいかず」
『いやなに、君たちが謝ることはない。我々が彼を過小評価し過ぎたという事だろう……とにかく、彼を我々の陣営に引き入れる事が出来れば、この超人社会を崩す大きな切り札になる。君たちの奮闘に期待してるぞ』
「了解しました。偉大なるリ・デストロ様」
通信を切ったハスキーたちは、端末を個性で燃やし灰にする。
「あ〜……マジかったりぃ。あいつらに合わせんのマジで疲れるんだけど」
「だとしても、ここで辞めるわけにはいきません。私たちの目的のためにも」
「ティルルの言う通りですよ、パルラ。私たちは“私たちの主人”を取り戻すため、ここで失敗するわけにはいかないのですから」
「分かってるって! わたしだって、ご主人取り戻したいんだから」
彼女たちの目的は、界離の知らないところで静かに進行していた。
どうでも良い余談かもしれないが――その後、Mt.レディはオフの日に界離と会った場所をよく散策するようになったという。