1つ.入寮した界離は、メイドとの暮らしにも慣れて来ていた。
2つ.町で暴れる敵を捕らえるため、Mt.レディらと共闘する
3つ.遊〇王のドラゴンメイドに酷似したメイドたちは、異能解放軍と繋がっていた!?
新年あけましておめでとうございます。
新年一発目の投稿です
水平線の彼方*1から陽が顔を出し始め、黒一色だった空が曙色と暗い青色に染まり始めた時間帯、界離はランニングを切り上げ寮へ足を向ける。
(いよいよ始まるのか・・・OFAを巡る最後の戦いと、俺の戦いが)
脳裏に浮かんだ最悪の未来に一瞬気持ちが沈みかけるが、すぐに振り払い雄英高校の門をくぐって敷地内を迷わず進み続ける。
「おはようございます。御主人様」
「おはよう!ハスキーさん・・・あと、そろそろ御主人様呼びはやめて」
「それはできません」
敷地内にある個人寮*2*3の玄関で待っていたメイド長に挨拶し、シャワーで汗を流し仮眠を取って朝の七時にまた目を覚まし朝食を食べる。
「んじゃいってら〜」
「"いってらっしゃいませ"ですよパルラ」
「界離っちが良いって言ってんだからいいじゃんよ〜」
「あはは・・・行ってきます!」
ここに引っ越してから始めた日課にも体が慣れたことを実感しつつ、入学式の挨拶の内容を確認し終えた界離はまたいつものやり取りをするメイドたち*4に見送られ、校舎へ向かう。
途中校門から入ってくる生徒たちに二度見ならぬ三度見どころか凄まじい熱視線を向けられたのはここだけの話だ。
◇◇◇◇
【突撃】一年ヒーロー科へ【反応あったら良いな】
1:貞操逆転ヒロアカ転生者
【Live実況モード・三人称視点で起動】
というわけで、まずは一年B組の教室覗いてみようと思います!
2:男女比1:5世界の新社会人
本気でやる気?
3:異世界Dキッズ
明日から普通に会えるんだから今見に行かなくて良いんじゃね?
4:貞操逆転ヒロアカ転生者
分かってませんねお二方。今だからこそ逆に皆んなのびっくりした顔が見れるかもしれないんですよ!それに、相澤先生のことだから高確率で先に体力テストを始めちゃうかもしれませんし
5:転生元トップレス
この世界線ではそれはないんじゃないかな〜?
6:異世界森の民
でも100%無いと断言できるかと言われると・・・
7:貞操逆転ヒロアカ転生者
あ、着いた。ほんじゃ早速
-ドアを開けて教室を覗くと、出番は少なかったものの見覚えのある人たちが見えてくる-
8:転生波紋使い
懐かしいわね・・・前見たのはあの子のクラス対抗戦と最終決戦の時以来かしら
9:キューピット岩柱
全員女の子になってるけどな・・・ん?あの巨躯の女子は
10:迅雷風柱
砂藤力道じゃねえか!?あいつB組に入ってたんのかよ!
11:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
ヒロアカ二次創作でオリ主を雄英ヒーロー科一年A組入りさせる際、原作通り二十人縛りにする場合雄英不合格にされる確率No.1のキャラクター・・・
青山と口田もよく不在にされがちだったが、青山は悲しき裏切り者、口田は覚醒して異形型個性持ちの人々に言葉を届けるって役割が判明してから不在になる事はだいぶ減ったみたいなんだよな
12:貞操逆転ヒロアカ転生者
何でそんなに不遇なんです?砂藤君?
―誰も気づいてくれなかったので撤収し、A組に向かう界離―
13:男女比1:30世界のアイドルメンバー4
出番も活躍も微妙だったからな・・・なんだったら誕生秘話も、塩崎茨を入れる予定だったのを急遽変更して誕生したってレベルだからな
14:男女比1:30世界のアイドルリーダー
最終巻の表紙でも、他のクラスメイトに被る・・・本当可哀そうなレベルで不遇な子やで
ロランちゃんの時は不合格になってもてたし
15:貞操逆転ヒロアカ転生者
とことん不遇な子なんですね・・・あ、A組に着いた。早速覗いてみます!今度は反応あったら良いな
―気配を消してお喋りしている緑谷と麗日の背後から教室内を覗く界離。やがて峰田らしき女子が気づいたのかこちらを凝視して固まる―
16:国家元首なMS乗り
懐かしいな・・・この景色を見れるのは
17:転生元トップレス
全員女の子になってるけどな・・・あ、峰田に気づかれた
18:転生波紋使い
女の子になってもスケベなのは変わらないようだな
19:貞操逆転ヒロアカ転生者
ヤオモモ、梅雨ちゃん、透は居るね・・・あ!?ポニーちゃんも居る!
皆A組かあ・・・
20:迅雷風柱
砂藤がB組入りでポニーがA組入りかァ・・・だいぶ原作崩壊してんなぁ・・・
21:貞操逆転ヒロアカ転生者
『どうしたよ峰田ぁ、急に黙り込んで。腹下した?』
『・・・!・・・!!』
『おいおいwなんかやべー奴でも居たのか・・・イタ』
―峰田と猥談していた上鳴が連れて界離の方に目線を向けて固まる―
やっべ、見つかっちゃったぜ☆
22:男女比1:5世界の新社会人
だから止めとけって言ったのに・・・
23:貞操逆転ヒロアカ転生者
『あ!?君は受験の時の!』
『久しぶりだね。緑谷
『あ・・・覚えててくれてたんだ』
『え?当たり前だろ』
―顔を真っ赤にしながら覚えてもらえてた事に感激しているお茶子と、笑顔で応える界離―
24:男女比1:30世界のアイドルリーダー
あかん界離君!そらあかんで!!
25:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
リーダー・・・手遅れです
26:男女比1:30世界のアイドルメンバー4
他のクラスメイト達がすんごい目で界離君と緑谷とお茶子ちゃんを凝視してるぞ・・・梅雨ちゃんたちを除いて
27:貞操逆転ヒロアカ転生者
『結城さん、貴方もこのクラスだったんですね』
『お久!ヤオモモ、生憎俺は特別科X組でA組じゃないんだ』
『特別科・・・ですか?パンフレットにはソンナクラス記載されてないですヨ』
『根津校長が俺のために特別に新設したクラスって言ってたんだよポニーちゃん』
『ケロ・・・もっと早めに明かして欲しかったわ』
『ごめんね梅雨ちゃん・・・根津校長に誰にも喋っちゃダメって厳命されてたんだ』
『もう・・・心配したんだからね!』
『ごめん透・・・皆見てるよ!』
『いいもん・・・見せつけてるつもりなんだもん』
―ヤオモモたちとの再会を楽しむ界離と、透明化を解いて背中から抱き着く透―
28:男女比1:5世界の新社会人
あーッ!あーッ!!まずいて!絶対まずいってコレ!!
29:異世界森の民
A組面々の顔がすごいことに・・・そりゃ十五年かけて築き上げた常識が崩れ落ちてるから仕方ないんだろうけど
30:貞操逆転ヒロアカ転生者
『青春ごっこがしたいなら余所でやりな』
あ、相澤先生が来た。不潔っぷりは相変わらずなんですね
31:迅雷風柱
一気に静かになったなァ・・・まあ、ぱっと見不審者が現れればこうもなるか
32:キューピット岩柱
皆界離君を庇うように咄嗟に前に出たな・・・この動きの早さは流石ヒーロー志望と言うべきか?
33:貞操逆転ヒロアカ転生者
『担任の相澤消菜だ・・・時間がないから全員さっさと体育館へ向かえ。あと、結城は新入生代表の答辞があるから準備しとけよ』
『分かりました』
―相澤先生に促され、体育館へ向かうA組二十名と界離―
34:男女比1:30世界のアイドルメンバー4
何故だろう・・・入学式でもとんでもないことが起こりそうな気がするんだが・・・
35:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
安心しろ・・・皆思ってるから
◇◇◇◇
入学式はつつがなく進み、根津校長のスピーチと界離の答辞もトラブルなく進行する。
「新入生代表・・・結城界離」
新入生たちと来賓の方々の拍手を一心に浴びながら降壇する界離。スレ仲間たちの不安を尻目に、入学式は―来賓者たちの股が大洪水になったのを除いて―一切のトラブルなく終わるのだった。
「個性使ってやってみろ。円の外から出なきゃ何やったって良い」
案の定、除籍を賭けた体力テスト(相澤先生の気まぐれ添え)がB組も巻き込んで行われた。
大慌てで着替え、校庭に来た界離は相澤先生からボールを受け取り、校庭の先を見据えながら腕に力を込める。
原作では爆豪がやったあれを入試主席ということですることになった界離は、はやる気持ちと共に一瞬だけ爆轟の方に目を向ける。相澤先生の"主席"の言葉に忌々しそうにこちらを睨む爆豪に、彼女に関してはスレ仲間が心配してることは起きないなと安心して*5個性を発動しボールを投げる。
「ふもっふ!!」
((ふもっふ??))
わざと出した変な掛け声に四十名が内心首を傾げてる間も、ボールは炎*6と空気抵抗をゼロにする結界と共にみるみる飛んでいく。
二十秒くらい経ったあたりで相澤先生の持ってる端末から音がし、5245mと飛距離が表示される。
「(いきなり千超えか)・・・まず自分の最大限を知る。それがヒーローの筋を形成する合理的手段」
凄まじい記録に歓声があがり、空気が緩んだタイミングで相澤先生が成績最下位者は除籍だと言い出す。
ほとんどの生徒が身勝手だ、理不尽だと抗議しているさなか、梅雨ちゃんと透、ポニーちゃんが界離の元に集まる。
「界離ちゃん・・・相澤先生の言ってた除籍って本当かしら」
「あの目からして、本気だよ。B組のブラドキング先生も複雑そうだけど止めようとしないし、これもここじゃ"有り"なんだと思う」
「Oh No! コレは大変なことになりましたネ!」
不安そうな二人を見て、界離は両手に結界を纏い大きな音を出して皆の注目を集める。
「ヒーローってのは、どのみち理不尽と戦い続ける仕事さ。こんなところで躓くようじゃ、プロになれないし、オールマイトを超えるなんて夢のまた夢・・・なら見せてやろうじゃないか、僕らの全力を!そうだろ、皆んな!!」
界離の挑発を含めた激に、A組B組総勢四十名全員の目の色が変わる。
「そうだよ!私たちはプロヒーローになる為に雄英に来たのに、こんなところで負けてられないよね!!」
「熱いな!気に入ったぜ!!」
「面白ぇ、こんなもんぶっ潰してやるぜ!」
こうして俺らの最初の試練が幕を開けるのだった。
◇◇◇◇
45:男女比1:30世界のアイドルリーダー
いよいよ始まったか。何でもありな体力テスト
46:転生元トップレス
最初の50m走。やっぱり飯田の3秒04は早いな
47:国家元首なMS乗り
本人的には3速までしか入らなくて不服そうだがな
48:男女比1:5世界の新社会人
B組の面々も居るからすごい光景だな・・・あ、界離くんの番だ
49:キューピット岩柱
結界で空気抵抗をゼロにして、『
50:貞操逆転ヒロアカ転生者
2秒84・・・不死川ニキのレベルに達するにはまだまだ鍛練が足りないな
51:転生波紋使い
向上心があるのは良いことよ。あ、飯田ちゃんショック受けてる
52:異世界森の民
次は握力測定。複製腕の障子さんに大拳の拳藤、宍田のビーストに万力を創造した八百万・・・てか万力は有りなのか?
53:異世界Dキッズ
有りだろ。個性を最大限有効活用しろって話だし
54:男女比1:30世界のアイドルリーダー
界離君は・・・210キロか
55:男女比1:5世界の新社会人
次の立ち幅跳びは
56:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
ボール投げ。原作通りなら、お茶子ちゃんが∞を出した次に緑谷が指一本を犠牲にして爆豪より僅かに良い結果を出すところだったな
57:貞操逆転ヒロアカ転生者
そろそろかな・・・今だ!
58:男女比1:5世界の新社会人
緑谷ちゃん投げた!・・・ってあれ?
59:男女比1:30世界のアイドルメンバー4
普通に投げれた!?相澤先生抹消使わなかったのか?
60:転生元トップレス
いや、相澤先生が驚いてるって事は抹消は使われてるはず
61:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
よく見ろ!緑谷の体を包んでるあの光
62:貞操逆転ヒロアカ転生者
『間に合って良かったぁ〜。入試の時のあの怪我、訳ありっぽかったからお節介しちゃった』
63:国家元首なMS乗り
そうか、結界を使って抹消を無効化して腕の怪我も無かったことにしたのか!
◇◇◇◇
「緑谷出久。お前の力じゃヒーローにはなれないよ」
身体測定以外で勝手に個性を使った界離に一言言い終えた相澤先生が厳しい言葉を緑谷に告げる。
周りの同級生たちが何だ何だと首を傾げてる中、
(すみません相澤先生。あなたの言ってる事は正しいし、こればっかりはオールマイトの自業自得なのは百も承知ですけど・・・画面越しならまだしも、目の前でクラスメイトが怪我するのを見て見ぬふりは無理です)
そして原作通り、緑谷は人差し指にOFAのパワーを集中させてボールを投げ爆豪を僅かに超える記録を叩き出した。
「どう言う事だ!?訳を言え、デクてめえッ!!!」
ーー無個性だった緑谷が個性を使ったーーありえないことを見せつけられた爆豪は右手を爆破させ、緑谷に迫る。
しかしーー
「ったく何度も個性を使わせるな。俺はドライアイなんだよ」
相澤先生が愚痴りながら即捕縛布で爆豪を拘束し、緑谷と爆豪に次の測定に向かうよう促す。
「あ、あの!」
指示に従い体育館に移動しようとした界離に、緑谷が反動で痺れる指を押さえながら近づいてきた。
「さっきは、助けてくれてありがとう」
「気にしないで・・・それより指診せて」
ひゃっ!と変な声が聞こえた気がしたが気にせず人差し指を診る。
「入試の時よりは軽いね・・・前よりも個性を上手くコントロール出来てるようだね」
「う、うん。けど、力の調整はまだ完璧じゃないんだ」
「そっか・・・相澤先生には内緒だよ」
相澤先生がこちらを見ていない事を確認し、緑谷だけに聞こえるように小声で伝え結界を解除する。
痺れがなくなり、完治している指に一瞬驚く緑谷だったが、一投目の時を思い出し何が起きたのかを理解する。
「ありがとう、結城・・・さん」
「気にしなさんな。緑谷・・・デクさん?」
「デク!?」
本名は知っているが、わざと原作の麗日とのやり取りをここでやる界離。
体育館に向かう傍ら、頑張るって感じの決意表明みたいで好きだと言ったら顔を真っ赤にしてデクですと返事する緑谷を可愛いなと思っていたら、妙な視線を感じたが気のせいと片付け上体起こしに挑む界離だった。
ーーなお決して気のせいではなく、界離と緑谷のやり取りをハイライトの消えた目で*7眺めていた蛙吹梅雨にスレの仲間たちは頭を抱え、後に梅雨ちゃんの視線だったと教えられる界離だった。
◇◇◇◇
その後残りの長座体前屈・上体起こし・持久走を終え、トータル結果が発表される。
一部種目ではトップを逃したものの、クラス毎成績で総合1位の座を手に入れた界離は小さくガッツポーズを取り、A組の成績表をチラ見し、梅雨ちゃん*8と透*9の成績を確認する。
「まあ、除籍にすると言ったが・・・アレは嘘だ」
「「嘘ォォォッ!!?」」
「こうでも言わないと君たちの全力が観れないと判断し敢えて言った。所謂・・・合理的虚偽だ」
「「合理的虚偽ィィィッ!!?」」
「当然です。少し考えれば分かる事ですわ」
相澤先生の
「・・・・・・なんて言うと思ったか?」
しかし、それを見計らった相澤先生から出た言葉に今度こそ全員*10が固まる。
「今回は君たちが合格基準をギリギリ満たしていたから除籍にしなかっただけで、もしそれすら達してなかった場合は本当に除籍処分にしていた」
本当に入学初日で除籍させられてたかもしれなかった事に、生徒たちは言葉を失い、冷や汗を流す。そんな事あるはずが無いと考えていた八百万さんは特にショックを受けているのか、足が震えている。
「ここは雄英ヒーロー科。プロヒーローの登竜門であり、プロになる為の難関でもある。中途半端な力と覚悟じゃヒーローにはなれない。それどころか卒業する事すら出来ない」
「問題児だろうと実技首席だろうと推薦入学者だろうとプロヒーローの血縁者だろうと、見込みが無いと判断すれば誰であろうと切り捨てる」
「君たちが来た
「以上だ。制服に着替えて教室で待機しろ。今後のカリキュラムの説明をする。あと緑谷、リカバリーガールに診てもらってから教室に戻って来い」
そう言って相澤先生はグラウンドを後にし、残された生徒たちは誰も言葉を発せずに重い足取りで移動する。
(上等だよ。どんな試練が来ようが乗り越えてみせるさ・・・そして絶対にプロになって、この歪なヒーロー依存社会を変えてみせるさ)
ただ一人、界離は心の中で決意を固め好戦的な笑みを浮かべながら更衣室で着替えるのだった。
「あッ!?・・・どっちの教室入っとけばいいか聞くの忘れてた」
どこかの世界でたくさんの人がずっこける音が聞こえたような気がするのだった。
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