貞操逆転世界のヒロアカー序ー   作:あかんヤー

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貞操逆転世界のヒロアカ、前回の三つの出来事
1つ.壊理ちゃんを交えて夕食を作る界離
2つ.解離の夕食のおかげか、久方ぶりに熟睡できたレディ・ナガン
3つ.死穢八斎會壊滅の令状を得るため、壊理の信頼を勝ち取るべく頑張る決意を固める界離だった


後になってラストシーンの案が浮かんだので書き直しました
お騒がせしました。


第36話:ヒーローの資格

「オニさんこちら~」

「ま、待って~」

 

 平日のお昼時を迎えた市民公園――未就学児や早めに学校を終えた小学生、主婦たちのたまり場となっているそこそこの大きさを誇る憩いの場で、壊理は同世代の子供たちと鬼ごっこに興じていた。

 これは界離考案の壊理ちゃん社会復帰プログラムであり、同世代の子供たちと触れ合うことで治崎に植え付けられた洗脳を打ち消す目論見があった。

 ミルコ、ナガンと共に壊理を見守っていた界離は、子供たちの輪に入れていることに安堵しつつ近所の奥様(マダム)方の相手をしていた。

 

493:名無しの独身 ID:EK6mFOj58

休日たまたま結城界離君の近くでうろついてただけだからレポ貼るね。

コンビニで買い物中の結城君とカエル発見。界離君チキンとおにぎり2つとサラダ。あとは多分全部カエルので籠いっぱいになってた。あれだけ食べるんだし見えないだけで内臓脂肪びっしりなんじゃない?

レジ直前で界離君イチゴのフルーツサンドに手を伸ばす。ちょいちょいちょい!界離君その顔でそんなの好きなんですか?最高かよ私のも咥えます?

とか興奮してたらカエルが「無駄遣いはダメ」って止めやがった。てめーは界離君のなんなんだよ?母か??ババァか?????お義母様とお呼びしたほうがよろしかったかしら???

思わず持ってたボールペン握りつぶしちゃったのでここからは記憶。

カエル、我が物顔で会計。いやなんでお前が財布の紐握ってる風だよオフの日までコンビニ奢りでマウント取る女のご機嫌取りやらされる結城君本当に可哀想・・・ナデナデしてあげたい・・・

目元に皺よってそうなカエルなんて捨ててこっちおいで?私いつでも歓迎ですよ????

とか錯乱してたら出ていく二人を見失ったので界離君チョイスのお昼御飯買って撤退。

最高のランチだった。

 

547:名無しの独身 ID:6dqhuvcD5

報告乙。

私もたまたま界離君の近くを通りがかったのでレポる。

某所ショッピングモールゲーセンで界離君発見。熱中してるからなにやってるのかな~?って覗いてみたらのヒーローのぬいぐるみのクレーンゲーム!

で界離君ね、目キラッキラさせてクレーンゲームに勤しんでるの。なに?少年ハートなの?少年だったわ!

あざとすぎるって?私もそう思うよウソと思うなら好きにしてくれ。私は鼻血で床汚した。

だってもう無理だね。無理だろ?ゴメンなゲーセンあとで死ぬほどお布施するから許してくれ。

・・・・・・と、声かけようとしたら緑色のもじゃもじゃ登場。失せろ。

何その「夢中になっちゃうの分かるよ!」みたいな目??なに知ったかぶってんだテメーは

閑話休題、界離君のレポに戻る。

無事に限定オールマイトぬいぐるみゲットの界離君、何故か緑色のもじゃもじゃにプレゼント。「欲しそうな感じしたから」って

は?

界離君クラスメートに貢がされてる疑惑いよいよ濃厚に。詐欺で通報も視野に入れて観察を続ける。

 

「・・・・・・これやばくね」

「ヤバいですね☆」

 

 奥様(マダム)方から聞いたインターネット掲示板を閲覧して、そのあんまりな内容に界離たちはげんなりしていた。

 ハスキーさんやミッドナイト先生たちからも、体育祭以降はストーカーが急増するだろうから気をつけなさいとは言われていた。だが、あのおばさんレベルのは早々現れないだろうと思っていた。

 この掲示板で駄弁っている連中も、接触してきてないからあのババアよりは格段に可愛いものだ。

 可愛いものなのだが、オールマイトの残り火温存のための結界生成のためにエネルギーを温存しておきたい身としては公安の監視員かと紛らわしいため勘弁してもらいたい。

 

「随分と勝手な連中だな」

「男に生まれた以上、こうなることは覚悟していました。愛狸や皆に手を出さないなら放っといて大丈夫でしょう」

「・・・どうしたの?」

 

 忌々しそうに呟くナガンに界離は苦笑いしながら答える。そんな界離たちに、休憩がてらミルコと交代で戻って来た壊理がおろおろしながら問いかける。

 心配することはないよと微笑みながら答えた後、皆と遊んでみてどうだったか尋ねる。

 

「楽しかった・・・でも、分からない。皆ヒーローになりたいって」

(やはり治崎の思想が強く根付いているな・・・でも、同世代との交流はだいぶプラスに働いてくれたようだ)

 

 想定よりも上手くいっている事を感じ取れた界離は、壊理の頭を撫でながら持論を語る。

 

「人間皆、かっこいいものが大好きだからね。子供の頃ならなおさら」

「でも、個性は病気だって・・・人間は何者にもなれないって」

「それは違うよ壊理ちゃん。人は皆、理想の――なりたい自分を心に持っている。そして、それに近づくために常に走り続けてるんだ。その想いに、個性の有無は関係ない・・・少なくとも、俺の友人たちはきっと――無個性だったとしてもヒーローを目指していたよ」

 

 雄英のクラスメイトたち。そして心操のことを心に浮かべながら語る界離の言葉は、壊理の心に今朝飲んだ味噌汁のように温かく優しく浸透していく。

 

「そうなんだ・・・でも私には無理だよ」

「そんなに難しく考えなくて大丈夫だよ。それに、昨日の君は確かにヒーローだったよ」

「私が?」

「昨日路地裏で治崎が手袋を脱ごうとした時、壊理ちゃんは俺とミルコさんを守るために治崎の元に戻ろうとしたでしょ?今ヒーローは資格制で、免許があれば名乗れるけど・・・本来ヒーローって、昨日の君みたいに自分の事よりも他人のために必死になれる勇気を持っている人に与えられる"称号"だって俺は思ってる。どんなに怖くても、辛くても自分よりも他人のために尽くせる――余計なお節介こそが"ヒーローの本質"だって」

「遅くなっちゃったけど、俺とミルコさんを助けようとしてくれてありがとう。だから壊理ちゃん・・・今度は俺たちに、君を助けさせてくれないかい?」

「いいの?・・・私、助けを求めて本当にいいの・・・?個性でお父さんを消しちゃった私が・・・呪いの子って言われた私が助かって、いいの?」

「いいんだよ。苦しい時は苦しいって、助けてほしい時は助けてって言っていいんだ。そのためにヒーロー(おれたち)がいるんだから」

 

 界離の言葉に、壊理は滂沱の涙を流しながら思いっきり泣く。

 今まで我慢していた分を取り戻すかのように、生まれたばかりの赤子のように――界離の胸に顔を隠して泣き続ける。

 そして、界離はそんな壊理を優しく、力強く抱きしめる。今この瞬間だけは、誰にも邪魔されない事を祈って。

 


 

「よかったな。上手くいって」

 

 夕食を終えて壊理を寝かしつけ、パトロールに出ていた界離にミルコが言う。

 

「ええ。ナイトアイさんも十分な証拠が揃ったから明日にでもチームアップをしてくれるようですし、忙しくなりますね」

 

 壊理から得られた証言と、ナイトアイの個性を結界で補助して得られた治崎の過去の犯罪の情報のおかげで令状を得る事が出来、死穢八斎會壊滅作戦を実行できるようになった。

 明日に原作でも参加したプロヒーローと、救援を求めた雄英のプロヒーローたちがやって来る以上早めに寝るべきと思ったのだが、妙な胸騒ぎを感じパトロールに出ていた。

 

 何かを忘れている――何を忘れている?頭を捻って考えていたら、五百メートルほど離れた場所で大きな爆発音と共に黒煙が上がりだす。

 考えるのを中断し猛スピードで現場に到着すると、USJに現れた個体よりは弱そうな印象の改造(ヴィラン)脳無が複数でプロヒーローを襲っていた。

 

「あれが(ヴィラン)連合の脳無って奴か!蹴り甲斐がありそうだ!結城は逃げ遅れた一般人の避難誘導。場合によっちゃあぶっ倒せ!」

「了解!」

 

 界離とミルコ、双方役割分担して脳無に対処しているとスマホにメッセージが届く。何事かと思い確認すると、地図アプリで位置情報が記された画像が飯田から送られていた。

 

「・・・・・・ああ!?そうだった!!今日だったじゃねえか!!」

 

 飯田の意図が分からず小首を傾げそうになったが、スマホの画面に表示されていた日付を見て原作でステインと緑谷たちが交戦していたタイミングだとようやく思い出せた界離は思わず叫んでしまう。

 どうしたと訝しむミルコに、クラスメイトがヒーロー殺しと交戦中と簡単に説明する。

 

「マジか・・・チッ、しゃあねぇ!お前はそっちに行け!私もコイツらぶっ倒したら行ってやる!」

「それよりもミルコさん、()()やりませんか?それならコイツらぶっ倒しつつ、ヒーロー殺しの元に迎えます!」

「あれ?・・・ああ、あれか!」

 

 合点がいったミルコは好戦的な笑みを浮かべ、首を太ももで挟んでいた脳無に月頭鋏(ルナティヘラ)を喰らわせ沈める。

 

「いくぞカイ!」

「はい!」

 

双太極(エクストリーム)満月双蹴(ラビット)

 

 界離とミルコ――二人が息を合わせてウサギのように跳ねまわりつつ満月乱蹴(ルナラッシュ)で脳無を蹴散らし移動していく。

 不規則ながらも、ヌンチャクのように双方息の合った連続蹴りに脳無が反応できず事もなく完膚なきまでに叩き潰され、一般人たちはミルコへの嫉妬を覚えつつ鮮やかな連携技に目を奪われるのだった。

 

◇◇◇◇

 

 時は界離たちがパトロールに出たばかりの時間帯。光の届かぬ裏路地で、ヒーロー殺しとその凶刃に晒されたヒーローがいた。

 

「お前は粛清対象だ・・・む?」

 

 その路地に、白い全身甲冑のコスチュームに身を包んだ少女──飯田が足を踏み入れる。

 

「見つけたぞ・・・ヒーロー殺し!」

「ガキか・・・それで?お前は如何なる理由で俺の前に立つ」

 

 答えによっては、子供であっても容赦はしない。そんな一触即発の空気の中、飯田は大きく息を吐き出す。

 

「挫かれた姉のため!俺のため!仇討ちをさせてもらう!!」

「・・・論外」

 

 弾かれたように飯田が走り出し、迎撃せんとヒーロー殺しも飛ぶ。

 そして、二人がぶつかる──瞬間、飯田の身体が大きく沈み、ステインの横を走り抜ける。

 ステインが振り向いた時、飯田はその背に負傷したプロヒーローを背負っていた。

 

(ヴィラン)相手とは言え嘘をついた!すまない!仇討ちの意思はない」

「ブラフか・・・悪くない。お前は価値がある・・・だが背中のは駄目だ!置いていけ」

「そう言われて置いていく訳がないだろ」

「当然だ。そうしたら二人とも斬り捨てていた・・・だが余計な荷物を背負った状態のお前が、この俺に対して意思を押し通す力があるというのか?」

 

 めらりとステインから殺気が溢れる。

 

「いや・・・俺一人では無理だ!だから応援を呼んだ」

 

 飯田が言い終わると同時に刀を持っていたステインの腕に黒鞭が、反対側の半身が氷に包まれ拘束される。連絡を受け取り駆け付けた緑谷と轟が個性を駆使して拘束したのだ。

 今がチャンスとプロヒーローを連れて裏路地から出ようとした飯田たちだったが、強引に氷を砕いたステインが襲いかかる。

 

「チッ!」

「轟さん!」

 

 ステインは轟の攻撃を難なく回避し、徐々に距離を詰める。

 

「氷と炎・・・言われた事は無いか?個性にかまけ挙動が大雑把だと!」

 

 弱点を指摘しながらステインは轟に接近し、刀を振るう。緑谷が咄嗟に黒鞭を放つが間に合わない。誰もがそう思ったその時――

 

「でかくないけどキャニオンカノン」

「グハッ!?」

 

 一本のオレンジの矢がステインに突撃し、後方に吹っ飛ばした。

 

「皆まだいける?」

「結城君か!ああ」

「結城!知ってると思うが奴の個性は"血を舐めた相手の動きを封じる能力"だ!刃物に絶対触れるな!」

「OK・・・ッ! ちょっと策思いついた。三人ともフリーズしないでよ」

 

 起き上がるステインを警戒しつつ、轟から情報を貰い原作と差異がないことを確認した界離は三人に一言付け加える。

 

「ちょうどいい・・・お前から粛清させてもらおう。ヒーローを歪ませる社会の癌、貴様の様な破廉恥な偽物は誰かが正さねばならない!」

「ふざけるのも大概にしろ!結城、あんな人殺しの戯言なんて気にするな」

「そうだよ!結城君は僕たちの中で一番h」

「二人ともありがとう!鼻から気にしてないよ・・・それより、いくぞヒーロー殺し」

 

 ステインの言葉に怒りをあらわにする轟と緑谷を宥め、界離は走り出す。

 真正面から攻めてくる界離を、ステインは刀で切ろうとしたが刃が届くまであと二歩といった所で煙が発生し慌てて離れる。

 不意打ちを警戒して煙の中に意識を集中させるステイン。煙が晴れるとそこには、コスチュームがボロボロになり両手で恥部を隠した界離が「やってくれたね」と羞恥で頬を赤くしつつ目じりに涙を溜めた界離がステインを睨んでいた。

 

「貴様・・・ヒーローを侮辱する気かァ!」

 

 界離の意味不明な行動に、怒りを通り越して激昂するステイン。

 こいつだけは何が何でも粛清しなければならない。憎しみのあまりまっすぐ界離に向かって行くステインは、それゆえに気付けなかった――罠にかかった獲物を見てほくそ笑む密猟者のように薄ら笑いを浮かべる界離に。

 界離の背しか見えていない緑谷たちも、何故逃げようとしないのか疑問に思いつつもステインを止めようと個性を発動しようとした。

 

何してんだテメェッ!!??

 

 瞬間、銃弾の如き勢いで突貫してきたミルコがステインの鼻っ面―鼻ないけど―に飛び膝蹴りを叩き込み、壁にめり込ませる。

 

「・・・・・・ミルコさん!?あ、ヒーロー殺しg」

「お前がヒーロー殺しか・・・私の弟子に随分好き放題してくれたようだなぁ?」

「?いやあの格好は結城が自分から」

「轟さん、お口チャック」

 

 何が起きたのか一瞬理解が追い付かなかった緑谷たちが状況を説明するよりも先に、あられもない恰好の界離を見てステインの仕業と勘違いしたミルコがアイアンクローでめり込ませた壁から引き剥がす。

 轟が真実を話そうしたが、擬装を解いてちゃんとした格好に戻った界離が口を塞ぐ。

 意識が朦朧としていたステインが冤罪を晴らそうとしたが、何故か刃先に界離のコスチュームの切れ端が付いていたため嘘と一蹴され必殺技の連続攻撃を浴びせられる。

 

(勝った。計画通り)

((怖・・・))

 

 ボロ雑巾のようにズタボロになっていくステインを悪い顔で眺める界離に戦慄する緑谷たちであった。

 

◇◇◇◇

 

「ッ!伏せろ!!」

 

 蹴られまくって気絶したステインを拘束し終えたところで遅れてやって来たグラントリノを始めとした数人のプロヒーローたちに経緯を説明していたら、翼を生やした無傷の脳無が飛んできた。

 

「くッ!」

「出久!?」

 

 いち早く気づいた界離が叫んだが、緑谷が捕まり脳無は連れ去る様に飛んで逃げた。

 

「逃がさん!」

「◾️◾️◾️◾️!?」

 

 結界で脳無の背中にワープした界離は翼を付け根から腕力で引きちぎる。USJの個体とは異なり、痛覚が残っているのか悲鳴を上げて緑谷を手放す。

 次の瞬間、脳無は拘束されてる筈のステインにナイフを頭部に深く突き刺されていた。刺された脳無は痙攣を起こし、遂にピクリとも動かなくなった。

 

「コイツ・・・まだ動けるのか!?」

「丈夫すぎでしょ」

 

 ボロ雑巾みたいな恰好とは裏腹に、元気いっぱいなステインに轟と界離は本当は体の耐久性をあげる個性を有してるんじゃないかと真面目に疑い始める。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ミルコ、それにエンデヴァー!!」

「蹴り飛ばす!」

「ヒーロー殺し!」

「待てミルコ!轟!」

 

 攻撃を仕掛けようとするミルコとエンデヴァーを、様子が変わった事にいち早く気づいたグラントリノが慌てて止める。

 

「偽者…!!」

 

 こちらに振り向いたステインの顔の包帯がほつれ、素顔が露わになる。鬼の形相を浮かべ、憎悪と共に叫ぶ。

 

「正さねば・・・誰かが、血に染まらねば・・・!!ヒーローを取り戻さねば!!!」

 

 既に戦える身体ではない筈なのに一歩、また一歩と前に進みながら言葉を発する。このまま好きに喋らせたらまずいと原作知識で知っていた界離は黙らせようと駆けだしたが、何故かポイ捨てされていたバナナの皮で盛大にスベッてしまう。

 

「来てみろ偽者共!!俺を殺s」

 

 その姿に畏怖を覚える皆の前で、回転しながら宙を舞った界離がお尻から顔にダイブしてしまい、強引に押し退けられる。

 「尻かじられた」と悲鳴をあげてのたうち回る界離と、気づいていないのか無視して力強く叫ぶステイン。 

 

「来てみろ偽者共!!俺を殺して良いのは本物の英雄(ヒーロー)オールマイトだけd」

「うるせぇええ!!」

 

 圧倒的狂気を放ちながら力強く叫ぼうとしたステインだったが、界離に蹴られ無理やり黙らされる。

 

「何が正さねばだ!ヒーローを取り戻さねばだ!」

踵半月輪(ルナアーク)

「言い訳並べて途中でヒーロー科退学して! そのくせ未練がましく街頭演説とか訳分らん事やりだして、誰にも注目されなかったから自警団(ヴィジランテ)活動?」

踵月輪(ルナリング)

「何も成し遂げていない半端者の言葉に耳貸す奴なんて居る訳ねえだろ!世間を舐めるな!!」

月堕蹴(ルナフォール)

「そんなに腐敗したヒーローが多いって言うなら、テメェがヒーローになって改革してればいい話だろ!!」

三日月旋蹴(ルナスピン)

「そもそも、人を殺すオールマイトとか・・・解釈違いも甚だしいんじゃあ!!」

満月脚踏(ルナスタンプ)

 

 怒涛の連続攻撃を叩き込まれ続けるステイン。三発目辺りから完全に白目をむいており、完全に伸びている。

 

「タルタロスでその沸いた頭冷ましてこい」

 

 失神に加えて失禁しているステインにそう吐き捨てる界離だった。

 

◇◇◇◇

 

874:迅雷風柱

ド派手に暴れたな・・・界離ィ

 

875:キューピット岩柱

今は病院・・・いや、皆怪我してなさそうだから保須警察署で事後報告中か?

 

876:貞操逆転ヒロアカ転生者

>>875

はい。ちょうどグラントリノさんと一緒に保須市警察署署長の面構(つらがまえ)狗麦(こむぎ)さんが来ました

 

―応接室のように広い部屋にいる界離、出久、轟、飯田と向かい合うマニュアル、グラントリノ、面構署長の姿―

 

877:転生元トップレス

ロランの時も思ってたが、すんごい顔だよな。三茶さんよりも動物感があるぞ

 

878:異世界森の民

まあそれは置いといて、原作通り無許可で(ヴィラン)と交戦した緑谷たちへの説教が始まったな

 

879:男女比1:5世界の新社会人

『雄英生徒なら分かっていると思うが超常黎明期、警察は統率と規格を重要視し個性を"武"に用いない事にした。そしてヒーローはその穴を埋める形で台頭してきた職業だワン』

 

毎度思うけど、これって絶対オール・フォー・ワンが裏で一枚噛んでるよな・・・"魔王を葬るのは、有象無象のモブではなく勇者でなければならない"的なノリで

 

880:男女比1:30世界のアイドルメンバー5

>>879

確かにあのブラコン魔王だったら充分あり得るな・・・葬られる気はさらさら無いだろうけど・・・

 

881:貞操逆転ヒロアカ転生者

『個人の武力行使・・・容易に人を殺められる力。本来なら叫弾されて然るべきこれらが公に認められているのは、先人たちがモラルとルールをしっかり順守してきたからなんだワン。つまり、資格未取得者が保護管理者の指示なく個性で危害を加えた事、例え相手がヒーロー殺しだろうともそれは立派な規律違反だワン』

『結城界離君はミルコから指示を受けていたみたいだが、他雄英生徒三名。プロヒーローエンデヴァー・マニュアル・グラントリノ。この六名には厳正な処罰を下さなければならない』

『ちょっと待ってくださいよ』

 

あ、原作通り轟が噛みつきだした

 

882:転生波紋使い

青いわね・・・まあ人生初の友達ってのもあるのでしょうけど

 

883:異世界Dキッズ

あ、容赦ない反論に言葉詰まってる。

まあこの辺は年の功だな

 

884:貞操逆転ヒロアカ転生者

『う・・・人を助けるのがヒーローの仕事だろ!』

『だから君は"卵"だ。まったく、良い教育してるみたいだワンね・・・雄英もエンデヴァーも』

『この犬!』

『待って轟』

 

―怒りの表情で面構署長に迫る轟を抑える界離―

 

『放せ結城!お前はこんなの納得してるのかよ!』

『納得してないさ。()()()()()()()()()()()()()

『は?』

 

885:国家元首なMS乗り

ここから、ちょっと汚い大人の処世術が始まるんだよな

 

886:男女比1:30世界のアイドルリーダー

傷跡からミルコさんと、めっちゃ目撃されてたけど許可を得とった界離君の二人の功績ってことになるようやな

 

887:雷門中のエアコンヒーロー

エンデヴァーの活躍は無しか・・・まあ仕方ねえか

 

888:貞操逆転ヒロアカ転生者

『君たちが受けていたであろう称賛の声は無くなってしまってしまうが、せめて・・・共に平和を守る人間として、ありがとう

『最初から言って下さいよ』

『素直じゃないね』

『・・・うるせぇ』

 

―頭を下げる面構署長から視線をずらしてぶっきらぼうに言う轟―

 

889:転生ユザレ

それにしても一体どうなるのかしらね?

原作だとステインをダークヒーローってみなす意見が出たみたいだけど

 

890:男女比1:30世界のアイドルメンバー4

ああそれだが・・・結城がケツ噛まれたって喚きまわったおかげでステイン=お尻を噛む性癖の変態ってネットのおもちゃになってたぞ

 

891:男女比1:30世界のアイドルメンバー5

ついでに界離が叫んだ経歴のおかげで今のところ『犯罪者がどの面下げて正義を語ってるんだ』って意見が主流だ。

ヒーローが腐ってるならヒーローになって改革すればいいって叫んだのが皆の心に響いたみたいだ

 

892:男女比1:5世界の新社会人

じゃあ今のところ(ヴィラン)連合にトガヒミコとスピナーが参加するフラグは立ってないと見做していいのかな?

 

893:貞操逆転ヒロアカ転生者

敵が減ってくれるなら、それに越したことはないですね・・・

まあ俺としてはステインフルボッコに出来ましたからひとまずは満足です

 

894:キューピット岩柱

それはヒーローのセリフなのか・・・

 

895:貞操逆転ヒロアカ転生者

心の中で思うだけなら無罪ですよ。

犯罪者に落ちぶれた元同僚一人ろくに逮捕できない(ヴィラン)受け取り係の顔を立ててあげてるんですから、これくらいは見逃して欲しいですよ

 

896:転生元トップレス

おっと本心出たな界離君

かなり毒づいてたんだな

 

897:貞操逆転ヒロアカ転生者

毒づきたくもなりますよ

お祖母ちゃんの顔に泥塗るような後輩ばっかで俺も姉ちゃんも愛狸もイライラしてるんですから

 

898:国家元首なMS乗り

気持ちは分かる

 

899:迅雷風柱

取り敢えず、明日早いんだからさっさと寝とけよぉ

 

900:貞操逆転ヒロアカ転生者

はい!おやすみなさい

 




こそこそ噂話

界離の当初の計画ではここまでステインを蹴飛ばすつもりじゃなかったようです。
ついでに界離の叫びはマスコミにしっかりと拾われ愛狸たちにめちゃくちゃ心配されたという
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