だが休んでいる暇は欠片もなし!
日々の授業に期末試験
周囲の目
あらゆるものが界離とヒーロー科の皆に迫りくる
1:貞操逆転ヒロアカ転生者
チカレタ・・・
2:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
おうお疲れさん
3:男女比1:30世界のアイドルメンバー4
お疲れ様
4:貞操逆転ヒロアカ転生者
なに他人事みたいに言ってるんですか!?
あなたたちが見捨てたせいでもあるんですよ!!
5:転生元トップレス
あれはお前が撒いた種だ
6:キューピット岩柱
うむ・・・君も一人前の男だというなら、自分が原因で起きた修羅場は自分で始末をつけるべきだ
7:迅雷風柱
結局全員に膝枕したり、耳元で好きって囁いて許しが得られたんだから別にいいだろぉ・・・これに懲りたら突飛もない事は一人でするんだなぁ
8:男女比1:30世界のアイドルリーダー
一人でもさせちゃアカンよ不死川ニキ!
正気に戻って
9:転生波紋使い
突飛なことやらせないのはもう無理よ・・・そこは私たちが折れるしかないわ
10:男女比1:5世界の新社会人
界離君これから緑谷さんたちと特訓だったよね。
大丈夫?体力持つ?
君と緑谷さんと爆豪さんと轟さん四人同時にばてないといけないんだよね?
11:貞操逆転ヒロアカ転生者
そこは大丈夫なつもりです・・・
ばてそうでも気合で堪えます
12:国家元首なMS乗り
初の戦闘訓練で緑谷さんが会った歴代継承者たちにもう一度会う・・・か。
原作先取りも甚だしいけど、緑谷さんの強化具合と君のオール・フォー・ワン嫌がらせ計画成就のためにも避けて通れない・・・か
13:貞操逆転ヒロアカ転生者
ええ。
絶対に成功させます・・・ナイトアイが見たであろうハッピーエンドに着くためにも
~~~~
323:貞操逆転ヒロアカ転生者
タダイマ・・・
324:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
おかえり
325:転生元トップレス
おかえり・・・随分疲れたようだな
326:貞操逆転ヒロアカ転生者
そんな訳ありませんよ・・・
継承者の皆さんにも会えましたし、彼らの助力を無駄にしないためにももっと頑張っていく方針で俺たち四人もまとまりましたし
327:迅雷風柱
なら良かったじゃねえか・・・原作と違って二代目と三代目も協力的だったし
328:国家元首なMS乗り
まだ緑谷自身に“死柄木弔を救いたい”って意思がないからな
329:男女比1:30世界のアイドルメンバー4
まあいきなり二代目の言葉足らずな『俺の個性は使うな』には全員驚かされたよな
330:男女比1:30世界のアイドルリーダー
どっちか言うたら、疲れた原因はな・・・
331:男女比1:5世界の新社会人
志村菜奈さんののろけ話・・・だよね
332:貞操逆転ヒロアカ転生者
はい・・・
まさか体感五時間も休み無しのノンストップで話し続けられるのは予想外でした
333:転生波紋使い
あなたがその話題を出した途端、雲を散らすように歴代継承者たちが席を立った時は何事かと思ったけど・・・
こんなに長いならあの反応も納得ね
334:貞操逆転ヒロアカ転生者
そもそも緑谷が
『オールマイトが旦那さんに頭を撫でられた時はいつもの三倍、息子さんに将来結婚してと言われた時は普段の五倍修業が厳しかったって痙攣しながら言ってたんですが本当なんですか?』
って聞いたのが悪い!
そしてそれを菜奈さんが真面目に
『緑谷出久・・・君も恋心を自覚すれば分かるさ――愛する者が有象無象の悪い虫に集られるのがどれほど恐ろしい事か』
何て言うから!!
335:異世界Dキッズ
あれはすごい言い草だったよな・・・
緑谷も真顔で『あなたの弟子ですよね!?』ってツッコミしてたし
336:キューピット岩柱
貞操逆転世界の女性の独占欲の凄さは知っていたつもりだったが・・・
こうして改めて見ると言葉が出ないものだな
337:雷門中のエアコンヒーロー
なんか・・・今の麗日が順調に成長したらこうなるって感じだったな
338:転生ユザレ
それは順調と言っていいのかしら?
339:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
てかさり気なく緑谷に責任転嫁してんじゃねえよwww
おめえだって面白い事が聞けそうってウッキウキで聞いたんじゃねえかwww
340:男女比1:5世界の新社会人
そんな事よりもっと大事な事があるでしょ・・・
オールマイトが幼少期の志村弧太朗と知り合っていたとか、旦那さんがかなり存命だったとか
341:男女比1:30世界のアイドルリーダー
確かになぁ・・・
ワシらの知らんとこで、原作とズレてる部分がだいぶあるみたいやなこの世界は
342:異世界森の民
過去の出来事は置いといて、現状を纏めると
・オールマイトは今年~来年中に死ぬ(ここは原作通り)
・緑谷の未来を見たら、オールマイトと共に巨悪に立ち向かう未来が見えた(職場体験一日目)
・界離君・爆豪・轟三人を加えた四人揃った状態で見た未来では死亡回避(大泣きしながら喜んでた様子からもっと良い事が起きた可能性有り)
・ただし、非常に不安定と今までにない事態になっている
ナイトアイ関連がこんな具合だよな
343:貞操逆転ヒロアカ転生者
付け加えて、“角が生えた女たち”って原作には影も形も無い
個性消失弾を一つ持って行ったらしいし、オール・フォー・ワンの手元になんてならなければいいんだけど
344:男女比1:30世界のアイドルメンバー4
それは無理だろうな
345:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
だな。
あの神様の事だし、絶対渡るように仕向けるだろ
346:貞操逆転ヒロアカ転生者
現状でオール・フォー・ワンに“巻き戻し”が渡るとか、詰み一直線じゃないですかヤダー!
347:転生元トップレス
なに弱気になってんだ!
お前にだって立派な武器が加わったじゃないか。合宿までに死ぬ気で鍛えて使いこなすしかないだろ
348:貞操逆転ヒロアカ転生者
簡単に言わないでくださいラルクネキ!
治崎にぶち込んだ時は上手くいきましたけど、あの時だってコントロールにかなり苦心したんですよ!
349:男女比1:5世界の新社会人
そこはあれでしょ。
雄英の校訓“Plus Ultra”に加えて君自身の“TAKE ME HIGHER”も併せて頑張っていくまでだよ
350:貞操逆転ヒロアカ転生者
やっぱそれしかないか・・・
疲れたからとりあえず今日はもう寝ます
351:異世界Dキッズ
おう。
お休み!
352:男女比1:30世界のアイドルメンバー5
お休み~
◇◇◇◇
翌日の午後のヒーロー基礎学。
体育祭前の人命救助訓練以来となるB組との合同授業は、皆気合入りまくっていた。
「大丈夫か結城・・・寝不足か?」
「一佳か・・・変な夢見ちゃって眠れなかったんだ」
志村菜奈のせいだと内心愚痴りながら、体育祭の時みたいな力の入りように感心していたらちょうど出久が原作と異なり一位でゴールしたところだった。
「にしても期末試験の演習が教師との勝負になるとはなあ・・・先輩たちは入試の時のロボだったのに」
「仕方ないさ。俺らは
そう――原作と異なりこの時点で期末試験の内容が明かされたことが、皆のやる気を引き出していたのだ。
「それだけじゃないでしょ。あんた、演習試験はA組B組合わせて六回も受けなきゃいけないうえに一回でも落としたら即補修行きなんだし」
自分の番が終わった耳郎が腰かけながら今朝のホームルームで明かされた俺の期末試験特別ルールについて口にする。
他と比べて格段に高い難易度にクラスメイトたちは皆抗議したが、結城の抱える現状を鑑みた結果と言われ受け入れるしかなかった。
「ま、そこまで悲観する事は無いよ。あくまで試験であることには変わらないんだから――それより、筆記の方は皆大丈夫なのかな?」
界離の言葉に、何人かが肩を震わせる。
上鳴(中間19位・平均86点)と芦戸(中間18位・平均86.5点)が震える中、他の皆も範囲の広さに辟易気味になっている。
「ねえ皆。提案なんだけど、期末まであと一ヶ月・・・皆で勉強会しない?昔読んだ漫画で、教える事で教えた本人も理解を深めることが出来るって言ってたんだけど」
界離の鶴の一声で、ヤオモモの実家の講堂で期末までの筆記試験対策の勉強会をA組B組全員参加で行う事が決定した。
「ふふ・・・皆慌てちゃって。じたばたしても始まらないのに」
「お前は少しじたばた慌てたほうが良いんじゃないか?」(中間10位の障子)
「なにかな? なにかな?」(中間20位・唯一の赤点青山)
先行き少し不安な期末試験対策の日々が始まるのだった。
『――あれはね、私が三歳の時だったんだよ』
(勘弁してよ・・・夢でも見ちまうとか、余計疲れる)
七代目・志村菜奈は腕を組みながら懐かしそうに笑った。
その笑顔は、戦場で見せる勇ましさとは違う“ひとりの女性”の顔だった。
「公園デビューの日さ。母さんに手を引かれて行ったらね――そこにいたんだよ。私の運命の人が」
菜奈さんは胸に手を当て、うっとりと目を細めた。
「もうね、雷に打たれたみたいだった。あんな小さな身体で、どうしてあんなに格好良かったんだろうねぇ・・・」
「三歳で格好良いもクソもねえだr――」
野暮言いかけたかっちゃんの口を塞ぐ。
「私はその瞬間、悟ったんだよ」
菜奈さんは指を一本立てる。
「“この人は、私のものだ”ってね」
(そうなんですか・・・)
(すごい人だ・・・)
天然な感想を抱く轟と、ナードな自分じゃ初対面でそこまでは言い切れないと感心する緑谷。
「抱きしめようと思って、勢い余って突き飛ばしてしまったのは少しやり過ぎてしまったがな」
(少しか・・・?)
(イノシシみたいな人だな)
穏やかとは言えない初対面のエピソードに首を傾げるかっちゃんと、率直な感想を抱く界離。
「それからはもう、毎日一緒だったよ。公園でも、家でも、幼稚園でも。私がどこへ行くにも、彼は隣にいた」
菜奈さんの声は、どこか誇らしげだった。
「彼はね、すごく優しい子だったんだ。私が転んだら痛いの痛いの飛んでけって慰めてくれたし、私が怒られたら一緒に謝ってくれるし・・・」
(蛙吹から聞いた結城の話に似てるな)
(そうだね・・・)
菜奈さんは少し照れたように笑う。
「でもね、私はあの頃から“独占欲”が強くてねぇ・・・」
(でしょうね)
界離は心の中で頷いた。
「他の女の子が彼に話しかけると、胸の奥がムカムカして・・・気づいたら彼の腕を掴んで引っ張ってたんだよ」
(梅雨ちゃんと同じだ)
「小学校に上がる頃には、もう完全に“好き”だったよ。彼も私のことを大事にしてくれて・・・毎日が楽しくて仕方なかった」
「さいでっか・・・」
もう一時間くらい経っただろうか――界離だけでなく出久たちの顔にも疲労が色濃く出始めている。
菜奈さんは遠い目をした。
「でもね、決定的だったのは――私が初めて“ヒーローになりたい”って言った日だ」
「・・・ヒーローに?」
「うん。“悪い奴から皆を守りたい”って言ったらね、彼、笑顔で言ったんだよ」
「“なら俺もヒーローになる。皆を守る菜奈ちゃんを俺が守るよ!”って」
やるじゃん賢吾さんと界離は感心する。
「その時、私は思ったんだ。“ああ、この人と一緒に生きていきたい”って」
「だからね、界離くん」
菜奈さんは胸を張った。
「私は彼に告白したんだよ。“私と結婚してくれたら、世界中の悪い虫から守ってあげる!”ってね!」
(そいつの両親からしたら悪い虫はあんただろ)
(かっちゃん・・・お口チャック)
かっちゃんのツッコミを界離が諫める。
「そしたら彼、真っ赤になって・・・“じゃあ俺も菜奈ちゃんの負担にならないよう頑張る”って言ってくれてねぇ・・・」
菜奈さんは頬を押さえ、身をよじった。
「もう・・・可愛くて可愛くて・・・あの瞬間、私は決めたんだ。“この人以外、絶対にいらない”って」
(梅雨ちゃんや透も同じこと考えてるのかな?)
「でね、その後の話も聞きたいかい?」
「もういいです!」
「よし、話そう!」
「もういいって言いましたよね!?」
こうして――界離はたちは当時制定されたばかりの一夫多妻基本法の抜け穴を駆使して賢吾さんを色んな意味で独占した話や、息子の弧太朗君の誕生と家族三人で過ごした日々。
若き日のオールマイトを弟子に取った事と、そのオールマイトに息子を取られそうになった話などを五時間ノンストップで聞かされるのだった。
コソコソ噂話
オールマイトが賢吾さんに頭を撫でられた日は修業がいつもの三倍
弧太郎に将来俊文お姉ちゃんのお婿さんになると言われた日はいつもの五倍
賢吾さんに厳しくし過ぎだと言われ、弧太郎君に俊文お姉ちゃん意地悪するお母さんなんて嫌いと言われた日は三途の川を渡りかけるほど修業が厳しかったようです
おかげでこの世界のオールマイトはグラントリノ以上に菜奈さんの存在がトラウマになっています