「Stairway to Paradise」 作:いつも活き活きと
関係ない話
「ハルトマン」と聞くと星のカービィのロボボプラネットに出てきたやつしか思い浮かばない。(ちなみにハルトマンはドイツの哲学者から来ているらしい)
「それじゃあレミリア、私は地底に行ってくるよ。」
「分かったわ。」
紅魔館の玄関でプッチは地底に行く準備をしていた。何故急に行くことにしたのかは昨日に遡る……
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「さとりの様子がおかしい?」
「そうなんだ。あたいが話しかけても上の空で…」
「……それでなんで私のところに来ることにしたんだ?」
「異変の時なんだかんだ一番仲良くしていたのがあんただからだよ。」
「まぁ地霊殿に行くのは別にいいが今日からは無理だぞ?せめて明日にならないと…」
「なら明日来てくれ!」
「わ、分かった。」
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「全く…それにしてもさとりとやらは主としてどうなのかしら?従者に迷惑かけて……」
「……………レミリア、君もよく『フランにお菓子を食べられた!』って言って咲夜に泣きついているじゃあないか。」
「それはッ!………フランが悪いのよ!」
「そういうことにしておくか。………行ってくる。」
ガチャ
―――――――――――――――――――地底――――――――――――――――――――
コンコンコン
「邪魔するぞ。」
「!プッチさん、わざわざ来てくれてありがとうございます。今日はどうしたんですか?」
「実は、お燐から最近君の様子がおかしいと聞いて気になってきてみたんだ。」
「……そうなんですか。分かりました、こちらの部屋でお話しましょう。」
ガチャ
「…さて、何から話せばいいのか…………まず私には妹がいるんです。名前は『古明地こいし』。」
「?一度も見かけたことがないぞ?」
「それは当然です。こいしは元々私と同じ心を読む事ができたんですけどある時心を読んだことによって深く傷ついてしまって………その日から心を閉ざしてしまい能力も『無意識を操る程度の能力』に変化してしまいました。それからというもの家にいることが減り、各地を放浪しているんです。それが心配で……最近家に帰って来る頻度が少なくなったこともあって………」
「それなら私が君の妹を探してこよう。」
「えッ!?いやそれは悪いですよ。それにプッチさんにも用事とかあるでしょう?」
「最近はスタンド関係の依頼も減っているから大丈夫だ。」
「………それならお願いします。」
「任せてくれ。」
「一応私の方でも探していたんですが人里には行ってないらしいです。」
「………なら私は妖怪の山の方に行ってみるよ。」
「気をつけてくださいね。」
「ああ。」
――――――――――――――――――妖怪の山―――――――――――――――――――
「………さとりに探してくると言ったが……全く見当たらないな。かれこれ三時間は探しているんだが…………」
余談だがプッチは三時間の内一時間は妖怪の山に入るための”交渉”に時間をかけたということを記しておこう。
「ん?ここは…確か『守矢神社』だったか。いつの間にかここまできていたか…折角だから境内だけでも見ていくとするか。」
「ねぇねぇ、そこの人間さん。貴方はどうやってここまで来たの?天狗の監視もあるのに。」
「少し弾幕ごっこをした後上の立場の人に通行許可証を……………ん?誰だ!?」
「あれ?気付いたんだ。私は『古明地こいし』だよ。今日は用事があってここまで来たんだけど……」
「なッ!『古明地こいし』!?」
「(まさかここで会うことになるとは…)」
「?どうしたの急に大きな声出して。」
「君のお姉さんが家に帰ってきてほしいと言っていたんだ。だから私が探していたんだ。」
「そうなんだ。まぁそろそろ帰ろうかなとは思ってたけど…」
「それなら良かった。そういえば君の用事というのはなんだい?」
「お姉ちゃんを知ってるなら『お空』のことも分かるでしょ?」
「ああ。確か地獄鴉の…」
「そうそう、でねでね!聞いた話によるとお空は山の神様から力を貰ったって聞いたの。だから私のペットにも神様が欲しいなと思って。」
「(神奈子達がこの間の異変の元凶だったのか……しかし、こいしのペットとやらに神奈子が神様を分け与えるか?少なくとも何かしらの利点がないと分け与えないと思うが。まぁ、とりあえず本人に聞いてみるのが一番手っ取り早いな。)」
「それなら一緒に行くかい?」
「うん!」
トコトコトコトコ
「あッ!参拝客ですか?ようこそ守矢神社へ!」
「君は…」
「私ですか?私は『東風谷早苗』です!」
「(東風谷早苗……霊夢が言っていたな。巫女に似たような役職だとか。)」
「私はエンリコ・プッチだ。」
「ああ!新聞に載っていた!」
「そうだ。大分捏造、というより誇張表現されていたが……」
「そうなんですか……じゃあ『便利屋をやっている』っていうのは?」
「正確には『スタンド』に関することだ。」
「なら『死者の軍勢に打ち勝った』は…」
「………相手が召喚したのは一体だけだ。」
「…『鬼を正々堂々倒した』のも……」
「それは本当だ。」
「!?ってことはプッチさんは相当強いんですね!お願いです、私と弾幕ごっこをしてください!!」
「いや、私はここの神に用事が……」
「それなら私に勝ったらお話を聞いてくださるように進言しましょう!」
「なら仕方ないな……」
「ウフフ…私はここに来てまだ日は浅いですが学んだことがあります。この幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね!!」
「最低限は必要だと思うが…」
「いきますよ!」
「奇跡『ミラクルフルーツ』」
米粒弾が規則的に発生し、プッチの周りを囲む!
「中々良いスペルカードだな……こちらも使わせてもらうか。」
「顕符『透明なドッペルゲンガー』」
バシバシバシ
「それが貴方の『スタンド』ってやつですか……でも!そのスタンド、姿こそ見えないですが弾幕などは透過できないのは知っています!」
早苗はそう言うと更に弾幕の密度を上げた。
「(………射命丸の新聞は余り見られずに捨てられていると聞いて『スタンド』について少し詳しく話したのが仇となったか………だがッ!私の『ホワイトスネイク』のパワーとスピードはほとんど前の状態に戻っている。)」
「このくらいの弾幕など…貧弱貧弱ゥ!!」
『ホワイトスネイク』は弾幕を弾き飛ばしながら確実に早苗に近づいていた。そして…
ドゴッ!
「ウッ…流石ですね。でも…これならどうですか!」
「神徳『五穀豊穣ライスシャワー』!!」
スペルカードを宣言すると同時に早苗から弾幕が展開され、弾幕が地面や木などに着弾すると米粒弾となりプッチに襲いかかる!!
「クッ!不味いな……」
「分符『タンデムアタック』!」
プッチは『ホワイトスネイク』に弾幕の処理を任せ、プッチは早苗に近づく。
「(一日一回程度は弾幕を展開することが出来る。まだスペルカードまで発展してないがなんとかなるだろう。今回は流石に『ホワイトスネイク』だけでは辛い勝負になっていたな…この技術を学んでおいて正解だった。)」
「何か企んでいますね。ですが!そう簡単には近づけませんよ!!それに貴方のスタンドも急には接近できないんですね……遠距離攻撃ができない貴方には勝ち目なんてありませんよ!」
「………『思い込む』という事は何よりも『恐ろしい』事だ……しかも自分の能力や才能を優れたものと過信している時はさらに始末が悪い。」
「?何を言ってるんですか。」
「私にも遠距離攻撃が出来るということだよ。」
「なッ!?」
「今更逃げようとしても遅いぞ!!」
プッチは自分の霊力をほぼ全て注ぎ弾幕を発射する。
「キャアアアァァァァ!!」
「ハァハァ、なんとか勝てたな……さぁしっかりと交渉してもらうぞ、早苗。」
「うう…分かりまし「もう終わっちゃったの〜?」!!」
「こいし!今まで何処に行ってたんだ?」
「暇だったから神様の所に先に行ってきたの。」
「「え……」」
「それでね色々お話聞いて結局神様を渡すことはできないって言われちゃった。だからもうここに用事無いんだよね。」
「………何のために戦っていたんだ、私達は。」
「それじゃあ私は地霊殿に帰ろうかな。お姉ちゃんに会いたいし。」
「そうか。きっと喜んでくれるぞ。」
「じゃあね!バイバイ!!」
「それじゃあ私もそろそろ帰るとするかな…」
「気をつけてくださいね。」
「ああ。」
―――――――――――――――――紅魔館―――――――――――――――――――――
ガチャ
「プッチさん、遅かったですね。」
「ああ、咲夜か。実はさとりの妹を探すことになってね。」
「そうだったんですか。ちょうどディナーの時間なので食堂でお待ちになっていてください。」
「分かった。」
トコトコ
ガチャ
「あらプッチ、遅いからてっきり朝帰りになると思ってたんだけど……」
「冗談はやめてくれ。少し人探しをしていただけだ。」
「そうなの。まぁいいわ、ちょうどご飯も揃ったし食べましょうか。」
その後プッチはご飯を食べ終えた後いつもの日記を書き就寝した。
第六章 東方恋想殿 〜完〜
ちなみにプッチが弾幕の出し方について教えてもらったのはパチュリーからです。