「Stairway to Paradise」 作:いつも活き活きと
『プラントライフ』 その①
前田進田、スタンドが暴走して暴れていたところをプッチによって解決してもらい今は八雲家で生活させてもらっている。今回は進田がどのような生活をしているのか覗いてみよう。
ピピピッピピピッ
カチ
「ウ〜ン、朝か…」
進田の朝は太陽がまだ出ていない時間から始まる。
「え〜と、今日は木曜だから和食の日か。」
八雲家のご飯は曜日によって料理の種類が決まっている。どうやら今日は和食らしい。
「まずは味噌汁、あと橙が喜ぶから鮭の塩焼きも出すか。野菜は…玉子焼きにするか。」
ガラガラ
「おはよう、進田。今日も朝早くから悪いな。」
「おはようございます、藍さん。朝食までもう少しかかりますから居間で待っていてください。」
「分かった。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「朝食が出来ましたよ。」
「ありがとう。どれ、そろそろ橙と紫様を起こしに行かないと…」
「僕が行きましょうか?」
「そうだな…じゃあ橙の方を頼む。あの子はまだ寝起きが良いほうだからな。」
「分かりました。」
スタスタスタ
コンコン
「橙さん、ご飯ができましたよ。」
「…………」
「橙さん!」
「…ハッ!!進田さんおはようございます!」
「おはようございます。もうご飯が出来てるので準備が出来たら居間に来てくださいね。」
「はい!」
スタスタ
「後は紫さんが起きるまで待つか……」
――――――――――――――――――二十分後―――――――――――――――――――
ウォン
「おはよう、藍、橙、進田。」
「紫さん、起きるの遅くないですか……」
「だって眠いんだもん。」
「その年齢で『もん』はキツイ。」
「あら?何か言ったかしら、進田。」
「いえッ!なにも!!」
「そう、なら良いわ。それじゃあ食べましょうか。」
「「「「いただきます。」」」」
モグモグ
「進田さんの焼いた鮭、美味しいです!」
「ありがとう、橙さん。」
「たしかにこの鮭は美味しいな…私より上手じゃないか。」
「そんなこと無いですよ。」
「そんなに謙遜しなくてもいいのに。」
「事実ですよ。」
「まぁ美味しいのも事実だから別にいいけど。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
朝食が終わり、皿洗いを終えた進田は紫の部屋で仕事の説明を受けていた。
「つまりこの地図の範囲にいる妖怪、生物、植物を調査してくれば良いんですね?」
「ええ、そうよ。あまり強い妖怪はいないはずだけど気をつけなさい。」
「はい、では行ってきます。」
――――――――――――――――――北の森――――――――――――――――――――
「えーと、ここは木が思っていたよりも多いな。生物は昆虫も含め別な森と余り変わらない。妖怪は………?おかしいな。流石に一体くらいは見かけるっと思っていたんだけど…」
普段は力の弱い妖怪がうろついていると紫から言われていたが実際は全く姿を見ることがなかった。
「うーん、これって明らかに異常事態だよな……一応原因を探っておくとするか。」
そのまま帰ってもいいかもと考えたが自分の仕事を放棄するのは流石に気が引けたので周りを散策し始めた。
「(……何処にも妖怪の痕跡がない。となると一斉に移動でもしたか?いや、ここの妖怪にそんな協調性はないはず。もしかして………何者かに退治された?…………けど何のために?)」
ザッザッザッ
「!!」
「こんなところに人が来るなんて珍しいな。もしかしてあれか?お前も『あの方』に『スタンド使い』にしてもらったのか?」
「(……『あの方』?いや、それよりもこの人…今『スタンド使い』って言ったよな。つまり!この人もスタンド使い!!しかも、ここの森について何か知っていそうだ。とりあえず話を合わせて情報を聞き出すか。)」
「…はい!そうなんですよ。ところで貴方は何故こんな人里から遠い森まで来たんですか?」
「何故ってそりゃあスタンドの特訓をするためだ。『あの方』が言うにはスタンドは特訓すると基礎スペックが上がるらしい。だが、いくら皆にはスタンドが見えないとしてもうっかりスタンド使いに特訓を見られたら色々厄介だ。だからちょうど特訓に良い妖怪がいて、人里からも離れているこの森に来たんだ。」
「そうだったんですか。」
「(なるほど……つまりこの男がスタンドの特訓で妖怪を退治したことで近づかなくなったのか。…………そういえば、)」
「貴方は何故そんなに特訓するんですか?」
「変なことを聞くやつだな?目的なんて『エンリコ・プッチの殺害』を成功させるためだよ。」
「えッ!?」
「(プッチさんの殺害!?そんな計画が立てられていたなんて……とりあえずこの男を気絶させて紫さんに相談を…)」
「おい!」
「はい!何でしょう。」
「テメェ…なんで『計画』について初めて聞いたような反応をしたんだ?」
「それはその……」
「………『あの方』の容姿は言えるか?」
「(マ、マズイ事になった…こうなったら運任せで、)」
「もちろん。黒髪のロングで女性だったよな!」
「…白髪のショートで男性だ。」
「………………」
「それじゃあ残念だが…お前にはここで再起不能になってもらう。」
「『プラントライフ』!!」
「……やるしかないか。」
「『ウェイク ミー アップ』!!」
「俺と同じ装着型か。」
「ああ。」
「なら…この上なくやりやすいな!」
クイ…
男は指を上に動かす。するとッ!進田を貫く勢いで木の根が地中から襲いかかってきた!!
「なッ!?」
ガキンッ!!
「…防がれたな………」
「あ…危なかった……プッチさんとの特訓ですぐにスタンド能力を使用できるようにしていて助かった。」
そこには貝の殻を全身にまとった進田が立っていた。
「その姿、見たところ貝かなにかの殻か?となるともう少し火力を上げたほうが良いか。」
ブンッ
振り上げと同時に先手の時と違い、複数の木の根を束ねて攻撃してきた。
ボガッ!
「グアッ!」
「(クッ…貝の殻を破ってくるか……しかもパワー、スピードともに高水準だ。本気でやらないとだめだな。)」
「鷹の翼+貝の殻+バッタの脚+ゴリラの腕」
「!!お前の能力……大体分かってきたぞ。恐らく『生物の特徴を模倣する』とかだろう?」
「ああ、そうさ。正確には『触れた』ことがある生物だけだ。」
「随分教えてくれるな。どうせだから俺の能力も言ってやろう。俺の『プラントライフ』の能力は『自分の半径五十メートルにある植物を操る』だ。」
「(……随分と厄介だ。こっちには飛び道具がほぼ無い。そんな状態でアイツに近づかないといけないのか。今のところ攻撃には木の根の刺突だけだがまだ他にも技があると思ったほうが良いな。)」
バッ!
進田はバッタの跳躍力により一気に間合いを詰める!!
「クッ!『リーフシールド』!!」
拳が男にあたるギリギリのところで草とツタが大量に割り込みダメージを大幅に減らした。
「…本当に面倒くさいな、その能力。」
「応用が利くといってくれ。それに慣れてないと操作が難しいんだ。」
「そんなこと知ったことじゃあないですね!!」
ブンッブンッ
男は進田の攻撃をいなしながら着実に『作戦』の準備をしていた。
「(…俺の『奥の手』を見せるのは確実に倒せる時だ………)」
「(僕のスタンドの応用……あるにはあるけど対応されると決め手が無くなってしまう。まだ使うべきではないな。)」
幻想郷の北の森で勃発したスタンドバトル!!果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのか?
To be continued…
会話の内容やら口調やらを悩んでいたら投稿するのが遅くなってしまった…早く勘を取り戻したい。