「Stairway to Paradise」   作:いつも活き活きと

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最近小説やゲームに嵌っていたことが原因で遅れてしまった……そろそろ前のペースに戻したい。


『アップライジング』 その①

情報交換から数日後、プッチは紫から依頼を受けていた。

 

 「怪しい場所?」

 

 「ええ。私の能力の応用、『スキマ』で幻想郷中を探していた時何故かスキマを開くことが出来ない場所があったのよ。」

 

 「それは能力が無効化されたということか?」

 

 「あの感じは無効化ではなかったわね。例えるなら『存在はしているけど知覚することが出来ない』とかかしらね。少し工夫すれば大丈夫なはずだけどその分の時間も黒幕の捜索に当てたいのよ。」

 

 「だから私が探索してこいと。」

 

 「そういうこと。もしかするとそこに黒幕がいるかもしれないから進田と一緒に行ったほうが良いわ。」

 

 「分かった。進田にはこのことを伝えてあるのか?」

 

 「もちろんよ。」

 

 「じゃあ先に私は行くことにするよ。」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 「ここが紫の言っていた場所か。」

 

 「そうですね。」

 

プッチと進田は幻想郷の西側にある洞窟の入口前にいた。

 

 「早速入りたいが……十中八九スタンド使いがいるはずだ。」

 

 「やっぱりそうですよね…」

 

 「そこでだ、進田。君の能力でこの中をクリアリングしてくれないか。そうすれば私のホワイトスネイクを遠隔操作して敵を無力化することが出来る。」

 

 「わかりました!」

 

そう言うとコウモリの超音波を利用し、中の様子を確認し始める。

 

 「……………!プッチさん!!『何か』が来るッ!!」

 

その時ッ!!洞窟の中から現れたのは鳥の翼が腕につき、身体の殆どが羽毛らしきもので埋もれている生物らしきものが五体現れた!

 

 「何だ!?こいつらは!?」

 

 「僕にもわかりません!けどッ確実に敵対しているのは確かです!!」

 

 「もうすでに気づかれていたか…進田、強行突破でいくぞ。」

 「『ホワイトスネイク』」

 

 「はい!」

 「『ウェイク ミー アップ』」

 

生物らしきものはプッチに三体、進田に二体に分かれて攻撃を仕掛けてきた。

 

 「ホワイトスネイク!この羽虫どもを撃ち落とせ!!」

 

 『ウオシャアアアアアッ!!』

 

ドゴドゴドゴドゴ

 

 「キシャアアァァァ……」

 

 「ん?なんだコイツら、スピードの割に耐久力がほとんど無いぞ?」

 

ヒュン

 

 「っと、だが殺傷能力のある鉤爪もあるのか。なら、さっさと終わらせよう。」

 

ドゴドゴドゴドゴドゴ

 

 「「キシャアアァァァ……」」

 

 「あっけないものだな。進田の方は…もう終わっているらしいな。」

 

 「プッチさん、中に入りましょう!こういうのをだしてくるってことは確実に何かがありますよ!!」

 

 「……そうだな、慎重に行こう。」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

コツコツコツ

 

 「思っていたよりも広いな。」

 

 「そうですね。しかも所々にさっきの亜種みたいな奴らがいますし……」

 

プッチたちは洞窟の中間地点付近に来ておりその間に約五回の襲撃があった。

 

 「一応確認しておこう。敵の能力はおそらく『人間』、もしくは『何か』を素材としてさっきまで襲ってきていた生物、ここでは『改造』とでも言っておこう、そいつらを量産している。その時パラメーターらしきものをいじることで何かに特化したものが出来る。」

 

 「今のところ、『天狗モドキ』、『鬼モドキ』、『ウニモドキ』に会いましたよね。」

 

 「ああ。ここからはまた別な『改造』が来るはずだ。気を引き締めていこう。」

 

 「はい!」

 

少し進むとやはり『改造』達が待ち構えていた。

 

 「また『天狗モドキ』か。」

 

 「こいつらは量産しやすいんですかね?」

 

 「単純にお気に入りなんじゃあないか?実際スピードを活かした攻撃は結構面倒くさい。」

 

 「そうですね。」

 

だが、プッチたちはこの個体を合計二十体は倒していたこともあり戦闘中も話すくらいには余裕があった。

 

 「これでここは終わりか…」

 

 「そろそろ飽きてきましたね。」

 

――――――――――――――――最深部付近――――――――――――――――――――

 

 「次で最後の部屋です!」

 

 「分かった。気を引き締めていこう。」

 

コツコツ

 

パチパチパチ

 

 「よくここまでたどり着きましたね。エンリコ・プッチ、前田進田。」

 

 「それはどうも。だが、そっちだけ名前を明かさないのはマナー違反じゃあないか?」

 

 「それは失礼。私は『菅野 躁令(かんの そうれい)』といいます。」

 

 「躁令、お前はここで何をしていた?」

 

 「…わざわざ私が話すと思いますか?」

 

 「一応聞いてみただけだ。その様子だと大方『あの方』とやらの指示でここにいるんだろう?」

 

 「はぁ…そこまで嗅ぎつけているんですか。そうですね………ここまで来られてただ『再起不能』にするのは可哀想ですね。良いでしょう。私がここで何をしていたか冥土の土産に話してあげますよ。」

 「まず、私がスタンド使いなのは知っているでしょう?もちろんあの方のおかげなのですが…この能力にはだいぶ助けられました。妖怪からの自衛、家事の手伝い……そんな日が続いていたある日、あの方がまた私のところに来てくれました。スタンド能力を発現した時は『期待外れ』の表情をされていたのに……あの方は戻ってきてくれたのです!そうして私にこう命令したのです。『お前のスタンド能力で軍隊を作れ。』と。それからというもの必死にここで作ってきたのです、『兵士』を。」

 

 「………つまり貴方の能力は…」

 

 「そう!『兵士を作る』、これが私のスタンド能力!!材料は特に必要ない…時間があれば無限に作ることが出来る。」

 

 「(『無限』だと?ならなんでここにあの程度の量しか配置されていなかったんだ?)」

 

 「とりあえず今は………ここまで来てしまった蛮勇らに帰ってもらわないといけません。すぐに回れ右をして入口に戻りなさい。そうすれば殺さないでおこう。」

 

 「プッチさん……」

 

 「…本当に殺さないんだな?」

 

 「ああ、約束すr「だが断る。」!?」

 

 「私達はお前の御主人様に用があるんだ。それなら妨害する貴様も叩きのめさないといけない。それに…貴様の能力は危険すぎる。個人が軍隊を所持できる能力はそうやすやすと見逃すわけにはいかない。」

 

 「………分かった、話し合いは終わりだ。ここからは『殺し合い』だ。」

 「『アップライジング』」

 

 「『ホワイトスネイク』」

 

 「『ウェイク ミー アップ』」

 

 「「「今日は素晴らしい日だ。なぜなら…」」」

 

 「あの方を邪魔する奴らを排除できるからな!!」

 

 「相手の戦力を削ぐことが出来るからな!!」

 

 「幻想郷の平和に一歩近づきますからね!!」




次回予告!!

プッチたちの敵、躁令が出す『兵士』が隙間なく場を埋めつくし、プッチ達が追い込まれる!!どうするプッチ!どうする進田!けどッ相手の能力にも弱点はきっとあるわ!!負けないでプッチ神父!!

次回 「プッチ、死す」 デュエルスタンバイ!
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