「Stairway to Paradise」 作:いつも活き活きと
「『スペルカードルール』?」
「ああ。幻想郷の争い事はほとんど『スペルカードルール』ってやつで決めることになっているんだ。ちなみにだが『弾幕ごっこ』という方が多いぞ。」
「ふむ…その『弾幕ごっこ』というのはどういうルールなんだ?」
「そうだなぁ。弾幕ごっこだったら私より『あいつ』のほうが詳しいはずだから今からそいつの所に行くか!」
「『あいつ』ってのは誰だ?」
「この楽園の素敵な巫女さんだぜ」
「(まぁ本人に聞くとするか。)」
「徒歩でその人のいるところまで行くのか?」
「いや、徒歩なんかで行ったら三時間くらいかかっちまう。」
「ならどうするんだ?」
「飛んでいくんだ」
「は?」
「私は空を飛ぶことが出来るんだ。まぁ、幻想郷にいる奴らは人里の人間を除いてほとんど空を飛べるけどな。」
「なん……だと…!?………そういえば驚きのあまり聞き忘れていたんだが君はなにか特別な能力を持っているのかい?」
「ああ。私は『魔法を使う程度の能力』を持っているぜ。」
「??…なぜ自分の能力をそんなに卑下するのだ?」
「いや、卑下なんてしてないぜ。ここでは能力の後に『〇〇程度の能力』って入れるのがお約束なんだぜ。そういやプッチはなにか能力を持ってるのか?」
「(ふむ…どうするべきなのだろうか。ここではあまり能力を秘密にするようなことはしないのか?だが、この小娘の警戒心が低いだけの可能性も……よし)」
「すまない魔理沙。私は外の世界で能力関連のいざこざで命を狙われたことがあってね。あまり自分から能力については言いたくないんだ。」
「そうか。まぁプッチは幻想郷に住むことが確定しているようなもんだしいつか分かるか。じゃ、そろそろ行くとするか!」
「結局私はどうすればいいんだ?」
「私の箒に乗ればいいだろ。それじゃ改めて行くとするか『博麗神社』に!」
「ほいっと。着いたぜ。」
「………ああ…ありが…とう……」
彼はひどく疲れていた。それもそのはずである。彼自身は生身で空を飛んだことなどあるわけが無くさらに、魔理沙がプッチを気にすること無くいつものスピードで空を飛んだのだ。
「(この小娘……!なぜ後ろに人が乗っているというのにあんな速度で飛ぶんだ!?そもそも……………)」
「おーい!れいむー!いるかー?」
「はぁ。なんか用?魔理沙。」
「いや実はな、」
少女説明中……
「なるほど。まぁいいわ。そこのプッチとかいう外来人に弾幕ごっこのルールを教えればいいのね?」
「ああ。そうだぜ。」
「ということで、プッチ中に入ってきて。」
「分かった。ところで名前は?」
「博麗霊夢よ。」
「それじゃあ、弾幕ごっこについてのルールをおおまかに教えるわ。」
「よろしく頼む。」
「まず、このルールが制定された理由は主に三つあるわ。一つ目は幻想郷を破壊しないためね。毎回本気で妖怪同士で殺し合っていると幻想郷も耐えられなくなるからね。二つ目は新しく入ってきた妖怪に力で捻じ伏せられないようにするためね。最近の例を挙げると吸血鬼が大暴れした事ね。そして…」
「待てッ!!吸血鬼だと!?」
「えっ!そうよ。」
「それはどんな人相だった!?」
「ちょっと!落ち着きなさいよ…全く…そうね……まぁ目立っていたのは黒い翼を持った大柄の男とか補助技に長けていた女くらいかしらねぇ」
「…そうか……」
「あんた外の世界で吸血鬼にあったことでもあるの?もういなくなったと思っていたのだけれど…」
「いや……すまない…少し勘違いをしただけだ…」
「(DIOの事かと思ったのだが)」
「まぁいいわ。話を続けると三つ目の理由は妖怪が異変を起こしやすくし、それを人間が解決しやすくすることよ。」
「『異変』というのは?」
「『異変』っていうのはざっくりに言うと幻想郷全体を巻き込む問題のことを指すわ。」
「なるほど。じゃあルールについて説明してくれないか?」
「はいはい。分かってるわよ。弾幕ごっこは実力主義では無く美しさと思念が重要になってくるわ。だからといって全く実力が必要というわけでもないわ。いわゆる、『スポーツ』のようなものよ。おおまかなルールは最初に事前に自分で作った『スペルカード』を何枚使うか宣言するわ。その後『弾幕』と呼ばれる飛び道具……まぁ針でもビームでもとりあえず飛ばせるものなら何でもいいわ。何なら体術でも一応問題ないわね。そして好きなタイミングで『スペルカード』を宣言して使うわ。宣言の仕方は相手に伝わればいいわ。これを繰り返していって先に残機が無くなった方の負けよ。ちなみにこの『弾幕ごっこ』は『遊び』ってことになっているけど事故で死んでしまう可能性もゼロではないから気をつけてね。」
「その『スペルカード』というのはどんなものなのだ?」
「『スペルカード』はいわゆる自分の必殺技のようなものね。効果は攻撃、防御、補助なんでもいいわ。けど時間制限があるから気をつけてね。この時間制限が切れると『スペルブレイク』になってその弾幕ごっこでは使えなくなるわ。あと、絶対に避けることのできない弾幕は『美しくない』って事になって即刻負けになるから気をつけてね。ちなみに作り方はこの紙に技を思い描きながら技名を書けばいいわ。あんたにも5枚渡しておくわね。」
「ありがとう。しかしあまり弾幕ごっこの雰囲気が分からないな。」
「ならそうね…私と魔理沙で今弾幕ごっこするからよく見ておきなさい。」
「おっ!やっと話が終わったか。いいぜ。今回こそは霊夢に勝ってやるぜ!」
そして二人は博麗神社の境内に移動する。
「スペルカードは二枚、被弾は一回目まででいいかしら?」
「ああ。いいぜ。」
「(どのようなものかしっかり見ておくか……)」
「それじゃ行くわよ!」
「こい!!」
掛け声と同時に二人は上空に移動し霊夢は御札、魔理沙は星型の弾幕を展開した。
「(確かにこの様子は『美しい』な)」
魔理沙の弾幕は色があり、さらに全体に撃っている。それに対し霊夢は自動追尾弾の御札と規則正しく放たれている御札で応戦している。二人の弾幕は似ていないがどちらも『美しい』ことに変わりはないだろう。
「まずは、私から攻めさせてもらうぜ!!」
「魔符『スターダストレヴァリエ』!!」
魔理沙が宣言すると魔理沙周辺に大型の星型弾が現れ、周りの弾幕を打ち消しながら霊夢に向かっていった。
「ならこっちも!」
「夢符『封魔陣』!!」
瞬間ッ!霊夢に迫っていた弾幕は消え去り、その衝撃が魔理沙を襲う!
「痛てて…被弾しちまったか。でもまだ終わりじゃないぞ!!」
「一気に決めるぜ!恋符『マスタースパーク』!!」
「(あの技は少し前に見たやつか。今回は前回のよりもパワーが上がっているな。)」
「あっぶないわねぇ。」
霊夢はすぐさま横に飛びレーザーを回避し、そのまま魔理沙に御札で追い打ちをかけた。魔理沙はレーザーを撃っているため動く事ができず被弾してしまった。
「ちくしょー!負けちまった!」
「どうプッチ?なんとなく理解できた?」
「ああ。とても美しい弾幕だったよ。」
「なぁなぁプッチ」
「なんだ?」
「プッチも今ここでスペルカードを作って私と弾幕ごっこしないか?」
「(ふむ…確かに一度練習して感覚を掴んでおきたいな。それに私の『ホワイトスネイク』がどれほど通用するのかも気になる…)」
「分かった。やろうじゃあないか。」
どうでしたか?初めての戦闘描写だったので下手ですがこれから頑張ってレベルを上げていきたいです。
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