「Stairway to Paradise」   作:いつも活き活きと

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stage1 天威咫尺の忠誠心

進田チーム

 

「『ディメンショナル・リープ』!!」

 

百合は再びスタンド能力を使用し一気に距離を詰めてくるッ

 

「コイツ……能力は『瞬間移動』か!」」

 

「ええ、そうですわ。とても便利な能力ですの。」

 

ドガッ

 

「クッ…!『ウェイク ミー アップ』!!トンボの眼+ウサギの足+虎の爪+鳥の翼!」

 

「フン!久しぶりに戦うことができる…そういえばお前、さっき『ポリシー』があるとか言ってたな………なら教えておいてやる!『気に入らないやつはぶん殴る!』それが俺のポリシーだッ!!」

「『ナノマシン』!!」

 

「ヤバンな妖怪ですこと…それに、愚直に突っ込んでくる輩は簡単に駆除できます!」

 

キュィィィィィィン

 

「!!上院ッ!気をつけろ!!奴が能力を使おうとしているぞ!!」

 

「遅いですわ!!」

 

バシュン…

 

上院は光に飲み込まれ、目を開けるとそこは戦っていた場所のはるか上空だった。

 

「なッ!?」

「(マズイ!俺は空を飛ぶことができねぇ。このままだと地面に叩きつけられて最悪死ぬ…『ナノマシン』で硬化しても気絶する可能性がある………だが、それ以外方法は無さそうだな……)」

 

「さぁこれで一人駆除しましたわ。」

 

「(マズイな……彼女の能力が厄介すぎる。発動するときの()()……これのおかげでなんとか反応はできるけど対応は後手に回ってしまう……けど弱点があるはずだ…考えろ…考えろ…………)」

 

「次は誰が向かってきますか?そちらから来ないのなら私から行かせてもらいますね!」

「跳符『イリュージョンウェポン』!!」

 

キュィィィィィィン

                              キュィィィィィィン

      キュィィィィィィン       キュィィィィィィン

                            キュィィィィィィン

         キュィィィィィィン

 

スペルカードの発動と同時に辺りに大量のワープ音が鳴り響き、ナイフや刀、薙刀などの様々な刃物が飛び出してくるッ

 

「この程度なら見切れるッ!!」

 

ブンッ!!

 

「(けどッ…相手に攻撃することまでは出来ない。それにいくら眼を強化している状態でも気を抜いたら結構危ないな。)」

 

「……………この攻撃を避けることができるなんて凄いですね。」

 

「生憎今は『眼』が良いんでね。」

 

「なら、次の攻撃はどうですか?」

「撹符『ファントムアタック』」

 

キュィィィィィィン

 

「クッ…またワープか………しかも本体もいなくなってる。」

 

パッ      パッ                パッ

            パッ                   パッ

 パッ             パッ   パッ

 

「なッ!?こいつ現れたり、消えたりしながら近づいてくる!!」

「(こうなったら勘で攻撃するしかない!!)」

「そこだーーッ!!」

「変化『狂い切り』!!」

 

進田は自身の腕をゴリラと虎、タコに変化させ横に薙ぎ払いをするが………

 

パッ

 

「こっちですわ!」

 

ドゴッ

 

「グッ!!」

 

「ふぅ、これでふた…『ドゴッ』ッ!ガハッ」

 

「私を忘れているんじゃないか?」

 

「……そういえば貴方もいましたね。けど、何ができるのですか?貴方達の仲間さんはもう『再起不能(リタイヤ)』してしまいましたよ?」

 

「関係ないな。私は紫様の命令通り此処にいるスタンド使いをすべて無力化するだけだ。」

 

「それはご立派な『忠誠心』ですこと。」

「瞬符『ディストラクトラッシュ』」

 

キュィィィィィィン

 

ドゴドゴドゴドゴ          ドゴドゴドゴドゴ

                                ドゴドゴドゴドゴ

      ドゴドゴドゴドゴ ドゴドゴドゴドゴ

 ドゴドゴドゴドゴ                ドゴドゴドゴドゴ

 

「クッ!!コイツ…スタンドの腕をワープさせているのか!」

 

「さぁ!そろそろ終わりにしてあげますわ!!」

 

「(どうする………このままじゃ押し切られてしまう……………)」

 

藍も諦めかけていたその時ッ!!

 

「藍さん!!そいつの弱点は動けないことだッ!!能力を使うとき本体は静止状態じゃあないといけない!!」

 

「進田!そうか…ならッ」

「超人『飛翔役小角』」

 

藍は自身の身体能力を強化し、百合めがけて突撃し始めた!

 

「そのような攻撃なら……!」

 

百合はすぐさまワープしようとするが藍が通った場所にばら撒かれていた弾幕に当たってしまい能力を使えなかった。

 

「クッ!!マズイですね………」

「(こうなったら………『あの手』を使うしかないかしら。)」

 

キュィン………

 

「(?今なにか能力を使ったのか?だが、何も変化が起きてない……このまま押し切らせてもらおう!!)」

「……………えッ?」

 

「うッ………………ここは…戻ってきたのか?」

 

「プッチ!?何故ここに……」

「(そうか、さっきの能力の使用音はプッチの転送音か!マズイッここには私のばらまいた弾幕が!)」

「避けるんだップッチーー!!」

 

ドンッ

 

藍はプッチを弾幕の範囲外に移動させるためにプッチに接近し突き飛ばそうとした。だが、そこには信じられない光景が広がっていた………

 

「な…なんで…………プッチ………………」

 

「え………………」

 

ボタボタボタ

 

ドサッ

 

「上手くいって良かった………正直冷や汗をかかせられた。」

 

そういうと同時にプッチは………いや、『プッチのような』人物は姿形を変え始めていた。

 

「アンタ……まさか黒幕のスタンド使い!!」

 

「ああ、そうさ。俺はエンリコ・プッチじゃあない。『隠匿寺 勝治(いんとくじ しょうじ)っていうしがない野良妖怪さ。」

 

その男の姿はプッチの姿から少し人の形が崩れている姿に変化していた。

 

「(どうする!?僕は動けないほどの怪我じゃないけどまだ大分痛みが残っている。その状態で二人のスタンド使いを相手するのは……!!いや、まだ逆転の一手はある!)」

「鬼の腕+鷹の翼!」

 

バッ

 

進田は地面から飛び立ち、そのまま空に向かって上昇し始めた。

 

「?何をする気かしら。まぁ良いわ。勝治、貴方は隙を見て『変身』して撹乱できるように準備して。」

 

「はいよ。でも大丈夫かい?俺も一緒に戦ったほうが………」

 

「貴方は正面戦闘ができないでしょう?大丈夫よ、私は『秘書』としてここで負けるわけにはいかないわ。」

 

「………そうか。じゃあ任せたぞ。」

 

「ええ。……………さて、どうしましょうか。」

「(恐らく相手は『アレ』を回収する気ね。それならこれはどうかしら?)」

 

――――――――――――――――――上空―――――――――――――――――――――

 

「…………!!見つけた。」

 

そこには自由落下している腕強上院の姿があった。

 

ガシッ

 

進田は上院を掴み落下速度を落としながら下に落ちていく。

 

「上院さん!聞こえていますか!?」

 

「ああ!バッチリ聞こえているぜ。どうした?お前も飛ばされてきたのか?」

 

「違います!下で戦っていたんですけど新手のスタンド使いの乱入で藍さんが気を失ってしまって………」

 

「そのスタンド使いの能力は?」

 

「恐らく『相手に変身する』だと思います。」

 

「それで?俺はどうしたら良いんだ?」

 

「『ワープ』の方の弱点は見つけました。能力の使用時は本体が動かない状態でないといけないというものです。」

 

「………そうか、なら俺とお前の二人で同時に襲いかかろう。」

 

「それだとさっきの二の舞になるんじゃあ………」

 

「そこでだ、俺に作戦があるんだが………」

 

「それは?………………確かにそれなら…ッ!!上院さん!!攻撃が来ます!!」

 

キュィィィィィィン

                      キュィィィィィィン

     キュィィィィィィン

 

ピュンピュンピュンピュン!!

 

「これは……彼女の弾幕か!!上院、急いで地上に戻りましょう!!」

 

「ああ!これじゃあ俺達はただの的だしな。」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

スタッ

 

「さっきはやりやがったな。今からそのお返しをさせてもらうぜ。」

 

「………………」

 

「だんまりか…なら、こっちから行かせてもらうぜ!!」

 

ダッ

 

「衝符『グラウンドクラック』!!」

 

ドンッ!!

 

ゴゴゴゴゴゴゴ…………ドォォン!!

 

上院は地面を強く叩き、地下深くからマグマを地表まで呼び起こしたッ!!

 

「クッ…!『ディメンショナル・リ……」

 

「遅い!!『ウェイクミーアップ』!!」

 

バキッ

 

「キャアアア!!」

 

「やったな!進田!」

 

「ええ、なんとか…」

 

「進田!!それは俺じゃあねぇ!!」

 

「ハッ!」

 

ボゴッ

 

「ウグッ……」

 

「危ない危ない。それ以上彼女にダメージを与えるのは控えてもらいたいな。」

 

「………てめぇ単体には戦闘能力はない、そうだろう?」

 

「そうだ、だからわざわざ不意打ちを選んでいる。」

 

「それならこの状況はマズイんじゃあねぇか?俺とお前の一騎打ちの状況になってるんだぞ。」

 

「………それでも俺にはまだ『たった一つだけ』手は残っている。」

 

「なにッ!?」

 

「それは………………………『逃げるんだよぉぉーーー!!』」

 

「…………ハッ!待ちやがれ、てめぇ!!」

 

                                 To be continued…




跳符『イリュージョンウェポン』…遠瞬 百合のスペルカード。
効果:大量の武器を四方八方にばらまく技。武器はあらかじめ本人のわかるところに保管しておく必要がある。

撹符『ファントムアタック』…遠瞬 百合のスペルカード。
効果:本体が相手の周りを不規則にワープし、相手に攻撃する。元ネタは『星のカービィ トリプルデラックス』の『クィン・セクトニア』のテレポート攻撃。

変化『狂い切り』…前田 進田のスペルカード。
効果:腕をタコの触手にし、筋力をゴリラ、先端を虎の爪に変化させる技。

瞬符『ディストラクトラッシュ』…遠瞬 百合のスペルカード。
効果:スタンドの腕をワープさせて全方囲からラッシュを仕掛ける。

衝符『グラウンドクラック』…腕強 上院のスペルカード。
効果:地面を強く殴りマグマを地表に呼び起こす技。元ネタの議員も使っていた。

進田が百合のスタンドの弱点に気づいたのは瞬符『ディストラクトラッシュ』のとき本体も攻撃すれば良いのでは?という疑問からです。
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