「Stairway to Paradise」   作:いつも活き活きと

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今回の話は作るのにだいぶ時間がかかってしまいました。その割には拙い文章ですけど楽しんで読んでください。いつも閲覧ありがとうございます!!


stage2 国元離れた少女

ある村に『程度の能力』を持った子供がいました。その子供は生まれながらに『程度の能力』を持っていたため他の子供からは羨ましがられ、大人たちからは将来に期待を寄せられていました。『程度の能力』は『物を手元に移動させる程度の能力』と言われていました。しかし……時は流れ、その子供が十歳になろうとしていた日のことです。子供が突然、

 

「お母さん!な、何か『変な妖怪』が私に付き纏ってくる!!」

 

と言ってきました。しかし、お母さんがいくら周りを見渡してもそのような影は見当たりません。『何か怖い話でも思い出したのかな?』と思いその日は子供を落ち着かせて眠らせました。ですが、いくら月日が流れても子供は『妖怪』が付き纏ってくる、と言います。そのうち村では『あの子供は村に何か良からぬものをもたらすのではないか?』、『関わりを持つと面倒なことになる。』という噂が流れ始め子供は疎外されていきました。そして遂に子供は十五歳の時村から追い出されてしまいました。唯一お母さんは最後まで説得してくれましたがそれも虚しくお母さんは村の人達によって殺されてしまいました。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「うう……どうしよう、どこに行けば………」

 

私は森の中を彷徨っていた。森には野良の妖怪や凶暴な動物がいたけど『能力』のおかげで殺されずに済んだ。………まぁこの能力のせいで村を追い出されたんだけど。

 

「そもそもなんでこの『変な妖怪』はずっと私についてくるの?」

 

当時は本当に謎だった。この時は『コイツさえいなければ私は村に入れたというのに……』と思っていた。

 

「それにしてもお腹へったなぁ。」

 

その時はそんな事を考えていたが私は空腹に苛まれていた。森を彷徨い始めて数日が立ち、村から持ってくることのできた食料は底をついていて本当に餓死寸前だった。そんな時私のそばに人が立っていた。

 

「あ…貴方は?」

 

「大丈夫か!?………ひどい状態だ…君?家がどこにあるか分かるかな?」

 

「…………村から追い出されたから家はない。」

 

「ッ!分かった。私の家に行きましょう!とりあえず食事をしなければ!!」

 

これが私、『遠瞬 百合』と『叶願 使神』様との出会いだった。

 

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「つまりその後ろの存在は君にしか見えなくて、村の人達はそのことを気味悪く思って追い出したと………」

 

驚いたことに使神様は私の後ろの存在が見えるようだった。

 

コト…

 

「とりあえず食べるかい?」

 

「ありがとうございます。」

 

そして食事が終わり私は叶願様に事情を話していた。

 

「そんなことが…………すまない、もっと私が早くその村に行っておけばこんなことには。」

 

「そんなに気にしないでください。こうやって助けてもらっただけでもとてもありがたいですから。」

 

「そうか…あッそうだ!君に紹介しておこう。奥の部屋に来てくれるかい?」

 

「?」

 

そうして奥の部屋に行くとそこには……

 

「女の子?」

 

「ああ。私の大切な妹だ。」

 

ベッドで眠っている可愛らしい女の子がいた。名前は『りん』といった。

 

「この子は私と一緒に外の世界で暮らしていたんだが………ある日ここに迷い込んでしまってね。協力して生きていたんだが、数か月前から持病のせいで体調が悪化してね。私はりんを助けるために色々な村や土地に行っているんだ。ここには不思議な力を持っている人がいるからね…もしかしたらりんの病気を治してくれる力を持っている人がいるかもしれない。」

 

確かに私も『不思議な力』を持っている人間だ。そこで私は、

 

「なら、私がお手伝いしましょうか?」

 

「え……?」

 

その後、使神様を説得してなんとかお手伝いをさせてもらえるようになった。

 

ある日は辺境の村を訪れ……

 

ある日は妖怪の山に潜入し……

 

また別の日には幻想郷縁起を読んで情報を集めたり……

 

そんな生活をしていたとある日のことだった……

 

「うわッ!!」

 

「大丈夫ですか!?使神さん!!」

 

「は…はい。突然『矢』が私の手を貫いてきたと思ってびっくりしたんですが……なぜか傷一つないんですよ………」

 

「そうですか…なにはともあれ怪我がなくて一安心です。」

 

「…………………」

 

「?使神さん、どうかしましたか?」

 

「ゆ…百合。私も君と同じ『能力』に目覚めたらしい………」

 

「え?」

 

そこから私は使神さんと一緒にこの『能力』について研究し始めた。その過程で使神さんの『能力』やこの後ろの存在の特性も分かってきた。そして…

 

「どうせだからこの後ろの存在の総称を決めよう。」

 

「良いですね!何にします?」

 

「うーーん………単純に『守護霊』とかは嫌ですし…………そういえばこの拾ってきた『辞書』とやらに……………………あった。『スタンド・アップ』、『立ち上がるもの』ここからとって『スタンド』なんてどうだい?」

 

「私達にもピッタリな名前ですね!気に入りました!!」

 

「この際自分の『スタンド』にも名前をつけてみます!!」

 

「私もそうするかな。」

 

そんな幸せな日々を過ごしていました。……………あの日までは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日はいつもより天気が悪く、空気が粘りつくような日でした。その日はりんさんに『スタンドの矢』を試す日でした。しかし、今でも思います。私は無理をしてでもそれを止めるべきだったと………

 

「さぁ、りん。いくぞ……!」

 

「うん。………お兄ちゃん、それで本当に病気が治るんだよね?」

 

「もちろんだ!りんは心配しなくて良い。」

 

「うん。」

 

「(なんだろう………嫌な予感がする…あの日の………村を追い出されたときのような…)」

 

「……『矢』よ!!妹に『スタンド』を授けたまえッ!!」

 

ピッ

 

「………どうだ?」

 

「分かんないけど……なんか………ねむ…く………なって……………き……」

 

「り、りんッ!!」

 

「うそ………」

 

挑戦は失敗でした。そしてこの日から全てが狂ってしまいました。りんさんは急に体調を悪化していき日に日に弱っていきました。その間使神さんと私は必死に治す方法を探していました。しかし、分かったことは『矢』に適正がない人は死んでしまう特性だけでした。

 

「私が…………私がしっかりと確認したうえで使っておけば………………こんなことには!!」

 

「使神さん………」

 

それからのことはよく覚えていません。りんさんが亡くなった後使神さんは『能力』を使って記憶を無くしていき私のこともほとんど忘れてしまいました。

 

「……………君は?」

 

「『遠瞬 百合』と言います。」

 

「そうか………君は何か『能力』を持っているのかい?」

 

「はい。『スタンド』を持っています。」

 

「?『スタンド』というのは………」

 

「ッ分かりませんか?」

 

「ああ、すみませんね。記憶がちょっと曖昧で……」

 

「………大丈夫ですよ。私が隣で手助けしますから。」

 

「『秘書』ということかい?」

 

「まぁそういうことでいいですよ、『使神様』。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ッ私は…そうだ!今は確か侵入者たちと…………」

 

ドォォーーン!!

 

「!!」

 

「ハァハァハァハァ………」

 

「ちょこまかちょこまかと逃げやがって…………」

 

「隠匿寺!?まさか…貴方一人で戦っていたの!?」

 

「やっと………起きましたか?」

 

「敵は………そいつだけね?」

 

「ああ。けど俺はもう限界だ。一歩も動くことが出来ねぇ。」

 

「後は私でなんとかするわ。」

 

「ん?………なるほどな。そいつが起きるまでの時間稼ぎってことか。まぁ関係ないな。」

「『ナノマシン』!」

 

「………貴方だけならすぐに終わりそうね。」

「『ディメンショナル・リープ』」

 

ゴゴゴゴゴゴゴ………

 

最初に動いたのは…………

 

「瞬符『ランダムワープ』!!」

 

キュィン        キュィン

 

                               キュィン

 

    キュィン

 

「チッ!面倒くせぇ………」

「(これは…………近くにあるものと俺とアイツをランダムにワープさせているのか。だが、反撃のチャンスはある。俺への攻撃はアイツ自身がしなければいけないはずだ。その瞬間に俺の『ナノマシン』を叩き込んでやる!!)」

 

キュィン 

                キュィン

                     キュィン

                                キュィン

      キュィン

 

「ハァァァァァ!!」

 

「そこか!!」

 

ドゴッ!!

 

「キャァァァ!!」

 

「フン。能力は中々だが本体の性能はまずまずだな。」

 

「ハァハァ…………」

 

「もう終わりか?俺もそろそろ仲間を起こして中に行かないといけねぇ……トドメをさしてやる……」

 

「(使神様………………まだよ……まだ負けてない…この侵入者を通らせてはいけない!)」

「……異…次元………『パラレル…………チャンス……』!!」

 

「!?まだ能力を使えたのか!!」

「(なにをする気だ!?)」

 

キュィィィィィィン

 

バァァァァァァァァァァァ!!

 

「なッ!!」

「(コイツッ!!最後の最後にとんでもねぇ大技を撃ってきやがった!!このレーザー、ギリギリ避けることもできるが…………それを見越してか俺の後ろには進田と藍がいる!!)」

「………ならやることは一つだけだな。」

「『ナノマシン』!!」

「(能力でこのレーザーを耐えきってみせる!!)」

ウォォォォォォォォォォ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドォォン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土煙晴れ、その中には…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァハァ………耐えきってやったぞ………………ハァハァ…」

 

上院の立っている姿があった。

 

「………コイツ…体力が尽きて気絶したのか……………」

 

フラ…

 

「俺も少し…………疲れたな……………」

 

ドサ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前田 進田、八雲 藍、腕強 上院、………気絶(再起可能)

隠匿寺 勝治、遠瞬 百合………再起不能(リタイヤ)           




瞬符『ランダムワープ』…遠瞬 百合のスペルカード。
効果:辺りのワープできる物をランダムにワープさせ、相手を混乱させる。

異次元『パラレルチャンス』…遠瞬 百合のスペルカード。
効果:並行世界で発生した攻撃を一つだけ自分の世界に移動させる。この時並行世界には多少影響があるが、運命の補正で問題にはならない。(ちなみに本編で出てきた攻撃は霧雨魔理沙の魔砲『ファイナルスパーク』です。この並行世界では霧雨魔理沙、十六夜咲夜などの人物も異変解決に来ています。)

『ディメンショナル・リープ』…近距離パワー型。遠瞬 百合のスタンド。
パラメーター:破壊力D スピードC 射程距離A 持続力C 精密動作性A 成長性B
能力:物体をワープさせる能力。ワープさせるにはワープさせたい物体がどこにあるか把握してあり、ワープさせたい位置を自分が記憶している、その状態で本体が動かない。ワープさせる物体の質量は無視できる。また、ワープさせる時は光と音が発生する。

『スタイルチェンジャー』…遠隔操作型。隠匿寺 勝治のスタンド。
パラメーター:破壊力- スピード- 射程距離E 持続力A 精密動作性A 成長性E
能力:任意の人物に変身する能力。見た目、身長、体重、匂い、全てに至るまで完全に変身できるが『程度の能力』と『スタンド』は無理。スタンドビジョンは仮面であり被せた相手に能力を貸す事もできる。

この小説では幻想郷には慧音などがいる人里の他に別な小さい村もある設定です。
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