「Stairway to Paradise」   作:いつも活き活きと

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書き忘れてましたが『幽波紋異変』の敵のスタンド能力は全てプッチが『DISC』にして保管しています。


日常?
加速する『運命』


『楽園』を創ると誓ったプッチは現在紅魔館の自室でノートに考えをまとめていた。

 

{…………私が目指すのは『天国』ではなく『楽園』だ。ならその違いは何か…『天国』は運命をそのまま受け入れろという方針だったが『楽園』ではその運命をできる限り『安心』出来るものにする。その過程には『運命』を変えられる力が必要だ…『天国』の場合一巡前なら自分が関与することで変えることが出来る。だがそれだけだと圧倒的に時間が足りない。ならばどうするか………目をつけたのは『極罪を犯した36名以上の魂』の部分だ。前の世界で『ホワイトスネイク』が進化した『C-MOON』や『メイド・イン・ヘブン』は最低限の魂を保有した状態だった。何故それしか吸収しなかったのか。それは極罪を犯した魂とは大きいエネルギーを持った魂ということであり、それほどの魂は滅多に見られないからだ。だが…ここは『幻想郷』。ここには地底があり、そこには大量の『怨霊』が居る。『怨霊』は強い恨みを持った者の魂………つまり極罪を犯した魂に匹敵するほどのエネルギーを持っているはずだ。その魂を大量に吸収することで『加速』が更に速くなるはず。そうすれば私だけなら一巡後も自由に『運命』を変えられるはずだ。それに使神の手記によればここでは魂が残留できることから『加速』にも着いてこれると書いていた。………つまり、後は『場所』と『DIOの代わりになるもの』。『場所』については既に目をつけている………『永遠亭』…あそこは月との関係が強い。そして前の世界は『新月』の日だったが、ここでは『満月』の日に月への道が開かれる。つまり『時間』は『満月の夜』。だが、問題は『DIOの代わりになるもの』だ。一応使神の『セーブ・マイセルフ』を持っている…なら前の世界から持ってこれそうだが既にあの世界には『DIO』やその体の一部は無い。それに狙ったものが都合よく来るはずもない}

 

「……これさえクリアできればすぐにでも『楽園』を創れるといいのに。」

「(いや、違う………恐らく、というよりも確実にここの住民が妨害してくる。その対処も考えていかなければならないな。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

『楽園』の道は長い………

 

 

 

 

 

 

 

数週間経ったある日の幻想郷

 

「「ハァ…」」

 

霊夢と魔理沙は博麗神社の縁側で話していた。

 

「………まさかお前のお祓い棒も勝手に動くようになってたとは…」

 

「あんたのミニ八卦炉も『付喪神化』していたとは…」

 

「やっぱこれって『異変』ってことなのか?」

 

「たぶんそうね。……めんどくさいわね。」

 

「とりあえず何処かに行くか?」

 

「そうね。『異変』の手がかりも見つけないといけないし。」

 

そうして二人は神社を旅立っていく…

 

――――――――――――――――――紅魔館――――――――――――――――――――

 

「で、この惨状はどういうことよ……プッチ、咲夜。」

 

レミリアは二人を問い詰めていた。なぜなら…

 

「あのねぇ、どうしたら私の館の壁をぶち抜かないといけない事態になるのかしら!?」

 

あまりにも当然すぎる理由だった。

 

「簡潔に説明すると……

① 咲夜が急に手合わせをしたいと殴り込みに来る。

➁ プッチが応戦する。

③ ラッシュ攻撃を多用する。

結果 壁がなくなる。

というわけだ。」

 

「……なんで咲夜は急に戦いたくなったの?」

 

「分かりませんわ。このナイフを持っているとそういう気分になるというか………」

 

「とりあえずパチュリーにでも聞きに行くか?」

 

「そうね、そうしましょう。」

 

―――――――――――――――――――図書館―――――――――――――――――――

 

「それは恐らく『付喪神化』ね。」

 

「『付喪神化』?」

 

「ええ。長年同じ道具を使っていたり強い念が籠もると起こる現象よ。でもそのナイフはまだ付喪神になるには早いと思ったんだけど………」

 

「つまり『異変』かも知れないってことか?」

 

「そういうことになるわね。」

 

「なら咲夜!今回の『異変』をさっさと終わらせて来なさい!そして早く壁を直すのよ!!」

 

「分かりましたわ。プッチは……」

 

「私はさっきの戦闘で疲れたから部屋に戻ってる。気を付けてな。」

 

「ええ。」

 

―――――――――――――――――プッチの部屋――――――――――――――――――

 

ガチャ…

 

「………疲れたな。少し昼寝でも…ん?」

 

寝ようとしていたプッチの視界の端に『何か』が映る。

 

「(今何か動いたか?)」

 

すると机の中から…

 

ガタガタッ

 

「!やはり動いている!!」

 

プッチは勢いよく机を開ける。そこには……

 

「……『DIOの日記』が………動いている!?」

 

付喪神になった『DIOの日記』があった。

 

「マズイな…この日記はできる限り隠しておきたいが自由に動き回られても困る。」

 

悩んだ末プッチは日記を紐で縛っておくことにした。

 

「とりあえずはこれでいいか。だがどうするべきだ?内容は全て見たとはいえこのままだとバレてしまう。」

「(………待てよ。これは『DIO』が使っていたものだ…そしてこれには『天国』に行きたいという明確な念を込めて書いていたはず。)」

「……………『DIO』の代わりはコレだ…!揃ったぞ………意図せずしてここに『楽園』へ続く道が出来た!」

「(後は幻想郷の住民の対応を考えるだけだ!!)」

 

しかしプッチの脳裏に浮かぶ人物がいた。

 

「(…………『さとり』…………………彼女を巻き込むことは出来ない。幻想郷全体に加速の影響が出るとしても彼女は何も知らない方が良い。)」

 

プッチの心には迷いが生じてしまっていた。『楽園』を創るべきか、『さとり』を巻き込みたくない一心で諦めるか。

 

「…………何故私はここまで迷っている?前までならすぐにでも計画を立てていたというのに………考えが纏まらない…どうする…………さとりに会いに行って考えるべきか?いや、彼女は確実に止めに来る。」

 

どうしても決めることが出来ないプッチは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………記憶を抜き取ろう…『さとりに関する記憶』を私から抜き取れば迷うことはない。」

「『ホワイトスネイク』…………」

 

スタンドを出現させ『DISC』を抜き取ろうとするがその手は中々頭に添えることが出来ない。

 

「(何故こんなに迷っているんだ!?少し記憶を抜くだけ……それだけなのに!!)」

 

しかし、プッチは自身の本心の叫びに気づくことが出来ず………

 

「ウォォォォ!!『ホワイトスネイク』!!私から『記憶のDISC』を抜き取れェェェェェ!!」

 

ビシュアァ

 

カラン…

 

「ハァハァ…これで迷いは断ち切った……後は『楽園』へ行くだけだ……」

 

プッチの顔にはもう迷いはなかった。同時に大切な『何か』も無くなっていた………

 

 

 

 

 

 

 

満月の日まで………後二週間…




展開が少し駆け足ですが許してください。
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