「Stairway to Paradise」   作:いつも活き活きと

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『ストーンガーデン』
『運命』の通過点


それは突然始まった。

 

ドゴォーーーーン!!

 

「キャッ!!な…何が起こったの?」

 

博麗神社でのんびり日向ぼっこをしていた霊夢の近くで突然轟音が発生した。

 

「って………何なのこいつら?急に出てきて…それにここら辺じゃ見ない奴らだし。」

 

「シャァァァ!」

 

「……対話不可能で敵対意志があると………ならッ退治するしかないわね!!」

 

そしてこの襲撃は幻想郷中で発生していた。

 

紅魔館では……

 

「ハァァァァ!!」

 

バババババ!

 

「キシャァァ……」

 

「きりが無いですね…それにまだまだ強い個体も居るようですし…」

 

「大丈夫?美鈴。」

 

「咲夜さん!残念ながら状況はあんまり良くないです……お嬢様たちは?」

 

「お嬢様はプッチを、パチュリー様は妹様に今の状況を伝えに言っているわ。」

 

「それなら安心です。」

 

「オォォォォォォ!!」

 

妖怪の山では…

 

「伝令!!伝令!!妖怪の山に正体不明の生物の軍隊と『鍵山 雛』、『河城 にとり』が攻撃を仕掛けてきました!!」

 

「えッ!?河童と厄神が!?」

 

「はい!現在白狼天狗が対処しておりますが隊長である『犬走 椛』が消息不明、戦線も地道におされています!!」

 

「仕方ないわね………ここは私達鴉天狗も対処に行くわ。」

 

「ありがとうございます!」

 

人里では…

 

カン!カン!カン!カン!

 

「敵襲!!敵襲!!妖怪と大きな機械がこっちに向かってくる!!全員すぐに避難しろーーッ!!」

 

「なッ何ですか!?」

 

「どうやら厄介事らしいな……」

 

妖夢と魔理沙はそれぞれ別の用事があり人里に来ていた。

 

「君たちがいたか!」

 

「お前は………確か神子だったか。」

 

「ああ。」

 

「そっちの方はどうなんだ?」

 

「一応我が仙界に人を避難させた。反対側は聖達に任せている。」

 

「ほぉ~お前たちが協力しているとは……」

 

「今はそんなことを言っている場合じゃあないと判断してな。」

 

「とりあえず私達も協力したほうが良いんだよな?」

 

「ああ。その方がありがたい。」

 

「「任せて(おけ)(ください)!!」」

 

白玉楼では…

 

「あら?貴方はまだ生きてる妖怪よね?なんでこんな場所に来たのかしら?」

 

「………貴方は『西行寺幽々子』?」

 

「質問に質問で返してくるなんて……寺子屋のテストだと0点になるわよ。」

 

「『西行寺幽々子』なのかと聞いてる…!」

 

「………ええ、そうよ。」

 

「そうか……私は『メディスン・メランコリー』…………貴方を再起不能(リタイア)にさせるわ。」

 

「あらあらあらあら…………随分と強気な子が来たわね…いいわ。今は妖夢もいないし私が相手してあげるわ。」

 

結界付近では…

 

ウォン

 

「鬼人 正邪……貴方………何をなさるつもりで?」

 

「八雲 紫か…ちょっと野暮用でね………結界を弄くるだけさ。」

 

「そう……なら、ここで殺すしかないわね。」

 

「ハッ…強気な態度も今の内だけだ。」

 

この混乱の中『エンリコ・プッチ』は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ここが迷いの竹林…あの異変ぶりだな…………」

 

「それにしても大丈夫なのか、プッチ。体調が悪いのに運ばなくて。」

 

「ああ。歩けないほどではないからね…早く治すために『永遠亭』に行っておきたい。」

 

「そうか。ところであんたの近くにいる……その大男は誰だ?」

 

「………私か?私は『DIO』というものだ。彼の外の世界の親友さ。」

 

「なるほど。あんたは最近幻想入りしてきたのか?」

 

「まぁ。そうだな。」

 

「………まぁいいか。それじゃあ案内してやるよ。」

 

「助かるよ。」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「ほら、前に見えるのが『永遠亭』だ。」

 

「………ここまで案内してくれてありがとう。」

 

「気にするな。私はいつも暇だからちょうどいい暇つぶしになったよ。」

 

そうして妹紅が背を向けたその時ッ!!

 

「強奪『アビリティ&メモリー』」

 

ビシュアァ

 

「え……な、なんで…」

 

「君は本当に良い働きをした……事がすべて終わるまでそこで寝ていてくれ。」

 

ドサ…

 

「さぁ行こうか、DIO。」

 

「ああ。ここに居る住民を一人ひとり無力化すれば良いんだろう?」

 

「そうだよ。ただ、殺すのは無しだ。蓬莱の薬を服用している場合があるからね。」

 

「確か…『不老不死』になれるという代物だよな?何故殺してはいけないんだ?」

 

「死ぬと身体の状態がリセットされ、今までのダメージを消してしまうからね。それを防ぐためさ。」

 

「そうか。では行くとしよう。」

 

「ああ。」

 

ガラ……

 

「あッ!プッチさん。今日はどんなご要件ですか?」

 

「少々体調が悪くてね……永琳に診てもらおうと思って。」

 

「それなら診療室まで案内しますね。ところでそちらの方は……」

 

「DIOだ。プッチの付き添いできた。」

 

「そうですか。それでは応接間で待っていてください。」

 

「分かった。」

 

DIOはプッチに目配せをしながら応接間に向かった。

 

「それじゃあ行きますよ。」

 

「ああ。」

「(………感じる。『あの時』のケープカナベラルで感じた体調の変化………やはりここが『楽園』のために必要な『場所』!)」

 

ガラ…

 

「師匠。プッチさんが受診に来ました。」

 

「あらそう。今日はどういった要件で?」

 

「ああ…今日は…………君たちを『再起不能』にするために来た。『ホワイトスネイク』!」

 

「!!ハッ!」

 

スタンドの出現と同時に永琳は素早く立ち上がり『ホワイトスネイク』の攻撃を避けた。

 

「ウドンゲッ!!今すぐ姫様に伝えに行きなさい!!」

 

「はいッ!!」

 

永琳の呼びかけにすぐ反応し鈴仙は部屋を出ていく。

 

「……あの攻撃を避けるとは中々の反応速度だな。」

 

「貴方からは『殺気』が感じられたからね。急にこんなことをするだなんて洗脳でも喰らったのかしら?」

 

「『楽園』を創るためだ……それにはこの場所が重要なのだ!」

 

『ホワイトスネイク』で永琳に殴りかかるが難なく攻撃を避け、弓を構える。

 

「洗脳よりも厄介そうね……」

「(おかしい……彼のスタンドはあの異変の時ちらりと見たけどここまで遅くなかった…)」

「貴方…だいぶ無理しているんじゃないの?スタンドのスピードが遅いわよ。」

 

「………流石『月の頭脳』だな…だがバレたところで問題は無い。たった一度でも君に触れることができれば良い……それで君は再起不能に出来る。」

 

「貴方にそれが出来るとでも?」

 

永琳は術を発動し部屋が宇宙の空間に変化する。

 

「これは…!」

「(確かレミリアが言っていたやつか………空を飛べるから移動は問題ないが攻撃を当てるのは面倒くさくなったな…)」

 

「とりあえず貴方を捕まえて目的を話してもらうわ!!」

「薬符『胡蝶夢丸ナイトメア』!」

 

プッチの周りには緑の米粒弾が出現し、永琳が中型弾を発射してくる!

 

「『ホワイトスネイク』!周りの弾幕を弾き飛ばせッ!!」

 

バシバシバシ!

 

「今の貴方のスタンドにそれを続けるくらいの持久力はあるのかしら?」

 

「クッ!」

 

『ホワイトスネイク』は徐々に弾幕を捌ききれなくなり……

 

ドカッ

 

「グハッ………」

「(マズイ………やはり今の『ホワイトスネイク』では荷が重い相手だったか…早く『楽園』の重力の近くに行かなければ…………アレになれれば可能性がある…)」

 

「次の弾幕いくわよ!!」

「錬丹『水銀の海』」

 

永琳が発射した弾幕が壁に反射し四方八方からプッチを狙う。

 

「分符『タンデムアタック』!」

 

プッチは弾幕の隙間を移動しながら永琳に近づくための策を考えていた。

 

「(恐らく『楽園』の重力の位置は中庭の池辺りだ……そこにできるだけ近づくことができれば『C-MOON』に進化することが出来るはず…………)」

「そろそろ決めるッ!」

「命符『ヘブンズディスク』!!」

 

プッチの手には『DISC』が現れる!

 

「その攻撃は知っているわよ!」

「(あの『DISC』にさえ気をつけておけば………)」

 

そしてプッチは腕を振り上げ…………

 

「(いや…わざわざ今隙の多い技を使う必要があるかしら…………何か別な意図が…)」

「!!」

 

「気づいたのか………だがッ今更だ!『ホワイトスネイク』!!」

 

永琳はいつの間にか背後に回っていたプッチに気づかず『ホワイトスネイク』の攻撃を喰らってしまう!

 

「キャッ!!」

 

ドカーーン!

 

永琳は落ちた拍子に術が解けてしまいいつもの室内に戻っていた。

 

「私の『ホワイトスネイク』は『DISC』による能力に目が行きがちだが幻覚の能力も持っている………今知ったところで関係ないがな。」

 

そうしてプッチは永琳に近づいていき………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………やっぱり気づいてなかったのね。」

 

「!?何のことだ、何を言っている!!」

 

「私がさっきの弾幕戦で狙っていたのは貴方だけじゃあない……ここは『診療室』よ。私が作った『薬品』があるわ。そこには『睡眠薬』がある。」

 

「?何を言っているんだ。睡眠薬は飲み込まなければ…………」

 

「私を誰だと思っているのかしら?私は『月の頭脳 八意永琳』よ………空気中に散布する睡眠薬の開発なんて簡単なのよ!さぁ…そろそろ効いてきたんじゃあないかしら?あれだけ必死に動き回ったんですもの……………貴方の身体はもう限界のはずよ!!」

 

ガクッ

 

プッチは身体を支えきれなくなり地面に膝をつく。

 

「こ………これは………」

「(マ……マズイ………………このまま眠ってしまったら…)」

 

「もちろん私も効果を喰らうわ…まぁその間に『てゐ』か『ウドンゲ』あたりが助けを呼びに行くはずよ。」

 

「この………小娘が……」

 

「生憎私は小娘っていう年じゃなくてね………それじゃあ夢の旅に行ってらっしゃい。」

 

「く………瞼が…………落ち………て…」

 

ドサ…

 

 

 

 

 

 

 

エンリコ・プッチ………睡眠 以後数時間起きることはないッ




遂に始まった最終章!プッチは『楽園』を創ることが出来るのか?それとも幻想郷の住民によって阻止されるのか?楽しみにしていてください!!
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