「Stairway to Paradise」   作:いつも活き活きと

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戻ってきた!『アップライジング』!!

人里

 

魔理沙と妖夢が別れた時まで遡る。

 

「私のほうが殲滅には向いていると思って此処まで来たんだがな………」

 

魔理沙は妖夢と反対方向へ行き妖怪達の対処に向かったのだが、

 

「こんなに沢山いるのは予想外だった………それに幻想郷で見たこと無い妖怪しかいないな。」

 

魔理沙の言う通りそこには人形になり損なった妖怪やスライム状、中には馬と一体化している妖怪が居た。

 

「まぁ関係ないな!全員倒してやるぜ!!」

 

「それは困るわねえ。」

 

「!?」

 

バッ

 

魔理沙は後ろから急に声をかけてきた人物から距離を取るためその場から離れた。

 

「お前は………『霍 青娥』?どういうことだ?なんでお前が困るんだ?」

 

「もちろんこの襲撃は私が起こしたからよ。」

 

「なッ!なんでそんなことを……」

 

「さぁ?私も詳しくは知らないけど幻想郷各地を襲撃しているわ。」

 

「(これはマズイな………とりあえず妖夢に伝えておくか。)」

 

魔理沙は妖夢に通信魔法で今回の襲撃が幻想郷全体で起こっていると伝え再び青蛾と向かい合った。

 

「それでお前は私の邪魔をするってわけか?」

 

「そうなるわね。」

 

「なら、お前を倒して進ませてもらうぜ!」

 

「『アップライジング』……」

 

青蛾はスタンドを出現させ攻撃態勢に入る。

 

「『アップライジング』?」

「(何の名前だ?特に変化は起こってない……………いやッ思い当たる事がある。でもそうなると………)」

「お前……まさか『スタンド』を持っているのか?」

 

「あら?よく気づいたわね?そうよ。私は『スタンド』を貰ったのよ。誰とは言わな……」

 

「エンリコ・プッチ……だろ?スタンドを譲渡する事ができるなんてアイツ以外思い当たらない。」

 

「フフ……ヒントを与えすぎたかしら。」

 

「マヌケだな。」

 

「いいえ。問題は無いわ。なぜなら貴方はここで再起不能になるのだから!!」

「召喚『ゾンビ&スケルトン』」

 

青蛾はスタンドから格納していた兵士を大量に召喚してきた!!

 

「うわッ!?面倒くさいな。」

 

「まずは物量でゴリ押しさせてもらうわ。」

 

「「「「「「ガァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」」」」」」

 

ゾンビ達は魔理沙を囲むように移動しスケルトンは弓矢で遠距離から攻撃を開始する!

 

ヒュンヒュンヒュン!!

 

「(こいつら………ゾンビは動きは鈍臭いがしっかり私を囲むように移動している。それに矢が上から降り注いでくるのも厄介だ。)」

「とりあえず見晴らしを良くするしか無いな!!」

「恋符『ノンディレクショナルレーザー』!!」

 

バァァァァァァァァ!!

 

魔理沙を中心にレーザーが360度回転しゾンビたちを焼いていく!!

 

「「「「「「ガァァァァァァァァァ…………」」」」」」

 

ゾンビたちは動きを止め地面に倒れていく。

 

「これでスケルトンを狙えるな。」

 

バババババ

 

スケルトン達は矢で応戦するが日頃から弾幕ごっこをしている魔理沙には当たらず魔理沙の弾幕でダウンしていった。

 

「さてこれで片付いたか?」

 

「どうかしらね?」

 

「ん?」

 

ゴポゴポゴポゴポ………

 

「「「「「「ァァァァァァァァァ………」」」」」」

 

「なッ!?こいつら復活するのか!?」

 

なんとッ!倒されたはずのゾンビとスケルトンが次々と身体を再生して再び襲いかかってきた!!

 

「その子達は不死身を目指して設定してみたのよ。どう?すばらしい再現だと思わない?」

 

「どうでもいいぜ………」

「(そもそも『不死身』なんて大層なものを簡単に再現できるのか?あの永琳でさえ蓬莱の薬は輝夜の能力を使って完成させたというのに。)」

 

魔理沙が思考している間も再生を続け遂に最初の状態に戻ってしまった。

 

「………とりあえず探っていくしか無いな。」

「恋符『マスタースパーク』!!」

 

バァァァァァァァァ!!

 

魔理沙はさっきよりも高火力のレーザーを放ち様子を見てみる。

 

「とりあえずこれで時間を稼げるな。」

「(でもその場しのぎにしかならないな。とにかく弱点を考えるしか無い。まず安直なものだと『太陽』はどうだ?……んなわけないな。今まさに日光があるというのに消滅していない。なら『聖なる力』なんかはどうだろう?無くはないかもしれないがそもそも私が使えない。…………そういえばさっきから青蛾は攻めてこないな。弾幕とかで援護すればいいのに………もしかして攻めてこないんじゃあなくて攻めらいのか?今もわざわざ私に思考する時間を与えてくれているのはあの復活には何か『仕掛け』があるんじゃあないか?)」

 

魔理沙は青蛾に軽く弾幕を放ち牽制する。

 

「クッ………随分気が早いわね。」

 

「!やっぱりな………『不死身』なんて大層なこと言いやがって実は自分で毎回復活させていただけだなんてな。」

 

「あら!気づいたのね。随分と早かったじゃない。」

 

「『不死身』なんて物を簡単に再現できるわけ無いと思ったからな。」

 

魔理沙は青蛾に星型の弾幕を放ち隙を作らないようにしながら立ち回る。

 

「まぁいいわ。知っているかしら?このスタンドは『兵士を作る能力』なのよ。」

 

「………そうなのか。でもそれがどうかしたのか?」

 

「このスタンドの強みは対応されても問題ないこと………」

 

「!!魔符『スターダストレヴァリエ』!!」

 

「遅いわよ!!」

「召喚『ウバウネ』」

「召喚『マボ老師』」

 

青蛾は自身の背後に浮遊している老人を配置し、前方に老婆を出してくる!

 

「なんだ?そいつら?」

 

「フフフフフ………」

 

その時ッ!魔理沙の周りに突然野良の妖怪が出現した!!

 

「なッ!?これがそいつらの能力か!!」

「魔符『ミルキーウェイ』」

 

魔理沙は周囲に星型の弾幕をばら撒きなんとか青蛾に近づこうとする……がッ!何故か一切距離が縮むことがない!!

 

「な……なんで近づけないんだ!?」

「(まさかもう片方の能力か?近づけさせない能力………仮に本当に近づけないなら私はアイツに勝てない!だが…勝利を確信しても良い状況にアイツは警戒を解いていない。つまりこれは何かしら抜け道があるはず……)」

 

「(フフフ………『マボ老師』の能力は『相手に幻を見せる』。魔理沙は妖怪を召喚する能力だと勘違いするでしょうね。そしてスペルカードを使おうとしても幻を解除しない限り発動できない。さて……)」

「『ウバウネ』、魔理沙の魔力を根こそぎ奪ってきなさい。」

 

「だっヨ〜〜〜〜〜ン」

 

『ウバウネ』と呼ばれた老婆が魔理沙に近づき遂に手を伸ばせば届く距離になり………

 

「儀符『オーレリーズサン』!!」

 

ドォォォォン!!

 

「グェ!!」

 

シュゥゥゥゥゥ………

 

突然ッ!魔理沙は幻から抜け出し『ウバウネ』に攻撃を繰り出した!!その攻撃で『ウバウネ』は消滅する。

 

「なッ!!『マボ老師』の幻からどうやって!?」

 

「そもそも内容がおかしかったんだ。お前は妖怪みたいな奴を直接召喚できるのにわざわざそいつを挟んだことが。そこからそいつの能力は召喚じゃあ無くて別にあると思った。」

 

「それだけじゃあ幻かどうかなんて………」

 

「私は魔力を消費してスペルカードを使っている。」

 

「何を当たり前なことを………」

 

「わからないのか?私は幻の中で使ったのに自身の魔力を消費した感覚が無かった。」

 

「!!」

 

「幻と認識できた時点で術は解除された。初見殺しすぎる能力だぜ。ま、もう関係ないな。」

「恋心『ダブルスパーク』!」

 

「マズイッ!!」

「(ここで『マボ老師』を破壊されるのは…!)」

 

しかしッ!!魔理沙は青蛾とマボ老師、両方に向かってレーザーを放っていた!!つまりッ青蛾は自身の防御しか出来ない!!

 

「マボォォォォォォ………」

 

「クッ………」

 

「さぁ…まだ妖怪モドキは居るのか?別に出してもいいぜ。私が全て破壊してやるよ。」

 

「ハァハァ………」

「(舐めやがって…………)」

「分かったわ…………私の『最高傑作』を見せて上げる。」

 

青蛾はそう言うと魔理沙に殴りかかってくる!

 

「なッ!?」

 

魔理沙は咄嗟にガードすることでなんとか拳を防ぐことが出来た。

 

「なんで急に……」

 

「触れたわ……」

 

「えッ?」

 

「複製『キリサメマリサ』」

 

「なにッ!?」

 

なんとッ!!青蛾がスペルカードを発動させると魔理沙の目の前に自分とそっくりな人物が現れた!!!

 

「さぁ!!『マリサ』!!目の前の敵を倒しなさいッ!!」

 

青蛾は魔理沙から距離を取り『マリサ』は魔理沙を倒すために動き出す!!

 

「随分やりにくい相手を出してきたな!!」

「光符『アースライトレイ』!!」

 

…………………

光符『アースライトレイ』

 

両者は同時に同じ出力のスペルカードを発動させる!

 

ドォォォォォォン!!

 

「(マズイぜ……このままだとジリ貧で負けちまう。)」

 

魔理沙が策を練っていたその時だったッ!!!

 

「待たせたなッ!!」

 

「「「!!!」」」

 

「その声は……!」

 

「まさか…ッ」

 

「「豊聡耳神子!!」」

 

「チッチッ………YES I AM!」

 

「なんで此処に………」

 

「何やら仲間の力を感じ取ってな。それで来てみれば………青蛾、貴方は何をしているんですか?」

 

「………豊聡耳様……これは…」

 

青蛾はしどろもどろになり返答に困っている。

 

「なるほど………魔理沙、彼女は洗脳されています。」

 

「洗脳?なんでそんなことが……」

 

「彼女からは欲が聞こえない。それが理由だ。それよりも魔理沙、君は青蛾を止めてくれ。私は君の複製を足止めしよう。」

 

「!ああ。頼んだぜ!!」

 

魔理沙は神子に礼を言い青蛾の元まで辿り着く。

 

「さあ、これで終わりにしようぜ。」

 

「ええそうね。」

 

ザッ……ザッ……ザッ……

 

魔理沙と青蛾がゆっくりと近づき……………

 

「『アップライジング』!!ストックしている兵士を全て召喚しなさい!!!!」

 

「魔砲『ファイナルマスタースパーク』!!!!!」

 

青蛾は自身の兵士のストックを全て出し切りまさに『百鬼夜行』さながらの光景を作り出し兵士一体一体が波のように魔理沙に襲いかかる!!!

魔理沙はそれに合わせ自身の最高火力である魔砲『ファイナルマスタースパーク』で襲いかかってくる兵士を全て焼き尽くそうとする!!

此処まで来たら後は持久勝負ッ!!

青蛾の兵士が魔理沙を捉えるのが先かッ!!!!

または魔理沙のレーザーが兵士を全て消滅させるのが先か!!!!

 

「ハァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

「ウォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」

 

ドォォォォォォン!!!!!!

 

シュゥゥゥゥ…………

 

立っていたのは………………

 

「……………へへ……やっぱり弾幕はパワーだぜ!」

 

霍 青娥………再起不能(リタイア)

 

「さて…とりあえず妖夢と合流するか。」




召喚『ゾンビ&スケルトン』…霍 青娥のスペルカード。
効果:ゾンビとスケルトンを大量に召喚する。スケルトンには弓矢が装備されてある。両者とも本体から力を分けてもらうことで復活することが出来る

ゾンビ…持ち点50
体力:10 攻撃力:10 防御力:5 素早さ:5 身体的特徴:20 能力:0 知能:0
解説:『蘇り』と『量産』に重点を置いている兵士。そのおかげで基礎ステータスの低さを物量のゴリ押しで解決可能にした。元ネタはマインクラフトのゾンビ。

スケルトン…持ち点50
体力:5 攻撃力:0 防御力:5 素早さ:5 身体的特徴:20 能力:15 知能:0
解説:ゾンビと同じコンセプト。こちらは遠距離からの弓での攻撃がメイン。基本的にゾンビで足止めしスケルトンがその隙を狙撃する。元ネタはマインクラフトのスケルトン。

ウバウネ…持ち点150
体力:20 攻撃力:5 防御力:10 素早さ:30 身体的特徴:15 能力:60 知能:10
解説:対象の何かを『奪う』ことが出来る。元ネタは妖怪ウォッチのトキヲ・ウバウネ。

マボ老師…持ち点150
体力:5 攻撃力:0 防御力:5 素早さ:5 身体的特徴:5 能力:100 知能:30
解説:信じられないほど能力に全ツッパした性能。そのおかげか予備動作無しで対象に『幻』を見せることが出来る。元ネタは妖怪ウォッチのマボ老師。

複製『○○○○』…霍 青娥のスペルカード。
効果:触れた相手の複製を自身が所有しているポイント分の仕上がりで召喚する。

青蛾は量産、または一点特化の兵士を作ることに注力していました。また、知能を極端に低くしているのは本体が直接指示する関係上いらず、その分を他のパラメーターに当てたかったからです。
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